忍者ブログ

Goro・とおく

遺言代わりに書き留めています。 自分と自分の周りのこと・・・

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


ことばのチカラ

いい天気。別に何があるというわけでもないが、気分がとても良い。久し振りに
気持ちも快晴!って感じ。ホント、気持ちいいなぁ。

で、そんな気分には全く関係ないけれども(笑)、最近、印象に残った言葉を幾
つかご紹介。


まず、朝の電車。

県立高校の入試の日、利用している私鉄の車内アナウンス。

「次は終点●●。本日もご乗車頂きありがとうございました」

ここまでは通常どおり。ここから続いた言葉に気持ちが和らいだ。

「受験生の皆さんの健闘をお祈りいたします。試験場まで気をつけてお向かい
ください」

車掌さんの言い回しも決して機械的ではなく、個人に声をかけているような人間
味のこもったもの。もしかすると、自分の子どもが同じ状況だったのかもしれま
せんね。この一つのコメントを耳にしただけで、とてもいい一日が待っているよう
な気にさせてくれた。あの時は周りの人たちの気持ちも同じだったのだろう。下を
向いていた乗客の顔が瞬間、一斉に上がった。あの何とも言えないとても不思議
な一体感が嬉しかったなぁ。


次は、夜の電車。

今度はJR。突然隣の車両から怒声が聞こえてきた。私からは死角になっていて
顔は見えないのだが、それは年配の男性から発せられているようだった。どうやら
近くにいた人のインナーフォンから漏れてくる音楽プレーヤーの音を咎(とが)めて
いるらしい。そんな大声で言わなくてもいいのに、と思えるほど激しく攻撃的な物
言いだった。

攻撃された人の応答は聞こえなかったが、間をおきつつ男性の大声が暫く続いた
ので、何らかのやりとりはあったのだろう。すると該当の車両の複数の人達から
逆にその男性を糾弾する声が相次いだ。男性の言動はそれほど酷い内容だった
のである。

向かい合う私の前の席には二人組の中年サラリーマンが座っていた。隣の車両の
状況に、最初は開いていた連結のドア越しで「あんたの方がうるさいよ」と男性に
言葉を投げていた。すでに男性は興奮しているので、隣の車両からの言葉など
耳に入らない。そこで二人組は諦めたらしく「うるさくてしょうがねぇな」と言いながら
連結部のドアを閉めた。

「会社で相当虐(しいた)げられたんだろうな。可哀そうに」

これも笑ったが、印象に残ったのは次に発せられた言葉。

「みんな会社で疲れているんだから静かにしようよ」

おっしゃる通り。あの瞬間、周辺の乗客が一斉に頷(うなず)いた感じがした。(笑)


最後は個人的なこと。

自分に向けて、ある方から「●●さんはずっとそのままでいてくださいね」と言わ
れたこと。調子落ちっぱなしの時に聞いたこの言葉で、一気にパワー回復した。

そうさせて頂きます。(笑) 


PR

卒園式PJ(プロジェクト)

先日、カミサンの勤務する保育園でも卒園式があったらしい。

私事に置き換えると、共働きである当家では過去に三回経験しているイベントです。
卒園・卒業という人生のステップでは最初の節目だけに、親御さんとしても感慨は
ひとしおでしょう。

実際に私もずっと泣きながらビデオを撮り続けた覚えがある。長女にいたってはもう
16年も前になるのか!? あの時、泣いているカメラマンのレンズの先にいた女の
子は、バスタオルを持ち込み忘れた風呂場から素っ裸で階段を駆け上がれる女性に
成長した。

そして12年前。女の子に興味も無かった男の子は現在、バレンタインデーのお返し
に後片付けも出来ないのに自分でクッキーを焼く青年に変身した。それと、恥ずかし
がり屋で可愛かった10年前の女性モデルは「ヤマハじゃダメ。バックでないと高校
ではトロンヴォーンは続けられない」と主張する強さを身につけた。

ボロボロの涙を流していたお父さんには、子供らのこんな将来は全く想像もつかな
かったのです。要するに、卒園式では涙を真剣に流さない方がいいということ。(笑)

話を戻すが、カミサンの園の卒園式では親のマナーがかなり悪かったようだ。近年は
加速してひどくなっているらしい。いくら保育園とはいえ、粛々とした式進行を維持
するには大人の規律が最低限の条件のはず。子供たちが “み~んないい子” に育っ
ていく為には、親自らが見本を示すのが当然なのに、ホントにひどい状況のよう。
嘆かわしいですね。

そこで私は、来年、年長クラスを受け持つカミサンにこう言いました。

「騒げない雰囲気をBGMで作っちゃえばいいじゃん」

ガヤガヤできないくらい真剣に耳を向けられる曲を選曲するのも一つの手法だと思う
のです。通常、その場面ではクラシック系の曲が多く使われ、稀にビートルズが・・・
という程度らしい。ならば・・・

「趣向を変えてギターのインストにしようよ。ほら、例えば岸部さんの“少年の夢”
とかいいでしょ。絶対に合うよ!」

こう続けたところ、カミサンも感じたところがあるらしく興味はもったようです。(笑)

いい曲を聴かせて、子供たちの出発(たびだち)を祝ってあげるのも素敵ですよね。
楽しみだなぁ。絶対にこの目論見は成功させよう。

一年掛けて啓蒙するぞぉ~ッ!! 

「これ、どぉ?」

「ダメ」

「じゃ、これは?」

毎晩こんな会話が枕元で続きそう。(笑)




何もない春もある・・・

先日、(NHKの衛星放送だったと思うが)テレビを観ていて『本当に上手いなぁ、
この人・・・』そう思った歌手がいた。それは森進一さんでした。その時耳にした
のは「襟裳岬」です。元々好きな歌ではあったけれど、曲の素晴らしさに更めて
感じ入ってしまった。そしてその時は、数日後に歌詞をリアルに感じることになる
などとは思いもしなかった。

かつて春先の襟裳岬に行ったことがある。風だけが強く、殺風景で何もないところ
でした。きっと冬は本当に寒いのだろうと思う。


  寒いともだちが訪ねてきたよ
  遠慮はいらないから暖まっていきなよ ♪


「襟裳岬」には、こういうフレーズがある。歌詞全体では、厳しく辛い冬を超えた
襟裳の地がようやく暖かい春を迎えることに例えて、“沈んだ気持ちのリセット=
季節変わり=春への期待感” を表現している楽曲なのだろうと、自分なりに勝手に
解釈している。この二行の詞には冬を引きずっている友人を暖かく迎え、一緒に春を
感じたい、そんなさりげなく温かい気持ちが表現されているように思える。


今日、自分のところにも二ヶ月振りに “寒いともだち” が訪ねてきた。とは言っ
ても、寒いと思っているのは自分だけであって、実は、ともだちはもう寒くはなか
ったのかもしれない。

冬の間、気持ちの中ではこのともだちの春を待ち望み、季節が変わっていくことを
願っていた。ところが実際に本人の姿に触れてしまうと、安心するどころか心配ば
かりが先だち『本当にともだちは春に入れたのだろうか?』そう考えてしまう。

ともだちは精一杯元気な様子を見せてくれていた。でも自分は、本人から発散され
てくるいつもの “気” を感ずることができなくて、逆にそれをたまらなく辛い “絵”
として受け止めた。どうしたらいいんだろ? うろたえた自分は、結局、掛ける言
葉も見つけられなかった。


  北の街ではもう悲しみを暖炉で
  燃やしはじめてるらしい
  理由(わけ)のわからないことで悩んでいるうち
  老いぼれてしまうから 黙りとおした歳月(としつき)を
  ひろい集めて暖めあおう ♪


今になって、こうすりゃ良かったんだと、やっと思えるようになった。

冬の辛さも燃やしてしまえば暖かくなる。周囲の人間が引きずってどうするの?
やっぱり気にし過ぎる自分がおかしい。この状態で接し続けたら、ともだちの方が
辛くなってしまうだろう。ひろい集めて一気に燃やさなきゃいけないのは自分の方
だよなぁ。

この二ヶ月自分の中に積もっていたモノ、今日を機会に燃やしませう。

春は盛りでなくても良し。ともだちは確実に春に入ったのだと思う。 “気” が感じ
られなかったのは、久し振りに会って、いつもの自分が見つけられずに戸惑ってい
たからだろう。


自分は満開の桜ばかりが春だと思っていたが、決してそうじゃないってことだなぁ。
勘違いしていたようだ。


  身構えながら話すなんて
  ああ おくびょうなんだよね
  襟裳の春は何もない春です ♪


ともだちは、もうおくびょうではなかったよ。だから自分も身構えるのはやめましょ。

少しでも感じれば春。出来上がった春を期待するよりも、その兆しに大切なものを
見つけよう。それこそが本来の春。


何もなくたって春なんですよね。 



9×9=日本,19×19=インド

最近、通勤電車の中で気になっている広告のコピーがあって、タイトルに書いたモノがそれ。

9×9=日本,19×19=インド

ある学習塾の広告ですが、要するに日本とインドでは算数の「九九」の習い方に相違があるよう
なのです。インドでは二桁の「九九」が普通のことらしい。これって、いろいろ考えると面白い。

まず日本の場合、

今は、“インイチガイチ、インニガニ・・・・・ククハチジュウイチ” で済みますが、二桁の場合は

“ジュウジュウガヒャク、ジュウジュウイチガヒャクジュウ、ジュウジュウニガヒャクニジュウ・・・・・
ジュウクジュウクガサンビャクロクジュウイチ”までかなり言いづらくなる。(笑)

まぁ、慣れなんでしょうが、短歌や俳句のように言葉のリズムに「美」を見い出す言語には不向きな
感じがする。だいたいからして「噛みやすい」。算数を勉強する前に話し方教室に通ってからでないと
塾には入れないだろう。(笑)

次にインドの「九九」を想像すると、

“????・・・” 当たり前だが全く分からない。(笑)

そこで、実際に調べてみた。

“トリビア”みたいだぁ。(笑)

インドの公用語はヒンディー語であるが、実際に唱えてみたところ一桁ならなんとかなりそう。だが、
100を超えた時点で数字の括り表現がややこしくなる為、二桁に至っては「話し方教室」以前に
「脳内教育」が必要かも。さすがに文明発祥地の人間の脳内構造は違うようです。

この学習塾が訴えているのは「基礎学力の向上が教育の原点であって、それが積極的な学習態度の
育成に不可欠である」ということらしい。確かにそうだなぁ。で、思い出したのが「ソロバン」のこと。

小学生の時(当時は珍しくないけれど)珠算塾に通っていた。検定二級までは取ったが、それ自体は
役立っていない。でも、計算力の速さは培われた。計算に限らず子供の、まだまだ“柔らかい頭”の
考察回路を鍛えるには間違いなく効果があったと思う。習い始めて直ぐに“計算”が楽しくなり、問題の
桁が増えていく事自体がとても嬉しかった覚えがある。計算そのものよりもどちらかと言えばシンキング
スピードを向上させるにはうってつけの訓練ツールだった。

一番効果的だったのが「暗算」。最盛期は、掛け算の3桁×3桁までは解けた。それと、よくやったのが
2問を同時に計算する暗算。要するに、頭の中に左右2台の「ソロバン」を置いて別々の計算を同時に
こなしていくというもの。それが出来ることが楽しくて、確かに毎日喜んで珠算塾に通っていたなぁ。
物足りなくて、1から順番に100まで足していくと幾つになるかを頭の中で暗算して遊んだりもした。
10まで足して55、100まで足すと5050。数字の並びに不思議な規則を見つけて、自分だけ何か
いいモノを発見したような気にもなっていた。(笑)

当時蓄積された基礎学習の向上は、喜びに繋がり、確かに積極的な学習態度を育成した。この点で
あの学習塾の広告は正しいと言える。

果たして36年後の現在、広告を見て今朝も電車の中で暗算をしてみた。もはや、3桁×3桁の掛け算
など不可能だが、それでも2桁×2桁の暗算はまだまだ出来るのである。それどころか「悪企み」をする
時の思考スピードは依然として、とてつもなく速い。二桁の九九をやっていた訳ではないが近いことを
していたおかげで、大人になっても確かに役立っている。ちなみに、カミサンは「ソロバン」を習ったことが
ない。「悪企み」に嵌(は)まるにはそれなりのワケがあるということです。(笑)


来世はインド人として生まれ変われるようお祈りしてあげよう。



 

「あんぱん」に愛を込めて

昨日はホワイトデー。
先月頂いたチョコレートのお返しにこれをお届けしました。
060315_01.jpg
060315_02.jpg

神楽坂にある亀井堂というパン屋さんの名物「栗あんぱん」です。

ここのところ、ホワイトデーのお返しの品が
デパ地下や駅のコンコースにたくさん並んでいました。
でも、私としては他人が用意するモノと同じでは気が済まない。

で、「あんぱん」を。

と、言いながら皆さんに届けたはずの箱が開いているところに
本当の購入理由が・・・。

これは私の分。単純に大好物なんです。(笑)
私の御用達となっているこのあんパンは何が凄いって全部。 
生地良し・栗良し・ 餡良し。非の打ちどころ無し。

おせち料理の栗きんとんがパンに包まれている!!

こう表現した方が伝えやすいかもしれません。

美味しいモノって何故か他人に紹介したくなる。 
この「栗あんぱん」も今までどれだけの人に
食べてもらったことか分かりません。
お店の人間でもないのに、食べて喜ばれると自分のことのように
嬉しくなってしまう。(笑)

売り切れることが多いので、大量に購入する時はいつも予約。
今回も電話して名前を告げたら

「あっぁ~●●様、いつも本当にありがとうございます!」

こう言われてビックリ。いつの間にか名前覚えられちゃってる。
そりゃぁそうだ。何度も、しかも大量に予約してるものなぁ。 
実は予約した時も、

「領収書はいつもと同じでご用意しますか?」

こう訊かれた。
自分は営業職なので、差し入れでお客さんにお届けする事も多く、
そのイメージが強いみたいです。
完全に大得意になっちゃってます。(笑)


考えてみると、こんな感じに顔を覚えられてしまった店がまだある。

あの大福、あのどら焼、あのケーキ、あのお煎餅・・・。

“あの大福のお店” の場合でいうと、
他人に提供する為複数のパックに分けてもらう事が多くて、
最近は、注文と同時にお店の人から

「二個と三個に分けるんでしたよね」

などと、先に言われてしまう。
恥ずかしいような、嬉しいような・・・。
でも、覚えられていると思うと、それでまた出向いてしまう。

やっぱり太る訳です。(笑)


次は「どら焼」の写真でも・・・。

しりとりにはしりとり

ん・・・!? 読みずらいタイトルですこと(笑)


06/03/09 00:49 ■おつかれさん■ よくあるタイトルのメールが携帯に着信した。

発信者は会社の部下の‘T’からでした。まだ起きていたからいいけれど、真夜中に何だろう? 
それで本文を開くと次のように・・・


報告ありがとぉう!せっかくなんでしりとりいくぜ!

流刑地・中産階級・運命・鰯の頭・負け組・未練たらたら・ラスコーリニコフ・プロテスタント・
毒づく子供・もぐりの医者・痩せてく未来・犬の骨・ねずみ講にはまる母・薄幸・うかれたガキ・
禁治産者の真実・つらいだけが人生・命枯れる様な思い出・テスタメント・トロい牛・死ぬほど
悔しい仕打ち~(あとよろしく!)


『この「しりとり」、前に送ってもらったことあるやつだ。‘T’の奴、送り先を間違えたなぁ』

相手が誰なのかは興味があったが(笑)、気にせず笑って見過ごしました。で、自分がPCに向かって
作業している内に、追っかけ、再び着信していたようです。


06/03/09 00:51 ■謝罪■ 今度はこのタイトル。

おっ、気付いたのね。『どれどれ』、そう思って本文を覗くと・・・


以前お送りしたしりとりを間違えて送ってしまいました。申し訳ございませんでした。

このように書いてあります。

『う~ん、どうしよう?』

上司とか部下とか、自分はそういう概念をあまり持っていないのですが、相手(部下)としてみりゃ
深夜に余計な、しかもたいした内容の無い(笑)メールを、二階層も上の上司に送ったことを真剣に
マズい事と考えちゃうかもしれない? 

『それもカワイソウだなぁ』

そう思ってしまったのが大失敗だった。せっかくだから・・・と、「しりしり」で返すべく頭を回し始めて
しまったのです。結局20分費やした。(笑) 深夜の20分は貴重。あ~ぁ、早く寝りゃいいのに・・・。

で、

06/03/09 01:59 ■Re:謝罪■  発信した私の本文は・・・

謝罪・いいなずけのあせも・もらい泣き・黄色い風・善人の蛮行・鬱陶しい涙・大仏の水虫・
死に神の情け・血統書付のロボット・賭場・薔薇の棘・ゲシュタポ・ポテトパイ・イカロス・
救いの手・テラバイト・特攻隊・イナバウアー・朝寝坊確実・つ、つまりですよ…もう間違え
ないように気をつけましょう! 私ゃ、忙しいのよ‘T’クン(笑)


でした。これ、結構楽しい! ボキャブラリィを減らさない為にはいい訓練かもしれません。(笑)

すると、

06/03/09 02:03 ■反省■ 今度はこのタイトルで着信。本文はというと・・・

申し訳ございませんでした。もっと凄いの考えて出直します。失礼致します。


オッケー! オッケー! これで良~し。 

翌朝、‘T’は深夜のやりとりを謝りに来た。

「それはどうでもいいけれど、で、俺のレベルどぉだった?」

思わず私はこう反応してしまったのだが、これでいいのか悪いのか、果たして・・・。


取り敢えず今日も会社は動いております。(笑)


メデタイ・サクラ

梅の花に引き続き、今度は桜です。(笑)

自宅近くの調整池(公園)には桜の木があります。約1.2㎞の公園の周囲に沿ってかなりの数が植生
されていて、お花見の頃にはそれなりに立派な風情を見せます。数えたことは無いけれど100本近く
あるかもしれない。

この広い公園では、毎年二本だけ他に先んじてかなり早く咲き始める桜があり、ここのところそれを
毎日気にしていて、駅からの帰り道もわざわざ遠回りして観察している。それは、自分なりにチェック
する意味があってのことなのですが・・・。

この冬、私には気がかりなことが二つあって、要は桜の開花にその願(がん)掛けをしているのです。
桜の花はそれだけで歓喜・出発、といったプラスイメージを持たらしてくれるでしょ。だから、桜の
花の力を借りて、気になっていることを成就させようとしているのだと思います。

ただ、それは自分自身ではなく他人に関わる事で、ひとつは家族のこと、ひとつは友人のことです。

で、毎日通った甲斐があって(笑)、今週の月曜日に先頭を切った花がありました。

         

060309_01.jpg





















わずかに開いたこの桜の花を観て

『こりゃ、いいことありそぉ!?』

そう予感していたら案の定! 翌日は末の娘の公立高校の入試発表があって、彼女は運良く合格して
おりました。家族の心配事はこの件だったのですが、桜の花が咲かないなんてことはないし、願掛け
にもなりませんが、桜の花を観て安心しようとしている父親がいました。『発表前には咲いてよ!』
そんな感じで願っていましたが、先ずはご利益?があったようです。ホントに良かったなぁ、香織。

末娘とこの一片(ひとひら)の桜の花は・・・

   「目出たい」


そして、

前回書いたように梅の花の香りで気分が変わり、一昨日からは早速コートも脱ぎ、電車内ではすでに
ハンカチを握りしめて汗を拭いている自分がいます。体裁としてはもう完全に“春”モードに移って
いるのですが、気持ちの隅っこには依然として“冬”を抱え続けてもいます。

この冬、年が明けてからここまで自分の調子は今一つ上がらず、ずっと低調なリズムを引きずっている。
要因はいろいろとあるのですが、最大級の手ごわいヤツはハッキリしていて、(今は)それさえ消えれば
本当の“春”のど真ん中に入れるのだと自分に思い込ませている。

あと一週間ぐらいだろうか? あの早咲きの桜が一気に開花する頃、目に痛いぐらい鮮やかな桜色に
変化する姿そのものに、大事な友人が“冬”から“春”に移ったことを確かめたい。早咲きの桜の
開花がそれを引き起こしてくれたらいいなぁ。そうあって欲しいと祈っているのです。友人の心の
中で固まっていたキモチが融解し、また新しい“春”がスタートしていることを願うばかり。

大切な友人と満開の桜を・・・

   「愛(め)でたい」


「目出たい」+「愛でたい」=春色の完成 

そんな気持ちで二本の桜を観察しているのです。


うぅ、早く本当の春を実感したい。(笑) 



元気づけの名人求む!

今週の火曜日、帰宅途中の駅から我が家に向かう道で“春”を見つけた。というよりも、“春”が
私の中に入ってきた、というのが正しいか? 自宅と駅の間には小さな梅林があり、そこからいい
香りが漂ってきて、「ご無沙汰!」って感じで一年振りに春の匂いを受け止めたのです。

梅林とは言っても地目が「畑」の遊休地というところ。でも、この場所は私にとって、季節を感じ
させてくれるお気に入りのポイント。今の住まいに引っ越してから13年になるが、最初の春に
その存在に気付いてからというもの、この時期が楽しみ。で、今年もあの柔らかな香りの登場を
待っていました。

梅の花は形状そのものがちっちゃくて可愛いし、匂いもこれまた宜しいですよね。桜の華やかさ
には負けるけれど、桜には香りが無いので私はどちらかと言えば梅の花の方が好きです。それと、
花の付いた小枝を手にとっても、梅の小さな花の方がオシャレな感じがする。(笑)

今はまだ満開にはほど遠い。早咲きの木、それも枝の一部がわずかほころび始めた程度。
それでも、離れたところを歩く自分にまで香りがしっかり届くのです。あんな可愛い花からも春の
始動を伝える力(ちから)、エネルギーを感じる。これからだんだんと花が開き始め、満開になり、
なんとも言えない春の香りに包まれていくことになります。それと、ここでは鶯(うぐいす)の
鳴き声も毎年聴こえます。亡くなった親父から教えられ「へぇ~」って感心したことがあって、鶯
(うぐいす)にも鳴き方のウマイ、ヘタがあるのです。注意深く聴いているとこれも結構楽しめる。
去年耳にした鶯(うぐいす)はなかなかの奴だった覚えがある。(笑) 季節の変化は体感温度
だけではなく目・鼻・耳、「景色」や「匂い」や「音」からもリアルに感じられるのですね。

梅の小さな花を目にしただけで、今まで下を向いていた気持ちが上昇してくるのを感じる。寒さも
緩み始める頃。(自分だけでなく)この冬の寒さに震えていた人、いろいろなことで気持ちが中に
入っていった人、そして辛かった人、みんなどんどん元気になっていきましょう。


毎年、私の春は“ここからスタート!”って感じです。

今年、鳴き上手の鶯(うぐいす)はやって来るのでしょうか。
ま、元気づけしてくれるなら、笑っちゃうぐらいヘタな奴でもいいや。(笑)


とにかく「名人求む!」 



56's hobby 【Photo】

写真撮影が好きです。 時々、以下のサイトに写真をアップしています。
-工事中-

56's hobby 【Guitar】

46歳の時からギターを弾き始めました。録音音源をアップしています。

◆Goro's guitar play



《所有ギター》
Hiramitsu-SJ 56's custom
Martin-M38
Morris-S55

56’s Theater

趣味で撮影した写真をBGM付きのスライドショーにしています。
-工事中-

最近のあれこれ

50歳を迎えた節目の記念にオリジナルギターを作りました。ルシアー(ギター製作家)は平光泰典さんです。
平光さんはクラシックギターの製作家として高名な一柳一雄氏に師事。独立され、現在は鉄弦(アコースティックギター)の世界に転じていらっしゃいます。私のような素人の下手っぴーがオーダーするなど失礼なことと思いましたが、快く引き受けてくださいました。

カレンダー

01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28

プロフィール

最新コメント

Copyright ©  -- Goro・とおく --  All Rights Reserved
Designed by CriCri / Photo by Geralt / Powered by [PR]
/ 忍者ブログ
QLOOKアクセス解析