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Goro・とおく

遺言代わりに書き留めています。 自分と自分の周りのこと・・・

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母親の入院で身にしみたこと

ドタバタの10日間でした。

8月14日、木曜日の夜。
母親が家の中で尻もちをついた瞬間、それだけで左足の
大腿骨を骨折した。全く動けなくなり、救急車で病院に搬送。
すぐに入院。週末を挟んで月曜日に手術。金属ボルトで接合。
折れた骨の接合手術は難しい内容ではありません。
それでも術中・術後の危険性は伴う訳で、特にビビったのが
高齢者は手術(入院)をキッカケに認知症を発症する場合があると
医師から聞かされたこと。そして、それは決して珍しくないらしい
ということ。

“高齢者の骨折は命取り”と言われるが、主に体力的な面から
手術不能で寝たきりになるのと裏腹に、手術できたとしても
こんな要素を併せ持っている現実を実感した。そして、それは
(一過性のものであった・・・と思うが)手術前後、今までに
見たことのない母親を目にしたことで一層リアルなものになった。

母親は85歳にして人生で始めての入院です。それだけでも大層な
ことなのにおまけに「手術」。骨折そのものの激しい痛み、次々と
目に入る医療器具や見たこともない光景、全く違う生活リズム、
所作、等々。不安にならないワケが無い。

案の定、執刀当日と翌日がタイヘンだった。意味不明でワケの
分からない話が次々に飛び出し、周りの私たちが怯えた。
看護士からは「高齢者にはよくあることで心配しないでください」と
言われたが、前段で認知症を発症する場合があると聞かされた
身としては心配でならない。特に手術を終えた後の夜が凄かった。
行動、発言、その晩付き添ったカミサンの話を聞いて、二人して
かなり落ち込んだ

翌日の夜は私が付き添ったが、幸いなことに、この日を境にして
意味不明の話も減少。次の日からは夜の付き添いを止めた。
今は見舞うたびに普段の母親に戻って来ているのが分かる。
本人も家族もようやく落ち着いた。


この10日間で気付かされたことが多かったなぁ、と今更ながら思う。


「介護」というものを本気でしっかり考えなければならないことを
現実が警告してくれたこと。

目前の光景が30年後には自分やカミサンにも現実的なものになると
想像して不安が募ったこと。

(自分達も)30年後に親の世話をし、60年後には世話を受ける人に
なるかもしれないことを子供達に教えたいと思ったこと。

生活する上で85歳の高齢者に未だ甘えていた自分がいたこと。
もっと、もっと大事にしなきゃいけないと強烈に反省させられたこと。

義理の母親に実の息子以上の気遣いをしてくれたカミサンに対し
感謝の念を絶対に忘れてはいけないと思ったこと。


いろいろ、いろいろ、身にしみました。
怪我の功名にしなければなりません。

これから最短で一ヶ月のリハビリ期間を経て退院の予定です。
 
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