自分はそれほど本を読まない方ですが、それでも書店で立ち読みして面白そうに感じたモノは
買う。もう売れ行きも下火になりましたが、そうして購入した本の中に「生協の白石さん」という
ベストセラーがあります。
この本、読まれた方も多いと思いますが、東京農工大生協職員の白石さんと(主に)学生さん
とのやりとりをまとめた内容。生協の扱い商品に対して要望や質問を投げる“ひとことカード”
というモノがあり、白石さんはそれに真面目、且つ軽妙に回答していきます。そうするうちに
商品とは関係のない質問も多くなり、例えば「愛は売っていないのですか?」とか「友達同士の
仲が悪いけれどどうしたらいいか?」とか「レポートかけません。ネタください」などという質問にも
拡張していく。各々に対して白石さんは洒脱に答えるワケですが、ひとつひとつ読んでいくと
実にホンワリとさせられます。
中にこんな質問がありました。
『青春の1ページって
地球の歴史からすると
どれくらい
なんですか?』
白石さんは・・・
地球の歴史におくと分らないが、自分の歴史からすると目次のかなり前の方で、いつでも呼び
出せるように栞(しおり)を挟んでおきたいもの、と答えていました。
なるほど。
自分の人生を目次化し、その時々のエポックでサブタイトルを付けるとどうなるのだろうか?
面白そう。(笑)
序章 「胎児期」~渡し舟で産院へ~
一章 「幼児期」~初めての麻酔~
二章 「幼少期」~お医者さんごっこ~
三章 「少年期」~磨けば光る石~
四章 「思春期」~年上の誘惑~
五章 「青春期」~身の上相談室~
六章 「成人期」~ミステイクも楽し~
七章 「夫婦期」~カテドラル大聖堂~
八章 「家族期」~いろいろな涙~
九章 「自立期」~やっと芽生えた好奇心~
十章 「青秋期」~自分という傍観者~
・
・
・
・
まだまだ続く
一生懸命考えればもう少し変わってくるだろうけれど、一瞬の思いつきで並べるとこんな感じ
かなぁ。「夫婦期」とか「家族期」とか、勝手につけた言葉や「自立期」が何故か後ろの方に
あったりしてとってもヘンですが・・・。(笑)
で、“直ぐに取り出せるように栞をはさんでおきたい”、という白石さんと同じ見方が出来る自分の
ページっていうのはどのあたりになるのかしら?
自分的には多分、第十章「青秋期」の“今”ですね。
白石さんと同じ視点の“青春”っていう捉え方ではないのだけれども、意味は近い。今の自分は
喜・怒・哀・楽、何があっても新鮮。自分は他人より成長速度が遅くて、ここにきてやっと人並みに
追いついた・・・最近そんな風に感じている。(笑)
一般的に「青春」と呼ばれる時期を花に例えて“桜”とするなら、自分が勝手につけた「青秋期」の
花は“秋桜(コスモス)”ってことになるのだろうか。
花は春に咲くものと決まっているワケでもないし、秋に咲く花もいいですよね。
それとも狂い咲き?(笑)
PR
COMMENT