私はデパートの地下フロアの売り場が好きです。今でこそ「デパ地下」と呼ばれていますが、
そんな名称が出来るずっと前から(40年近く前の私が小学生の頃まで遡っても)歩いて
眺めているだけで十分楽しめるフロアでした。何で好きなのかというと、まず食品のライン
アップが豊富であること。特にスウィーツの美味しいお店が多いってことは、私のような
甘い物好きにはかなり魅力的なのです。(笑)それと、実は別の理由がもう一つあります。
私の住まいの近接乗り換え駅には二つのデパート「T」と「S」があって、都内から転居した
13年前当時よりご用達は「T」の方。店のラインアップが良いのと同時に、ショップの
店員さん(当然女性ですよ)に綺麗な方が多い・・・と認定しておるのです。これは作戦?
そう思わせるほどホントに粒ぞろい。(笑)やっぱり美しいものには弱いです。別に店員さん
目当てで行く訳じゃないけれど、いざ「物を買おう!」っていう時に綺麗な方が対応して
くれると嬉しいものです。そんな店員さんが・・・手前のケーキ屋さんの娘(こ)、あっちの
お惣菜屋さんのあの娘(こ)、あの和菓子屋さんの娘(こ)・・・などなど、あちらこちらに
キラキラしていらっしゃいます。私のような不届き者のお客さんは間違いなく購買意欲が
高まりますね。(笑)そこで、カミサンと買い物に行くとこんな会話が始まります。
夫:いつ見てもあのケーキ屋さんの娘(こ)はカワイイね。買いに行こうよ
妻:はぁッ!? どこがいいの? 基準がおかしいわよ。一人で行ってくれば
夫:そりゃお前も綺麗だけど(←これが大事です)遜色ないでしょ
妻:そぉ? たしかにカワイイけど、私よりはちょっとね(←単純そのもの)
夫:おぉ、またまた発見!見て、見て、あのパン屋さんの娘(こ)もカワイイ。新人?
妻:あなたホントにバカじゃないの?
夫:そう言えば、このごろ肉屋さんの伊藤さん(仮称)見かけないなぁ
妻:何で名前を知ってるのよ!?
夫:この前本人に訊いたから
妻:最低!
夫:ウソだよ。胸のプレート見りゃ分かるじゃん
妻:私はほとんど毎日来ているけど、確かにずっと見ないなぁ。きっと結婚して辞めたのよ
夫:エ~ッ!? 適当なこと言うな!店の人にちゃんと消息を訊いてこい!
妻:何、バカなこと言ってんのよ。そんなこと自分で訊きなさいよ
などと、綺麗な店員さんのおかげでコミュニケーションも促進するという、実にありがたい
側面もあるのです。(笑)
話を戻しますが、
最近、その肉屋の伊藤さんがホントに辞めてしまったようで残念。GoroランキングでNo.1
だったのになぁ・・・。肉を買う時、他に手の空いている売り子さんがいるというのに、タイ
ミングを計ってわざわざ伊藤さんのところに向かうほどお気に入りだったのです。しかも、
例えば“すき焼き用”を買うにも、笑顔で応答されると何故か高い方に変えようという気にも
なります。このように売り上げに貢献した男性はワタクシ以外にも多かったのではないで
しょうか。そんなこたぁ無いか(笑)
で、何が残念って、もう叶わなくなってしまったことがあるからなのです。伊藤さんに
「お決まりですか?」こう訊かれて注文する時、
『ひき肉400とこのすき焼き用800、それと“あなた”を少々』
一度でいいから、このように言ってみたかったのですよ。(笑)
「言いそびれているうちにチャンスを失ったなぁ。ホントに残念」
こうこぼすと、カミサンからは案の定・・・
「バカ過ぎ。あなたは“ひき肉”以下よ。値段も付かないわ、くるくるぱぁ~」
上手~い!
・・・って、感心している場合じゃなくて、伊藤さんにお願いです。デパ地下にもう一度
Come Back,Please! from くるくるぱぁ~
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