一昨日、眼科医に行った。
ここ数日目やにがひどくて、起床すると目の周りに固まっていたりする。日中も常時目やにが
出ているので、視界がとても気になっていた訳です。以前もそんなことがあった。
自分の目は比較的頑丈に出来ているようで、近視との付き合いは歴史が長いが、いわゆる
眼にまつわる病気はこの歳になるまで一切経験したことがない。「ものもらい」さえ患った
覚えがなくて、逆に中学生の頃は友達の眼帯姿にあこがれていたりしたのです。あれって、
なんかカッコイイんですよね。(笑)
で、目やにの話に戻しましょ。私は普段、使い捨てのコンタクトレンズ(1dayタイプ)を装用
しています。ただ、頑丈な目ということを自覚しているせいか、複数日に亘って着けっぱなし
ということが結構ある。朝、寝ぼけた状態でコンタクトの上にコンタクトを着け、見えなくなって
狼狽することもたびたび。最長ではフルに三日間着けたまま生活したこともあります。以前は
それでも平気でしたが、最近はそんなことがあると今回のような事態が起きる。
コンタクトの装用を一時的に止めてしまえば改善されるのは分かっている。が、目薬を貰った
方が早いので眼科医に行ったのです。ところが、高齢の女性医師からは「炎症はありません。
(見ることで)目に負担が掛かるだけでも目やには出ますから」ということで、目やにの影響で
ピリピリして痛くなっていた目の周囲の皮膚を保護する塗り薬だけ出してもらった。
で、この医師との診察中のやりとりがとても面白かったのです。
G:普段は1dayタイプのコンタクトを着けています
医:視力はどれくらい出ているの
G:両方とも1.2ですね
医:えっ、何でそんなに見える必要があるの?
G:いけないんですか?
医:歳をとってきたら見えない方がいいのよ。目に負担を掛けないことが大事です
G:へぇ~
医:だいたい近くを見たら疲れるでしょ
G:いえ、全然。まだ表計算の小さい字なんか平気で読めますけど
医:フッ、そう言いたいのは分かるけどねぇ(『貴方は自分の老眼を認めたくないのでしょ』って感じ)
医:じゃ、これ読める?(近くにあった印刷物を出してきました)
G:ええ、普通に見えます(差し出されたのが膝の高さだったのでその位置のまま)
医:それ、目から遠いわよね(『遠いから見えるのよ』って言いたいようです)
G:いや、近くでも見えますよ(目から15cmくらいまで寄せました)
医:でもそうやってずっと見てると見えずらくなるでしょ?(どうしても老眼を私に納得させたい様子)
G:全く普通に読めます
医:え~ッ!! でも、日常で近くの物がそんなに見えたら肩が凝ったり、頭痛がするでしょ
G:いえ、なりません。まぁ、最近は光が足りなくなると見えずらくなってはきましたが・・・
医:ウソでしょ。信じられない。え~っと・・・(カルテを覗き)貴方来年は五十じゃないの!
G:そうですね
医:信じられない。凄い調節能力(のある目)を持っているのね。常識じゃ考えられないワ
G:そんなに凄いんですか、私の目は?(ワッハッハ)
医:ちょっと検眼してみようか(目やにに検眼は必要ないのに私の目に興味が湧いたらしい)
G:お願いします(自分も興味が出てきた)
で、検眼・・・・
医:何、これ!
G:どうしたんですか
医:乱視の数値が凄いのにそれでも本当に普通に見えているの?
G:ええ、普通に
医:信じられない!凄い調節能力だワ
G:見え過ぎちゃうといけないんでしょうか?
・・・患者の問いかけには興味が無いらしく
医:もう一度検眼してもいいかしら(検査結果が間違いだと思いたいらしい)
G:はい、お願いします
医:エッ・・・。乱視がもっとひどい数値になってる・・・
G:乱視は全然気になっていないんですけど
医:・・・・。
G:今のままだといけないんですかね
医:コンタクトはあとどれぐらい残っているの
G:あと、一ヶ月分くらいでしょうか?
医:じゃあ、次に作る時は弱く作るようにしてください
G:はい、分かりました
医:それにしても・・・(信じたくないご様子)
G:ありがとうございました
結局、診断結果は・・・“コンタクトの度を弱く作る“ ってことみたいです。
ウ~ン、目やにとはどういう因果関係があるんだろうか?(笑)
診察室に入った時には誰もいなかったのに、気がつくと待合室には三人の患者さんが順番を
待っていた。時計を見たら診察開始から30分近く経っていました。(笑)
こういう日は理由も無く嬉しい。
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