去年12月のRijnの発表会が終わってからというもの、新しい練習曲にも取り掛からず
サボりまくりだった。あっという間に6月を迎えてしまい、気がつけば夏の発表会は目前に
迫っている。
『いかんなぁ・・・』
ここまでそうは思っても、いろいろあってキモチが湧き上がってこなかった。さすがに慌て
始めたところに岸部さんの「Recollection」の楽譜集が届いた。いいタイミングです。(笑)
岸部さんのサインの横には“頑張ってください”というコメントが入っていて、『岸部さんに
そう言われちゃぁ、しょうがない』と(笑)、ようやく本気モードに入った。今はその中に入って
いる大好きな曲を練習している。なんとか発表会に間に合わせたいと思っていて、かな~り
真剣に取り組んでいます。問題は練習する時間の捻出。発表会までの時間は限られている
ので効率的に使うことを考えなければいけません。
そこで思い出したのがRijnファミリーの“1623”サンのこと。“1623”サンは職場近くの公園
(千鳥ヶ淵)で練習している。やっぱり昼休みの時間を使うしかありません。それが一番手っ
取り早い。となると、職場にギターを持ち込む必要がある。
家には普段使っていないYAMAHAのドレッドがある。それでも良いのだが、自分には大きくて
使い勝手が悪い。そこで・・・、営業で外出した時にお茶の水の楽器屋で衝動的に一本買って
しまった。(笑)
Martinでいうところの「OOO(トリプル・オー)サイズ」のS-Yairi。運指のおさ
らいが目的なので、弾ければいい程度のなんてことない普通のギターです。でも、楽しい。
先週の水曜から会社の裏の小っちゃい公園で弾き始めた。30分間弾けるだけでも練習して
いる間は自分にとって凄くいい時間。外で弾くのはキモチいいですね。ただ、この公園は緑に
あふれた千鳥ヶ淵と違って爽やかさには欠けます。(笑) 先週は二日間ベンチに座って弾いて
みたけれど、近くにはホームレスと思われるおじさんがお昼寝していた。初日と二日目、連日
おじさんの寝姿に全く変化はなく微動だにしていなかったけれど、あれって息してるのかなぁ(笑)
まぁ、それはともかく、その横で岸部さんの「花」を弾いてキモチよくなっている自分と寝ている
おじさんのコントラストは、知る人が見たら結構笑えるだろうなぁと思う。
二日目はすぐ横の道路で工事も行われていた。要らぬ小刻みなパーカッションとセッションに
なったが、当然アコギと削岩機では勝負にならず、ずっと運指を“耳”ではなく“目”で追うことに
なった。おまけに曇り空模様の中、藪から登場したシマ蚊の執拗な攻撃もあり、肝心なところで
指が止まってばかり。なかなか刺激的な練習場所です。(笑)
でも、でも、楽しい。
どこで弾こうが楽しいですね。
「いいねぇ、その曲」
おじさんがムクっと起きて、そう言ったら自分も本物だね。(笑)
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