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Goro・とおく

遺言代わりに書き留めています。 自分と自分の周りのこと・・・

カテゴリー「自分」の記事一覧

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開幕前夜・28年目の新人

我が家ではこの春、家族五人のうち三人が新しいスタートを迎える。

何度も書いたが、まず長男の達也が大学に進学する。これはピカピカの新しい旅立ち。
それに続いて、先日カミサンの異動が決定した。地域的には少し不便な場所にある
保育園に勤務先が変わります。本人も同僚も異動無しと思っていたらしく、予想と
違った決定に少しビックリしたようだが、公立保育園の保育士には決して珍しくない
ローテーション。カミサンも慣れたものです。こちらは穏やかなリ・スタート。

そして、一番厳しい出発点に立つことになった者がもう一人。

・・・私です。(笑)

同じ事業部内での異動が決定した。入社以来、職種としては一貫して営業だったが、
今回初めて内勤になる。部分的に営業要素も残るが、主体は内勤です。4月1日付
なので実質的には2日の月曜日から職種が変わる。異動先は事業部の長のプランに
基づいて新設されたセクション。ゆえに形がなく、これから作っていくことになる。
この先に何が待っているのか分らないが、テンコ盛りの仕事が待っているということ
だけは想像がつく。その前兆なのか(引継ぎがあったとはいうものの)先週は下の
画像のごとく忙しかった。これは火曜日時点の週間スケジュールで、この後も予約が
入り、最終的に隙間はほとんど埋められた。売れっ子でぇ~す。(笑)


070401_01.jpg






























異動決定直後はかなり緊張した。その理由は幾つかあって・・・

まず、営業以外の職種を経験したことが無い為の不安。今年6月で50歳になると
いうのに情けないのだが、これは自分にとってコペルニクス的転回なのです。それと、
“考えること”が新しい業務の主体となるのも気になった。幾ばくかの素地とカン
だけでサラリーマン(営業)人生を続けてきた者に、無機質な数字データから事業
収益性だとか新しい事業構造を考えろと言われてもそれは厳しい。加えて「どうしても
作りたかった肝いりの部署だ」などとキッパリ言われると余計に緊張してしまう・・・。

はず・・・だったのだが、

この一週間、前倒し的に業務を開始していく中でキモチが変わった。意外と新鮮な
自分がいて驚いているのです。(笑) 


もしかすると自分の深層ではこうなることを望んでいたのかもしれない。


部長になってからのここ数年、何か不完全燃焼感が続いていた。もともと体質が
現場寄りで、職位が上がるにつれて仕事の実感が乏しくなっていたのは確か。
課長時代は(担当者として受け持つ自分の仕事量こそ少ないが)現場の接触点が
近い分だけ毎日が緊迫しており、嫌なことが続いても凄く楽しかった。ところが、
部長になるとマネジメントが主体になり、自分には貴重なハラハラ・ドキドキ感を
得ることが出来なくなっていたのである。

ここで職務内容が変わるというのは、自分にはチャンスと捉えるべきなんだろう。

今年は五十歳になるし、銀婚式を迎える節目の年でもある。仕事上での精神的な
緩さが生活全般の緊張感を失わせていた部分もあった。新しいスタート地点に立って
いることは間違いない。

開幕前夜・・・。

もう一度新人になったつもりでドキドキしてみましょうか。(笑)



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歯にまつわること

もう二週間ぐらい前のこと。起床した際、上の前歯に違和感を感じた。

少し歯が浮く感じだったのだが、それに近い感覚は過去にもあったので特に気に留めて
いなかった。少し違っていたのは痛みのレベル。ちょっと嫌な雰囲気がある。その日は
食べ物を前歯で噛まないようにして過ごしたが、夜になっていつもとは状態が違うことが
ハッキリした。

カミサンと喧嘩して声を張り上げている時、微妙に歯がずり落ちてくる感じがするのだ。
気になってもはや喧嘩どころではなくなった。敵に悟られないように言葉数を減らす。
ここで歯がずれてきたら滑舌がおかしくなり、口撃に迫力を欠いた挙句、大笑いされて
“惨めな敗戦”を迎えることになってしまう。舌で歯を押さえることに必死になった。(笑)

まぁ、そんなことはどうでもよい。事実はひとつ。25年間、四半世紀を共にした相棒が
あの日、終焉を迎えたのである。


私の上の歯は正面の四本が差し歯。今の歯になってから25年が経過したが、その前に
切っ掛けとなったことがあって、それは中学三年生の時まで遡る。ちょうど卒業式の
一週間前、サッカーでジャンピングヘッドをした際、競り合った相手と空中で激突した。
相手の額に私の口が当たったその瞬間、まず真ん中の一本が宙に飛んだ。倒れ込んで
ぼーっとした意識の中、口元を押えた手を見ると血だらけになっている。あれっ?と
思って歯に指を添えると、何もせずもう一本の歯もスッと抜けた。あの時はビックリした
というよりも、いったい自分に何が起こったのか分らなかった。(笑)

学校の目の前の歯科医院で急遽治療。幸運にも抜けた歯に損傷がなく、そのまま差して
残すことになった。麻酔を何箇所も打たれ長時間の治療になったが、何とか無事に終了
した。その後、熱をもったことで口元が異常に腫れ上がり、結局、卒業式はマスクを
したまま出席したっけ。(笑)

医師から「五年くらいはもちます」と言われたが、運良く長続きした。

そして九年後、結婚した年のXmas・・・。

(骨が付いていると知らずに)フライドチキンを食べていて『パキッ!』という音が聴こえた
ように感じた。直後、真ん中の二本の歯の間からスーっと血が滲んできた。

・・・the end.そして治療となった。


           070308_01.jpg


①と②の欠損修復の為に③と④にブリッヂ補強をするので、都合四本の差し歯が必要に
なる。保険がきかないので治療費は高額になります。当時8万5千円×4本=34万円を
お支払いしました。


その差し歯と一緒に25年間暮らしてきた。考えてみれば15歳の時の治療以来、硬い
ものは直接前歯で噛まないように気をつけていた。リンゴの丸かじりの感触など34年も
味わっていないのだ。(笑) だからこそ、ここまでよくもったのかもしれない。


そして先日、25年前に治療してもらった歯科医に行った。結局、いつの時点でそう
なったのか不明だが、ブリッヂ元の③が中で折れているとのこと。噛まないように気を
付けても口内で咀嚼する内にどうしても当たってしまう。その蓄積で折れたのだろう。
で、今度は写真の⑤と⑥の歯にブリッヂを渡して6本の差し歯にすることになった。
少し大掛かりな治療になるみたいですね。

一般的に歯科治療は恐がる人が多く、歯科医は治療中よく「恐くありませんよ~」と言う。
基本的にM体質で、もともと歯科治療が好きな方だし(笑)、25年前と先生も変わって
おらず私は安心しているのだが、都度「大丈夫ですか?」と声掛けしてくださる。治療の
内容説明は良く分ったし、恐くもない。恐いのは治療内容ではなく費用の方ですよ。(笑)


「私が恐いのは費用です」と先生に言った後、『これ、確か25年前にも言ったなぁ・・』 と
思い出した。本当はここで先生に「大丈夫ですよ~」と返して欲しいのだが、25年前と
同様、返ってきたのはマスク越しの優しい笑顔だけでした。(笑)







戦況優勢に非ず

自分の好きなタイプの女性像というのがあって、容姿はともかく気質的に男っぽい
女性が好きです。端的に言うと度量が広くて“さばッ”としている人。しかし、ウチの
カミサンは違う。それが、正しかろうが悪かろうが、一旦決めた道に入ると視野が
極端に狭くなるタイプ。特にケンカの際は極めて「女性的」です。

先週、カミサンともめた。

決してヘビーなものではなくライトな内容。ファイトレベルでいうと10段階の中の
レベル4くらいか? 引きずってもいないし、既に普通に戻っている。過去の履歴
では修復に一ヶ月近くかかった時もあるから、今回は少し負荷をかけたウォーミング
アップ程度。

何でこんなことで? と、今は思うが・・・卒園式で園児に修了書を渡す際に流す
BGMが原因だった。(笑)

去年の3月に「卒園式プロジェクト」というタイトルでブログを書いたことがある。

このBGMに関して(保育園の関係者でもないのに)自分は結構マジになっており、
『予行演習が始まる前には・・・』、そう思って早目に音源を編集して先日CDを提供
した。カミサンは聴いた感想を述べ、再生時間の全長や曲と曲の繋ぎの間隔なども
評価し、同僚の評判なども披露してくれていた。「あぁ、使ってもらえるんだナ」と
自分は信じ込んでいたのだが、それが結局ピアノの生演奏に変わった。使われない
という結果はしょうがないことだが、そのプロセスが癪だったので攻撃を開始した。

ピアノのかなり上手な保育士さん(弾きたがり屋さんです)が、『弾いてあげようか』と
持ちかけてきたようで、それに対してカミサンはアッサリ『お願いするわ』となった
らしい。

BGMの最終的な決定権は担任であるカミサンにあると聞いていた。私と同じ温度で
CDの存在を認めていたはずだったのに、それが簡単に覆った。こちらは一年前から
継続プレゼンしていたのに、突如登場した新規参入者に仕事を横取りされた気分に
なってしまう。(笑) 特に許せないのが、カミサンが何も主張しなかったこと。だから
宣戦布告したのだ。

こうなると自分はもうダメです。背景にロジックが無いように感じ、(自分の性格的に)
それが気に食わなくてぶっきらぼうに突っ込んだ。争いとは概してこんなところから
あっという間に拡大する。敵からは、一体どこを狙っているのか判らない速射砲の乱射
(最近は結構重い弾に変貌中)が始まり、こちらは大砲とは言え中味の無い張子の
“空砲”で応戦する。

結果、戦況は予想通り、威圧音だけが大きい大砲側優勢の内に停戦となった。


こんな些細な争いは過去に何度も繰り返している。地震と同じで、お互いに中・小
規模の「紛争」も時には必要なのである。これでバランスが取れている部分もある。

・・・と思っていたが、最近、停戦後に恥ずかしさを覚えることが多くなった。

今回の件で言えば、自分に不利益は何も無いのである。ギターインストを卒園式に
使ってもらうという自己満足が消滅しただけのこと。(笑) カミサンには、カミサン
なりの立場がある。私が「CD使用を主張するのは当たり前」と言ったって彼女に
主張できる環境は無かったのかもしれない。そこには職場の人間関係や慣わしも
あるだろう。所詮、カミサンの仕事に私が口を挟めるはずがないのである。

今回に限ったことではなく、先に感情が突っ走り冷静になれない自分が恥ずかしい。
“些細”な争いではなく“無益”な争いを起こしているのは自分。これじゃ、フセインに
向かったブッシュと同じになってしまう。


だから・・・

「度量が広くて“さばッ”としている女性が好き、ですって!? よく言うわね。
視野が狭いのはどっちなのよ」

カミサンにこう言われる前に自問自答。


そして・・・

今回もこちらから謝った。


ゆえに・・・

正しくは、敗戦。(笑)







年が新しくなろうとも

『Goro・とおく』2007年の書きぞめです。

正月休みはアッというまに過ぎました。今年はいつもに増して速いなぁ。

私の年末~正月の動向・・・

■大晦日
ギターを弾き、通常の休日と何ら変わらぬ買い物に出掛け、年越し蕎麦を食べる。
紅白には毛頭興味なく、レイトショーの映画「硫黄島からの手紙」を観に行く。
広いホールに私とカミサンを含め客はたったの14名。靴を脱ぎ前席に脚を投げ出し、
お茶の間気分で鑑賞。他人が目に入らず緊張感に欠ける為か“死んじゃったの?”
“獅童はどうなったの?”などと、カミサンが通常の会話以上の声量で話し掛けて
くる。『お客さん、迷惑なので静かにしてください』と一言で返すと静かになった。

■元旦
一年の計は岸部さんにあり。8時半にはテレビの前に正座し、NHK「奇跡の山 
富士山」を観る。放映終了後、ギターを弾き、飲み、食べ、寝る、の繰り返し。

■二日
引き続きギターを弾き、飲み、食べ、寝る、の繰り返し。深夜からは近所のスパで
温泉気分に浸る。この日はカミサンの誕生日。昼間から酔って寝入った私をあてに
せず、カミサンは本人自ら自分の誕生ケーキを買いに行った。流石に癪だったのか、
帰宅後「これから自分一人でローソクを刺し、吹き消し、自分一人で食べる」と、
家族に鼻息荒く宣言するも、49本をカウントするのが悲しくなったようでローソクは
刺さらず。ちょっと可哀想になったので、ケーキを頂きながら「今日はお綺麗ですね」と
マジ顔で褒めたところ「“今日は・・・”ってどういうこと!?」と反撃をくらう。

■三日
親戚の家に出掛け、6時間に渡って飲み、食べ、笑う。飲んだ酒の種類は、ビール・
シャンパン・白ワイン・赤ワイン・日本酒・焼酎・スコッチ。久し振りに相当酔ったが、
それでも帰宅後にはギターを弾き、寝る。

■四日
達也の受験願書提出の受付開始日。早起きしてギターを弾きながら、前日、勢いも
十分に「朝一に自分で郵便局に行く」と言っていた達也を待つ。が、布団の中の
受験生は寝ぼけ声で「あぁ・・・・、お願いします・・・」と一言発し、再び夢の中に。
「落ちるぞ!」と、捨てゼリフを投げ、カミサンと二人で郵便局に向かう。一旦帰宅後、
達也も一緒に今度は学業の神様にお参り。賽銭を投げ込んで手を合わせている途中で、
達也の合格祈願よりも先に自分のギター上達をお願いしてしまったことに気付き、
いつもと何ら変わりの無い自分を認識。


・・・こんな感じでした。


このまま、自分らしくいられる年でありますように。




調査捕鯨ならぬ・・・

“家で夕食をとるならオカズはありません。食べるなら駅地下のスーパーで何か買って
きてください。疲れたから寝ます”

会社で仕事をしていたらこのような超ドライなメールを受け取った。(笑)

「・・・ざけんなよぉ~」とふて腐れていたら追加メールが届いた。

“伊達巻だけはあります”

むふふっ。完全復活!! そう、そう。今日あたりから正月用の食材が並ぶんだった。

まるで子供のようだが、私は伊達巻が大好きなのです。


伊達巻はシンプルだが奥は深い。勿論プライスの高いモノほど美味しいのは間違い
ない。が、しかぁ~し、安くて美味しいモノも世の中には必ずある。大量に消費する
タイプの自分としては、近年、高級品よりは低級品に興味をもっている。ここ数年、
コアなダテマキストの間では「コストパフォーマンスの高いモノ」にそのトレンドが
移りつつあります。※Goro調べ

メーカーとグレードは意外と多い。だが、店頭で眺めているだけでは内容を確かめ
られない。満足度を確かめるには実食が全てである。特に、知名度の高いメジャー
メーカーではなく、聞いた事もないようなメーカーの良品を発掘するのが楽しみな
私にとっては、正月の『本番食』に向けてこの時期の調査活動がたいへんに重要。
カミサンは私の趣向を熟知しており、本日、まずシーズン一本目を調査捕鯨ならぬ
“調査捕巻”してきたという訳です。

これが一本目の姿。


061226_01.jpg


















680円なら上出来の味。封を切って既に半分消えた。


カミサンは去年見つけた最高の“漁場”(スーパーですね)を良く覚えており、まず
そこから手を付けたようだ。漁猟長のスキルも上がっており、明日以降の調査が
待ち遠しい。

私は今シーズン、いったいどれぐらいの伊達巻を食べるのだろうか?(笑)






笑顔がプレゼント

本日、Xmas。小学生の頃は、このあたりから正月にかけての期間が一番楽しかった。
プレゼントがもらえて、学校は冬休みに入る。すぐにやって来る正月にはお年玉が
待っているし、おせちの重箱の中の大好きな伊達巻の海に飛び込めるから。(笑)
なので、楽しいシーズンの入り口になるXmasは何故かワクワクとした嬉しい感じに
なった。それは大人になっても変わらない。そして、嬉しさを実感できる切っ掛けは
やはりXmasプレゼントなのだろう。

プレゼントって、それを受け取る方も提供する方も、双方共に笑顔がある。笑顔が
あるってことはそこに間違いなく暖かいキモチが介在しているはず。この歳になると、
自分はもう提供者としての笑顔になるばかりで、受け取る側の笑顔になる場面は
まずありません。けれど「そうでもないなぁ」と、感じることがあった。


昨日、ちょっとした忘年会があった。10人強の集まりでお酒を飲み、鍋をつつき、
面白い会話を続けた。スタートから最後まで笑顔が絶えない、それはそれは楽しい
時間であったのですが、終了して帰宅する電車の中で、自分にはその席にいた
皆さんの笑顔がとっても良質なXmasプレゼントに思えてきた。毎日顔を合わせる訳
ではないけれど、あの人たちにはこの一年、随分とキモチを丸くしてもらったような
気がするなぁ・・・と、思えたのです。

今年は年の初めから調子が落ち込み、かなりの時間を引きずった。一年を通して
眺めてみれば、自分的には圧倒的にその頃の落ち込みイメージが強い。けれど、
こうやって楽しく終われている。

生活の中では誰だって辛いことや苦しいことに遭遇する。悲しいこともあれば嫌な
こともある。そんな時自分は・・・「(他人に)助けて欲しい」と深刻に考えるほどの
人間ではないのだが、それなりにヘタっているのは確か。でも、何とか毎日を過ご
せている。よく考えてみると、それは自分で解消しているのではなく、実際はいろ
いろな場面で間違いなく他人に救われていたのだと思う。土曜日の皆さんに限らず
家族、友人、仲間、職場の同僚。楽しい席で気持ちよく笑っていられる自分がいた
のは、周囲の皆さんのおかげなのだとつくづく感じた。


玉置浩二さんが大好きなのですが、『プレゼント』という曲の中に

  ここにある なにげない一日は
  いま僕から君へのプレゼント

こういう歌詞がある。

土曜日に自分が覚えた感覚は、これかなぁ。歌詞を “皆さんから僕への・・・”、と
変えればとてもよく分る。(Xmasに限らず)なにげない楽しい一日は頂いたプレゼント
そのもの。笑顔満載の空間に浸り、大笑いしていた自分を振り返りながらそんな
ことを思いました。

手に取る形がなくても十分暖かくなれる。笑顔は究極のプレゼントですね。もらう
ばかりでなく、提供できるようになるともっと良いですが・・・。(笑)

辛いスタートで始まった一年。その最後にこんなことを実感できるのは幸せなこと
なんだろうと思います。


Merry Christmas!




光陰矢のごとし

明日14日は、ふたご座流星群接近の極大日。天気がよければ深夜に流星が楽しめる。

  『光陰矢のごとし』

ホントに一年という時間はあっという間に過ぎていく。

去年もこの時期にふたご座流星群を観測したのをはっきり覚えている。深夜に正吉と
散歩に出て、途中の公園で1時間ずっと空を見上げて流星を2個見つけた。実際は
もっと流れていたはずだけれども、自分の眼にはそれだけしか映らなくて物足りな
かったっけ。でも、あの日の散歩に出かけた格好、星を見つけたポジション、寒さ・・・。
今でも全部はっきりと思い出せる。

一年前のことが明確なのはその当時の心理状況にある。当時、対人関係で自分
なりのお悩み事があり、キモチがもやもやしていた。ちょうど“もやもや”の極大の
日に流星群の極大日が訪れた。寒い中を1時間立ち続け、漆黒の天空を凝視して
流星を探している時だけは不思議と気が晴れたのです。

結局その“もやもや”は年末まで続き、なんとか解決した。

その頃から散歩に出ると夜空を見上げる癖がついた。好天の日の冬の夜空は最高
です。見上げているだけで凛としてキモチが洗われる。

今年は?、というと・・・やっぱりキモチが落ち気味。(笑)なかなか上手くいきません。
ちょうど一年前の流星群の日からこの一年、自分のリズムは波があり過ぎでした。
年末~年始は平穏。一転して大波が押し寄せて前半は停滞、後半も小波が小刻みに
少しずつ・・・。

最後の天体ショーでパッと払拭したいものです。たくさん流星を見つけることが出来
ればいいなぁ、と思う。

ちょっと天気が悪そうで心配。

あぁ、星に願いを・・・。






ヨシヒサさん、羨ましいです

先週の土曜日、姪の結婚式があった。カミサンのお姉さんの二女にあたります。

義姉のところは子供が三人いて、一男二女の組み合わせはウチと同じ。すでに上の
二人は世帯を構えており、今回の二女が最後の結婚式になる。姪のお祝いのために
出席する披露宴ではあるが、それ以外に私は楽しみにしていたことがある。ちょうど
一昨年の今頃、義姉の長男の結婚式があった。たいへんに愉快な披露宴だったの
ですが、その理由は義姉の旦那さんにある。“ヨシヒサ”さんという新郎の父親である
義兄は、酔った勢いから発せられた数々の楽しい言動で披露宴会場をとても和ませ
てくれたのです。

ヨシヒサさんは会社を経営している立派な社長さんです。彼の会社はアルミサッシ
建材を扱う商社。オーナー企業であるので、勿論社長自ら営業もする。そのせいか
他人と一緒の席では、私などでは気付かない細かいところまで良く気が回る。接客
サービスがとにかく自然で凄くて、営業職の自分としては常日頃から感心している
人物なのです。それと、職業的には現場で職人の人たちと飲む機会も多いのでしょう、
彼はお酒が強い。そしてお酒が大好きです。飲むとどうなるかというと、格段と陽気に
なって饒舌(じょうぜつ)になる。長男の披露宴ではそのパフォーマンスが実に素晴ら
しかったということ。挨拶の最中に入れる茶茶が最高だったのです。(笑) 

ただし、家族はハラハラドキドキだったようで(当たり前か?)、義姉と長女は隣の席で
『もぉ、やめてっ!』と再三注意していた。それどころか、父親の言動を終始観察して
いた新郎がひな壇から降りてきてヨシヒサさんを注意する場面もあったのです。(笑)
それでも人を侮辱するようなことは全く言っていないし、ヨシヒサさんのファンとしては
逆に、最低限の節度をキープしつつお祝いの席を盛り上げた功績を称えたいぐらい
だったのです。

で、私は今回もその時の再現を期待していた。

結婚式の数週間前、身内で不幸があり顔を合わせることがあった。私が「披露宴、
今回も期待していますから是非はじけて下さいよ。私はそれが目的で伺うようなもの
ですから」とそそのかしたところ、義兄は「いや、いや、今回は静かにします。“カズコ
(義姉です)”からもきつく釘を刺されていますので・・・」と神妙なコメントが出てきた。

ところがどっこい(笑)、本番当日は・・・

■新婦の友人が挨拶を始めると
 「みどりィィィィ~ッッッ!!」と、(顔馴染みの)友人の名前を絶叫

■変装した新郎の後輩達が出し物を終えて退場しようとすると
 「ちゃんと金払っていけよ!」と、背中に言葉を投げ

■新婦の友人がお祝いの素敵なバラードを唄っている最中に
 「待ってましたぁ~!!」と、合いの手を入れ、更に
 「それほどでもないぞ~」と、続け

■新郎の来賓の挨拶がかなり長くなってきたと見るや
 「それ以上長くなると巻きが入るぞッ」と、かまし

■新婦が泣きながら手紙を読み『パパには面倒を掛け続けて・・・』と言った途端に
 「そんなに面倒かかってないぞぉ~」と、突っ込む。・・・などなど。

父親が父親なら娘も負けていなかった。泣きながら両親に宛てた手紙を読む新婦に
向けて『こんなとこで泣くんじゃないッ!』と茶茶を入れたヨシヒサさんに対し、二女は
すかさず『泣いてないよッ!』と切り返していたものなぁ。(笑)

こんな些細な場面にもこの家族の絆の強さを感じる。特に三人の子供達は両親が大
好きなようで、一昨年の披露宴の最後の挨拶で長男が『両親のような夫婦になりたい』
と、ハッキリ言っていたのを思い出した。

私の子供たちもいずれは結婚して自分達夫婦の元を離れていく。その時、子供たち
から見える父親としての自分、そして両親としての夫婦の存在感は一体どんなもの
だろうか? 

『両親のような夫婦になりたい』

親にとっては最高の褒め言葉。披露宴でこんなこと言われたら最高の幸せだなぁ。

姪の朗読する手紙を聞きながら泣いている他人の私。その傍で酔っ払って茶茶を
入れまくる当事者である新婦の父親ヨシヒサさんを見てそんなことを感じた。(笑)

羨ましいですよ、ヨシヒサさん。貴方は実に素敵です。






56's hobby 【Photo】

写真撮影が好きです。 時々、以下のサイトに写真をアップしています。
-工事中-

56's hobby 【Guitar】

46歳の時からギターを弾き始めました。録音音源をアップしています。

◆Goro's guitar play



《所有ギター》
Hiramitsu-SJ 56's custom
Martin-M38
Morris-S55

56’s Theater

趣味で撮影した写真をBGM付きのスライドショーにしています。
-工事中-

最近のあれこれ

50歳を迎えた節目の記念にオリジナルギターを作りました。ルシアー(ギター製作家)は平光泰典さんです。
平光さんはクラシックギターの製作家として高名な一柳一雄氏に師事。独立され、現在は鉄弦(アコースティックギター)の世界に転じていらっしゃいます。私のような素人の下手っぴーがオーダーするなど失礼なことと思いましたが、快く引き受けてくださいました。

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