暑いせいもあるけど、いろいろあってちょっとヘタってます。
さてさて、一昨日、営業で移動中の地下鉄車内での出来事です。
私立中学の男子学生4人組(多分一年生だと思われる。まだまだ子供)が乗車してきました。
私が座っている前の四人掛けの席に着座。
すでに50代と思われる女性が一人座っていたので、一人が溢れて立つ事になります。
少しすると・・・
立っている一人を他の三人が傘でつついたり、ふざけた言葉で
からかい始めました。(よくある風景です)
・・・と、
その内、大きな声が聞こえてきました。かの50代の女性です。
どうも彼らの振る舞いが"イジメ"に見えてしまったようで、
■■■
あなたたちみんなで一人をイジメていいと思ってるの!
どこの学校なの?言いなさい! 学校に連絡する!
立派な大人になろうとしなきゃ駄目なのに、あなたたちの
やっている事はいけない事でしょ!
■■■
・・・などなど(↑)だけで無く、こんこんと子供たちに(お門違いの)ご指導をし始めました。
かなりキツイ言い回しだったせいか、私の隣に座っていた
女子高生は床を"ガン!"と踏みつけて立ち上がり、隣の車両に
移っていきました。(きっとウザかったんでしょう)
「別にイジメじゃないでしょ」と女性に進言すべきだったのかもしれません。
でも、昨今の陰惨なニュースに接触している大人としては、ちょっとした
事にも敏感に感じて反応することも大事だし、
女性の使命感を否定する訳にもいきません。子供たちは目を白黒させていましたが、
「こんな風に言われることもあるんだなァ」って思えれば決して無駄では無かろう
とも思えたので傍観していました。
でも、何か引っかかるものが残っていて・・・
・・・それが今日になってやっと分かった。
あの女性の使命感は否定できなくても、言い回しが妥当だったかというと
違う。(子供達にも事情があるはずなのに)彼らの心に『土足』でズカズカと
入り込んでいた気がする。それは、やっぱりいけない事だと思えてきた。
今日になってこんな事に気付いたのも、ある友人の「身の上ばなし」に触れてしまったから。
反応した自分が気遣い過ぎて、却って相手をツラクさせているかもしれない、
と思えてきてしまって・・・。
あの女性のように、言葉で過剰に慰めている訳ではない。でも、精神的な(無形の)部分で
必要以上に気遣うのは、ある意味『土足』でズカズカ入り込んでいることに等しい?
もしかして「もう忘れようと思っているのに・・・」「あ~、また思い出させて・・・」
はたまた「他人に分かるはずないでしょ」ってな具合に受け止められる可能性があるかもしれない
という事。
相手本位で上手く気遣うことができればいいんですけどね。
気をつけましょう。
今はツライであろう友人にいい事がありますように・・・。
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