先週、買い物に出かけたスーパーでのことです。
駐車場でカートを押している時に、
満載の商品が放り出されるほどの衝撃で溝につまずいた。
その瞬間、私はカートに脛(すね)を強烈にぶつけて
思わず蹲(うずくま)ってしまった。結構な痛みがあり、
しゃがんでいると、前を歩いていたカミサンが気付いて
「どうしたの?」と、心配そうに寄ってきた。
さて、
このような場面で私が採る行動は決まっております。
本当に痛かったので余裕は無いはずだが、不思議なことに
からかっちゃおうか? という冷静さは持ち合わせている。
で、顔を上げて
「ウ~ッ、痛てぇ~ッッッ。
義経(よしつね)の泣きどころを打ったぁ~ッ・・・」
と、カミサンに訴える。
ドリフの“全員集合”でカトチャンが使っていた
古典的な単純ギャグですよ。
すると、すると、更に不思議なことに、カミサンは何故か
本当に簡単に引っ掛かってくる。(笑)
私に怪我が無かったことを確かめた途端、満面の笑みを見せ、
『あなたね、それは弁慶の泣きどころって言うのよ』
と、指摘してくるのです。
そこで私は、想定通りに反応したカミサンにほくそ笑みつつ、
痛さに悶絶した表情を意識的に強めて
「えっ!? そうだっけ、知らなかった。それより、マジ痛てぇ~ッ」
と、ホントに知らない素振りを強調する。
それを見たカミサンは一層自信を深めた様子で、
勝ち誇ったように
『そんなことも知らないの?』
と、続けるのです。
車に戻り、助手席のカミサンに
「あのさぁ、“義経の泣きどころ”っていう言い回しを
俺が本当に覚えて使っていると思う?ってゆ~か、
このパターン、前にも何度か経験してるでしょ」
ここで、カミサンは以前も同様に騙されたことに気づく。
ようやく・・・である。(笑)
「引っ掛ける方としては、レベルを上げたいんだから、
騙される方も少しは精進しろよ。でも、あの勝利者のような
振る舞いは何度見てもいいよね。素晴らしい!」
私がこう追い討ちをかけると、カミサンは苦笑いして
『うるさいッ!』
と、なるのです。
こんな些細なことでも生活の中に余裕が生まれる。
一重に天然ボケのカミサンがいるおかげなのだが、
だからこそ、それを使ってやることも自分の大事な役目、と
勝手に解釈しているのである。(笑)
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COMMENT
無題
スミマセン、ちょっと熱かったッスかね。(笑)
無題
まるで“新婚”さんみたいだ。。。(((笑)))
無題
手前どものボケは天然系ゆえ、
はまった時は確かにイケてるかもしれません。(笑)
無題