先週土曜日の午後、夫婦喧嘩勃発。
互いに凄い剣幕で応酬。
久し振りに激しかった。(笑)
夫婦に限らず、二者間のコミュニケーション・トラブルには、
それを引き起こす原則があると思う。
まず、
①何らかの理由でどちらかの機嫌が悪いこと。
そこに、
②言葉の受取り違いが加わること。
この二つが揃っただけで揉め事は簡単に始まる。
ただ、我々の場合、より火が点きやすくなっている事情があって、
それは・・・
■カミサン視点に立った場合、
原則①に関して、
機嫌を損ねる要素の大半を私が作り上げているということ。
これは家事に関する協力度の低さに由来する。
要するに、私は・・・
ガソリンを満載したタンクローリー。しかも、タンクは穴だらけで
そこらじゅうからガソリンが漏れているという状態。(笑)
とは言え、自分としては完全に否定できないので、
この事実だけを指摘された時は素直に謝ることにしている。
逆に、
■自分視点に立った場合、
原則②に関して、
相方は軽率な発言が多く、私に真意を伝え難くしている。
正確に伝わらないことですれ違う場合が多い。
例えば、
・言葉を省く
・過剰、過大に装飾する
・感情的に言葉を吐く
特に過大装飾された言葉が出た場合、発言者の本意と違う
受け止め方をする。膨らまされた分、私のはね返り具合も
大きくなる訳で、過去の喧嘩の大半はそこを起点にしていた
ように思う。
要するに、カミサンは・・・
意味無く無闇に弾を撃ちまくる、天才バカボンの目玉の警官
“ホンカンさん”と同じである、ということ。(笑)
そして、今回も原則どおりだった。
本人は言ったつもりでも、明らかに抜けていた単語があって、
それをキッカケにゴングが鳴った。
3ラウンド分ぐらいに相当する時間を戦っただろうか。(笑)
かつて、このレベルの大規模ファイトを繰り広げた場合、
修復するまでにかなりの時間を要した。
丸々二週間、会話を交わさなかったこともあるのです。
が、
近頃はそんなことに時間や労力を費やすのが無駄に思えて、
仮に不本意であっても、なるべく早く停戦を持ちかけるように
している。コミュニケーション上の諍い(いさかい)など普通の事、
いや、逆にそうあるべきだ、と思えば、長引かせることそのものが
とにかく面倒くさくなってくるのである。
数時間後、今回もそんなキモチになった。
そう言えば映画の500円券があったなぁ。
『天使と悪魔』を観に行こうかって言ってたし、
あれ使ってちょっと振ってみるか?
そう思った時、背を向けていたカミサンから
映画/どうするの/行くの/行かないの/どっちでもいいけど
背中越しで顔を反対に向けたまま、極めて紋きり口調の言葉が
こちらに投げられた。
言い方が可愛くねえなぁ、と感じつつ、
先に停戦を申し入れてきたことは尊重してあげるか?
そう思って、
じゃ、行きますか。
と、極めてぶっきら棒に返してあげた。
これをもって、一応停戦である。
同じタイミング、同じ材料を使って関係の修復を考えたこと。
互いに長く時間を重ねてきた結果だと思えば、偶然では
ないのかもしれない。ただ、映画をエサに使おうとした理由となると
果たしてどうだろうか?
私は(前述の通り)、単純に面倒くさかったからであるが、
カミサンのほうは少しばかり違うような気がしている。
きっと・・・
“券の期限が5月末で、今晩使わないと無駄になる”
・・・そう計算したのだろう。(笑)
いずれにせよ、たかだか500円の券2枚に大きなチカラ。
これぞ、プラチナチケット?
そして、トム・ハンクスに感謝。
PR
COMMENT
無題
相方は、結構コワイんですよ。
超刺激的。(笑)
無題