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Goro・とおく

遺言代わりに書き留めています。 自分と自分の周りのこと・・・

カテゴリー「ギター」の記事一覧

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【My original guitar】episode #2

前回はインレイのシミュレーション画像のことを書きましたが
その後、平光さんから試作品が送られてきました。
封を開けてみた瞬間に興奮しまくりです。(笑)

7b2b5738.jpg

一部分の試作とは言え、フレット金具入りの指板素材に
収まったインレイを見ると実感が高まります。

説明しますと・・・

茶柄と舌は「木」、他の部分は「貝」を使っています。
体の白は白蝶貝。首輪、それに黒目と鼻の頭は黒蝶貝です。
本当は白目と前歯にも白蝶貝をあてがう予定でしたが、
面積的に小さ過ぎて、どうしても加工出来なかったようです。
実際には画像の50%程度、3センチぐらいの中で行われる作業なので
厳しい、というか、無理だと思います。
挑戦して頂いただけでも凄い。ありがたいことです。
黒目と鼻の頭の加工でさえタイヘンだったのではないでしょうか。


写真で茶色の部分。
ここは本当は黄蝶貝を使う予定でしたが、
貝の黄色の濃度が弱くて色が抜けやすく、
象嵌(ぞうがん)した際に下地のエボニーの色を感じてしまうこと、
厚さ1ミリに切削するには薄すぎることで、木に変更されました。

自分としてはこのままでも全く問題ない仕上がりなのです。
ただ、茶色の面積は大きいため(ギター全体の中で見た場合は
微細な割合とは言え)この部分に関してだけは、

・強く見えた方が良い
・派手にならない方が良い

どちらかの選択が必要だなぁ、と思いました。
その辺りは平光さんも同様に考えておられ、
代替可能な素材サンプルが幾つか同封されてきました。

結局、メープルに(人工的に)カビを繁殖させて柄を出した
“スポルティッドメープル” を使ってもらい、且つ、首輪を取って
胸前の毛のフサフサ感を出してもらうようお願いしました。
改良版は更にリアルになってくると思います。


肝心のボディの方ですが(笑)、10月24日の平光さんの工房日記に
写真がアップされていました。

_dsc1600.jpg

この画像の工程後、topとbackが接着されてボディが出来上がります。
ボディが組み上がったら、まず最初にtopをタッピングするそうです。
その音で出来上がってくる音色が見えてくるとのこと。
平光さんも待ち遠しいというその音は、果たしてどんな具合に
聞こえてくるのでしょうか。

楽しみ、楽しみ!

   *
   *
   *

<アコースティック・ギター・マガジンVol.42>(最新号)の
「にっぽんのギター工房~第28回」で平光さんがとり上げられています。
オーダーしている人間としては、こちらも嬉しいことです。
是非、ご覧下さいませ。

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【My original guitar】episode #1

平光さんにオーダーしたMy Guitarの製作が始まりました。
紹介できるネタは少しずつ書いていきたいと思います。
他人のギターの話など興味ないでしょうが、(笑)
ギター好きの方には面白いかも?

さて、

今回 My guitar を作るに当たっては、飼い犬“正吉”の姿を
どこかに表したい希望があり、当初はインレイ(=はめこみ細工)を
指板の12フレットに入れたい考えを持っていました。
見た目には12フレットがベストな位置に思えたからです。

が、ここで問題が一つ。

平光さんのギターはトーションネックと呼ばれる
構造をもっており、指板にはヘッド側からボディ側にかけて
微妙に捩(ね)じり角が付けられます。
これにより、ローポジションからハイポジションまで
手首を無理なく動かすことが出来る訳ですが、
当然、指板は平面にならないということになります。

結局、12フレットでは平面が確保できず、こちらは断念しました。
ただ、どんなに小さくても良いので、見える場所にどうしても
入れたいキモチは変りません。
それで写真を数点送り、表現の選択肢についてはお任せしたところ、
平光さんから画像のような代替プランの連絡を頂きました。

プラン・Ⅰ
86e88e1f.jpg

プラン・Ⅱ
21ff4d7c.jpg
※何れもPC上の3Dシミュレーションです。

私はインレイの技法を熟知しておりません。
それで、知識の無いまま「若干の調子階層表現が可能なら
ありがたいし、無理ならば完全にシルエットでもOKです」と、
希望を伝えました。すると、その辺りを汲み取って頂いたようで、
平光さんは、先ずは“絵”をイメージしてプランして下さったのです。
(実際には「白蝶貝」「黒蝶貝」「黄蝶貝」「赤茶系の木」の
組み合わせによってインレイが作られます)

二つの案ですが、
ボディ側に入った指板の端、サウンドホールに接する
限られた平面部分にインレイを入れる体裁です。

プラン・Ⅰ は、19フレットと20フレットの金具を入れないデザイン。
プラン・Ⅱ  は、19フレットと20フレットの金具に長短があるデザイン。
後者はこのハイポジションでも1弦・2弦は使う可能性がある、
ということで考慮されたものです。

職人の着想、プロの意識、デザイナーとしてのアート感覚、
もろもろ詰まったご提案に感心し、且つ、
『一緒に考えていきましょう』という平光さんの言葉に
いたく感激しております。

望むポイントだけはハッキリ伝え、後の意匠はお任せして
自由発想して頂くのが大事だなぁ、と強く感じました。

このあと、インレイは職人の技によってどのように
指板に収まっていくのでしょうか?
とても楽しみです。

 


岸部さんの“花”を Andy が弾くと

昨日(BIT)と今日(RIJN)。
連続で岸部さんのライブを楽しめて大満足の週末でした。
今度のアルバム、曲も音も抜群です。

さて、

MCで岸部さんが触れていた
Andy Mckee の「花」がすでにアップされていました。

Cardiff の The Globe で撮られた映像

Andy のHP見たら、Cardiff のライブは7月22日だったようですね。
「いいヤツ」じゃないです。(笑)



ちなみに・・・

叩いてね~じゃん!

・・・って、当たり前かぁ。(笑)


最近、ちょっと嬉しかったこと・・・その②

岸部さんの新しいアルバムが9月に発売されます。
先日のライブでは収録の全曲を演奏して頂けました。

で、

その中のある曲を聴いているうちに、
なんとも心地よい気分になりました。

“All Together”という曲です。

以前、個人的な経緯でこんなことが・・・。


まず、2007年1月。
http://dadgad.blog.shinobi.jp/Entry/157/

そして、2007年7月。
http://dadgad.blog.shinobi.jp/Entry/189/


お誘いしたことがキッカケになり、
初めて聴いた岸部さんの演奏に衝撃を受けた方が
楽曲制作を依頼することになり、
最終的にCDに収録されることになった。

偶然の産物?
そんなことは無い。

いいモノを紹介したことも必然。
いいモノを感じてもらえたのも必然。
それほど岸部さんの作品と演奏が素晴らしいってこと。


CDに入ったこと、ちょっと嬉しいです。
いや、いや、とても嬉しいです。

 発売がとても待ち遠しい。
 


最近、ちょっと嬉しかったこと・・・その①

ヤマハの音楽配信サイト『MySound』のメンバーです。
このサイトにはSNS的な要素もあって、先日、見知らぬ方から
「音楽友達希望」のリクエストが届きました。
怪しいなぁ・・・と思いつつ開けてみましたが、
純粋に普通の方からのメッセージであり、そこには

 ・未だギターが下手だけど、こんな感じに素敵に弾きたい。
 ・玉置さんの(曲の)ギターをまた聴かせて欲しい。
 ・好きな曲だったので感動した。

という内容が書かれていました。


好きな曲とは、玉置浩二さんの“やせっぽちの星”のこと。
『MySound』にアップしている私の音源が検索で
引っ掛かったのでしょう。
プロフィールを覗くと、フォーク系を嗜好されている女性の方で、
玉置さんのファンでもいらっしゃるようです。


なんだろう? ちょっと嬉しい。(笑)


技術も理論も無く、勢いだけで作った初挑戦のアレンジ。
お粗末な内容で、自分としては原曲のニュアンスをすっかり
壊しているように思っていた。
だから、玉置さんの作品の中でも目立たないこの曲を知る他人、
それも見知らぬ人からの感想は、やっぱり嬉しい。
何と言うか、お世辞の部分を差し引いても自然な反応と
受け止めて良さそうだし、原曲の延長線上で認められたように
思えてホッとした。
たった一人でも、「この曲が好きだ」という人から評価を
頂けたのは、素人と言えども嬉しいことです。


先日のRijnの発表会で、同じく玉置さんの“しあわせのランプ”を
アレンジして演奏した。が、いつもの通りバタバタの出来で沈没。
帰宅してから悔しさが募った。(笑)


  ・玉置さんの(曲の)ギターをまた聴かせて欲しい。


そう、そう、そうでした。

アップ出来る音源を録れるように、きちんと、且つ、一生懸命に
弾かなきゃね。
 


録音あれこれ

岸部さんの曲をRijnファミリーの皆さんが演奏し、
CDに収めてご本人に贈呈する。
Rijnのますたが考えたそんな企画。
今回が二回目になります。


前回同様、私は今回も最後まで手付かず。
締め切り日の5月31日になって、それも夕方から録音開始。
こんな余裕の無い時には色々あります。
思わず「ウソッ!!!」っていう声を漏らした場面が都合三回。

まず、

和尚アンプ(・・・って言っても分かりませんね・笑)
ま、そういうアンプがあるのですが、
それを久し振りにセッティング。
ところが、継いで音出しするとステレオチャンネルの
片方が死んでいる。

ウソッ!

これ、入手時に一回使っただけなのに。
こんな時に限って・・・。
いろいろ試してみたが、結局不通。

で、

AD-1(こちらもアンプです)を使うことに。

いざ。

夕食を挟み、長短合わせて何回か録音。
この時点で夜11時くらい。
テイク順に一旦聴いてみるが、全然ダメ。

何かしっくりこないなぁ・・・。

ギターの構え位置に違和感があるから? と、
脚台をゴミ箱からシュレッダーに変更。
これがすこぶるいい感じ。

再開。

が、何度弾いてもやっぱりイマイチ。
これは技術(ウデ)では無く、張りっぱなしゆえに
指が滑り辛くなっている弦が原因では? と、
道具のせいにする。

で、

この期に及んで今度は弦の張替え。
もう日付が変わっています。

弦を張り終わり、ペグ側の余った部分をいつものように
ニッパーでカットしていく。
⑥⑤④③②弦・・・と進み、最後の①弦を切った瞬間
目の前を銀色に光る線が横切っていった。
膝の辺りで何かプラプラ揺れている。

ウソッ!!

①弦じゃん。何やってんだよぉ・・・。

また張り替え、気を取り直し再開。
音がブライトで演奏していて気分が宜しい。

そして、数テイク目。

今度は良さそう。
曲の終わりが近づいてきて、心臓がバクバクしてくる。
こりゃいいかも。もうすぐ、もうすぐ終りだよ、あと少し・・・。
「ガンバレ!」と、自分に気合を入れた瞬間、
遠慮なしの言葉と共に風呂上りのカミサンが
部屋に入ってきた。


『アナタ、お米四合洗っておいてね』


ウソッ!!!

っっっざけんなよなぁぁぁ・・・。


これが一番きつかった。



涙の果ての成果物はコチラ。 【3-追】がそれ。
お米を洗う前に録った分です。


 


忘却に備えて録音

「運指を忘れる前にきちんと残しておこう」

ということで、二作目のオリジナル曲を録音してみました。
去年、12月のRijnの発表会で演奏した曲です。
いきなりの1Take目がまずまずだったので、サッサと終了。
録り直す気力は湧かず。(笑)

この曲、嫌なことがあって憂鬱な心境が続いた時期に
何となく出来上がっちゃいました。

アップしましたので、ご興味あれば、お聴きになってみてください。

◆ヤマハMysound
http://players.music-eclub.com/?action=user_song_detail&song_id=225431

◆自分の音源ページ
http://kikumax.com/guitar/home


・Martin M-38  
・Elixir(張りっぱなしでお疲れ気味) 
・Tuning オープンD
・Roland EDIROL R-1のマイク録り
・後処理で少しreverb 

です。


自転車操業

金曜日は “BACK in TOWN” で岸部さんのライブ。
新曲も聴けたし、大満足で気持ちよく帰宅。
頭を使う仕事が続いたり、嫌なことがあったり、
このところちょっと疲れていたけれど、こういう時の自分にとって
岸部さんのギターの音はまさに特効薬。
凄く癒されます。


遡って、ライブ前日のこと。


ギターで遊んでいて、久し振りに「雨降る窓辺で」を
弾いてみようと思い立ったが全然弾けなかった。
最近、ずっとオリジナル曲に取り組んでいたこともあって、
暫く弾いていなかった間に運指が完全に記憶からトンで
しまったようなのだ。
運指を忘れること自体よくあるが、結構ひどい状況。
何度弾いても冒頭の4フレーズで止まってしまう。
結局、『まぁ、いいか。いつか思い出すだろう』と、やめて
しまったが、これが危険。そうやって放置しているうちに
すっかり弾けなくなってしまった曲が幾つかあるのです。


そして、ライブ当日。


アンコールで登場した岸部さんは、その「雨降る窓辺で」を
生音で弾いてくれた。真ん前の席だったこともあるけれど、
へたり気味だったキモチに生音がとても優しかった。
ジワッとしみ込んできた音とともに、岸部さんの指の動きを
見ているうちにどうしても弾きたい衝動にかられた。

帰宅して直ぐに、落ち着く間もなくギターを抱えた。

で・・・、

やれやれ。
一応最後まで弾き通せるようになりました。

『ふ~っ、思い出せて良かった』

と、思いきや。
今度は最初に作ったオリジナル曲がまた弾けない。(笑)


メモリが自転車操業状態。


やっぱり疲れてる。もしくは、歳のせい?


56's hobby 【Photo】

写真撮影が好きです。 時々、以下のサイトに写真をアップしています。
-工事中-

56's hobby 【Guitar】

46歳の時からギターを弾き始めました。録音音源をアップしています。

◆Goro's guitar play



《所有ギター》
Hiramitsu-SJ 56's custom
Martin-M38
Morris-S55

56’s Theater

趣味で撮影した写真をBGM付きのスライドショーにしています。
-工事中-

最近のあれこれ

50歳を迎えた節目の記念にオリジナルギターを作りました。ルシアー(ギター製作家)は平光泰典さんです。
平光さんはクラシックギターの製作家として高名な一柳一雄氏に師事。独立され、現在は鉄弦(アコースティックギター)の世界に転じていらっしゃいます。私のような素人の下手っぴーがオーダーするなど失礼なことと思いましたが、快く引き受けてくださいました。

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