美瑛の町の中、車を走らせていると綺麗な公園が目に入った。
このようにどう見ても公園なのだが、少し進むと何故か門がある。プレートの表示にはしっかり
「美瑛町立美沢小学校」と記されている。どっひゃ~、なんと小学校だったのです。(笑)
ぐるっと回ってみるとグランドの端には芝生のちょっとした小山(ホントに山です)が作られていて、
そちらから撮ったモノが下の写真。右手側の林が公園に見えた場所です。学校の中庭だった
という訳ですね。校庭も全面芝生だし、バツグンの環境。羨ましい。
美瑛には観光名所としても有名な「美馬牛小学校」があります。こちらは校舎に鐘(ダミーです)の
塔があって、まるで教会のよう。“丘のまち”美瑛の象徴としてよく写真にも撮られています。
こちらも校庭は全面芝生。グラウンドの端には芝生の小山。この日も紅白の帽子をかぶった
低学年と思われる生徒が体育の授業で広い校庭をマラソンしていた。コースにこの山が組み
込まれていて、一緒に走っていた中年の先生は死にそうな顔をして山を登っていた。(笑)
富良野の方でも見かけたが、この辺りの小学校には芝生が敷き詰められているイメージが強い。
都会の人間からは羨ましい環境だけれども、決して見栄えのために芝生の校庭を作っている
のではないように思える。多分、雪融けの後の始末がタイヘンということがあるのでしょう。
富良野に行くと必ず寄る場所がある。八幡が丘という地域にある「中の澤小学校分校」です。
『北の国から』で純や蛍や正吉が通っていた学校。今は学校として使われておらず集会所に
なっています。行くと分かるけれど、この近くに民家はありません。分校が存在していた時、
子ども達は確実に1時間以上かけて登校していたと思います。夏だってタイヘンなのに雪の
中を進むことを考えると、冬期の辛さは想像できないほど強烈なものでしょう。何しろ内陸の
このあたりの寒さは半端じゃない。確かマイナス20度くらいになるはず。夜中に寒さで木の
肌が裂けて大きな音を出すほどの環境。私のようなお気楽な柔な都会人などには分からない
辛さがたくさんある。観光している時にも「わぁ綺麗」とか「羨ましい」などと簡単に口に出せ
ないですね。
でも、自分は「住んでみた~い」とずっと言い続けている。カミサンは「何、おバカなことを
言ってるの。貴方、直ぐ凍死よ。そもそも寒さ以前に私がいなきゃ生活できないでしょ」と、
申される。そこで自分は「一度厳冬期を体感させて自分を諦めさせようよ」と、もう既に冬の
旅行をそそのかしているのです。(笑)
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