遺言代わりに書き留めています。 自分と自分の周りのこと・・・
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この画像の工程後、topとbackが接着されてボディが出来上がります。
ボディが組み上がったら、まず最初にtopをタッピングするそうです。
その音で出来上がってくる音色が見えてくるとのこと。
平光さんも待ち遠しいというその音は、果たしてどんな具合に
聞こえてくるのでしょうか。
楽しみ、楽しみ!
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<アコースティック・ギター・マガジンVol.42>(最新号)の
「にっぽんのギター工房~第28回」で平光さんがとり上げられています。
オーダーしている人間としては、こちらも嬉しいことです。
是非、ご覧下さいませ。
平光さんにオーダーしたMy Guitarの製作が始まりました。
紹介できるネタは少しずつ書いていきたいと思います。
他人のギターの話など興味ないでしょうが、(笑)
ギター好きの方には面白いかも?
さて、
今回 My guitar を作るに当たっては、飼い犬“正吉”の姿を
どこかに表したい希望があり、当初はインレイ(=はめこみ細工)を
指板の12フレットに入れたい考えを持っていました。
見た目には12フレットがベストな位置に思えたからです。
が、ここで問題が一つ。
平光さんのギターはトーションネックと呼ばれる
構造をもっており、指板にはヘッド側からボディ側にかけて
微妙に捩(ね)じり角が付けられます。
これにより、ローポジションからハイポジションまで
手首を無理なく動かすことが出来る訳ですが、
当然、指板は平面にならないということになります。
結局、12フレットでは平面が確保できず、こちらは断念しました。
ただ、どんなに小さくても良いので、見える場所にどうしても
入れたいキモチは変りません。
それで写真を数点送り、表現の選択肢についてはお任せしたところ、
平光さんから画像のような代替プランの連絡を頂きました。
プラン・Ⅰ
プラン・Ⅱ
※何れもPC上の3Dシミュレーションです。
私はインレイの技法を熟知しておりません。
それで、知識の無いまま「若干の調子階層表現が可能なら
ありがたいし、無理ならば完全にシルエットでもOKです」と、
希望を伝えました。すると、その辺りを汲み取って頂いたようで、
平光さんは、先ずは“絵”をイメージしてプランして下さったのです。
(実際には「白蝶貝」「黒蝶貝」「黄蝶貝」「赤茶系の木」の
組み合わせによってインレイが作られます)
二つの案ですが、
ボディ側に入った指板の端、サウンドホールに接する
限られた平面部分にインレイを入れる体裁です。
プラン・Ⅰ は、19フレットと20フレットの金具を入れないデザイン。
プラン・Ⅱ は、19フレットと20フレットの金具に長短があるデザイン。
後者はこのハイポジションでも1弦・2弦は使う可能性がある、
ということで考慮されたものです。
職人の着想、プロの意識、デザイナーとしてのアート感覚、
もろもろ詰まったご提案に感心し、且つ、
『一緒に考えていきましょう』という平光さんの言葉に
いたく感激しております。
望むポイントだけはハッキリ伝え、後の意匠はお任せして
自由発想して頂くのが大事だなぁ、と強く感じました。
このあと、インレイは職人の技によってどのように
指板に収まっていくのでしょうか?
とても楽しみです。
岸部さんの新しいアルバムが9月に発売されます。
先日のライブでは収録の全曲を演奏して頂けました。
で、
その中のある曲を聴いているうちに、
なんとも心地よい気分になりました。
“All Together”という曲です。
以前、個人的な経緯でこんなことが・・・。
まず、2007年1月。
http://dadgad.blog.shinobi.jp/Entry/157/
そして、2007年7月。
http://dadgad.blog.shinobi.jp/Entry/189/
お誘いしたことがキッカケになり、
初めて聴いた岸部さんの演奏に衝撃を受けた方が
楽曲制作を依頼することになり、
最終的にCDに収録されることになった。
偶然の産物?
そんなことは無い。
いいモノを紹介したことも必然。
いいモノを感じてもらえたのも必然。
それほど岸部さんの作品と演奏が素晴らしいってこと。
CDに入ったこと、ちょっと嬉しいです。
いや、いや、とても嬉しいです。
発売がとても待ち遠しい。
ヤマハの音楽配信サイト『MySound』のメンバーです。
このサイトにはSNS的な要素もあって、先日、見知らぬ方から
「音楽友達希望」のリクエストが届きました。
怪しいなぁ・・・と思いつつ開けてみましたが、
純粋に普通の方からのメッセージであり、そこには
・未だギターが下手だけど、こんな感じに素敵に弾きたい。
・玉置さんの(曲の)ギターをまた聴かせて欲しい。
・好きな曲だったので感動した。
という内容が書かれていました。
好きな曲とは、玉置浩二さんの“やせっぽちの星”のこと。
『MySound』にアップしている私の音源が検索で
引っ掛かったのでしょう。
プロフィールを覗くと、フォーク系を嗜好されている女性の方で、
玉置さんのファンでもいらっしゃるようです。
なんだろう? ちょっと嬉しい。(笑)
技術も理論も無く、勢いだけで作った初挑戦のアレンジ。
お粗末な内容で、自分としては原曲のニュアンスをすっかり
壊しているように思っていた。
だから、玉置さんの作品の中でも目立たないこの曲を知る他人、
それも見知らぬ人からの感想は、やっぱり嬉しい。
何と言うか、お世辞の部分を差し引いても自然な反応と
受け止めて良さそうだし、原曲の延長線上で認められたように
思えてホッとした。
たった一人でも、「この曲が好きだ」という人から評価を
頂けたのは、素人と言えども嬉しいことです。
先日のRijnの発表会で、同じく玉置さんの“しあわせのランプ”を
アレンジして演奏した。が、いつもの通りバタバタの出来で沈没。
帰宅してから悔しさが募った。(笑)
・玉置さんの(曲の)ギターをまた聴かせて欲しい。
そう、そう、そうでした。
アップ出来る音源を録れるように、きちんと、且つ、一生懸命に
弾かなきゃね。
岸部さんの曲をRijnファミリーの皆さんが演奏し、
CDに収めてご本人に贈呈する。
Rijnのますたが考えたそんな企画。
今回が二回目になります。
前回同様、私は今回も最後まで手付かず。
締め切り日の5月31日になって、それも夕方から録音開始。
こんな余裕の無い時には色々あります。
思わず「ウソッ!!!」っていう声を漏らした場面が都合三回。
まず、
和尚アンプ(・・・って言っても分かりませんね・笑)
ま、そういうアンプがあるのですが、
それを久し振りにセッティング。
ところが、継いで音出しするとステレオチャンネルの
片方が死んでいる。
ウソッ!
これ、入手時に一回使っただけなのに。
こんな時に限って・・・。
いろいろ試してみたが、結局不通。
で、
AD-1(こちらもアンプです)を使うことに。
いざ。
夕食を挟み、長短合わせて何回か録音。
この時点で夜11時くらい。
テイク順に一旦聴いてみるが、全然ダメ。
何かしっくりこないなぁ・・・。
ギターの構え位置に違和感があるから? と、
脚台をゴミ箱からシュレッダーに変更。
これがすこぶるいい感じ。
再開。
が、何度弾いてもやっぱりイマイチ。
これは技術(ウデ)では無く、張りっぱなしゆえに
指が滑り辛くなっている弦が原因では? と、
道具のせいにする。
で、
この期に及んで今度は弦の張替え。
もう日付が変わっています。
弦を張り終わり、ペグ側の余った部分をいつものように
ニッパーでカットしていく。
⑥⑤④③②弦・・・と進み、最後の①弦を切った瞬間
目の前を銀色に光る線が横切っていった。
膝の辺りで何かプラプラ揺れている。
ウソッ!!
①弦じゃん。何やってんだよぉ・・・。
また張り替え、気を取り直し再開。
音がブライトで演奏していて気分が宜しい。
そして、数テイク目。
今度は良さそう。
曲の終わりが近づいてきて、心臓がバクバクしてくる。
こりゃいいかも。もうすぐ、もうすぐ終りだよ、あと少し・・・。
「ガンバレ!」と、自分に気合を入れた瞬間、
遠慮なしの言葉と共に風呂上りのカミサンが
部屋に入ってきた。
『アナタ、お米四合洗っておいてね』
ウソッ!!!
っっっざけんなよなぁぁぁ・・・。
これが一番きつかった。
涙の果ての成果物はコチラ。 【3-追】がそれ。
お米を洗う前に録った分です。