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Goro・とおく

遺言代わりに書き留めています。 自分と自分の周りのこと・・・

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入学式の父兄席にて

昨日は達也の入学式。

入学式の予定が分った時、自分は別に行く気もなかったのであるが、カミサンは
気合も十分に「絶対に出席する」と宣言していた。彼女は“親として達也の門出を
見ておきたい”のである。

自分は? というと・・・

子どもが成長するにつれ、入学・卒業といった節目のイベントに“親として・・・”と
意識することがだんだんと薄れてきたような気がする。特に最終学府となっては
それが強い。自分固有の性格なのかもしれないが、高校入学の時には既に親が
来るのをひどく嫌がっていた。(笑) 『別に親が来てどうなるものでもないし・・・』
と、超ドライに思ってしまうのである。

とはいいながら、結局、昨日は私も出席した。それは入学先が自分の母校だった
からであって、“親として・・・”ではなく、久し振りに校歌を聴きたくなってカミサンに
付き合った。入学式をライヴ的に楽しみたくて出掛けたのである。出席の動機付けを
表現するならこうなる。(笑)

学生数がそれなりに多い大学であるため、会場は日本武道館である。これは自分の
入学時と変わっていない。


070408_01.jpg



新入生の席はアリーナと一階席にあてがわれている。達也は「アリーナに座りたい
から早目に行く」と、かなり早く家を出て行った。自分は先に用事があったので、
カミサンとは武道館の入り口で待ち合わせにしていた。九段下の駅に着くと目の
前は凄まじい人ごみ。自分の時もこんなだったかなぁ・・・と、あまりの人の多さに
驚いた。

カミサンを待っている間、坂を上ってくる密集した人並みをずっと眺めていた。
新しいスーツを纏った新入生と父兄が一緒に進んでくる。この組み合わせが多い
ことに気付く。武道館をバックに写真を撮る人も多い。立ち止まると危険なため
撮影を諦めて閉式後に待ち合わせの約束をする家族もたくさんいる。家族一緒に
会場に向かい、式に出席し、一緒の写真を撮るのは普通のことであって、そこに
全く違和感を感じさせないご家族がたくさんいらっしゃった。少し遅れて到着した
カミサンもそうありたいと希望しているようで、日本武道館に向かう道すがら
「式が終わったら達也はどうするのかしら?」としきりに気にしている。


父兄席に座るとカミサンが「達也の学部はアリーナのあの辺りよ」と、私に教えて
くれる。自分は母校の校歌を聴きにきたのであって、達也がどこに座っていようと
構わないので適当に応答していた。すると(どうしても武道館の前でスーツ姿の
達也と写真を撮りたいのに)私に熱がないことを悟ったカミサンは、携帯で達也に
メールを送り始めた。(笑) 実は、二階席のかなり上の方に座った私たち夫婦の
周りの家族もカミサンと同じようであり、下の方を指差して「あのあたりかなぁ?」
などと嬉しそうに会話し、メールと通話を使って眼下にいる自分たちの子どもと
閉式後の行動のやりとりをしていた。


カミサンと周りの家族のそんな姿を見ているうちに『これが普通の親なんだろうなぁ』
と感じた瞬間、31年前の母親とのやりとりを想い出した。

当時、母親から「入学式はどうしたらいいの?」と訊かれて「別に出なくていいよ」と
アッサリ答えた覚えがある。結局、両親は出席しなかった。もう遅いけれど、今に
なって悪いことをしたなぁ、と思う。あの時、母親は息子の門出をきっと見届け
たかったに違いない。他人の価値観を自分で決めてしまったことが恥ずかしい。


子どもの成長と親の関わり方にはバランスが必要。父親と母親では微妙に感覚が
違うかもしれないが、まずは相手の立場や価値観を優先して考えてあげるべき。
それは親にとっても子どもにとっても同じなんだろうと思う。母親が着けなかった
父兄席に座り、自分がひどくアンフェアであるように感じてしまった。


先日達也は、通っていた高校で作成される「受験体験記」の提出を依頼された。
『文書をチェックしてくれ』というので校正をしていたら、中に“僕は最初から父親が
卒業した●●大学しか頭にありませんでした”と書かれた部分があって、そんな
ふうに見られていたことが親として少し嬉しかった。加えて、今回、達也は親が
式に出席することを拒否していた訳じゃない。31年前に自分の親に向いていた
アンフェアな自分と違い確実に進化しているようで、恥ずかしさが倍加される。


式が終わって達也からカミサンにメールで返信が届いた。

「昨日知り合った友達と食事して、そのままガイダンスに行く」


自分と同じ匂いを感じて少しホッとした。(笑)




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お題:大事だと思うこと

達也が自分の部屋を綺麗に片付けた。勿論もうすぐ始まる新しい生活に備えてのこと。

受験勉強に使った参考書類は影も形もなくなった。苦手としていた古文の問題集などは
合格が分った当日に本をビリビリに破いていたが(笑)、高校で使用していた教科書
などその他モロモロ、先週で全て処分したようだ。もう、いつ大学生活に突入しても
大丈夫な様子。先立って準備してあげた専用のノートパソコンが、これも、買い換えて
シンプルな形状になったオシャレな机の上に鎮座している。開けられたトップからは
オレンヂ色のmixiの画面が覗いており、いかにも大学生の部屋らしい雰囲気に変わった。

廊下に目をやるとさまざまなモノが並んでいる。保育園や小学校低学年の頃に使って
いた玩具も多くあり、怪獣のフィギュアやいろいろなシリーズを揃えてあげたレゴブロックも
大量に放出されている。これらはカミサンが勤務する保育園に提供できるので無駄には
ならない。

出されているモノの中に色紙を見つけた。

『あぁ、これは小学校の時に達也が書いたやつだ。これでカミサンと大笑いしたっけ』と、
墨汁で書かれた字を眺め、その当時のことを思い出してまた笑ってしまった。

確か五年生の時だったと思う。

国語の時間に「(自分が)大事だと思うこと」を題にして、各自が色紙に毛筆で字を
したためる授業があった。このお題を投げられて、五年生のレベルなら普通は“友情”
とか“勇気”とか“思いやり”などと書くのだろうと思う。しかし、達也が表現したのは、
今、目にしているこの色紙に書かれた言葉だったのである。それは・・・



            070403_01.jpg



今、見てもやっぱり笑える。結局、担任の先生に書き直しを命じられた達也は“平和”と
書いて提出したのであるが、あの時この色紙を持ち帰ってきた達也に何で“安い”って
書いたのか、その理由を尋ねてみたら「大事なことだと思ったから」と素直に答えていた。
間違っていない。正しい。(笑) 


こういうのって、価値はないけれど捨てるのがもったいない気がする。残しておけば
未来の嫁を笑わす材料に使えるだろう。


で、即、回収。






開幕前夜・28年目の新人

我が家ではこの春、家族五人のうち三人が新しいスタートを迎える。

何度も書いたが、まず長男の達也が大学に進学する。これはピカピカの新しい旅立ち。
それに続いて、先日カミサンの異動が決定した。地域的には少し不便な場所にある
保育園に勤務先が変わります。本人も同僚も異動無しと思っていたらしく、予想と
違った決定に少しビックリしたようだが、公立保育園の保育士には決して珍しくない
ローテーション。カミサンも慣れたものです。こちらは穏やかなリ・スタート。

そして、一番厳しい出発点に立つことになった者がもう一人。

・・・私です。(笑)

同じ事業部内での異動が決定した。入社以来、職種としては一貫して営業だったが、
今回初めて内勤になる。部分的に営業要素も残るが、主体は内勤です。4月1日付
なので実質的には2日の月曜日から職種が変わる。異動先は事業部の長のプランに
基づいて新設されたセクション。ゆえに形がなく、これから作っていくことになる。
この先に何が待っているのか分らないが、テンコ盛りの仕事が待っているということ
だけは想像がつく。その前兆なのか(引継ぎがあったとはいうものの)先週は下の
画像のごとく忙しかった。これは火曜日時点の週間スケジュールで、この後も予約が
入り、最終的に隙間はほとんど埋められた。売れっ子でぇ~す。(笑)


070401_01.jpg






























異動決定直後はかなり緊張した。その理由は幾つかあって・・・

まず、営業以外の職種を経験したことが無い為の不安。今年6月で50歳になると
いうのに情けないのだが、これは自分にとってコペルニクス的転回なのです。それと、
“考えること”が新しい業務の主体となるのも気になった。幾ばくかの素地とカン
だけでサラリーマン(営業)人生を続けてきた者に、無機質な数字データから事業
収益性だとか新しい事業構造を考えろと言われてもそれは厳しい。加えて「どうしても
作りたかった肝いりの部署だ」などとキッパリ言われると余計に緊張してしまう・・・。

はず・・・だったのだが、

この一週間、前倒し的に業務を開始していく中でキモチが変わった。意外と新鮮な
自分がいて驚いているのです。(笑) 


もしかすると自分の深層ではこうなることを望んでいたのかもしれない。


部長になってからのここ数年、何か不完全燃焼感が続いていた。もともと体質が
現場寄りで、職位が上がるにつれて仕事の実感が乏しくなっていたのは確か。
課長時代は(担当者として受け持つ自分の仕事量こそ少ないが)現場の接触点が
近い分だけ毎日が緊迫しており、嫌なことが続いても凄く楽しかった。ところが、
部長になるとマネジメントが主体になり、自分には貴重なハラハラ・ドキドキ感を
得ることが出来なくなっていたのである。

ここで職務内容が変わるというのは、自分にはチャンスと捉えるべきなんだろう。

今年は五十歳になるし、銀婚式を迎える節目の年でもある。仕事上での精神的な
緩さが生活全般の緊張感を失わせていた部分もあった。新しいスタート地点に立って
いることは間違いない。

開幕前夜・・・。

もう一度新人になったつもりでドキドキしてみましょうか。(笑)




「ババァ」発言

会社を出ようかという時に携帯が震えた。カミサンからのメールだ。いつもとは違って
震え方が若干強いような・・・。(笑)

こんな内容だった。


JPCとかいう会社のモリタと名乗る男から電話があり、そいつが教材販売の目的で
セールストークを一方的に続けたらしい。よくある失礼・非礼な勧誘電話ですね。で、

“高校2年生のお子さん対象にどうのこうの・・・” 

というので

「なんで高校2年生の子どもがウチにいると思われたのですか?」 

と訊いたところ

“名簿があるから”  

というので

「名簿はどこから入手したんですか?」  

と訊くと

“それを尋ねることが違法なのは知っていますかぁ~?”  

と、バカにしたような口調で訳の分らないことを言われた、と。

ここでカミサンもキレたのだろう。なんと彼女は「知ってますよ」と応えたらしい。(笑)

違法入手した個人情報を振りかざし、その入手先を尋ねると、逆に個人情報保護に
違反すると脅すロジックは結構面白いなぁ。(笑) それもイカしているが、これに対し
分っていないのに「知ってます」と、売り言葉に買い言葉で応えてしまうところも、実に
カミサンらしくて笑ってしまう。

ま、それはいいとして・・・カミサンもモリタの正体を暴きたかったのだろう、

「折り返すのでそちらの電話番号を教えてください」 

と続けたところ、モリタは

“(彼のロジックありきで)違法なのを知ってるなら、じゃあ(どこから入手したかなんて)
最初から訊くなよババァ” 

と返し、更に

“きれてんじゃねえよ。くそババァ” 

と吐き捨てて電話を一方的に切ったらしい。


怒りに震えるカミサンのメールは

「どう思う?訴える方法ない?」 という文言で閉じられていた。

とりあえず 『 笑える。まず、冷静にしましょうよ 』 と返信して会社を出た。


帰宅してもカミサンはプンプンしており、再び冗談交じりに「訴える方法はないの?」
というので、『 どんな理由で訴えるの?』と尋ねると「名誉毀損よ!」と、キッパリ。(笑)
「とにかく、ババァとかクソババァって言われたことが許せないのよ」と言う。

てっきり個人情報絡みかと思っていたのに違った。カミサンは女のブライドを傷つけ
られたことが許せなかったのだ。(笑) ここで本当なら「しょうがないじゃん、もう
ババァなんだからサ」といつものように突っ込みたいところだが、さすがに怒って
いるカミサンには言えない。それで、「(綺麗なんだからというお世辞含みに)
ババァかどうかは実物を見てから言いなさい!・・・ぐらいのことをモリタに言って
やれば良かったのにね。それから裁判だよ」とヨイショしてあげたらやっと顔が緩んだ。
極めて単純で面白い。 

が、それで終わらせないのが自分らしいところなので、こう続けた。

「でもなぁ、司法の判断は難しいと思うよ。実際に俺が裁判官だったら、お前は
絶対敗訴だな。判決で“ババァ”って認定されたら却って立ち直れなくなるだろう?
だから裁判はやめた方がいいね。ガハハハハハッ」


カミサンも大笑いしておりました。(笑)


はからずも本日、石原都知事の「ババァ」発言の訴訟で原告側は敗訴してましたね。
どちら様も同じようで・・・。


自分を見たこともない奴に言われたって被害無し。それよりも、周りの人に向けて
カワイイ“ババァ”でいれば、それでいいんじゃないでしょうか。(笑)




なんかアタマにくるよなぁ

給食費の未納に続いて、最近は保育料の未納問題が騒がれている。カミサンが
保育士を職業にしているせいか、この類の話にはどうしても敏感になってしまう。
というか、憤ってしまう。

なんで世の中こんなに悪い奴が多いんだろうか?

一年以上払わないなんて、最初から払う気などないのだ。加えてその腐った思考で
「どうせ福祉施設だ。俺達は税金を払っているんだから助けるのは当たり前だろう」
くらいの事は簡単に言うのです。そして、こういう奴らに限って確実にズル賢い。
多分、「弱い子どもを預けているんだ。保育料を払わないからといって面倒をみなく
なるはずがない」こう考えるだろう。逆の見方をすれば、保育園(自治体)は相当の
金を使って“人質”を自ら囲わされているとも言える。

そして、本当は働いて保育できないはずの人間がゆっくりと自分の時間を過ごす。
保育園に預けてしまえば朝8時から夕方6時まで、10時間もフリーになれるのだ。
家でテレビを見て昼寝をし、車に乗ってパチンコに出掛け、帰るついでに子どもを
引き取り、ちょっと前に負けたパチンコの腹いせで子どもにあたる。結局、可哀想
なのは子どもなのです。

断言はしないが、概してこの手の親は子どもに愛情をかけていない。

カミサンの受け持ち園児(仮称)Aクンの保護者もその類のようだ。保育料を未納して
いる訳ではない。ただし、保育に欠けているとは到底思えない状況。通常、保育に
欠ける状況とは、両親(シングルもあり)が日中は勤務している状態をいう。ところが
普通のサラリーマンである父親はよいとして、問題は母親の方。保育申請の際には
支払い保育料の等級決定の為に収入の確認が必要なのだが、彼女の年収を聞いて
ビックリした。個人を特定できる訳じゃないから大丈夫なので書くけれど、

-年収- ¥23,000 ですよ。

これで 『働いている』とか『保育に欠けている』って言えるのか?


Aクンは年長児だというのにカミサンに付いて離れない。トイレにまで付いてくるので
「お部屋で待っててね」と言っても、出てくるまでそこで待っているほど。お昼寝の
時などは、わざとお漏らしまでする。お漏らしをすれば着替えの手伝いのために
カミサンが来てくれることが分っているのだ。彼にとって愛情を向けてくれる存在は
母親ではなくカミサンに代わっているということ。精神錯綜と思えるほどの状況が
そこにある。

だが、母親と一緒の人前に出ると、Aクンは保育園の生活ではおよそ見られない程の
笑顔を無理やり作って自分の母親に向けて投げるのです。カミサンが言うには、この
ような状況では親の愛情が足りなければ足りないほど、子どもは余計に頑張るらしい。
悲しすぎる。

先日あった卒園式、(会場の都合から)“保護者二名まで同席可”の決まりを知って
いながらこの母親は、祖父・祖母など一族郎党合計8名出席させて欲しい、と言って
きたそうである。そんなに近い人がたくさんいたなら、ここまでの日々、誰か一人
ぐらい面倒もみれただろう。

幼稚園と違い福祉施設である保育園は、保育に欠けた状況であれば卒園後も子どもを
預け入れることができる。卒園式が終わったあと、明らかに愛情を求めているAクンの
行状をいつものように母親に伝え、「ねえ、お母さん。卒園式も終わったし、あとはもう
家でみてあげた方がAクンにはいいよ」こう伝えたらしい。けれども結局、Aクンは29日
までしっかり預けられるようだ。

この母親は、四月から職場異動となる“親代わりの”カミサンが29日まで現在の園で
勤務することを知っているのである。

もう、最低です。ホント頭にくる。「自分のことよりも、先に子どものことを考えろ!」と
言いたくなってしまう。


日本はいつからこんなに悪い奴が増えちゃったんだろう・・・。





これぐらいしないと・・・

タバコを止めてもう久しい。吸い始めの年齢は早かったが、結婚した24歳の時に
吸わなくなったので、もう25年になる。切っ掛けはカミサンの実家の高価な絨毯を
ひどく焦がしてからです。(笑) ・・・が、まぁそれだけではない。ちょうどその頃、
朝の歯磨きのたびに“おぇッ”となることが多く『ちょっとやめてみようかナ』と思って
禁煙を始めた部分もあった。当時は二日で三箱ぐらいのペースだったので(ヘビー
でなかった分?)意外とすんなり止めることができた。

今、喫煙者にはとても厳しい時代ですね。嗜好の結果が本人だけでなく他人にも
関わってしまうので、しょうがないのかもしれない。

(かなり前とは言え)かつて吸っていたことで免疫があるのか、私は周りで吸われても
それほど気にはならない方です。でも、状況次第では『カンベンして欲しいなぁ・・・』と
思うこともある。例えば、狭く密閉された空間で立て続けに吸われると結構辛い。
その結果として服や頭髪に匂いが付着する。その場では気にならなくても、帰宅すると
思わぬ匂いの威力に驚くことがある。

自分の場合、特に気になるのは食事の時かなぁ。分煙されていないレストランで隣の
テーブルが全て喫煙者で固まっている場合、絶望的なキモチで食事を続けることも
珍しくない。この組み合わせだと喫煙は抑制されず、逆に促進されるのです。(笑) 

吸わない側から見ると、喫煙者のタイプは

①周囲に気を配って自分が我慢する人
②周囲に気を配りつつ吸う人
③周囲を一切気にせず欲求にまかせて吸う人

こんな感じで三分されるように思える。私は①の人は立派だと思うし、実際に自分の
周りにはそういう人が多い。私としては②と③の間くらいまでは大丈夫だが、絶対に
煙を受け付けない人にしてみれば、②でもダメでしょう。

最近、喫煙者はかなり排他的な立場に追いやられている。人体に与えるであろう影響の
科学的見地がベースにあるとしても、③のタイプの喫煙者によってそれが助長されている
要素もあるのではないだろうか? 私が勤める会社でもそう感じるところがあって、例えば
トイレの個室で喫煙する人が少なからずいる。イコール、③のタイプの喫煙者でしょう。
床に灰が散乱していたり便座が焦げているのを見ると、良識ある愛煙家がとても可哀想に
思えてくる。座った前方の壁、目線位置には『禁煙!』のプレートが表示されているの
ですよ。吸殻だって多分、大概は便器に投げ捨てられて水洗されていくのだろうなぁ。

何で最低限のルールが守れないのかね? 

小用でトイレに行くと煙草臭い時がある。個室のドアが閉まっていると、正直、中にいる
人間を苛めてやろうかと思う時があって、そんな時は用を足しながら 『あぁ、総務部長に
なりたい』と、夢みてしまう。(笑)

私が総務部長だったら・・・

・トイレの個室には超高感度の煙感知器を設置する
・煙を感知した瞬間に緊急消火システムが起動し、サイレンが鳴る
・同時に緊急消火システムの責任者である社長が該当のトイレに向かう
・サイレンと同時に天井から一気に大量の水を落として煙草を消火する
・残り火は危険なので、念押しの為に天井から大量の粉を投下する
・自分に何が起きたのか分らないまま個室を出た瞬間に天井から金盥(かなだらい)を投下
・フラフラになった喫煙者がトイレを出る
・出口で待ち受ける社長が「もうしないね?」と確認し、喫煙者の言質を取る

で、自分が社長なら・・・

喫煙者が「プゥ~ッ」と口から白い粉を吐いたら全て許してやろうかと思う。


ウ~ン、我ながら完璧なシステムだ。(笑) 


最低限のマナーを守れない人には、こんなドリフ的発想の懲罰を加えてもいいのでは
ないかと思う。やりすぎ?(笑)




投資ではなく “投志”

昨日は達也の合格祝いを兼ねて家族で焼肉を食べに出掛けた。ただ、自分は前日
前歯を二本抜いて、差し歯を入れる前の「仮歯」の状態。痛みも少しあって、美味しく
食べられませんでしたが、次から次へと上タン塩を注文し、食べまくる達也を見ている
だけでこちらも満腹になりました。(笑)

振り返ると、合格に至るここまでいろいろなことでお金が出ていった。進学予備校の
費用、受験料など、計算すると間違いなくハカランダ材のギターが買えるレベル。(笑)
でも、お金は“使って価値が出る”モノだし、これが後でいい形に変われば出費した
甲斐があるというものです。

夏期講習の受講や参考書の購入などで費用を出すその都度、(決して余裕がある
訳ではないが)私はことあるごとに「どんどん出してあげなよ。これで達也が老後の
面倒をみてくれるんだからさ。ある意味、投資だよ」とカミサンに言っていた。目標を
持って結果を出そうと本気で頑張っている奴を応援してあげようというのに、制約を
つけて窮屈にする必要はない。

でも、“投資”という言葉を持ち出すと、カミサンは必ず「私は達也に面倒をみてもらう
つもりはない。そんなことでお金を出す訳じゃない」とストレートに反応する。が、私は
分りやすくする為に“老後の面倒”と表現しただけであって、お金を出すことでそれを
強要したり、前提条件にするつもりなど毛頭ない。キモチだけで勉強道具を揃えて
あげることは出来ないし、キモチだけで受験させることも出来ない。そこにお金が
必要だから拠出した。希望を抱く子どもを応援するキモチの使い方が単純にお金に
換わっただけです。そんなことよりも、恵まれている(・・・と私は思う)環境を本人が
どう考えるか? そして、その恩恵を自分がどう感じるか? に興味があるのです。


食事中「(亡くなったそれぞれの)おじいちゃんたちは大学はどうしたの?」と、達也が
私とカミサンに訊いてきた。

「大学どころか高校にも進まない方が普通。それよりも手に職を付けなきゃいけない
時代だから、時計の職人になったのさ」

と私が言い、カミサンは

「本当は勉強したかったらしいけれど、家の事情で働かなきゃいけなくて材木屋の
小僧になったのよ」

と返した。すると達也は、

「俺は恵まれているんだよなぁ・・・」

こうポツリと言う。

投資効果の兆しが直ぐに見えてきたような気がして、何故か嬉しくなる。(笑)


『老後の面倒を見て欲しい』なんて本気で望んではいない。本人の中にそういう
キモチが生まれればそれだけでOKだと思う。そして、きっと親に必要なのは“投資”
ではなくて“投志”なのだと感じる。決して胸を張れるほどではないが、私は両親の
“投志”を受け留めてきたし、それを返すキモチも常に持ち続けてきたと思っている。
それはカミサンも然り、です。一定の年齢に達した達也が両親の投げた“志”を
どう受け止めるのか、これからが楽しみだなぁ。

とは言いながら、キモチを形にするのはまだまだ不得手だろうと思い、そのキモチを
表現し易くしてあげようと、早速あるモノを準備してやった。「俺もそうしたんだよ」と
言って、本人自身が卒業後に返還する旨をさり気なく提案しつつ、奨学金の案内書を
大学から取り寄せてあげたのです。(笑)


あわよくばハカランダ・・・とは言わないが、これでギター代を浮かすことが出来ます
ように・・・。


この父親は基本的に意地悪で狡猾なんです。(笑)







歯にまつわること

もう二週間ぐらい前のこと。起床した際、上の前歯に違和感を感じた。

少し歯が浮く感じだったのだが、それに近い感覚は過去にもあったので特に気に留めて
いなかった。少し違っていたのは痛みのレベル。ちょっと嫌な雰囲気がある。その日は
食べ物を前歯で噛まないようにして過ごしたが、夜になっていつもとは状態が違うことが
ハッキリした。

カミサンと喧嘩して声を張り上げている時、微妙に歯がずり落ちてくる感じがするのだ。
気になってもはや喧嘩どころではなくなった。敵に悟られないように言葉数を減らす。
ここで歯がずれてきたら滑舌がおかしくなり、口撃に迫力を欠いた挙句、大笑いされて
“惨めな敗戦”を迎えることになってしまう。舌で歯を押さえることに必死になった。(笑)

まぁ、そんなことはどうでもよい。事実はひとつ。25年間、四半世紀を共にした相棒が
あの日、終焉を迎えたのである。


私の上の歯は正面の四本が差し歯。今の歯になってから25年が経過したが、その前に
切っ掛けとなったことがあって、それは中学三年生の時まで遡る。ちょうど卒業式の
一週間前、サッカーでジャンピングヘッドをした際、競り合った相手と空中で激突した。
相手の額に私の口が当たったその瞬間、まず真ん中の一本が宙に飛んだ。倒れ込んで
ぼーっとした意識の中、口元を押えた手を見ると血だらけになっている。あれっ?と
思って歯に指を添えると、何もせずもう一本の歯もスッと抜けた。あの時はビックリした
というよりも、いったい自分に何が起こったのか分らなかった。(笑)

学校の目の前の歯科医院で急遽治療。幸運にも抜けた歯に損傷がなく、そのまま差して
残すことになった。麻酔を何箇所も打たれ長時間の治療になったが、何とか無事に終了
した。その後、熱をもったことで口元が異常に腫れ上がり、結局、卒業式はマスクを
したまま出席したっけ。(笑)

医師から「五年くらいはもちます」と言われたが、運良く長続きした。

そして九年後、結婚した年のXmas・・・。

(骨が付いていると知らずに)フライドチキンを食べていて『パキッ!』という音が聴こえた
ように感じた。直後、真ん中の二本の歯の間からスーっと血が滲んできた。

・・・the end.そして治療となった。


           070308_01.jpg


①と②の欠損修復の為に③と④にブリッヂ補強をするので、都合四本の差し歯が必要に
なる。保険がきかないので治療費は高額になります。当時8万5千円×4本=34万円を
お支払いしました。


その差し歯と一緒に25年間暮らしてきた。考えてみれば15歳の時の治療以来、硬い
ものは直接前歯で噛まないように気をつけていた。リンゴの丸かじりの感触など34年も
味わっていないのだ。(笑) だからこそ、ここまでよくもったのかもしれない。


そして先日、25年前に治療してもらった歯科医に行った。結局、いつの時点でそう
なったのか不明だが、ブリッヂ元の③が中で折れているとのこと。噛まないように気を
付けても口内で咀嚼する内にどうしても当たってしまう。その蓄積で折れたのだろう。
で、今度は写真の⑤と⑥の歯にブリッヂを渡して6本の差し歯にすることになった。
少し大掛かりな治療になるみたいですね。

一般的に歯科治療は恐がる人が多く、歯科医は治療中よく「恐くありませんよ~」と言う。
基本的にM体質で、もともと歯科治療が好きな方だし(笑)、25年前と先生も変わって
おらず私は安心しているのだが、都度「大丈夫ですか?」と声掛けしてくださる。治療の
内容説明は良く分ったし、恐くもない。恐いのは治療内容ではなく費用の方ですよ。(笑)


「私が恐いのは費用です」と先生に言った後、『これ、確か25年前にも言ったなぁ・・』 と
思い出した。本当はここで先生に「大丈夫ですよ~」と返して欲しいのだが、25年前と
同様、返ってきたのはマスク越しの優しい笑顔だけでした。(笑)







56's hobby 【Photo】

写真撮影が好きです。 時々、以下のサイトに写真をアップしています。
-工事中-

56's hobby 【Guitar】

46歳の時からギターを弾き始めました。録音音源をアップしています。

◆Goro's guitar play



《所有ギター》
Hiramitsu-SJ 56's custom
Martin-M38
Morris-S55

56’s Theater

趣味で撮影した写真をBGM付きのスライドショーにしています。
-工事中-

最近のあれこれ

50歳を迎えた節目の記念にオリジナルギターを作りました。ルシアー(ギター製作家)は平光泰典さんです。
平光さんはクラシックギターの製作家として高名な一柳一雄氏に師事。独立され、現在は鉄弦(アコースティックギター)の世界に転じていらっしゃいます。私のような素人の下手っぴーがオーダーするなど失礼なことと思いましたが、快く引き受けてくださいました。

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