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Goro・とおく

遺言代わりに書き留めています。 自分と自分の周りのこと・・・

カテゴリー「会社・仕事」の記事一覧
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ナイトサファリのようでもある

先週末、社内の親睦会のバス旅行がありました。

勤務先では管理職の加入する親睦会が階層別で二つあります。
加入といっても、本人に入会選択の余地が無い親睦会で、
管理職になった時点で自動入会し、会費も給与から天引きされます。

私が所属している親睦会は簡単に言うと、
二つあるうちの“ちょっとだけ偉いほうの人たち”の会です。(笑)
年齢的には40歳代中頃から定年手前まで。

この会で、私は二年前に11人必要な幹事のうちの一人に
運悪く選任されてしまいました。
しかも、欠席裁判的に代表幹事(一般的には幹事長の役です)に
置かれてしまったのです。

幹事は二年任期で、イベントとしては
初年度にパーティー、二年目に旅行を開催するのが定例。
パーティーは事前の企画準備で多少忙しくなります。
また、重役全員を招待しているため
その点では諸々細かい対応をしなければなりませんが、
大半はホテル側に委ねてしまいますし、
所詮2時間で片付くイベントです。
それほどたいしたことではありません。

が、

旅行は違う。明らかに重い。
更に、そうかといって幹事全員で知恵を寄せ合うほどの
内容ではないので、代表幹事一人で準備を進めることになります。
実際の現場では他の幹事に動いてもらうにしても、
事前の段階ではそのほうがスムーズで間違いないのです。

どんなことをするのか? 例えば、

事前では・・・

・プランニング
・旅行参加の有無、バスを使わない場合の移動手段の把握
・総会決議に関わる欠席者からの委任状確認
・禁煙と喫煙の別、ゴルフ参加の有無、などの確認
・数回にわたる会員向けご案内の発信
・招待客である社長、役員絡みで秘書課との調整
・業者への見積り依頼と交渉
・当日のスケジュール作り、会員総会と宴会の台本作り
・幹事の役割分担決めの打合せ
・禁煙と喫煙を区分した3台分のバス割りと全14室の部屋割り
・近づくに連れて増える参加キャンセルで発生する部屋の割り直し
・バス持込飲食物の数量決め~オーダー、各号車への割り振り

現地では・・・

・余った持込飲食物の各部屋への配給指示
・宴会の仲居頭との時間配分打合せ
・料金外になる追加酒類オーダーの判断
・コンパニオンの拘束時間延長の判断
・各部屋への夜食提供の確認

などなど、盛りだくさんです。

ただ、もともとこういった準備とか調整作業は好きなので、
決して苦ではありません。

ですが、

簡単に構えていられないのが、当日の現場の仕切り。
足元がおぼつかず、会話の成立しない、我がままで
一時的に記憶喪失する人がワンサと登場するのです。
会員は100%参加するわけではありませんが、それでも
80人前後の怪しい中年男性の集団を二日間コントロール
しなければなりません。

これがめちゃくちゃタイヘン。(笑)

ここで言う【怪しい中年男性】とは、

・バスの発車前からグイグイ呑み始めるヤツ
・積み込むはずがない酒類(高級銘柄)を要求するヤツ
・酩酊し、途中の観光ポイントで団体行動から外れていくヤツ
・普段は静かなのに吊り橋の上だと激しく元気に暴れるヤツ
・深夜12時に大浴場の洗い場でタオルも掛けずに仰向けで
 倒れているヤツ
・宴会で脱ぎ始めるヤツ
・宴会で脱がされるヤツ
・  同 その挙句、コンパニオンから局部にいたずら書きされて
 弄ばれているヤツ
・到着時点のバスの中で最終回の「明日のジョー」のようになり、
 肝心の宴会に出てこれないヤツ
・宴会で株主の如く言いたい放題重役に絡むヤツ
・宴会で身内と喧嘩を始めるヤツ
・多勢に無勢と勘違いして他のお客さんとモメるヤツ
・個人負担になるコンパニオンの時間延長のサインで、
 適当な名前を記入するヤツ
・  同 その場に居たはずなのに、朝になると「部屋で寝てたよ」とか
 「覚えてない」とか言うヤツ
・「費用はすべて会が負担」と勝手に自分で決めているのか、
 タバコもツケで手に入れるヤツ
・翌朝7時の朝食で料金内のご飯は残しても、料金外のビールは
 朝からしっかり2本呑むヤツ

ここでは書けないようなこともホントはもっとあるけど
だいたい、このような人たちのことです。(笑)
まぁ、どちらの会社でも旅行となればこれぐらいは普通でしょ。

それでも、団塊の世代が退いてからは
以前に比べれば、この手の輩は一気に減りました。(笑)
全体的には大人しいものです。

そもそも、団体旅行自体が減っているんですよね。
今回は代表幹事だったので必然的に参加しましたが、
ご時世に漏れず、自分も会社の旅行には消極的です。
貴重な休日を二日間も潰されたくないというのが正直なところ。

でも、行ったら行ったで楽しい部分もある。特に宴会開始以降、
翌朝までの時間帯は、普段は窺(うかが)いしれない動物の生態が
観察できるようでまことに面白い。

浴衣の皮をかぶったドランクアニマルたちの
“ナイトサファリ”を見ている感じです。(笑)
 

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冗談だったはずなのに・・・

senpuuki.jpg

写真は勤務先所属事業部の、とある場所を撮ったもの。

この扇風機はワタクシ専用であり、本当は置いちゃいけない私物です。(笑) 
ここは大きな柱の陰で丁度死角になっており、今のところヒッソリと目立たぬ
ように羽根を回し続けております。

ということで、この右横に私の席がある訳です。

実は、扇風機の置いてあるところは不要になった書類を一次保管する
スペースになっています。この専用台の上には用紙サイズ別に分けられた
ボックスが用意されていて、事業部員はクリップなどを外した後、各々の
処分書類を仕分けしてボックスに入れる。最終的には纏めて廃棄処理
されることになるのだが、これが結構なスピードで溜まるのである。大体
一週間に一度、事務スタッフの女子社員が所定の廃棄場所に運ばないと
溢れてしまうほどの量なのです。

先日、このスペースに接近して位置する先輩が、自分の書類を一時的に
ボックス上に乗せた。だが、置きっ放しにしたまま時間が過ぎ、定期処分の
ために纏められた書類と同様に(同じ処分モノと認識されて)廃棄用の
段ボールにパックされてしまったのである。

幸いなことに処分前に気付いて事なきを得たのだが、重要な書類を処分
スペースに置くこと自体が間違い。それなのに、処分されかかったことに
クレームを付けている始末。しかも、(運良く気付いたのだから)直ぐに
探せばいいものを日延べしていたようで、今日になって何故か廃棄用に
パックした当の女子社員が再開封して書類を探していた。可哀想に。

不思議。何も考えずに書類を置いた方が悪いのに何で? 

これじゃ女子社員がカワイソウだなぁ・・・。それに、同じような場面がこの後
再びあるかもしれない。『こりゃ、場所の意味が分かっていない輩に文句を
言わせぬよう何か縛りを付けた方が良いゾ』 そう思って一つ提案をしてあげた。

「Tさん、“上に置こうが下に置こうが、ここに置いたら処分されます” って書いた
警告書を掲示しちゃいなよ。そうすれば誰も文句言えないからサ」 

そう言った後、冗談で

「でも、“扇風機は除く” って但し書きを入れておいてね」 と続けた。

Tさんにはそれがかなりウケたようで、普段は目にしたことがない程の笑い顔を
見せてくれたのである。(笑) 当の自分もウケた実感に嬉しくなってしまい

『 いいことしたなぁ 』 

そんな満足感に浸っていたのです。


丁度廃棄処分の日だったので、その後、Tさんは廃棄書類を段ボールに
パックし始めた。


夕方、仕事の手を休めて横を見ると書類の山が完全に消えていた。


『 おぉ、随分スッキリしたな 』 


そう感じて何気なく目線を上げたら、掲示物が見えた。


『 へぇ~、早速、警告書を貼ったんだぁ 』


こう思って文面を読んでいる内に急に恥ずかしくなった。


『 何これ? ウソ・・・。マジ?! 』


なんと、その貼り紙には冗談で言ったことがそのまま書かれていたのである。

hajimari.jpg

発信部署名は自分の所属そのままだし、これじゃ、まるで俺が私利の為に
文面を作ったみたいじゃないの。(笑)


私物を置くこと自体胸を張れないのに、堂々と「俺の扇風機に手を出すな!」
って主張しているみたいで、恥ずかしき事この上なし。


明日、マジックで消しちゃおうかな・・・。




遅延証明

今日、自分の管理下にある営業支援部署(内勤)の女の子が遅刻した。昨日の夜、
京王線で事故があり、その影響で今朝の通勤時はタイヘンだったみたい。

決まりごとなので、遅刻の場合は遅延証明が必要になる。彼女は申し訳なさそうな
顔をして証明書を私に差し出してきた。何てことない処置なんだけれども、ここで
新しい発見があった。実は入社して27年になるが、ここまで自分は一度もこれを
使ったことが無い。いや、それどころか見たことも無いのに気がついた。(笑)
なので、受け取った後、自分はどういう経路でこの書類を回送すればよいのか? 
それさえも分からなくて少し恥ずかしかったのだが、反面、凄く新鮮でもあった。

使わなかった理由は今まで無遅刻だったからではない。

私は入社以来、営業一筋。「営業」って極めて適当な職種で(ウチの会社の場合
だけかもしれませんが・・・)一般的に時間管理がルーズ。出社時間は特に顕著で
「お客さんに直行する」場合がある以上、多少遅れたとしてもその事由で完結させ
てしまうことが多い。かなり前にフレックス制が適用されてから、タイムカードに
よるガチガチの管理は姿を消しているものの、異常とも言える残業時間をこなし
ながら身体を酷使し、お客さんからは(自分の責任ではないことで)人格を否定
されるような怒られ方をしたり・・・。営業はとにかく可哀想な職種であるので
積極的に悪用しない限りそれぐらいは許される・・・はず。この程度のことを大目に
見てくれなかったら営業なんぞやってられません。(笑)

で、初めて目にした遅延証明でいろいろなことが分かった。

遅刻した場合は、まず守衛所で「入・退場時間証明書」を発行してもらうらしい。
受け取った遅刻者本人は所属管理者(今回の場合はワタシです)に提出して承認を
受け、それが人事課に渡った後にゲート通過ログ時間が強制的に訂正されて処理が
完了。やっと通常の出勤扱いになるようだ。ふ~ん、知らなんだ。(笑)

ここで笑ったのが証明書の記載内容。証明発行の種類を明らかにする必要があり、
幾つかの選択項目が書かれている。こんな感じ・・・

・カードが所定の場所になく刻印できません。(まだタイムカード職場がある為です)

・社員カードを忘れて読み込みできません。

・交通機関で事故が発生の為。※交通機関の遅延証明書付き

・通勤途中体調が悪くなった為。

と、ここまでは分かる。次を見てツボに入った。(笑)

・寝坊した為。

極めて単純で大半の遅刻の理由は実際その通りであると思うが、ここまで明快に
表現されてしまうと、これにマルを付けるのは結構恥ずかしいだろう。証明書が
回る先々で笑われそうな気がして自分だったら絶対に選ばない。(笑) 

このフォーマットを作った人事の担当者、いける!

こうして笑わせるならば、いっそのこと理由の記載はフリーワードにした方が
いいのになぁ。例えばこんなことがあっても決して不思議じゃないような気が・・・

・出掛けに用を足したらトイレが詰まった為

・履いている靴下が左右違うことに途中で気付いた為

・言葉の通じない外人に駅で道案内をしていた為

・朝から強烈な夫婦喧嘩をした為

自分なら間違いなく最後の理由を適用することがあるだろう。


内容によって遅刻時間を軽減してやれるぐらいの会社だったらいいのにね。(笑)






飲み屋さんで感心したこと

就職してから27年になる。職種は一貫して営業です。総合印刷業の会社の中で
出版関係のお客さんを相手に営業をしている。営業と呼ばれる職にはいろいろな
スタイルがあるが我々の場合はどちらかと言えばルートセールスに近い。一般的な
営業イメージである「飛び込み」などはしない。となると、固定客との関わりが
大半であってそれほど多くの人と接することがないように思えるのだが、実際は
そうでもない。

得意先に関わるところだと、発注管理者・編集者・広告担当者・販売担当者・
デザイナー・カメラマン・編集プロダクションの人・校正者・広告代理店の人、
出版社さんの指定する用紙代理店・用紙メーカー・製本所、などで接点を持つ人。
自社に目を向けると、例えば印刷・製本・加工等の生産に関連する協力会社の人、
梱包・発送など物流に関わる会社の人、人材派遣会社の人、などなど。

今は担当をもたない管理職なので接触点は減ったが、それまでは名刺交換をする
ことが大変に多かった。仕事上で仲良くお付き合い頂けていた方が異動すると、
それが社内の別部門であっても、退職されて別の会社に移られたとしても
(自分は営業をしていてそれが一番嬉しいことなのだが)運良く声を掛けて頂ける
ことがある。すると、そこを起点にしてまた人脈が拡がっていく。

ということで、ルートセールス的要素の営業にしては交換した名刺の数が多い。
正確に数えたことはないが、名刺フォルダと名刺箱の詰まり具合から判断すると
多分1,000枚近いと思う。同一人物で複数の名刺を保有している分を割り引いても
それぐらいありそう。

で、これだけの人の顔と名前が一致するかというと絶対に無理。営業をしていて
自分に決定的に欠けていると思うのがこの部分。本当に覚えられない。(笑)
忘れないように相手の容姿の特徴を名刺に書き込んだりする。一番効果的なのは
(似ている対象として)友人や芸能人や漫画のキャラに置き換えることなのだが、
会う頻度が少ないとそれでもリアルに感じとれない。結局「以前にご挨拶したと
思いますが改めて・・・」と、また名刺交換をしてしまうのである。(笑)

こんなことを書いているのも、先日興味深いことがあったから。

あるお客さんと神楽坂に飲みに行った。少しお高目の和風カウンターバーと普通の
スナックの二軒。カウンターバーの方は二度目で自分もよく覚えていた。
ただし、かなり前のことなので“お母さん”(といってもそんな高齢ではない)の方は
私のことなど覚えていないだろうと思っていた。ところが「●●さんお久し振りです」
と、席に着くなり言われた。彼女は当時の私との会話内容を細かく覚えており、
私が忘れていたこともスラスラと出てきた。凄い。(笑)

二軒目のスナックはもっと衝撃的。

自分はその店も二度目の来店だったらしい。「・・・らしい」というのは、要するに
行った事も忘れていたのです。(笑) ここでは入るなりママさんから「あっら~
●●ちゃんお久し振りぃ~」と言われた。しかも●●は苗字の頭二文字だものね。
ママは同様に当時の会話内容を喋っていた本人に教えてくれた。(笑)
やっぱり凄いです。

人数的な接点は自分より確かに少ないと思うが、彼女たちはそれが一瞬であっても
確実に人と成りをインプットしているのである。商売柄の特性とも言えるけれど
絶対に能力も備えているはず。見習うべきところです。酔客であっても相手を知る
ことと自分を表現することに真剣なんだろうと思う。これは仕事以外でも同じこと。

果たして自分は?

嫌な思いをさせてしまった人も中にはきっといるだろう。名刺交換した全ての人
関わりを持った全ての友人・知人に対し冷や汗・・・デス。


勉強になります。




江戸小噺とインパール作戦

先週の週末は仕事上の付き合いで伊東温泉まで行きました。お得意先に出入りしている業者で
作られている親睦会の一泊旅行です。総勢80名ぐらいの参加者。元宰相の別邸であった高級
旅館を借り切って行われた。で、何故か幹事の一人である私が宴会の司会でしたが、ギターの
発表会に比べりゃなぁ~んもプレッシャー無し。(笑) 

宴会の後、旅館内三ヶ所で二次会が開かれた。幹事が各会場の世話役として各々付くことに。
当然私も係になったのだが、一箇所だけカラオケが準備されていない和室の担当におさまった。

けれども、飲むだけという訳にはいかない。何かアトラクションが必要になる。そこで、毎回この
旅行会に参加する会員さんの中に江戸小噺(こばなし)を嗜む方がいらっしゃるので、その方に
一芸をお願いすることになった。高齢の方にはこの手の余興が好きな方がいらっしゃいます。
ちょっとエッチで洒落た、落語のような話芸で私も過去に何回か聴いたことがあります。ただ、
失礼だけれども正直なところ、自分には興味を惹くものでは無かったのです。(笑)


でも今回は違った。別の意味で興味深かった。


この親睦会の会員会社はどちらかと言えば中小規模のところが多く、必然的に大体は社長さんが
参加されている。この小噺の方も、お歳の頃80歳台後半でやはり社長さんです。今回は横に
芸者さんをはべらせ、二人の掛けあいで皆さんを笑わせてくれた。が、お歳でもあり、さすがに
レパートリーも忘れがちのご様子。それでも10本ぐらい披露してくれた。

「昔は200本以上持ちネタがあったのになぁ。イヤになっちゃうな歳とると・・・」

こう言いながら膝の上でチマチマと爪をいじっている両手に目をやり、うつむきながら

「お前には苦労を掛け続けちゃって・・・」

と、今日初めて会った芸者さんに声をかける。すると、芸者さんも心得たもので

「お前さん、わたしは幸せヨ」

と返す。そんな軽妙なやりとりを繰り返して小噺が終了した。すると、小噺を聴いていた人から
「インパール作戦の話をしてくださいよ」と声がかかった。


この社長さん、会員の間では“生きた英霊”と呼ばれている。普通、英霊は亡くなってこそ
呼称されるものなので思わず笑ってしまうのだが、そう呼ばれる理由があって、社長さんは
あの悪名高きインパール作戦に兵士として参加されていた方なのです。

私は詳しい知識を持っていませんが、インパール作戦の概要程度は知っています。特に、その
立案者である牟田口司令官の悪評振りは一般的にも知られているところでしょう。一説によれば
戦死者よりも餓死者の方が多かったと言われるほど、いたずらに多数の若者の命を奪った最悪の
作戦を指揮した人物です。

史上最悪の作戦に駆り出されていた元兵士に、戦争を知らない世代が興味本位でエピソードを
求めるのは宜しくないことなんだろうけれども、社長さんは少しだけ語ってくれます。


牟田口はホントにひどいヤツだ。初めから無理なことは分かっていたんだ。

あいつのせいで仲間が何人死んだか・・・。でも、不思議なことに俺は何度も助かってるんだ。

ある時は並んでいた両隣の仲間が敵の弾にやられた。

それだって、たまたま自分の目の前に木があっただけだ。

それと自分が動いた直後、後に入った仲間がその場所に砲撃を受けてやられたこともあったサ


この社長さんは、私などには想像出来ない経験を自分の人生の中に取り込んでいる。そもそも
戦争を最前線の兵士として体験してきたこと、生死の境目を行き来していたであろうこと、
きっと悲惨な場面を見てきたであろうこと・・・。多く語らずとも容易に分かる。

で、自分が興味深かったのは、そんな“暗”の部分と“明”である小噺とのコントラストでした。

きっと、固まった心や精神の緊張を解放させるモノが御自身の中に必要だったのだろう。考え
過ぎかもしれないけれど、他人である私にはそう思えたのです。自分の落ち着かせどころ、
そこに戻れば自分を保てる場所。今の自分にとって、それがギターであることは間違いない。
自分が80歳の後半まで生きていたとして、あの社長さんの小噺のように洒脱にギターを弾けて
いたらそれは楽しいことだなぁ、と思います。

自分は運良く銃弾や砲弾に当たらなかったというインパール作戦の話。締めの一言を耳にして
そんなことを感じました。社長は最後にこう言って皆を笑わせたのです。


『 俺は一生、“カネ”には縁がないんだよ 』


お見事!



※社長さんと同じ経験をされた方が事実を伝えるべくアップしているサイトがあります。興味の
  ある方は下のURLからどうぞ。

http://www.geocities.jp/tondaseishun/




焼き鳥屋卒業

今は環境保護の観点から職場の室温制限をしている会社が多いですよね。私の勤務先も然りで、
しかもISOを取得してしまっているので一段と管理が厳しくなっております。汗っかきにとっては
タイヘンな境遇です。


■ISO14000(アイエスオーイチマンヨンセン)■

環境関係の国際標準規格。企業活動全般によって生じる環境への負荷の低減を持続的に実施
するシステムを構築するために要求される規格。


まぁ、地球環境の保全には全人類的な意識付けが必要ですから人間としては当然のことです。
と、エラそうに言ってはいるが、モノを大事にしない消費型の典型であるワタクシは、ひとたび
家に入ってしまうと環境破壊王に変わってしまうのです。室温23℃は当たり前。しかも夜中の
間ずっとエアコンをフル稼働させているのが現実(おまけに上半身裸!)人類・動植物、この世の
全ての生き物の皆様にはホントにゴメンナサイって感じです。

でも、会社では設定温度を自分勝手にいじる訳にはいきません。結構ツライ状況ではあります。
暑さにからっきし弱いワタクシは夏のこの時期、営業で外出して戻るとクールダウンの為に
団扇(うちわ)を取り出して約15分間ひたすらあおぎ続けます。この労働量は半端でなく、涼む
どころか却って汗が出てきたりもするのですよ。時には両手に持って二本で・・・なんて場面も
あります。(笑)


が、人力に頼らず「涼」を得られるよう、この夏ワタクシは新兵器を導入いたしました。

これです!


060627_01.jpg


















扇風機。別になんてことありません。

自宅近くのホームセンターで目にした時「コイツなしでは生きていけない」そう直感した。ヤツも
「そうだ、買え!」と言っているような気がした。(笑)

ただ、ちょっと悩んだのは・・・

どちらの会社も同じでしょうが、オフィスの一人当たりスペースはそれほど広くありません。
基本的に私物を置く空間は無い。それなりに大きい扇風機を置いたらさすがに目立って恥ず
かしいかも!?

・・・ってことです。でも、そんなことは言ってられない。やっぱり暑いのはイヤだ。


この扇風機、2,500円ですが優れモノ。3段階のレベルに加えてルーパーも回ります。この
ルーパーを通した風は“優しく・強く”火照った身体に到達してワタクシに「シ・ア・ワ・セ~」と
呟かせるのです。


4月の時点で使い始めた団扇は骨がヘタり、バタバタといいリズムを刻むようになっていました。
ワタクシに背を向けて座っている女子社員が振り向き、マジな顔して「臨場感あります。店に
いるみたいですぅ~」と笑われたことがある。


が、もう言わせない。焼き鳥屋は卒業致しました。(笑) 



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56's hobby 【Photo】

写真撮影が好きです。 時々、以下のサイトに写真をアップしています。
-工事中-

56's hobby 【Guitar】

46歳の時からギターを弾き始めました。録音音源をアップしています。

◆Goro's guitar play



《所有ギター》
Hiramitsu-SJ 56's custom
Martin-M38
Morris-S55

56’s Theater

趣味で撮影した写真をBGM付きのスライドショーにしています。
-工事中-

最近のあれこれ

50歳を迎えた節目の記念にオリジナルギターを作りました。ルシアー(ギター製作家)は平光泰典さんです。
平光さんはクラシックギターの製作家として高名な一柳一雄氏に師事。独立され、現在は鉄弦(アコースティックギター)の世界に転じていらっしゃいます。私のような素人の下手っぴーがオーダーするなど失礼なことと思いましたが、快く引き受けてくださいました。

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