衝撃的な(それほどのことじゃないかぁ)出会いをしたことがある。相手はウチの正吉です。
当家にやってきて暫らく経った頃、そろそろ躾(しつけ)の本でも探しておかないと・・・そう
思って本屋さんに行きました。何気なく立ち読みをしていると書棚ラックの方から強い視線を
感じた。目をやると、そこには一冊の雑誌が・・・。
「あれ?・・・ コイツ正吉じゃん!?」
表紙に扱われているコーギーがどう見てもウチの正吉だったのです。もう心臓がドキドキして
きて(笑)、取りあえず購入して帰宅。版元さんとブリーダーさんに確認すると間違いなく正吉!
まだブリーダーさんにいた頃に撮影されたものらしく、コロコロと太っていた時の姿でした。
左右非対称色のヒゲ・まゆ、マズル(鼻)周りのシミの形、それとセンターのホワイトラインの
特徴などで瞬間的に直感した。あの時一緒にいたカミサンは『言われてみればそんな気もする
けど違うんじゃない?』と半信半疑に言っていた。
「コーギーがたとえ101匹いても、俺は正吉を必ず見つけられる。それが君と決定的に違う
ところだねぇ~。ウン、ウン」
あの頃は暫くカミサンにこう自慢していた。(笑)
こんなつまらない自慢話はともかくとして、毎日暮らしていると 『こんなことあるんだ!?』
・・・そう感じさせる “人の縁” って誰でも何回か経験しているでしょうね。
例えば、“初対面の人と話をしていたら共通の友人・知人が存在しているのが分かった”という
ことは割とよく聞く話ですし、私の知り合いの中には “旅行先で数十年振りに旧友と出くわした”
なんていう経験をした人もいます。偶然性のレベルはいろいろあるにしても、そんな時は不思議な
縁を感じます。
私の場合も何度かありますが、中でも「これは!?」という筆頭はというと、二日連続して同じ
タクシーに乗ったこと。それも駅前の決まった乗り場からではなく、普通に流しているタクシー。
いずれも出先から会社に帰るところで、乗った場所も別でした。その時は行き先を告げた際に
運転手さんが気づいて『お客さん、行き先聞いて思い出したけれど、昨日も乗りましたよね?』
と言われ、こちらも『アッ!』となった。お互いに不思議なご縁にビックリして笑ったが、
運転手さんも長いドライバー生活の中で初めての経験だったらしく、道中ずっと興奮していた。
そりゃそうでしょう。(笑)
それと仕事で青山のマンションに行った時のこと。用事が終って帰りのエレベーターで降りて
いる途中、女子プロゴルファーの岡本綾子さんが乗ってきた時があった。あれ、確か5階だった
なぁ。そんなことどうでもいいか。(笑) 当時の岡本さんは全盛時代で、丁度トーナメントホステス
としてアメリカから戻ってきていた時でした。事務所兼用でそのマンションに部屋を所有している
のが分かって後から納得したのだが、その時は突然エレベーターで二人っきりになり、緊張した
私は何故か「どうも」って挨拶してしまった。岡本さんは会釈してくれたけれど、何であの時
声を掛けちゃったんだろう?(笑)
タクシーの運転手さんも岡本綾子さんもその瞬間(=偶然)の出逢いで終わったけれど、何か
会話が続く切っ掛けがあれば、もしかするとあの二人との出逢いも偶然で終わらなかったかも
しれない。人間が近づき合うことって偶然であり必然。そんなものでしょう。自分が今お付き合い
して頂いているのは偶然では終わらなかった方々。大事にしなきゃいけませんね。
今、一番衝撃の出逢いを望むとしたらあの人がいいなぁ・・・。(笑)
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