今日、自分の管理下にある営業支援部署(内勤)の女の子が遅刻した。昨日の夜、
京王線で事故があり、その影響で今朝の通勤時はタイヘンだったみたい。
決まりごとなので、遅刻の場合は遅延証明が必要になる。彼女は申し訳なさそうな
顔をして証明書を私に差し出してきた。何てことない処置なんだけれども、ここで
新しい発見があった。実は入社して27年になるが、ここまで自分は一度もこれを
使ったことが無い。いや、それどころか見たことも無いのに気がついた。(笑)
なので、受け取った後、自分はどういう経路でこの書類を回送すればよいのか?
それさえも分からなくて少し恥ずかしかったのだが、反面、凄く新鮮でもあった。
使わなかった理由は今まで無遅刻だったからではない。
私は入社以来、営業一筋。「営業」って極めて適当な職種で(ウチの会社の場合
だけかもしれませんが・・・)一般的に時間管理がルーズ。出社時間は特に顕著で
「お客さんに直行する」場合がある以上、多少遅れたとしてもその事由で完結させ
てしまうことが多い。かなり前にフレックス制が適用されてから、タイムカードに
よるガチガチの管理は姿を消しているものの、異常とも言える残業時間をこなし
ながら身体を酷使し、お客さんからは(自分の責任ではないことで)人格を否定
されるような怒られ方をしたり・・・。営業はとにかく可哀想な職種であるので
積極的に悪用しない限りそれぐらいは許される・・・はず。この程度のことを大目に
見てくれなかったら営業なんぞやってられません。(笑)
で、初めて目にした遅延証明でいろいろなことが分かった。
遅刻した場合は、まず守衛所で「入・退場時間証明書」を発行してもらうらしい。
受け取った遅刻者本人は所属管理者(今回の場合はワタシです)に提出して承認を
受け、それが人事課に渡った後にゲート通過ログ時間が強制的に訂正されて処理が
完了。やっと通常の出勤扱いになるようだ。ふ~ん、知らなんだ。(笑)
ここで笑ったのが証明書の記載内容。証明発行の種類を明らかにする必要があり、
幾つかの選択項目が書かれている。こんな感じ・・・
・カードが所定の場所になく刻印できません。(まだタイムカード職場がある為です)
・社員カードを忘れて読み込みできません。
・交通機関で事故が発生の為。※交通機関の遅延証明書付き
・通勤途中体調が悪くなった為。
と、ここまでは分かる。次を見てツボに入った。(笑)
・寝坊した為。
極めて単純で大半の遅刻の理由は実際その通りであると思うが、ここまで明快に
表現されてしまうと、これにマルを付けるのは結構恥ずかしいだろう。証明書が
回る先々で笑われそうな気がして自分だったら絶対に選ばない。(笑)
このフォーマットを作った人事の担当者、いける!
こうして笑わせるならば、いっそのこと理由の記載はフリーワードにした方が
いいのになぁ。例えばこんなことがあっても決して不思議じゃないような気が・・・
・出掛けに用を足したらトイレが詰まった為
・履いている靴下が左右違うことに途中で気付いた為
・言葉の通じない外人に駅で道案内をしていた為
・朝から強烈な夫婦喧嘩をした為
自分なら間違いなく最後の理由を適用することがあるだろう。
内容によって遅刻時間を軽減してやれるぐらいの会社だったらいいのにね。(笑)
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