遺言代わりに書き留めています。 自分と自分の周りのこと・・・
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平光さんにオーダーしたMy Guitarの製作が始まりました。
紹介できるネタは少しずつ書いていきたいと思います。
他人のギターの話など興味ないでしょうが、(笑)
ギター好きの方には面白いかも?
さて、
今回 My guitar を作るに当たっては、飼い犬“正吉”の姿を
どこかに表したい希望があり、当初はインレイ(=はめこみ細工)を
指板の12フレットに入れたい考えを持っていました。
見た目には12フレットがベストな位置に思えたからです。
が、ここで問題が一つ。
平光さんのギターはトーションネックと呼ばれる
構造をもっており、指板にはヘッド側からボディ側にかけて
微妙に捩(ね)じり角が付けられます。
これにより、ローポジションからハイポジションまで
手首を無理なく動かすことが出来る訳ですが、
当然、指板は平面にならないということになります。
結局、12フレットでは平面が確保できず、こちらは断念しました。
ただ、どんなに小さくても良いので、見える場所にどうしても
入れたいキモチは変りません。
それで写真を数点送り、表現の選択肢についてはお任せしたところ、
平光さんから画像のような代替プランの連絡を頂きました。
プラン・Ⅰ
プラン・Ⅱ
※何れもPC上の3Dシミュレーションです。
私はインレイの技法を熟知しておりません。
それで、知識の無いまま「若干の調子階層表現が可能なら
ありがたいし、無理ならば完全にシルエットでもOKです」と、
希望を伝えました。すると、その辺りを汲み取って頂いたようで、
平光さんは、先ずは“絵”をイメージしてプランして下さったのです。
(実際には「白蝶貝」「黒蝶貝」「黄蝶貝」「赤茶系の木」の
組み合わせによってインレイが作られます)
二つの案ですが、
ボディ側に入った指板の端、サウンドホールに接する
限られた平面部分にインレイを入れる体裁です。
プラン・Ⅰ は、19フレットと20フレットの金具を入れないデザイン。
プラン・Ⅱ は、19フレットと20フレットの金具に長短があるデザイン。
後者はこのハイポジションでも1弦・2弦は使う可能性がある、
ということで考慮されたものです。
職人の着想、プロの意識、デザイナーとしてのアート感覚、
もろもろ詰まったご提案に感心し、且つ、
『一緒に考えていきましょう』という平光さんの言葉に
いたく感激しております。
望むポイントだけはハッキリ伝え、後の意匠はお任せして
自由発想して頂くのが大事だなぁ、と強く感じました。
このあと、インレイは職人の技によってどのように
指板に収まっていくのでしょうか?
とても楽しみです。
COMMENT
無題
ありがとうございます。
超~っ楽しみにしております。
で、早く手にしたいのはヤマヤマなのですが、
ルシアーにはゆっくり作って頂こうと
思っています。
無題
無題
益々楽しみになってきました。
無題
やっぱ本物だ。