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Goro・とおく

遺言代わりに書き留めています。 自分と自分の周りのこと・・・

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久し振りにワクワク

直近で書いたのは一ヶ月半ぐらい前。
ずいぶんと間が空いちゃったなぁ。

時間が無かったワケではありません。
書きたいことも結構ありました。
けれども、自分は(一丁前に)キモチが乗らないと書けない
タイプのブロガーなので(笑)、ちょっとしたことで “気” が落ちると
即座にこうなってしまう。

最近ようやく復活したので、ブログのトップ画面も春のデザインに戻して
あらためて近況報告から再開です。


で、本編。


少し前からギター演奏のオリジナル曲を作り始めました。
実は、次の発表会に・・・

「どんなに短くても良いから、アレンジかオリジナルを一曲演奏」

・・・Rijnの “ますた” からこんな指令が出されたのが発端です。


ギターを始めて少し弾けるようになった頃、二年ぐらい前のことだったと
思うけど、“ますた” が作った二曲のオリジナルを聴いて単純に
『凄いなぁ』 と、感心しました。直ぐにファミリーの“いだてん”さんが続き、
これも “ますた” の曲と同様に素敵な曲で、お二人の曲自体の
素晴らしさは勿論、何よりも自分で曲を作れることそのものに
羨ましさを覚えたのです。
その時、 『自分もいつかはオリジナルを作ってみたい』 と
思ったのですが、技術も理論も無いのに作れるはずがありません。
漠然とした希望は持っていても手をつけることはありませんでした。

が、今回の指令では本気にならざるを得ません。
そこで、無茶を承知でオリジナルを作ってみることにしました。
アレンジはどう考えても難しそうなので、オリジナルを作ることに
決めたのですが、ベース知識が無いのは従来通り。
おまけに、最近はコピー曲の練習に手を抜いた時間が長く、新曲とは
ご無沙汰状態。抱えている引き出しの数が全く増えていないのです。

まぁ、悩んでもしょうがありません。
岸部さんがよく使われる(私の大好きな)チューニングで始めてみました。

いざ!

すると、あれれ・・・。

これがメチャ楽しいのです。(笑)


遊びながら弾いているうちにメロディが出てきて、何となく形に
なってくる。そうして幾つかのフレーズを作って繋げると曲らしく
なってきます。

不思議、不思議! 凄い、凄い!!

もう、自分の曲ですよ。(笑)


録音して客観的に聴いてみると違和感のあるところも見えてきて、
今度は欲が出てくる。そうしていじり始めると、これがまた楽しい。
遊びながらキモチの良い音を探しているだけでシアワセ感がある。
多分、間違って押さえていたり、拍のおかしいところもあると思います。
でも、レベル感はともかく、こうやって「自分で創れること」は楽しい
ものですね。やってみて初めて分かりました。

五十歳を過ぎた自分にはかなり新鮮なことです。
しかも自分自身に緩る過ぎる日をだらだらと続けていたし、一生懸命に
なれる場所に誘導してもらえたようで “ますた” には大感謝です。


現在は「いじり」の毎日。果たして最終的にはどんな曲になるのやら。
他人が聴いたら陳腐な曲になっているに違いない。でも、それで良し。
そこに自分の達成感があれば良いのです。


間違いなくワクワク。

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26年前のデートコース

金曜の晩、パイプオルガンの演奏を聴くために、カミサンと二人で関口に
ある東京カテドラル大聖堂まで出掛けた
こちらでは毎月一回、パイプオルガンの演奏を無料で楽しめる演奏会が
開かれます。

26年前、自分達がこの教会で挙式した当時にあったパイプオルガンは
既に無く、今は新しいオルガンに変わっている。
そういった意味では、初めて聴く生音(なまおと)です。

オルガン メディテーション -晩の祈りとオルガン音楽- 

こう銘うたれた演奏会は、オルガン演奏の合間に司祭と参会者が
祈りの詞(ことば)を発声して進行する内容だった。パイプオルガンの
演奏だけを何となく想像していたが、こちらは教会なので「祈り」は当然の
ことですね。けれども、宗教的な誘導があるわけでもなく、週末に心を
鎮められる場と考えれば、約一時間、厳かな空間に自らを置くことは良い
時間の使い方かと思います。

200802081956000.jpg

オルガンは祭壇と向かい合う位置にある。
純粋な演奏会として開催される場合は、椅子の向きをオルガン側に正対
させるようだが、通常は椅子に座る自分達の背後から音が聴こえてくる。
それでも「音」は素晴らしかった。この建物は、しっかりと音響設計された
構造になっている。そのせいか、音に包まれるような感覚です。

演目は三回に分けられていた。
演奏曲はそれなりに長い。

オルガン演奏の間、自分は瞑想していた。が、カミサンの方は上体が
“迷走” していた。祈りの詞(ことば)を発声していた時は良かったのだが、
演奏が始まって暫らくしてから横に目をやると、隣人はいつの間にか
気持ち良さそうに寝ていたのです。(笑)

しょうがないなぁ・・・   

ということで、全能の神に成り代わり

『急いで助けに来てください』 

たまたま発声したばかりの、この祈りの詞(ことば)に応えてみた。
 「迷い人」 の脚を蹴飛ばしてあげたのである。
合計三回の “アーメン”。(笑)


演奏会が終わり、食事に向かう。


26年前、この教会で挙式するにあたっては(二人共クリスチャンでない故)
事前に都合4回の結婚に関する講座(教義)へ揃って出席することが
義務付けられていた。それは丁度この時季の木曜日で、2時間の講座が
終了した後は寒い中を歩いて神楽坂方面に向かい、二人で食事をした。
残業が多い職種だったので平日に会えることは殆ど無く、講座に出席する
木曜日は半分デートみたいなものだった。

当時と同じように、椿山荘の前の坂道を下って行く。
途中、江戸川橋の交差点で


ここを渡って、あの商店街のお蕎麦屋さんで食事したよなぁ

私がこう言うと

へぇ~っ、そうだったっけ? 全然覚えてない

カミサンはあっけらかんとしている。

すかさず、

相変わらずお前はつまらないヤツだな。そういう思い出を
全く覚えていないでしょ。
 いつぞやの旅行も新婚旅行で行った場所を
わざわざ選んで行ったのに当時のロケーションを忘れていたし
、 
ホント、最低だよお前は


私がこう続けると、

イヤなことは全部忘れちゃうのよ

と、カミサンからとんでもない言葉が飛び出す。

イヤなことだと!?  どういう意味だ、それ!

直ぐに頭の中が一杯になっちゃうから忘れるようにしてる、ってことよ

言葉の遣い方も分らないのかよ。ホントに頭の悪いヤツだなぁ」 


などと、ボケた会話を繰り返す内に神楽坂まで歩いてしまった。


26年前と変わらないコースをなぞった週末の夜。
変わったのは、入るお店のグレードがちょこっと上がったことぐらい。

懐かしいような、昨日のことのような・・・。

痛いところだらけ

最近「痛い」ことが続いている。

まず、腰が痛い。
数年前ぎっくり腰を二度発症したことがあり、その辺りから慢性的な
腰痛を抱えているのだが、今は結構重症。寒いせいもあって痛みの
程度は最悪レベル。洗面台で屈めない。同じ姿勢が続けられない。
胡坐(あぐら)がかけない。まともにパンツを穿けない。(笑)
先週は起床して立ち上がるまで5分かかった。
マジ、「痛い」。

身体の部位で言うと肩も痛い。
五十肩ってやつなのかなぁ。左の肩が完全には上がらないのです。
かなり不便。通勤電車で吊革につかまるのがキツクなってきた。
着席している時、考えずに肘を着くと肩が固まってしまう。普通の姿勢に
戻ろうとすると肩に溜まった痛みが出てくる。これがかなり辛い。
やっぱりマジ、「痛い」。

十日ほど前に一万円を失った。
土曜の朝、財布の中を見て「何か足りない・・・」。
酔って帰った前日の夜中にコンビニで数万円引き出した。
が、何故か金額が不足している。コンビニで数百円の買い物をして、
その後はタクシーに乗って帰宅しただけ。タクシー内で気付かずに
落としたんだろうか。そんなに酔っていなかったのになぁ。
なんだか懐が「痛い」。

先週の土曜の晩、正吉に右の親指を強く噛まれた。
爪の付け根のところを久し振りに激しく噛みつかれた。
散歩途中のこと。道端のガムを口に入れたことに気付き、確認しようと
手を首輪に近づけた瞬間・・・ガブッ、とされて血が止まらず。
土曜の夜は痛くて眠れなかった。打撲に近い感覚も合わさって、
治るまでには暫く時間がかかりそう。爪に触れただけでも激痛。
ギターが弾けなくて「痛い」。

いろんな痛みがあちこちに。

期待に満ちた一年のスタートなのに、1月はずっと冴えなかった。
年末~年始の休みが長かったことで、キモチの切り替えが上手く出来ず
終わった年を引きずって新しい年に突入してしまったせいかしら。
自分自身に対する「締(し)め」とか「自戒」が欠けて引き起こした
痛さもあるのだ。

腰痛の大きな原因。体重を増加させている自分。
面倒見ることを疎かにした結果、正吉に逆襲された自分。
浪費する中でお金に無頓着になり、注意散漫になっている自分。

落ち度は自分にあり。

そう考えることで納得しなきゃいけない痛みなのかもしれない。
まず、キモチをしっかりさせて自分に厳しく。


そろそろ気合を入れないと。

特に体重・・・。(笑)


灯りを消さないように

少年の頃、青春ど真ん中の頃、結婚した頃、子供が生まれた頃。
嬉しかった時、楽しかった時、喜んだ時、幸せだった時。
打ちひしがれた時、辛かった時、怒った時、悔やんだ時、悲しかった時。

そういった場面で流れていた曲。
自分が唄ったり、口ずさんだりした曲。
心に沁み込みんでいる歌って誰にでもあると思う。
場面が強烈であればあるほど忘れられないものです。

自分にもそんな曲が幾つかある。

元々、私は音楽をそれほど熱心に聴く方ではありません。
加えて、今はインストのギター音楽を楽しむことが主体なので
歌詞のある曲(唄入り)はそれほど聴きません。
でも、昔からずっと好きな歌手も何人かいて、邦楽では玉置浩二さんが
お気に入りです。

私が玉置さんの楽曲に惹かれるのは、音楽から感じられる「叙情性」。
“花咲く土手に” という曲がありますが、この作品は、情景が心の中に
リアルに浮かび上がってきます。玉置さんの作品の中でも私が一番
好きな曲。「叙情性」を代表する名曲です。

それと、もう一つの魅力は「元気の素」を感じさせてくれるところ。
自分が弱っている時に元気付けられる。チカラをもらえる作品が多い。
その中に、やはり私の大好きな曲があります。タイトルは、

 “しあわせのランプ” 

 『人は幸せになるために生まれてきた』 

玉置さんのお母さんの言葉が曲のモチーフになっていると
聞いたことがあります。


透明なガラスの器の中に暖かい灯りが見える。ランプとはそういうもの。
人に置き換えると、どうなんだろう?

暗闇の中にいても感じられる、常に暖かい灯を燈してくれている人。
透き通ったガラス越しに見える灯りのように、裸の暖かいキモチが見える人。
そんな気遣いや思いやりの灯を消さずにいられる人。
傷んだ人の癒しのよりどころになれる人。

そんな人が周りにたくさんいたら幸せになれるだろう。
家族、友人、仲間、同僚。弱った時の自分は、周囲にいるランプのような
人たちに頼りたいと思う。


そして、それよりも・・・      

まず、自分が灯りを出し続けられる人間でありたいと思う。
そんなランプみたいな人間でありたいと思う。
目に入ろうが入るまいが、相手に関係のないところでも
自分の中では灯りを燈していたいと思う。
なかなか出来ないけれどもそうありたいと思う。


昨日、今日と一段と冷えてきた。
明日は明け方から雪が降るらしい。


“しあわせのランプ” 

体内時計が備わったかのように、寒く、雪が降りそうなこの時期を迎えると
聴いてしまう。ここ数日は何度も繰り返して聴きこんでいる。


ずっと灯りを消さないことぐらいは出来るのです。


大聖堂のパイプオルガン

私たち夫婦は1982年の4月に、
東京の目白にある 『東京カテドラル 聖マリア大聖堂』 という教会で
結婚式を挙げました。

二人ともキリスト教徒ではありません。が、調べてみると、信者でなくても
結婚式を受け付けてくれることが分り、親族以外も臨席が可能で、且つ、
雰囲気の良いことに魅力を感じて選んだのです。


正月、カミサンと長女の三人で初詣に出掛けた際、足を延ばして久し振りに
カテドラルに寄ってみた。今はフォーシーズンズホテルと言ったほうが分り
やすいかもしれない 『椿山荘』 の目の前。閑静な場所にあるこの教会は
東京地区のカトリックの大本山のような施設で、建築家の丹下健三さんが
設計した斬新な建造物としても有名です。東京オリンピックの開かれた
1964年に建てられ、既に40年以上経つというのに全く旧さは感じられない。

church.jpg 2008.1.6

教会の中に入りヴァージンロードの始まる位置に立ってみると、聖堂は
当時と変わることなく荘厳な雰囲気に満ちていた。

こうして新しい人生をスタートさせた場所に立ち、聖堂内に拡がる反響音、
それが作り上げる深く、厳かな空気を感じられる意味は大きい。
教会は常に開放されている。いつだって此処に来て当時に戻ることが
できるのです。この教会で結婚式を挙げられて良かったなぁ、と思う。

帰り掛けに目にした掲示物で、教会のパイプオルガンが2004年の
復活祭に合わせて新しく入れ替わったことを知った。
また、その時の過程はNHKがハイビジョン特集で番組にしてDVDにも
なっているらしい。

「是非見ておきたい」

そう思って早速通販でDVDを購入したが、これが素晴らしい内容だった。
パイプオルガンという楽器そのものの構造、歴史、カテドラルに誕生した
パイプオルガン
から表現される音の背景、などなど。中身を知ったことで、
新しいパイプオルガンの音を聴きたいキモチが強くなった。

カミサンが、「私たちと同じように、三人の子供のうち一人だけでもここで
結婚式を挙げられたらいいよね」 と言う。長女をここに連れていったのは
そんな意味合いもあるのです。

カミサンと立った同じ場所に今度は娘と二人で並び、花婿に引き渡す為に
ヴァージンロードを進む。そんな場面が近いかもしれない。

立場を変えて聴く新しいパイプオルガンの音。どんなキモチで聴くことに
なるんだろうか。


一人と言わず、三人ともここで式を挙げて欲しいなぁ。(笑)


たくましいオンナ

長女が仕事でタイヘンに忙しそう。

勤務しているアパレルブランドのショップでは、クリスマス・年末~年始に
かけた時期が稼ぎ時。元旦は一日だけで単独店舗として1千7百万円以上
売り上げたようだ。娘によると、さほど広くない売り場面積、且つ、福袋無し
という状況からは驚異的な数字らしい。そのせいか勤務状況も過酷に
なっており、このところずっと “通し” と呼ばれる開店~閉店までの当番
シフトが続いている。

今朝もまた、娘は家を飛び出して行った。
洗面所、脱衣所、テーブルに、泥棒が侵入したかの如き跡が残っていた
ことで、いつもと変わり無い朝の様子が伺える。

長女は生活面がだらしない。全てが “やりっぱなし” で片づけができない。
このあたりは父親である自分にソックリ。(笑) ただ、働くことに関しては別。
現場を見たワケではないが、本人の話を聞く限りでは、とても真面目で
些細なことにも絶対に手を抜かないタイプ。

もともと労働意欲の旺盛な子で、高校生の時のアルバイトから始まり、
ここ迄の職種遍歴には凄いものがある。現在の会社の前に派遣で収入を
得ていた時は、「2~3時間が勿体無い」と言って、深夜まで掛け持ちで
コンビニでも働いていた。

交通費を実質の身入りにするために、ターミナル駅までは私鉄に乗らず
チャリを使う。雨の日も、雪の日も、ペダルさえ漕げれば多少のことでは
電車は使わない。それ故、道中で転倒することも多く、始終手足のあちら
こちらにカサブタを作っている。正真正銘 “傷だらけのオンナ” です。(笑)

その娘が壊れたチャリを修理に持ち込む時間も無いほど忙しくしている。
帰宅が遅くなって私鉄の乗り換えが間に合わず、ここ数日はターミナルの
駅まで私がクルマで迎えに行ってあげている。
家に着くまで10分もかからないが、この時間は貴重。
自分に置き換えると、この時間を使って(迎えに来てくれた)カミサンに
弱音を吐くことでストレスを無意識に解消している。


だから、

同じように、今は自分が娘の疲労を解放してあげたいと思う。
こんな時間しか使えないけれど、話を聞いてあげたいと思う。


娘の様子を見ると、さすがに相当疲れている。

が、

弱音を吐かない。『疲れたぁ~』 とは言うが、娘は弱音を吐かないのです。


今の時期に限ったことでは無いが、体調が悪くても、嫌なことがあっても、
精神的に辛いことがあっても、何があってもめげない。とにかく働く。
長女にはそんな強さを感じる。将来の形が見えてきたことで一層気合が
入ったのか、最近は “傷だらけのオンナ”に加えて “たくましいオンナ”にも
なっているようです。

三人の子供の中で一番自分に似ているのは長女。でも、この強さは
自分にはありません。どうしようもない娘だとばかり思っていたけれど、
長女のたくましさには感心している。ホントに立派なヤツです。


がんばれ! たくましいオンナ (笑)


年の終わりに「ごめんなさい」

この一年を振り返って。

50歳になったことを嬉しく感じたこと・銀婚式を迎えて互いに嬉しく思ったこと・
息子が志望の大学に入学出来たこと・家族が皆んな健康でいられたこと・
カミサンとあまり喧嘩をしなくなったこと・書いたブログが200本を越えたこと・
職場異動が新鮮な緊張感を与えてくれたこと・25回もライヴを楽しんだこと・
心に届けてもらえた音が多かったこと・ギターに触れるたびに楽しかったこと・
疎遠になっていた人とコミュニケーションが通じて嬉しかったこと

・・・などなど。

手に入れた莫大な金品は無い。ギラギラと目指すような目標を達成したワケ
でもありません。只、日常で普通のことを普通に感じられるようになっただけ。

でも、

いろいろなモノやキモチをちょっとずつたくさん手に入れられた。
振り返ってみると、ホントに良い年でした。

あ~ッ、シアワセな年でよかった!!

   ・
   ・
   ・
   ・
   ・

昨日まではそう思っていた。(笑)


が、昨晩のこと・・・


自分の発言が弱っている他人を更に傷つけてしまったようで
数人に囲まれてそのことをとりあげられ、私は周りの人間からひどく
責められている。

「軽率だぞ」
「人の気持ちを考えたことがあるのか」
「この人の身にもなってみろ」

周りから激しい糾弾の声が飛び交う。

そんなつもりは無かったので、私は本当のところを説明したいのだが、
その人は両手で耳を押えている。そうして、更に周りから責められているうち
私はとてつもなく悪いことをした気になってくる。どうしたら本当のことが
伝えられるのか? それが分からなくなって頭を抱えてしまう。
結局、私に言葉を投げられたその人は、だんだんと小さくなって消えて
いってしまった。


・・・今年見た最後の夢。(笑)


年越しでそのまま正月に引きずりそうなほどリアル。
新しい年を迎えようかという直前、一年のどん詰まり。
夢の中には戒められるべき最低の自分がいた。 


自分にとって大事な人に対しては、常に正直なキモチを出せる裸の自分で
ありたい、と思っている。でも、それがその人にとって良いこととは限らない。
受け止める側に視点が移れば、正直者が能天気な “厄介者” に変わるのも
簡単なことです。 


自己本位、且つ、自分視点では確かに良い年だったかもしれない。
反面、その裏側では知らず迷惑を掛けてしまったことも多いだろう。
昨晩の夢でそんなことを思い始めた。

だから・・・

今年、自分と関わってくれた全ての人たちに年が超える前に言っておこう。
 
    
まず 

  「ごめんなさい」 

次に

   「ありがとうございました」

そして・・・

  「良い年をお迎えください」


Goro


二人を見守っていきたい

前回の続き。

待ち合わせはイタリアンレストラン。ここは娘と彼がよく利用している店。
初めての対面に四人とも緊張気味。口数がやけに少ない。
特に男二人にはそれが顕著。(笑)

互いに自己紹介した後は何か空気が重い。彼、カワイソウに思えるぐらい
緊張していたなぁ。そして、彼に対して最初に私が発した言葉は、

「緊張してるでしょ?」

だった。

これがいけなかった。
私としては気楽にさせようと思って言ったのだが、逆に、更に緊張させて
しまったみたい。(笑)

オーダーしたシーザーサラダにスタッフがチーズを削ってくれる。
こちらがストップをかけるまで好きなだけサービスしてもらえるのだが、
その間は四人の視線がチーズに集中して空気が変わる。あの時彼は、
降り積もっていくチーズを見ながら 『あぁ・・、このまま閉店までチーズを
削り続けて欲しい・・・』 と、思っていたのではなかろうか?(笑)

カミサンと娘はビールをオーダーして美味そうに呑んでいる。
(運転するのでしょうがないとは言え)緊張している男二人に比べて
何とお気楽なこと。(笑)

料理を食べながら双方の家族の様子など、差し障りのない会話が続くが、
気が付くと食事の進み方が異常に速い。明らかに私の食べる量が多く
なっている。話題が断続的に停滞するので、結局、場を収めるためには
食べるしかないのです。(笑)

彼も何か言いたそうな雰囲気なのだが、なかなか上手くタイミングが
見つからない様子。そんな状況がずっと続いた。

今後の流れが見えている中で会っているのだ。別に、 「結婚を前提に・・・」
という言葉を彼から無理やり引き出す必要もないだろう。かつて、自分も
そのつもりで行ったのに義父には言えなかったんだ。(笑)
ただし、自分の方にはこの場でどうしても言っておきたいことがあった。


どんなに低くてもいいから、常に目標を持つこと。
それを実現するために二人で考えてプランすること。
幸せになろうと思うなら、それなりの決心をして欲しいこと。
二人で幸せになることを双方の両親に必ず約束すること。
その約束は口に出さなくてもいいから、しっかり胸の中に置いて欲しいこと。

こんな内容を伝えた。

が、決して彼一人に向けて言ったのではない。
二人に言いたかったのだ。


娘と彼は私の一言一言に頷いていた。



店を出て駐車場に向かうところでカミサンの声が後ろから聞こえた。

「(生活振りの)だらしない娘ですが宜しくお願いします」

カミサンは彼に深く頭を下げていた。私に言いたいことがあったのと同様に
彼女にも言いたいことがあったようです。

“父親視点の戒め” と “母親視点の気遣い” 

バランスとしてはこれで丁度良いのかもしれません。


あの場で目にした・・・

隣の彼を見るたびに普段とは全く違う嬉しそうな顔をしていた娘。
車が見えなくなるまで、実直そうにポツンと立って私達を見送っていた彼。


二人で幸せになることを “約束” してくれたと思う。
娘と彼を見守っていきたいと思います。


56's hobby 【Photo】

写真撮影が好きです。 時々、以下のサイトに写真をアップしています。
-工事中-

56's hobby 【Guitar】

46歳の時からギターを弾き始めました。録音音源をアップしています。

◆Goro's guitar play



《所有ギター》
Hiramitsu-SJ 56's custom
Martin-M38
Morris-S55

56’s Theater

趣味で撮影した写真をBGM付きのスライドショーにしています。
-工事中-

最近のあれこれ

50歳を迎えた節目の記念にオリジナルギターを作りました。ルシアー(ギター製作家)は平光泰典さんです。
平光さんはクラシックギターの製作家として高名な一柳一雄氏に師事。独立され、現在は鉄弦(アコースティックギター)の世界に転じていらっしゃいます。私のような素人の下手っぴーがオーダーするなど失礼なことと思いましたが、快く引き受けてくださいました。

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