先週末、長男の達也は卓球部の試合(県大会)で県内の東金や成田まで出かけた。金曜日は
団体戦の試合があり、日曜日は個人戦。個人戦(地区代表のみ)は部からは一人だけの出場
だったらしい。本来はその先の大会につながる個人戦がもう一つ別にあったようだが「受験に
専念する為に辞退した」と言っていたので、日曜日の試合が高校での卓球部の活動の最後の
公式戦になった。
少しだけドラマチックだったのは、最後の試合の対戦相手が中学校の時の仲間だったこと。
相手は中学の時、チームのエースだった子。卓球で強い私立高校に引っ張られていったほどの
実力者。当然、弱小県立高校のキャプテン程度では歯が立たないのである。(笑) 本人的にも、
「(敗れて)最後の試合になるにしても、知らない相手に負けるより実力の分かっているモリピー
(ニックネームです)に負けた方が諦めがついていいや」と言っていたぐらいだから、本人も
勝てるとは思っていなかったのかもしれない。
で、結局負けてしまったのだが、中学~高校と卓球をやり続けたことは立派な成果だと思う。
決して強くない高校とはいえキャプテンにもなって責任を果たした訳だし、ホントにお疲れ様。
これからは受験に向けて、そして、その先にある俺たち夫婦の老後の安定に向け、ライフケア
責任者としてもっと成長できるように頑張れ!
・・・と心から応援してあげたい。いや、伏してお願いする。(笑)
私達夫婦には長男の他に娘が二人いるのだが、各々性質は明らかに違う。顕著なのは長男と
長女の差。言い換えると、それは・・・
「長男(=母親)」組と「長女(=父親)」組
ということ。さらに言い換えると、それは・・・
「きっちり、しっかりと事を進める」組と「山勘頼りでその場をしのいで進む」組
の差・・・とも言える。(笑)
達也は高校受験の時、『やる!』と決めてからの学力の伸びにすさまじいモノがあった。何事も
取り組みが真剣なのである。資質が格別にいい訳じゃないけれど、やった分だけ確実に身に
つけるタイプ。これは自分には絶対マネ出来ない行動なので、息子ながら尊敬している部分。
立派な奴です。で、今回もこれを予感させるやりとりがあった。
少し前から予備校に行き始めたのだが、結構学費も高くて(実は無関心だったので支払い金額を
聞いてビックリ! 手工ギターが買えるじゃん・・・レベル)私自身は予備校のお世話にならずに
現役で進学したこともあって、冗談から「これで浪人できなくなったね」と茶化したのである。
それが効いたのか? そこからというもの、達也は暇を見つけては予備校に熱心に通っている。
卓球の試合を辞退したのもそのせいじゃないかと思っている。(笑)
授業のコマを柔軟に選択できるシステムの予備校なので、空いた時間に行くのが基本。ただし、
達也が凄いのはそれ以外にも暇を見つけては自習室に通っていること。受検を控えた今時の
高校生の5月の行動としては普通のことなのかなぁ? 自分に当てはめてみると、とても想像
できないので感心している。
卓球だって最高レベルじゃなかった。大学の志望だって最難関校ではない。でも、どんなレベル
だって『やるぞ!』モードに入った時の達也の姿を目にするのは楽しい。今は、そんな達也を
ヒシヒシと感じるし、親にとって一番嬉しいのはこんな時なんだろうとも思う。
来春が楽しみです。頑張れ、ライフケア責任者殿。(笑)
夜の練習、サイレントギターに替えないともうダメかなぁ・・・。
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