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Goro・とおく

遺言代わりに書き留めています。 自分と自分の周りのこと・・・

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時空を超えたボケっぷり

1985年の御巣鷹山・日航機事故を題材にした「クライマーズ・ハイ」が
テレビで放映されていた。
終盤、放送の途中でカミサンと食事に出かけたのだが、
その時のこと。

車に乗り込み、車中のテレビで続きを観ていたら
ある場面で登場した役者が(画面サイズが小さくて)一瞬、
金城武に見えた・・・ような気がしたので、
そのことについてカミサンに訊いた。

(画面は切り替わり、主役の堤真一が事件当時から時間を経た
 後年の場面を演じていた。時間軸は変わっている)


  これは事故の後日シーン?

     そう。堤真一がお祖父さんになって、
     外国にいる息子一家に逢いにいくところ。
     あなた、劇場で観たのに覚えてないの。

  あぁ、思い出した。

     私は全部覚えてるよ。(そんなはず無いだろう)
     映画に入り込んで観るタイプだから何でも訊いて。

  あの場面の新聞社員の役、金城武に見えたけど違うよね。

     どの場面?

  ほら、堤真一が記事を社会面以外にも載せるために
  紙面割りの色々な担当者に内緒で交渉してた場面。

     違うよ。その場面、よく分からないけど。(全部覚えてない)
     劇場で見た時だって、カネシロタケシは出て無かったでしょ。

  そうだよな。
  あんな端役で出るはずないし、カネシロにしては若過ぎるかも?

     当たり前じゃない。
     カネシロタケシは、あの頃まだ小学生ぐらいでしょ。

(ゆっくりとクルマ発進)

  小学生? いくら何でもそんなことないだろう。
  この映画、公開されて未だ二年も経ってないんじゃない?
  堤真一とだってそんなに歳の差はないでしょ?

          ・
          ・
                      MUTE 
          ・
          ・

瞬間、吹き出すものがあって思わずブレーキを踏んでしまった。(笑)

現実の事故と映画が一体化している。
堤真一がお祖父さんになったシーンを境にそうなったんだろうか。


“映画に入り込んで観るタイプだから” 

納得。

が、正しくは・・・

“時空を超えた只の大ボケ”


突っ込むことも出来ないボケっぷり。
さすがだ。(笑)
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