前回、24日の続きです。言った手前、書かないとまずいので・・・。(笑)
私たち夫婦の結婚記念日は4月24日で、そのあたりの週末に一泊で旅行に行くことがここ数年
恒例となっている。で、先週の22~23日は秋田の角館まで行ってきました。今までは鎌倉や
横浜など近場のでまずいに行っていましたが、ちょっと遠くに出かけてみるか? ということになって角館に
なった。けど、どうして角館? 二人とも東北方面に降り立ったことがない、それと花見もできそう、
そんな理由で簡単に決めた。(笑)
東京の桜の開花が早かったので、丁度いい時期かと予測して早目に予約したけれど、日が過ぎる
に連れ開花が遅れているという情報ばかり入る。なので、当日はもう桜のことを諦めて現地に
向かいました。まぁ、武家屋敷の街並みなど観光ポイントもあるので全て無駄にはなりません。
秋田新幹線で3時間強。あっという間に着いちゃいます。改札を出ると駅員さんが大声で連呼する
アナウンスが耳に入ってくる。
「桜は開花しておりません!」(知ってますよそんなこと。傷口に塩をすりこまなくても・・・)
「カタクリの花も咲いていません」(ダメ押ししなくていいです)
「水芭蕉はお楽しみ頂けます」(はい、はい、ありがとう)
ということで、武家屋敷の方に進む。
見事なまでの寂しさ・・・。花見目的で向かって、結局観れたのはミズバショウだけ。
まぁ、桜の状態がこれじゃしょうがありません。(笑) 枝垂(しだれ)桜の花見は
リベンジしましょ。
カミサンはいろいろ店を回ってそれなりに楽しそう。稲庭饂飩(うどん)と桜の皮細工の工芸品が
名産のようで、職人さんのデモなども見学。ワタシは珍しく文句も言わず、ずっと付き合って
あげました。エライ!(笑) 角館は狭い街だけれど、なかなか面白い。翌日もぐるぐる回りました。
一泊ということもあり、今回はとにかく温泉が良さそうなところならいいや、そう思って、研究せず
安易に宿を決めた。で、着いてビックリ!。目の前はスキー場じゃん。皆さん元気よく滑られて
おります。
この風景の時期に桜など観れるはずありません。期待と現実の落差を宿でも知らされました。
・・・っていうよりも、そもそもここに来る目的を間違えているバカ夫婦ってことですね。(笑)
観るものが減ったので、結局今年もまた食い道楽ツアーになりました。
角館はお菓子屋さんが多く、かなり危険な街。気がつくと何か手にしている。よく食べたなぁ。(笑)
かりんと・まんじゅう・だんご・ソフトクリーム・もろこし、などなど。“もろこし”は打ち菓子ですが、
「生」になると別物。かなり美味しい。特に、
唐土庵 というお店で食べた「ふかしもろこし」は食感・味、
共に最高。オススメです。
それと、やっぱり稲庭饂飩! 付けつゆで食べることが多いけれど、こんな冷饂飩も美味しい。
これ、抜群でした。鰹だしベースの透明スープに氷を浮かばせ、もずくと梅肉をたっぷり入れ、
コシのある稲庭饂飩を頂く。この夏、当家では確実にブーム襲来間違いなし。(笑)
それから、この旅行で一番嵌(はま)ったのが「いぶりがっこ」。たくあんの燻製です。食事と
なれば必ず付く。美味い。これだけでご飯が何杯もいけそう。漬け物なので各家庭や人によって
それぞれの作り方がある。見た目は同じでも微妙に味と燻しの香り付けが違う。これが楽しい。
あるお店では何種類も売られている各々に表示があり、「トメ」だの「フサ」だの「桃子」だの(笑)
個人名の札がぶら下がっていた。ラベルには、そのトメさん達の手書きと思われる消費期限の
日にちがボールペンで書かれている。これに強い親近感を覚えた私たちは、結局6本(6人分)も
購入してしまった。塩分取りすぎ。どうすんの!?(笑)
あの武家屋敷街の枝垂れ桜、やっぱり一度は目にしたいなぁ、と思う。来年は咲いたのを確認して
から日帰りで行くか・・・。「いぶりがっこ」をポリポリと食べ、お茶を飲みながら既にそんなことを
企てている。でも、それだけの価値はありそう。
降ってくるような満開の枝垂れ桜に、ただただ圧倒されてみたい。
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