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Goro・とおく

遺言代わりに書き留めています。 自分と自分の周りのこと・・・

カテゴリー「雑感」の記事一覧

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タクシードライバーの面白い話(Ⅰ)

呑んで帰る途中で寝過ごしてしまい、五つ先の駅で目が覚めた。
幸いなことに、時間的には途中駅まで戻れて
そこからタクシーで帰ったのだが
乗車したタクシーの運転手さんの話が最高に面白かった。
 
今回はその前段。
 
実は、乗車待ちの列に並ぶ際、
バスレーンを挟んだ反対側の歩道を私と並行して歩く酔客がいた。
仲間の男性に介抱され、
引きずられるように歩くサラリーマンとおぼしき男性が
大声を張り上げている。
声が聞こえて存在を認識したのだが、
やりとりの内容が尋常じゃない。
転倒、或いは、どこかにぶつかったのか、
顔面を切ってかなり流血しているようだ。
 
『ほら、顔から血が流れてるんだからな。分ってるのか?
 危ないって。しっかりしろ』

随分と物騒な声が聞こえてくる。 

が、
 
本人は酔っ払っているので痛くも痒くも無いのだろう。
それどころかキモチも大きくなっていて、
 
「うるせぇ。俺を誰だと思ってるんだ!うおぉぉぉ~っっ!!」
 
と、完全に酩酊状態です。
 
介抱している人間の方がタイヘンだよなぁと同情しつつ、
彼らから目線を切って列の最後尾に並んだ。
 
すると、後ろから大声が近づいてくるではないですか。
件(くだん)の酔客です。
二人は私の後ろに付いてしまいました。
 
あちゃ~。
こんなヤツに絡まれたらイヤだなぁ・・・、
 
が、
 
恐いもの見たさで視線を向けると、マジに何箇所か出血しており、
特に額からの流血量は半端じゃない。
 
・血が出てるんだぞ
・顔が切れてるのは分ってるのか
・しっかりしろよ
・タクシーに乗せるからな、ちゃんと行き先を言えよ
 
介助の男性が言いきかせるように言葉を掛け続けるが、
流血男は相変わらず、
 
「うるせぇ、バカヤロー! うおぉぉぉ~っっ!!」の連呼です。
 
介抱していた男性も流石に最後は完全にキレていた。
 
私の乗車順が来てタクシーに乗り込むと
運転手さんが即座に言葉を発してきた。
 
  あ~良かった。
  お客さんを選べないから、くじ引きみたいなものなんですよ。
  後ろのお客さんが当たらなくて本当に良かったですよ。
 
安堵感が溢れていた。
よく分かる。
 
私もグダグダになっているヤツをタクシーに押し込んだことが何度かある。
「とにかく王子のほう」と、方角だけ伝えて
無理矢理発車させたことがあったのを思い出した。(笑)
 
そんな時、必ず目にするのは、
 
「えっ!? 一緒に乗ってくれないんですか?」
 
とでも言いたげに、
コチラを悲しそうに見つめる運転手の眼差しだ。
後ろのタクシーに乗せられるであろう流血男は
正にそういう状態にある。
 
私を乗せた運転手さんは、この駅に戻る前の乗客が酔客で
結局、交番に預けてきたそうで、
危うく大はずれのクジを一晩の内に連続で二本引くところだったらしい。
 
  そりゃ、外れて良かったですね。
 
などと会話をしているうちに、信号待ちで停車。
すると、運転手さんが
 
  ほら、横についたタクシー。
  あれ、後ろに並んでいたお客さんですよ。
 
と、教えてくれた。
 
目をやると、流血男はドアを開けようとして車内で暴れていた。
黒いコートを着ているせいもあり、
まるで檻(おり)から脱出しようとするゴリラのよう。
きっと車内でも「俺を誰だと思ってるんだ!うおぉぉぉ~っっ!!」って
叫び続けているんだろう。

運転手さんは隣のタクシーに目をやり、

  隣は同じ会社のタクシーなんですよ。
  しかも、あいつは新入社員なんだよなぁ。
  可哀想に・・・。

運転手さんが言うように、隣の新入りの運転手さんは
物凄く不安げな表情で後部座席をチラチラ見ていた。
その交差点で行き先が分かれたが、
進行方向だって怪しいものだろう。
あの後、流血男は間違いなく交番に納品されたと思う。
 
 
-----ここまで前段-----
 
 
 
 
 
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足掛け33年・390冊

公式発言としては、
学生生活を終えてから馬券を買い始めた・・・ということにしますが(笑)、
高校二年生の時から競馬に興味を持ちました。
もちろんギャンブルが入り口なのですが、
馬券よりも専ら歴史・血統論・馬産・背景のドラマ性など
サラブレッドそのものの魅力にとりつかれ、
アカデミック側に寄ったところで熱中していたように思います。

一番熱の入った時期は大学生の頃。
当時、高校時代の競馬仲間六人(これもちょっとおかしいか?・笑)と
国鉄のワイド周遊券を使って北海道に行き、
日高を中心に牧場巡りもしました。
名馬と称された『テンポイント』がレース中の事故で命を落とし、
早来(はやきた)にある生まれ故郷の牧場に埋葬されていたので、
どうしてもお墓参りがしたくて現地まで足を運んだのです。

結婚した際も、海外を希望するカミサンを説き伏せ、
新婚旅行の行き先は北海道に決め、
しかも旅程の三分の一は日高にステイした。
カミサンには言えなかったが、
実は、大好きだった『トウショウボーイ』が引退して種牡馬になっており、
彼に会いに行きたかったのが最初の理由でした。(笑)
浦河の牧場に訪ねていったところ、丁度種付けの時間帯にぶつかり
ご好意で実地見学をさせてもらったのも良い思い出です。

それぐらいマニア的であったのですが、
その間ずっと目を通していたのが中央競馬会の機関誌(月刊)「優駿」です。
大学入学と同時に買い始めましたが、当時は書店流通の部数が極端に少なくて、
前述の『テンポイント』が亡くなった直後の追悼号は売り切れ状態で、
書店を幾つも廻ってやっと確保した覚えがあります。
以降、競馬への興味が薄れてからも途切らすことなく
四年前まで購読を続けていました。

が、

最近、あらゆるモノが溢れ出して家の中が手狭になってきたため、
「優駿」のバックナンバーも処分することにした。
この連休中にバインダーから一冊ずつ外して整理しました。

e25c4204.jpg

重ねた二冊は始まりと終り。
1976年の4月号から2008年の9月号まで足掛け33年で合計390冊。
よく溜めたものだなぁ、と思う。

33年間で製本方式は中綴じから無線綴じへ移り、
判型もAB判・A4変形判・L判と変わって途中からはDVDの付録も付いた。
印刷方式も含めた仕様の変化振りは雑誌トレンドの変遷そのもので、
片付けながら眺めていて興味深かった。

最初に買った号のページを久し振りに開くと昔の匂いがした。
レース記録には懐かしい馬名や騎手の名前が並んでいて
熱中していた頃の思い出が蘇ってくる。

こうして長年に渡って保管していたモノを処分するのは
雑誌と言えども寂しいキモチになります。
やっぱり、少しだけ手元においておこうかな。












朝風呂

今日、朝の通勤電車の車内で面白い光景を見た。
 
車両連結部に近い三人掛けシートの端で
オジサンが壁にもたれ掛かって居眠りをしていた。
丁度その席の前の吊り革が空いていたので歩を進める。
カバンを網棚に載せて視線を下に向けると、
オジサンは側頭部と壁との間にポップな柄の黄色いタオルを挟み、
枕代わりのクッションにしていた。
キモチ良さそうに熟睡していらっしゃる。
この時季にはちょっと寒そうなバーコードヘアだが、
派手なタオルとの組み合わせが意外とマッチしており、
微妙にカワイイ。(笑)
 
心地よい電車の揺れに楽しい夢をみているのだろう、
 
“ふっ” 
 
“ふふっ”
 
オジサンの口元が何度か緩み、寝顔がニヤつく。
 
   ・
 
通勤電車の車内にこういう人を見つけることが出来ると嬉しい。
殺風景でサイレントな空間が一転して小劇場に変わったりするのである。
過去の経験から、このオジサンには相当な実力というか匂いを感じる。
かなりのパフォーマンスが期待できそうな気がしていた。
 
案の定・・・
 
私が下車するまでの約20分間で
オジサンの様(さま)は見事に変化していった。
眠りのレベルが高まるにつれ、
オジサンの頭は壁伝いに段々とズリ下がり、
 
な、な、なんと!
 
逆にタオルのほうが徐々に、上へ上へとよじ登ってきたのである。
 
下車駅の直前では黄色いタオルは既に枕の役目を終え、
キレイに四つ折りに畳まれた状態のまま
オジサンの頭のてっぺんまで移動していた。
力学的にどのようなチカラが作用したのか全く分らないが、
タオルは完全にオジサンの頭頂部を制覇している。
 
サミット!
 
その姿はとてもフォトジェニックで
写真に残しておきたいほどだった。
 
電車が停車する。
バーコードの頭頂部を覆(おお)う黄色いタオルに笑いをこらえながら
網棚のバッグに手を延ばした時、オジサンの半開きになった口から
声とも安堵のため息とも取れる音が漏れた。
 
“ふぅ~”
 
夢の中・・・。

キモチよさそう・・・。

頭上に乗ったタオル・・・。


オジサンは、ちょうど今、肩まで温泉に浸かったところなんだろうと思った。
 
 
 


クルマを予約

結婚した時に義理の兄から中古車を譲ってもらったが、
それ以降は全て新車を乗り継いできた。
乗り換えるタイミングは早いほうだと思う。
過去、車検は一車一度が基本で、二度通したのは一台だけです。

買い方も速攻決め打ち派で、細かい比較検討はしないタイプ。
幾つかのディーラーを競わせて値段を下げていく人も多いが、
自分は超短気なのでそんなやり方は面倒くさくてダメ。
時間がもったいないです。
欲しいクルマが決まっているのなら、購入確約を条件に
その場の一声でバサッと大きく値引かせて、
スパッと決めてしまうほうが断然楽チン。
値引きに困った営業が「所長の了解をもらってきます」と言って
一旦席を外すくらいの時間なら我慢できる。(笑)
 
「コンビニで物を買っているみたいですね」と、
周囲の人から言われたこともあるが、
確かにそんな買い方をしてきたように思う。
 
ちなみに、今のクルマは、
点検で旧車をディーラーに持ち込んだ際にその場で決めた。
その時は試乗もしませんでした。
さすがに試乗せずにサインしたのは初めてのことだったので、
当時は自分でも「こんな買い方してていいのかな?」と、
感じたのだが、そんなことは直ぐに忘れてしまうようだ。
最近、それ以上の衝動に駆られてしまったのである。
 
先々週の土曜日、
クルマの定期点検でディーラーに出向いた際、
点検が終わるのを待っている間、
営業と談笑している最中にオーダーしてしまった。
ここまでは前回と同じなのだが、少し様相が違うのは
実車も見ていない、パンフレットも用意されていない、
未発表のクルマをオーダーしたということ。
 
今、予約を入れておいたほうが減税措置や下取り価格など
モロモロお得に思えたので事に及んだのだが、
結果、今回は車検を一度も通さずに、
二年間の走行距離5,700キロで買い換えることになりそう。

それぐらい興味を持ったクルマなのだが、果たして・・・。




 

赤麦の恵み

以前、美瑛の「赤麦を守る会」について触れましたが、
先日、一坪会員向けのプレゼント品が届きました。
 
20111025_050701_1.jpg
 
頂いたのは赤麦で作られた地ビールとうどんです。
今年は天候不順の影響で収穫までに大変なご苦労があったようです。
よく味わって飲み、ありがたく食べようと思います。
 
ちなみに、茎の色から赤麦という名前が付いていますが、
製粉されたものは通常の小麦同様に白色だそうです。
言わずとも、当たり前か。(笑)




 

Choo Choo TRAIN

昨日、帰宅途中の電車内で面白い場面に遭遇した。
もう下車駅に着こうかという時、座席でスマホをいじっていると
左前方で人影が動いた気配を感じた。
顔を上げてそちらに目を向けると、ドアから入ってすぐ先のスペース、
車両の中央で中年のバーコードおじさんが上半身を大きく捻転している。
見たところ、どうやらおじさんには虫がまとわりついており、
それを避けるために身体を動かしているようだった。

おじさんが太っていたせいでそう見えたのかもしれないが、
私には「動かす」というよりも「踊っている」ようにしか見えず、
虫から逃げ惑う切羽詰った表情も加わり、
それは、半ばトランス状態かと思わせるほどの激しいパフォーマンスだった。
その動きの様から、私はてっきりスズメバチのような
かなり危険な虫がおじさんに絡んでいるのだろうと推測した。

が、

目を凝らして見ると、それはホバリングしておらず、
少なくとも蜂のような危ない虫ではなさそうであった。
ただ、おじさんの様子からして、危険ではないが相当に大きな
得体の知れない虫だろうと想像していた私は、
一瞬、壁に止まったその虫を見て思わず吹き出した。
おじさんを踊らせていたのは、ただの「蛾」だったのだ。
それも決して大きくない、ちっちゃな蛾である。

脅威を感じさせないモスラとそれに逃げ惑うおじさんの動きには
見事なコントラストが付いており、当然の如く乗客の視線が集まった結果、
車両の中央は一転して立派なセンターステージと化した。
モスラが再び飛び立ち、おじさんに向かう。

おぉ!

乗客がおじさんに注目する中、
ステージではちょっとした変化が起こり始めていた。
おじさんの周囲には他に四人の乗客が立っていたのだが、
驚いたことに、その人たちもおじさんに合わせて動き出したのである。
多分それは、(おじさんの動きと表情から)ひどく危険なものが
自分の近くで飛んでいると瞬間的に誤った想像をした結果の、
自然な行動だったのだろうが、逆にその動き方が微妙に不自然。

人間の行動は直前に見たものを真似しやすいのだろうか?
ちょっと捻ればよいものを、他の四人もおじさん同様の
かなり激しい円周運動に突入したのである。
ステージは一層賑やかになり、おじさんを中心に据えた五人組は
なんてことないちっぽけな蛾に翻弄され、
まるでEXILE(エグザイル)のようにシンクロして踊り始めた。

なんだか、とても凄いシーンになっていた。

時間にしてほぼ一分間ほどのステージだったと思う。
電車は速度を緩め、駅に進入し、佳境の極みで停車した。

おじさんは通勤カバンを乙女チックに両手で抱きしめ、
今にも泣き出しそうな表情で隙間を突き破るように
ダンサーの輪の中心から飛び出した。
ドアまでの距離はそのまま花道となり、
小走りでホームに降り立ったおじさんの背中からは
「もうイヤ~ッッ!」という心の叫びが聞こえたような気がした。
ステージを退いた後も蛾がついてきた感触があったのか、
おじさんはホーム上でも何度か首をクネクネ、肩をカクカクしていた。
あのおじさん、相当の虫嫌いだったんだろうなぁ。

まさに『Choo Choo TRAIN』
こういう電車に乗車できた日はとても得した気分になれる。


雑感:「誇り」

東日本大震災と台風12号。
自然の脅威に晒(さら)されている今年の日本。
大きな自然災害を目(ま)の当たりにして
最近、自分なりに感じたことがある。
  ・
  ・
日本という国は凄い  と、思うのです。
  ・
  ・
地震しかり、台風しかり、洪水しかり。
自然災害は今年になって初めて起きたわけではない。
日本に住んでいる人なら、個人の一生の中では何らかの
自然災害を直接的に体験するだろうし、間接的にも見聞きする。
また、連綿と語り継がれてきた過去の被災事実から、
客観的な知識も取り込んでいる。大げさではなく、この国に暮らす
ほとんどの人は危険と隣り合わせの土地に住んでいることを認識し、
被災の可能性を自覚しながら暮らしていると思う。

で、あるならば、

津波や洪水に繰り返し襲われる地域や
周期的に大地震の被害に見舞われる地域に住む人は、
命の保障のために十分な安全を確保したいと考えるのが普通だ。
少しでも危険性の低い地域に移り住むという選択に
落ち着くのが自明の理であるはず。
ところが現実的にはそんなことにならず、
同じところに留まるのである。

どうしてなんだろう?

平時の暮らしやすい生活には地理的条件も関わる。
生活に適する平野部がこの国の中では限られているから
そうせざるを得ない背景もある。また、生まれ育った場所に
戻りたいと思うのは、人間として当然の心情だ。
が、そんな事情よりも、日本人はそもそも

災害に対して知恵で対処しようとする気質を
DNAとして根本に持っているのではないだろうか。

何度同じ被害に遭おうとも、日本人はその都度立ち上がり、
真剣に考え、再び襲ってくるであろう次の災害に対向する。

家具に転倒防止を施す。
大量の土嚢を用意する。
津波からの避難にランドマークとして神社を置く。
ハザードマップを作る。
巨大な防波堤を造る。
建築物に免震構造を組み込む。
巨大地震発生を直前で知らせ、寸前の数秒を生かそうとする。
地震の発生を感知して新幹線を自動停止させる。
地震予測の技術を進化させる。

家庭内の小さな備えから、先進的なシステム構築まで
皆んながあらゆることを考える。
日本人は自然災害で全てを失い「無」になっても、
それを知恵で克服して新しく造り直し、
将来に起こりえる損害を減らすために方策を講じる。
大陸的な論理では理解不能だろう。
でも、ここは島国であって逃げ場は無いことを誰もが理解している。
だからこそ知恵を使って危険な島に住み続けてきたのだ。
地盤が動こうが、土手が決壊しようが、田畑が埋没しようが、
そこから逃げられないことを認めた上で災害に向き合い、進歩する。
  ・
  ・
ゆえに、日本人は凄い  と、思うのです。
  ・
  ・
多くの犠牲者を出した災害から気付かせてもらうなんて
全くもって不謹慎かもしれないが、
最近、何か、その民族気質は世界中のどの国にも負けない
とても素晴らしいものであり、
日本人として日本に生まれたことは
とてもありがたいことなんだと思えてきたのです。
漠然とそんな気持ちになっていたところ、
タイミングよく興味深い記事を読んだ。

-------------------------------------------------
■YOMIURI ONLINE 9月3日

東日本大震災を機に日本国籍の取得を決意し、
1日、成田に到着したドナルド・キーン米コロンビア大名誉教授(89)が
2日、東京・北区の自宅で読売新聞のインタビューに応じた。
「東北は必ず、復興する」。そう信じる理由などを語った。
3月11日直後は、ニューヨークでテレビ画面を通じて「黒い津波」の
脅威に打ちのめされた。しかし、「家が流されても取り乱さず、
人を思いやる日本人の姿を見て誇りがわき上がった。
私から日本をとったら何も残らない。
日本人として残りの人生を生きたい、と強く思いました」。
大地震、台風、洪水。災害の多い日本では、「すべては移り変わる」という
仏教的な無常観が根づいているが、
「不思議なことに、和歌や物語には古来、地震や津波がほとんど出てこない。
自然の無慈悲を嘆いて廃虚のまま放っておかないで、
何度でもそれまで以上のものを立て直してきた。それが日本人です」。
-------------------------------------------------

読んですっきりした。そう、キーンさんの言う「誇り」です。
正にこういうことなんだと共感した。


Amazonに完敗

『Amazonプライム』の無料お試しキャンペーンを利用していた。
これ、期間中に一度でも利用するとプロモーション会員登録となり、
後は、設定期間内に解除申告をしない限り正登録に切り替わって
自動的に年会費3,900円がチャリンとAmazonに落ちるという、
よくありがちな仕組みです。

このプライム会員サービスは確かに利点があるものの、
年会費を払ってまで使うほどの効果は感じられず、
お試し期間内だけ使って自動延長になる前に会員登録を
解除することにしていた。

で、

日にちを忘れないように・・・と、
Googleカレンダーにも、期日のラスト七日間全てに
【プライム解除】と書き込み、備えていた。
こんな分りやすいAmazonのトラップに嵌(はま)る
ワケにはいかないのである。

が、

案の定・・・
登録解除期間が終わったことに気付いたのは
日付が変わった1時間後だった。

多分、Amazonのマーケティングでは、

・必ず助平心を出す
・備えはしても実行しない
・脇がゆるゆる
・ムダな支出に痛みを感じない

このようなタイプのユーザーが格好のターゲットだと思われ、
想定通りの私は簡単にAmazonに負けてしまった。

まず、これで一敗。

PCに向かい、「くそっ!」 と思いながら、最近CSで再放送され
耳について離れない『金曜日の妻たちへ』の挿入歌を検索。
Youtubeでは物足りなくなり、PP&M(ピーター、ポール&マリー)の
CDが欲しくなって、気がつくとAmazonのカートにベスト盤を投入。

二敗目。

しかも、

レコメンドでS&G(サイモン&ガーファンクル)のベスト盤を目にして、
多分持ってたような気がするなぁ・・・と思いつつ、これもカートへ投入。

気がつけばあっという間の三敗目。

翌日、きっちりAmazonから品物が届いた。
やっぱり『Amazonプライム』は早くていいかも?
どんどん使った方が便利だなぁ、と思い始める始末で
早速、カミサンが欲しがっていた文具も購入してみた。

ここまで、タイムオーバーから16時間で都合四連敗。

I am a good loser.  

これ、日本語にすると「騙されやすい上客」だっけ?

56's hobby 【Photo】

写真撮影が好きです。 時々、以下のサイトに写真をアップしています。
-工事中-

56's hobby 【Guitar】

46歳の時からギターを弾き始めました。録音音源をアップしています。

◆Goro's guitar play



《所有ギター》
Hiramitsu-SJ 56's custom
Martin-M38
Morris-S55

56’s Theater

趣味で撮影した写真をBGM付きのスライドショーにしています。
-工事中-

最近のあれこれ

50歳を迎えた節目の記念にオリジナルギターを作りました。ルシアー(ギター製作家)は平光泰典さんです。
平光さんはクラシックギターの製作家として高名な一柳一雄氏に師事。独立され、現在は鉄弦(アコースティックギター)の世界に転じていらっしゃいます。私のような素人の下手っぴーがオーダーするなど失礼なことと思いましたが、快く引き受けてくださいました。

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