去年の秋、近所で偶然「十月桜」を見つけた。春だけでなく秋にも花を咲かせる類の
桜で、流石に春の盛りの華やかさは無いものの、その時は11月に桜を目にできた
ことで意味もなく単純に喜んだ。桜の開花はそれだけで何か嬉しいキモチにさせて
くれるからでしょう。芯から弾き出される勢いとか、輝きといったモノを感じます。
季節は変わりましたが、この冬の暖かさを証明するようにその桜が再び開花した。
十日ほど前に花が咲いているのを見つけた。その花弁は小さく、秋に比べると更に
弱々しいのだが立派に花を咲かせている。
「おぉ、冬なのに一生懸命咲いてるなぁ。凄いよ!」
そう褒めてあげたくなるような花の付き方だった。去年の4月に花を散らせた後、
この桜は頑張った姿を二回見せてくれた訳です。
そして、受験生である自分の長男もこの桜の花と同じように一生懸命に頑張ってきた。
ここまで、私などには到底真似のできない努力を重ねてきたのである。
本日、第一志望にしていた大学の合格発表の日。緊張しながらWebの画面をClick・・・
受験番号・30708
オ~ッッッ、あったよ!!!
自分のことのように嬉しい。
志望校のレベルなんてどうでもいい。もっと言うなら「大学受験」に限らず対象が何で
あっても、自分で目標を設定し、達成の為に計画をして地道に実行する。それだけで
凄いことだと思う。だから・・・
“一生懸命頑張った奴にはきちんと結果が付いてきて欲しい”
ただ、ただ、それだけを願っていた。
達也、良かったなぁ。ホントによくやった。お前は凄いよ!
息子を自慢するのは恥ずかしいけれど、こういうキモチは正直に・・・。
合格を確かめた後、用事があって外出した。途中、桜の木の下で車を停車。
桜はまだ花をつけていました。
“ サクラ・サク ”
・・・ホントに良かった。
オメデトウ。
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