梅の花に引き続き、今度は桜です。(笑)
自宅近くの調整池(公園)には桜の木があります。約1.2㎞の公園の周囲に沿ってかなりの数が植生
されていて、お花見の頃にはそれなりに立派な風情を見せます。数えたことは無いけれど100本近く
あるかもしれない。
この広い公園では、毎年二本だけ他に先んじてかなり早く咲き始める桜があり、ここのところそれを
毎日気にしていて、駅からの帰り道もわざわざ遠回りして観察している。それは、自分なりにチェック
する意味があってのことなのですが・・・。
この冬、私には気がかりなことが二つあって、要は桜の開花にその願(がん)掛けをしているのです。
桜の花はそれだけで歓喜・出発、といったプラスイメージを持たらしてくれるでしょ。だから、桜の
花の力を借りて、気になっていることを成就させようとしているのだと思います。
ただ、それは自分自身ではなく他人に関わる事で、ひとつは家族のこと、ひとつは友人のことです。
で、毎日通った甲斐があって(笑)、今週の月曜日に先頭を切った花がありました。
わずかに開いたこの桜の花を観て
『こりゃ、いいことありそぉ!?』
そう予感していたら案の定! 翌日は末の娘の公立高校の入試発表があって、彼女は運良く合格して
おりました。家族の心配事はこの件だったのですが、桜の花が咲かないなんてことはないし、願掛け
にもなりませんが、桜の花を観て安心しようとしている父親がいました。『発表前には咲いてよ!』
そんな感じで願っていましたが、先ずはご利益?があったようです。ホントに良かったなぁ、香織。
末娘とこの一片(ひとひら)の桜の花は・・・
「目出たい」
そして、
前回書いたように梅の花の香りで気分が変わり、一昨日からは早速コートも脱ぎ、電車内ではすでに
ハンカチを握りしめて汗を拭いている自分がいます。体裁としてはもう完全に“春”モードに移って
いるのですが、気持ちの隅っこには依然として“冬”を抱え続けてもいます。
この冬、年が明けてからここまで自分の調子は今一つ上がらず、ずっと低調なリズムを引きずっている。
要因はいろいろとあるのですが、最大級の手ごわいヤツはハッキリしていて、(今は)それさえ消えれば
本当の“春”のど真ん中に入れるのだと自分に思い込ませている。
あと一週間ぐらいだろうか? あの早咲きの桜が一気に開花する頃、目に痛いぐらい鮮やかな桜色に
変化する姿そのものに、大事な友人が“冬”から“春”に移ったことを確かめたい。早咲きの桜の
開花がそれを引き起こしてくれたらいいなぁ。そうあって欲しいと祈っているのです。友人の心の
中で固まっていたキモチが融解し、また新しい“春”がスタートしていることを願うばかり。
大切な友人と満開の桜を・・・
「愛(め)でたい」
「目出たい」+「愛でたい」=春色の完成
そんな気持ちで二本の桜を観察しているのです。
うぅ、早く本当の春を実感したい。(笑)
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