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Goro・とおく

遺言代わりに書き留めています。 自分と自分の周りのこと・・・

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何処だっていいのさ

去年12月のRijnの発表会が終わってからというもの、新しい練習曲にも取り掛からず
サボりまくりだった。あっという間に6月を迎えてしまい、気がつけば夏の発表会は目前に
迫っている。

『いかんなぁ・・・』

ここまでそうは思っても、いろいろあってキモチが湧き上がってこなかった。さすがに慌て
始めたところに岸部さんの「Recollection」の楽譜集が届いた。いいタイミングです。(笑)
岸部さんのサインの横には“頑張ってください”というコメントが入っていて、『岸部さんに
そう言われちゃぁ、しょうがない』と(笑)、ようやく本気モードに入った。今はその中に入って
いる大好きな曲を練習している。なんとか発表会に間に合わせたいと思っていて、かな~り
真剣に取り組んでいます。問題は練習する時間の捻出。発表会までの時間は限られている
ので効率的に使うことを考えなければいけません。

そこで思い出したのがRijnファミリーの“1623”サンのこと。“1623”サンは職場近くの公園
(千鳥ヶ淵)で練習している。やっぱり昼休みの時間を使うしかありません。それが一番手っ
取り早い。となると、職場にギターを持ち込む必要がある。

家には普段使っていないYAMAHAのドレッドがある。それでも良いのだが、自分には大きくて
使い勝手が悪い。そこで・・・、営業で外出した時にお茶の水の楽器屋で衝動的に一本買って
しまった。(笑) 


060604_01.jpg


Martinでいうところの「OOO(トリプル・オー)サイズ」のS-Yairi。運指のおさ
らいが目的なので、弾ければいい程度のなんてことない普通のギターです。でも、楽しい。

先週の水曜から会社の裏の小っちゃい公園で弾き始めた。30分間弾けるだけでも練習して
いる間は自分にとって凄くいい時間。外で弾くのはキモチいいですね。ただ、この公園は緑に
あふれた千鳥ヶ淵と違って爽やかさには欠けます。(笑) 先週は二日間ベンチに座って弾いて
みたけれど、近くにはホームレスと思われるおじさんがお昼寝していた。初日と二日目、連日
おじさんの寝姿に全く変化はなく微動だにしていなかったけれど、あれって息してるのかなぁ(笑)
まぁ、それはともかく、その横で岸部さんの「花」を弾いてキモチよくなっている自分と寝ている
おじさんのコントラストは、知る人が見たら結構笑えるだろうなぁと思う。

二日目はすぐ横の道路で工事も行われていた。要らぬ小刻みなパーカッションとセッションに
なったが、当然アコギと削岩機では勝負にならず、ずっと運指を“耳”ではなく“目”で追うことに
なった。おまけに曇り空模様の中、藪から登場したシマ蚊の執拗な攻撃もあり、肝心なところで
指が止まってばかり。なかなか刺激的な練習場所です。(笑)


でも、でも、楽しい。
どこで弾こうが楽しいですね。


「いいねぇ、その曲」

おじさんがムクっと起きて、そう言ったら自分も本物だね。(笑) 




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ユウキのこと・・・

精神的に滅入った時の私は、その日の出来事をよくカミサンにベラベラと吐き出す。それは
相方も同じであり、保育園での出来事を私によく話しにきます。聞いてあげることでカミサンの
ストレスが解消されるなら、家内安全の見地から言っても重要なことなので、その場合は
きちんと聞いてあげる。(笑)ところが最近は、それ以上に自分の方から積極的に聞きたい
ぐらいのキモチになっている。

というのも・・・


カミサンが保育している年長クラスに“ユウキ”(仮名)という男の子がいます。最近、保育園
での出来事を聞いていると、必ずといっていいほど登場してくる。この男の子を簡単に紹介
すると、『母親から虐げられている、やけに大人びた五歳児』ってとこでしょうか。(笑)
虐げられていると言っても暴力を受けている訳ではなく、兄弟の中での可愛がられ方の比較
表現です。

子育ての熱意・考え方、接触の深度、愛情のかけ方、しつけの認識等々、この時期の子どもに
対する親の向き方は重要です。それが浅いものだと、必ず子どもの行動にそれが現れる。
「きちんと後片付けができる」とか「順番を守れる」とか「ともだちに優しくなれる」などは良い面の
反映。反対に「だらしない」とか「暴力的になる」とか「言葉遣いが汚い」などは悪い方。ユウキは
後者。でも、保育士としてはそんな園児ほど気になるようで、カミサンはとても可愛くてたまら
ない様子。

ユウキは別の幼稚園からの転入で、入園当初は保育室の中で処かまわず唾をペッペッと吐き
まくっていたらしい。(笑) きっと周りの大人たちにそういう仕草をする人がいるのでしょう。
当然カミサンは怒って「ユウキ、自分で拭きなさい」と指導する。(ホントは親の教えることなん
ですけれどねぇ、こんなのは)

そんなことを続けていたある日、いつものように唾を吐いたのでにらみつけたところ、ユウキは・・・

「わかったよぉ、悪かったよぉ、ごめんなさい。拭くよぉ」

と、自分でティッシュペーパーを取ってきてキレイに拭いたようだ。結構カワイイヤツですね。(笑)
もっと面白い話もたくさんあるが、それは後日に回すとして、結局は親次第なんだろうと思う。
(今の保護者には珍しくないことだが)ユウキの両親はかなり保育園に躾けそのものをお任せで、
また、それが当然のことのように勘違いしている様子。


ユウキの口癖を真似るのが好きなカミサンはこんな場面を披露してくれた。

ユウキ:せんせい、ちゃんと教えてくれなきゃダメだよぉ
保育士:何を?
ユウキ:母の日のことだよぉ
保育士:どうしたの?
ユウキ:ママに「母の日にはママに何かあげるのよ」って言われたんだよぉ
     「保育園では何でそういうこと教えてくれないんだ」ってママが怒ってたよぉ
保育士:そう、それはゴメンね。で、ユウキのママは、ママのママ(おばあちゃん)には
     何かあげてた?
ユウキ:ウゥン、何もあげてなかったよぉ

お母さんのいない子もいるので保育園では「母の日」を特別な日として取り上げられない。
そんなことは常識のはず。というか、それ以前に自分の都合だけを見てしまう母親の姿が可笑
しくて哀れですね。

頑張れ、ユウキ。(笑)


時計台に想うこと

去年の10月の初旬に届いていたサザンオールスターズの「キラーストリート」を半年以上
経ってからやっと聴くことができた。近頃はほとんどギターのインストしか聴かなくなって
しまったため、封を開ける気にもならなかったヤツです。以前それに関連したブログも書いた。
・・・が、今回実際に聴いてみたらなかなか宜しかった。(笑)

不思議なもので、今度は昔のサザンが懐かしくなり、立て続けに数枚聴いた。(笑) その中に
85年発売の「KAMAKURA」があって、ある曲を何度もリピート・・・。

それは “ 夕陽に別れを告げて~メリーゴーランド ” という、こんな歌詞を含む曲。


   遠く離れて High-school
   揺れる想い出
   心にしみる 夏の日

     ・
     ・

   あの日々はもう帰らない
   幻に染まる

     ・
     ・

   Oh もう逢えないのだろ My friends
   時が流れるまま

     ・
     ・

   色あせた校舎に
   別れを告げる
   鎌倉の陽よ サヨナラ

     ・
     ・
     ・


これ、自分の中では、現実から逃避したくなると必ず聴きたくなる曲です。(笑)そういう時は
どうしても『あの頃に還りたい』と思ってしまう。


私の通っていた高校は都立の共学校でした。前身は(東京)府立の高等女学校です。
なので、生徒構成比としては男子よりも女子の方がやや多かったくらい。

今のシステムは分からないけれど、私の時代は都立高校は学校群制度というものがあって、
単独で一つの「校」を受験できませんでした。ほぼ同じ偏差値の高校がグルーピングされた
「群」を受験する訳です。なので、合格してもどこの高校に行くかは分かりません。どちらかと
言えば、希望と違った学校に決定してしまう方が確率的には高い。自分も「群」の中で行き
たい高校というのがあったけれどダメでした。ただ、当時の志望校も、その先に控える進学
などを考えて単純に漠然と希望していただけのように思います。運悪く自分の期待は外れて
しまったのですが、三年間を過ごした結果としては、逆に神様にはとても良い選択をしてもら
えたように思います。自由でのんびりした校風、ギスギスしていない、女子が多くて楽しい、
などなど。自分にはとても居心地の良い高校でした。

なので、小学校~中学校~高校~大学と進んだ履歴の中で、どの時代が思い出深い? と
問われたら、私は間違いなく「高校」と答えます。人によって違うので何とも言えませんが、
バカをする、楽しむ、悲しむ、悩む、恋をする・・・などなど、大人になりかけていた中途半端な
時期を一緒に過ごし、時間の大半を共有した友人が私にはやっぱり貴重です。その仲間には
男子に限らず女子もいる。最近は会う機会も滅多に無くなっていて、それぞれの家族に不幸が
起きた時に会う程度。それでも心の中では近いところに居る友人ばかり。その当時を思い出
すと何故か落ち着くのです。

高校は繁華街から外れた荒川の土手沿いにあって、この環境が凄く好きでした。川の流れを
眺めては落ち着き、夕闇の中を友達と土手に座り、遠くに見える鉄橋を通過する電車の灯りに
いたく感傷的になったり・・・。今じゃ考えられないけれど純粋だったんですねぇ、あの頃は。(笑)
放課後の教室で毎日意味も無く会話を続けても全然飽きなかった。自分はサッカー部に入って
いたけれど、部活より楽しくてよく練習をサボっていたため、部員からひんしゅくをかって何回か
見せしめでシゴキも受けたなぁ。(笑) それでもクラスメートと話している方が断然楽しかった。


建物には校歌にも謳(うた)われているシンボルのような存在の時計台があった。既に当時の
校舎はなくなり新しい建物に代わっている。でも、(新しくはなったが)あの時計台はしっかりと
残っている。後輩達も同じように毎日見上げているのだろう。


背の高い建物が増えて視界は徐々に狭くなってきているが、今でも、毎日通勤電車に乗って
変わらず時計台を目にすることはできる。(電車内から)見えなくなるまで時計台を追っている
朝があって、弱っている時ほどそうなるようだ。(笑) あの頃、時計台の方から純粋なキモチで
眺めていた川と鉄橋。今、その鉄橋を渡る自分は少し濁ったキモチで逆方向からあの時計台を
見ている。


キモチを還す場所、それが時計台。

もうこれ以上視界が遮られませんように・・・。





ライフケア責任者殿

先週末、長男の達也は卓球部の試合(県大会)で県内の東金や成田まで出かけた。金曜日は
団体戦の試合があり、日曜日は個人戦。個人戦(地区代表のみ)は部からは一人だけの出場
だったらしい。本来はその先の大会につながる個人戦がもう一つ別にあったようだが「受験に
専念する為に辞退した」と言っていたので、日曜日の試合が高校での卓球部の活動の最後の
公式戦になった。

少しだけドラマチックだったのは、最後の試合の対戦相手が中学校の時の仲間だったこと。
相手は中学の時、チームのエースだった子。卓球で強い私立高校に引っ張られていったほどの
実力者。当然、弱小県立高校のキャプテン程度では歯が立たないのである。(笑) 本人的にも、
「(敗れて)最後の試合になるにしても、知らない相手に負けるより実力の分かっているモリピー
(ニックネームです)に負けた方が諦めがついていいや」と言っていたぐらいだから、本人も
勝てるとは思っていなかったのかもしれない。

で、結局負けてしまったのだが、中学~高校と卓球をやり続けたことは立派な成果だと思う。
決して強くない高校とはいえキャプテンにもなって責任を果たした訳だし、ホントにお疲れ様。
これからは受験に向けて、そして、その先にある俺たち夫婦の老後の安定に向け、ライフケア
責任者としてもっと成長できるように頑張れ!

・・・と心から応援してあげたい。いや、伏してお願いする。(笑)


私達夫婦には長男の他に娘が二人いるのだが、各々性質は明らかに違う。顕著なのは長男と
長女の差。言い換えると、それは・・・

「長男(=母親)」組と「長女(=父親)」組 

ということ。さらに言い換えると、それは・・・

「きっちり、しっかりと事を進める」組と「山勘頼りでその場をしのいで進む」組

の差・・・とも言える。(笑)


達也は高校受験の時、『やる!』と決めてからの学力の伸びにすさまじいモノがあった。何事も
取り組みが真剣なのである。資質が格別にいい訳じゃないけれど、やった分だけ確実に身に
つけるタイプ。これは自分には絶対マネ出来ない行動なので、息子ながら尊敬している部分。
立派な奴です。で、今回もこれを予感させるやりとりがあった。

少し前から予備校に行き始めたのだが、結構学費も高くて(実は無関心だったので支払い金額を
聞いてビックリ! 手工ギターが買えるじゃん・・・レベル)私自身は予備校のお世話にならずに
現役で進学したこともあって、冗談から「これで浪人できなくなったね」と茶化したのである。
それが効いたのか? そこからというもの、達也は暇を見つけては予備校に熱心に通っている。
卓球の試合を辞退したのもそのせいじゃないかと思っている。(笑)

授業のコマを柔軟に選択できるシステムの予備校なので、空いた時間に行くのが基本。ただし、
達也が凄いのはそれ以外にも暇を見つけては自習室に通っていること。受検を控えた今時の
高校生の5月の行動としては普通のことなのかなぁ? 自分に当てはめてみると、とても想像
できないので感心している。

卓球だって最高レベルじゃなかった。大学の志望だって最難関校ではない。でも、どんなレベル
だって『やるぞ!』モードに入った時の達也の姿を目にするのは楽しい。今は、そんな達也を
ヒシヒシと感じるし、親にとって一番嬉しいのはこんな時なんだろうとも思う。


来春が楽しみです。頑張れ、ライフケア責任者殿。(笑)


夜の練習、サイレントギターに替えないともうダメかなぁ・・・。


偶然は必然の入り口

衝撃的な(それほどのことじゃないかぁ)出会いをしたことがある。相手はウチの正吉です。

当家にやってきて暫らく経った頃、そろそろ躾(しつけ)の本でも探しておかないと・・・そう
思って本屋さんに行きました。何気なく立ち読みをしていると書棚ラックの方から強い視線を
感じた。目をやると、そこには一冊の雑誌が・・・。

「あれ?・・・ コイツ正吉じゃん!?」

表紙に扱われているコーギーがどう見てもウチの正吉だったのです。もう心臓がドキドキして
きて(笑)、取りあえず購入して帰宅。版元さんとブリーダーさんに確認すると間違いなく正吉!
まだブリーダーさんにいた頃に撮影されたものらしく、コロコロと太っていた時の姿でした。

     060505_01.jpg 060505_02.jpg

左右非対称色のヒゲ・まゆ、マズル(鼻)周りのシミの形、それとセンターのホワイトラインの
特徴などで瞬間的に直感した。あの時一緒にいたカミサンは『言われてみればそんな気もする
けど違うんじゃない?』と半信半疑に言っていた。

「コーギーがたとえ101匹いても、俺は正吉を必ず見つけられる。それが君と決定的に違う
ところだねぇ~。ウン、ウン」

あの頃は暫くカミサンにこう自慢していた。(笑)

こんなつまらない自慢話はともかくとして、毎日暮らしていると 『こんなことあるんだ!?』
・・・そう感じさせる “人の縁” って誰でも何回か経験しているでしょうね。

例えば、“初対面の人と話をしていたら共通の友人・知人が存在しているのが分かった”という
ことは割とよく聞く話ですし、私の知り合いの中には “旅行先で数十年振りに旧友と出くわした”
なんていう経験をした人もいます。偶然性のレベルはいろいろあるにしても、そんな時は不思議な
縁を感じます。

私の場合も何度かありますが、中でも「これは!?」という筆頭はというと、二日連続して同じ
タクシーに乗ったこと。それも駅前の決まった乗り場からではなく、普通に流しているタクシー。
いずれも出先から会社に帰るところで、乗った場所も別でした。その時は行き先を告げた際に
運転手さんが気づいて『お客さん、行き先聞いて思い出したけれど、昨日も乗りましたよね?』
と言われ、こちらも『アッ!』となった。お互いに不思議なご縁にビックリして笑ったが、
運転手さんも長いドライバー生活の中で初めての経験だったらしく、道中ずっと興奮していた。
そりゃそうでしょう。(笑)

それと仕事で青山のマンションに行った時のこと。用事が終って帰りのエレベーターで降りて
いる途中、女子プロゴルファーの岡本綾子さんが乗ってきた時があった。あれ、確か5階だった
なぁ。そんなことどうでもいいか。(笑) 当時の岡本さんは全盛時代で、丁度トーナメントホステス
としてアメリカから戻ってきていた時でした。事務所兼用でそのマンションに部屋を所有している
のが分かって後から納得したのだが、その時は突然エレベーターで二人っきりになり、緊張した
私は何故か「どうも」って挨拶してしまった。岡本さんは会釈してくれたけれど、何であの時
声を掛けちゃったんだろう?(笑)


タクシーの運転手さんも岡本綾子さんもその瞬間(=偶然)の出逢いで終わったけれど、何か
会話が続く切っ掛けがあれば、もしかするとあの二人との出逢いも偶然で終わらなかったかも
しれない。人間が近づき合うことって偶然であり必然。そんなものでしょう。自分が今お付き合い
して頂いているのは偶然では終わらなかった方々。大事にしなきゃいけませんね。


今、一番衝撃の出逢いを望むとしたらあの人がいいなぁ・・・。(笑) 


形にならないモノこそ・・・

去年の6月から始めたこのブログも、いつのまにか今回で100本目になりました。正直、自分
でも少しビックリしている。昔から自分は長続きしない性格だし、キモチが切れるのとネタが
尽きるのとどっちが先になるのか? なんて心配もしていたが、毎日生活しているといろいろな
ことが起きるし結構書けるものです。(笑)

考えてみると、ブログやmixiみたいなSNSの日記も、みんな何で書くのでしょうか?客観的な
ことを告知するだけとは限らないし、ある意味私小説的な発信もする訳だしね。不思議な行動
です。書いてみて分かるのは、自分の中には強い自己発信願望、あるいは存在を他者に認知
させたいという欲求があって(ある意味電信柱におしっこをする犬のマーキングに似ているとも
言えるが)多分それは深層にある寂しさを解消する為であり、一人じゃ生きられない人間の証
なのだろうと思えます。言い換えれば・・・

・自分の方を向いてもらいたい
・自分自身を分かってもらいたい
・自分の思ったことを伝えて共有してもらいたい

こんな心理だと思うのですが、反面、その全ては知られたくないという面も併せもっており、
人間は(自分だけかなぁ・・・?)随分と勝手なものだとも言える。実際、自分はなるべく裸の
キモチで書くようにしているが、結果としての文章は“紐だけでできたTバックのパンツ”を履い
ているようでもあり、肝心なところで素っ裸になれない。素っ裸になった時は卑怯にも、人目に
つかなくなった頃にそっとアップしたりしているのです。(笑) 

で、そもそも何で書き始めたかというと自分なりの理由があって、きっかけはこれ・・・。


060503_01.jpg


この黒板五郎の遺言状に触発されたから。(笑)

自分の葬儀の場で遺産を巡って肉親の大喧嘩が始まるような、そんな裕福な暮らし方をして
みたいとも思うが悲しいかな現実は、遺言として金銭的・物理的に記載できる物は殆ど無い。
これからも相当な悪いことをするか、余程のくじ運を掴むか、そうでもしない限り、それは変わ
らないだろう。となると、残してあげられる物が無いのも寂しいなぁ・・・こう思うところだが、
どっこい無形の財産はそれなりにたっぷりと保有していることに気付いた。「自分のキモチや
生き方」がそれです。それほど立派な生き方をしている訳でもないけれど、素っ裸の自分を
遺言に残すっていうのも必要じゃありませんかね。

その点、今はとても便利です。ブログに書き綴っていけば自分の「キモチ」や「足跡」は確実に
レコードされる。この世を去った後にカミサンや子どもたちが読んでくれれば、立派な「遺言」に
なると思うのです。だから・・・という訳ではないが、今、読まれてしまっては意味が無くなるので
このブログのURL、実は家族には教えていない。(笑) 私が世を去った後に、笑うなり泣くなり、
大いに懐かしがってもらう予定です。なので、私が今一番恐れているのは自分の死後、訳の
分からない口座引き落としに目をつけられてこのブログのIDを解約されること。あっさりやりそう
だよなぁ、カミサン・・・。


『遺言にはブログのURLを先ず記載。遺産の表記よりもその保全を優先!』

重要なポイントです。(笑)


“形になっていないモノを形にする作業”・・・自分の加齢と共に重要度を増しているように
感じます。五郎のように、お金よりも大事なものを残していければいいな、と思う。まぁ、
それだけの人間になれないとダメなんでしょうが・・・。

(死ぬまでに)こちらが間に合わないと遺言の効力も無くなったりして!?

そうならないように精進する方が先かぁ。(笑)

タイヘン・・・。




最後に “愛” は勝つ

卓球の世界選手権が終わりました。今回は地上波(テレビ東京)で衛星中継されていましたが、
これって凄いことですね。

かつて卓球は自分にはマイナースポーツのイメージしかなくて、どうしても暗い体育館の隅っこで
練習しているところを想像しがちでした。それと、蛙の足みたいに異常に発達する太ももとか(笑)、
中学~高校の頃はあまり良い印象がなかったのは確か。でも、長男が卓球を始めてからという
もの、それも変わりました。かなり魅力的です。強打のラリーが続いたりするとそれこそ目が点に
なるし、スマッシュは時速150キロのスピードになると言われる程のスピード感あふれるスポーツ
です。それと、画面では分らない「回転」対「回転」という他人には見えない世界での勝負があり
ます。あのボールは何気なく打たれて往復している訳ではなく、ラケットに貼られたラバーの
種類によって生み出される複雑な「回転」がかけられてネット上を行き来しているのです。言って
見れば「回転」の科学に身体能力と動体視力が組み合わされた奥深いスポーツ。ヨーロッパじゃ
確実にメジャーな扱いですし、我が家においてもスカパーの「卓球専門チャンネル」の契約視聴を
継続しており同じくメジャー級の扱い。(笑) 残念ながら日本ではまだマイナーですが、だから
こそ今回の衛星中継は凄いことだと感じます。

で、ここで浮かぶのが“愛ちゃん”です。今回の放映だって『愛ちゃん ありき』ってことは間違い
ありません。でも、彼女は凄いなぁ・・・と率直に思う。何が凄いのだろう? 自分は二つの要素で
それを感じています。


以前「天才卓球少女」と呼ばれてテレビに登場していた幼少の頃。あの時だって本人は卓球という
スポーツに純粋に取り組んでいたはずだけれど、テレビの前の我々は彼女が“泣いちゃう”ところ、
要するに「ちっちゃな普通の可愛い女の子」を見たかっただけなのではなかったかしら? その子が
今17歳まで成長して立派な乙女に変化し、しかも代表のエースとして君臨しているそのギャップに
まず私は感心します。ここまで、並大抵の練習じゃなかったであろうことは簡単に想像できる。彼女は
周りの目など関係なく(自分が強くなるために)泣きながら頑張っていたあの小さい頃と同じキモチで
ず~っと頑張ってきたのだろう。変わらない卓球“愛”とでも言ったらいいのかなぁ。強い信念を感じ
ます。凄いです。

それと、もう一つ。卓球を切り離しても何だってできそうな人間に成長している感じを強く受けました。
中国で現地に溶け込んで生活していること。強敵との試合をこなしながら相手のデータをきちんと
分析出来ていること。試合に向かう自分のスタンスが分っていること。負けた時の自己分析が冷静で
あること。みんな素晴らしいです。同じ年頃の子に同じものを求めても、ここまでの成長振りを表現
できる子はいないでしょ。みんな、どこかで生意気だったりするのに愛ちゃんにはそれが感じられ
ない。顔は幼いけれど精神的には立派な大人です。


結局、卓球にかける“愛”をずっと継続していたってこと。それがアスリートとしても、人間と
しても大きな成長につながっているということなんだろう。やり続けることは大事ですね。


試合に負けても愛ちゃんはキラキラしていました。

今回はおじさんが代わりに泣いてあげましょう。(笑)


あなたは立派に“勝ち”ましたよ。


爽やかな気分にさせてくれた愛ちゃんに感謝!


秋田角館・お花 “未” ツアー

前回、24日の続きです。言った手前、書かないとまずいので・・・。(笑)


私たち夫婦の結婚記念日は4月24日で、そのあたりの週末に一泊で旅行に行くことがここ数年
恒例となっている。で、先週の22~23日は秋田の角館まで行ってきました。今までは鎌倉や
横浜など近場のでまずいに行っていましたが、ちょっと遠くに出かけてみるか? ということになって角館に
なった。けど、どうして角館? 二人とも東北方面に降り立ったことがない、それと花見もできそう、
そんな理由で簡単に決めた。(笑)

東京の桜の開花が早かったので、丁度いい時期かと予測して早目に予約したけれど、日が過ぎる
に連れ開花が遅れているという情報ばかり入る。なので、当日はもう桜のことを諦めて現地に
向かいました。まぁ、武家屋敷の街並みなど観光ポイントもあるので全て無駄にはなりません。

秋田新幹線で3時間強。あっという間に着いちゃいます。改札を出ると駅員さんが大声で連呼する
アナウンスが耳に入ってくる。

「桜は開花しておりません!」(知ってますよそんなこと。傷口に塩をすりこまなくても・・・)

「カタクリの花も咲いていません」(ダメ押ししなくていいです)

「水芭蕉はお楽しみ頂けます」(はい、はい、ありがとう)

ということで、武家屋敷の方に進む。


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060429_04.jpg

















見事なまでの寂しさ・・・。花見目的で向かって、結局観れたのはミズバショウだけ。
まぁ、桜の状態がこれじゃしょうがありません。(笑) 枝垂(しだれ)桜の花見は
リベンジしましょ。

カミサンはいろいろ店を回ってそれなりに楽しそう。稲庭饂飩(うどん)と桜の皮細工の工芸品が
名産のようで、職人さんのデモなども見学。ワタシは珍しく文句も言わず、ずっと付き合って
あげました。エライ!(笑) 角館は狭い街だけれど、なかなか面白い。翌日もぐるぐる回りました。

一泊ということもあり、今回はとにかく温泉が良さそうなところならいいや、そう思って、研究せず
安易に宿を決めた。で、着いてビックリ!。目の前はスキー場じゃん。皆さん元気よく滑られて
おります。


060429_05.jpg

















この風景の時期に桜など観れるはずありません。期待と現実の落差を宿でも知らされました。
・・・っていうよりも、そもそもここに来る目的を間違えているバカ夫婦ってことですね。(笑)


観るものが減ったので、結局今年もまた食い道楽ツアーになりました。

角館はお菓子屋さんが多く、かなり危険な街。気がつくと何か手にしている。よく食べたなぁ。(笑)
かりんと・まんじゅう・だんご・ソフトクリーム・もろこし、などなど。“もろこし”は打ち菓子ですが、
「生」になると別物。かなり美味しい。特に、唐土庵 というお店で食べた「ふかしもろこし」は食感・味、
共に最高。オススメです。

それと、やっぱり稲庭饂飩! 付けつゆで食べることが多いけれど、こんな冷饂飩も美味しい。


060429_06.jpg


















これ、抜群でした。鰹だしベースの透明スープに氷を浮かばせ、もずくと梅肉をたっぷり入れ、
コシのある稲庭饂飩を頂く。この夏、当家では確実にブーム襲来間違いなし。(笑)

それから、この旅行で一番嵌(はま)ったのが「いぶりがっこ」。たくあんの燻製です。食事と
なれば必ず付く。美味い。これだけでご飯が何杯もいけそう。漬け物なので各家庭や人によって
それぞれの作り方がある。見た目は同じでも微妙に味と燻しの香り付けが違う。これが楽しい。
あるお店では何種類も売られている各々に表示があり、「トメ」だの「フサ」だの「桃子」だの(笑)
個人名の札がぶら下がっていた。ラベルには、そのトメさん達の手書きと思われる消費期限の
日にちがボールペンで書かれている。これに強い親近感を覚えた私たちは、結局6本(6人分)も
購入してしまった。塩分取りすぎ。どうすんの!?(笑)


あの武家屋敷街の枝垂れ桜、やっぱり一度は目にしたいなぁ、と思う。来年は咲いたのを確認して
から日帰りで行くか・・・。「いぶりがっこ」をポリポリと食べ、お茶を飲みながら既にそんなことを
企てている。でも、それだけの価値はありそう。


降ってくるような満開の枝垂れ桜に、ただただ圧倒されてみたい。



56's hobby 【Photo】

写真撮影が好きです。 時々、以下のサイトに写真をアップしています。
-工事中-

56's hobby 【Guitar】

46歳の時からギターを弾き始めました。録音音源をアップしています。

◆Goro's guitar play



《所有ギター》
Hiramitsu-SJ 56's custom
Martin-M38
Morris-S55

56’s Theater

趣味で撮影した写真をBGM付きのスライドショーにしています。
-工事中-

最近のあれこれ

50歳を迎えた節目の記念にオリジナルギターを作りました。ルシアー(ギター製作家)は平光泰典さんです。
平光さんはクラシックギターの製作家として高名な一柳一雄氏に師事。独立され、現在は鉄弦(アコースティックギター)の世界に転じていらっしゃいます。私のような素人の下手っぴーがオーダーするなど失礼なことと思いましたが、快く引き受けてくださいました。

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