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Goro・とおく

遺言代わりに書き留めています。 自分と自分の周りのこと・・・

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素敵・ステキ・素適

「いつまでも●●さんらしく、素敵でいてくださいね」

ある方とメールのやりとりをしていたら、私宛のメッセージの中でこう言われた。
これを発信してくださった方もブログを見ているやもしれず、ここで書くことは
少し恥ずかしいのだが単純に喜んでいる。お美しい女性からこのような言葉を投げ
られるのは正直なところ嬉しいものです。出来るならこれでおもいっきり勘違いや
思い込みをしてみたいとも思うが、残念ながらそうはいきません。(笑)
でも、せっかくだから「素敵」ということがどういうことなのか考えてみようと思う。

「素敵」という言葉をWebの辞書で調べてみた。大辞林では・・・

■心を引き付けられるさま。すばらしいさま。■

〔補説〕
「す」は「すばらしい」の下略、「てき」は「強(ごう)てき」「頓てき」
などの「てき(的)」と同じく接尾語か。「素敵」は当て字

・・・ということで

字ヅラ上の「素敵」は“超”省略された形容詞に接尾語がついているだけの当て字
らしい。初めて知った。けれど、言葉としての音『ステキ』はとても綺麗ですね。

で、頂いた言葉からは、自分には「心をひきつけられるさま・すばらしいさま」が
あり、これからもそうあり続けることが良い・・・ということになります。
おぉ! 何か自分が凄い人間に見えてきた。(笑)


私は自分自身が嫌いなこともないし、どちらかと言えば結構好きな方です。でも、
決してナルシストではないので、自分を素敵だと思ったことはない。(笑)
ただ、(どうせ当て字なら)「素敵」ではなく「素適」として捉えられているので
あれば、それはそれでいいなぁ、とは感じる。


生き方の信条だとかポリシーだとか、そんな重いものでは無いけれど、自分には
こうありたいという漠然とした理想があって、それは「正直な自分でいること」。
言い換えると「他人に対しても自己に対しても自分のキモチのとおりに向き合う」
ということです。着飾らずに“素”の状態の自分を保っていたい。優しかったり
傲慢であったり、その結果が格好良いことであっても、不格好であっても、時には
惨めなほど弱っちかったりしても、それが一番自分らしいと思っているのです。

素適の“素”は「素晴らしい自分」ではなく「素っ裸のキモチを持つ自分」であって、
それが“適”している

男女を問わず、周囲の友人の目に自分がそう映っていて・・・だから「ステキ」な
ままでいて下さい・・・と、冒頭の言葉が発信されるようなら本望。余計に嬉しく
感じるし、自分にとってはありがたい最上級の頂き物だと思います。


ま、実際に言葉を頂く場合は女性からしか受け付けませんけれどもね。(笑)






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飲み屋さんで感心したこと

就職してから27年になる。職種は一貫して営業です。総合印刷業の会社の中で
出版関係のお客さんを相手に営業をしている。営業と呼ばれる職にはいろいろな
スタイルがあるが我々の場合はどちらかと言えばルートセールスに近い。一般的な
営業イメージである「飛び込み」などはしない。となると、固定客との関わりが
大半であってそれほど多くの人と接することがないように思えるのだが、実際は
そうでもない。

得意先に関わるところだと、発注管理者・編集者・広告担当者・販売担当者・
デザイナー・カメラマン・編集プロダクションの人・校正者・広告代理店の人、
出版社さんの指定する用紙代理店・用紙メーカー・製本所、などで接点を持つ人。
自社に目を向けると、例えば印刷・製本・加工等の生産に関連する協力会社の人、
梱包・発送など物流に関わる会社の人、人材派遣会社の人、などなど。

今は担当をもたない管理職なので接触点は減ったが、それまでは名刺交換をする
ことが大変に多かった。仕事上で仲良くお付き合い頂けていた方が異動すると、
それが社内の別部門であっても、退職されて別の会社に移られたとしても
(自分は営業をしていてそれが一番嬉しいことなのだが)運良く声を掛けて頂ける
ことがある。すると、そこを起点にしてまた人脈が拡がっていく。

ということで、ルートセールス的要素の営業にしては交換した名刺の数が多い。
正確に数えたことはないが、名刺フォルダと名刺箱の詰まり具合から判断すると
多分1,000枚近いと思う。同一人物で複数の名刺を保有している分を割り引いても
それぐらいありそう。

で、これだけの人の顔と名前が一致するかというと絶対に無理。営業をしていて
自分に決定的に欠けていると思うのがこの部分。本当に覚えられない。(笑)
忘れないように相手の容姿の特徴を名刺に書き込んだりする。一番効果的なのは
(似ている対象として)友人や芸能人や漫画のキャラに置き換えることなのだが、
会う頻度が少ないとそれでもリアルに感じとれない。結局「以前にご挨拶したと
思いますが改めて・・・」と、また名刺交換をしてしまうのである。(笑)

こんなことを書いているのも、先日興味深いことがあったから。

あるお客さんと神楽坂に飲みに行った。少しお高目の和風カウンターバーと普通の
スナックの二軒。カウンターバーの方は二度目で自分もよく覚えていた。
ただし、かなり前のことなので“お母さん”(といってもそんな高齢ではない)の方は
私のことなど覚えていないだろうと思っていた。ところが「●●さんお久し振りです」
と、席に着くなり言われた。彼女は当時の私との会話内容を細かく覚えており、
私が忘れていたこともスラスラと出てきた。凄い。(笑)

二軒目のスナックはもっと衝撃的。

自分はその店も二度目の来店だったらしい。「・・・らしい」というのは、要するに
行った事も忘れていたのです。(笑) ここでは入るなりママさんから「あっら~
●●ちゃんお久し振りぃ~」と言われた。しかも●●は苗字の頭二文字だものね。
ママは同様に当時の会話内容を喋っていた本人に教えてくれた。(笑)
やっぱり凄いです。

人数的な接点は自分より確かに少ないと思うが、彼女たちはそれが一瞬であっても
確実に人と成りをインプットしているのである。商売柄の特性とも言えるけれど
絶対に能力も備えているはず。見習うべきところです。酔客であっても相手を知る
ことと自分を表現することに真剣なんだろうと思う。これは仕事以外でも同じこと。

果たして自分は?

嫌な思いをさせてしまった人も中にはきっといるだろう。名刺交換した全ての人
関わりを持った全ての友人・知人に対し冷や汗・・・デス。


勉強になります。




可能性という輝き

進学予備校に通っている長男の達也は相変わらず帰宅が遅い。毎日、高校を下校
してから予備校に向かい、帰ってくるのは大体11時頃。土曜、日曜も休みなし。
それこそ死ぬほど?勉強している。夏休みからここまで総勉強時間はどれくらいに
なっているのだろうか?

少し前、本人はこんなことを言っていた。 

「やり残すことで不安になる。不安を減らす為にやれることは全部やっておきたい」

といっても、決して悲壮感は無いのである。いいバランスで勉強している。そして
前にも書いたけれど、本気モードに入った時の達也はホントに凄い。

その達也が昨日は嬉しそうな顔をして家に帰ってきた。どうやら某有名予備校の
全国私大模試の成績が良かったようで、顔を見るなり「ねぇ、聞いてよ」と私に
話しかけてきた。興味があり、勉強したがっている史学に関連した学部を中心に
五つの志望先が判定表には記載されていた。結果表示は「A」判定が三つ、「B」
判定と「C」判定が一つずつ。本人がず~っと第一希望にしている学部は「A」
だったが、ここは以前の模試(8月)で「E」判定だったところです。正直、ビックリ
した。僅か二ヶ月でこんなに伸びるんだものね。

今回の模試は5,000人以上が試験を受けていたようで、同じ高校から受けた中では
トップ。こと世界史に限っては全国でも90位になっていた。

凄い!

何も息子を自慢している訳ではない。努力したことがリアルな結果に変わっている
こと、それを自分の子供が実現していることに大いに感動しているのである。まだ
入試は先のことであるし、最良の結果は希望校に合格することなのだけれども、
決してそれが全てではないようにも思えてくる。大学の程度だとか、才能だとか、
偏差値だとか、そんなことはどうでもよくて、今こうして頑張り続けること、それ
だけで充分素晴らしい。

頑張る気力、意志の強さ、計画性。自分には欠けているモノを見せ続けられて
いるせいか、達也が妬けにキラキラして見える。人間の可能性には限界などない
ように思えて、理由もなく単純に嬉しい。


こういう奴にはいい結果がついてきて欲しいなぁ、と思う。
一生懸命になれる時間をたくさんあげたいなぁ、と思う。
だから浪人はさせたくないなぁ、と思う。


仕事が忙しくなってきて疲れていたけれど、ちょっと回復。(笑)







化(ば)かされてみたい

一昨日は「水道橋RIJN」のカウンターでキモチよ~く、楽し~く飲みました。
そして昨日は会社の慰労会で、またまた楽し~く飲んだ。週末で明日のことを
考える必要もなく、しかもいい感じの酔い加減だったので「気候もいいしちょっと
歩くかぁ」と思って、私鉄には乗り換えず船橋の駅から自宅まで歩いた。

家まで30分強の道をゆっくり歩いていると、売却されたガラス工場の跡地の際で
動くモノが目に映った。猫? 最初そう思ったがちょっと雰囲気が違う。そいつが
街灯の光の当たるところまできたところで顔が見えた。獣じゃん。(笑) 
狸? いや、尻尾がモサッとしてなくて長い。狸っぽい顔だけど真ん中に白い筋が
通っている。あれれ、これってハクビシン!? 

実は前夜RIJNで飲んでいる時にファミリーの80さんからハクビシンの話題が
出たのを思い出した。翌日に遭遇するなんて凄い偶然! 写真を撮ろうとして暗い
中をゆっくりと近づいていった。これ以上近寄ると逃げそうな感じがしたところで
暫らく見合った。結構カワイイ。(笑)するとハクビシンはゆっくりと暗闇の中に
姿を消していってしまった。

東京から船橋に引っ越して12年になるが、転居した当初の数年で狸を三回見た。
東京で生まれ育った私は当地で初めて野生の狸を目にしたのだが「田舎だなぁ」と
思うと同時に、ペットではない人間以外の生物と遭遇するたびに楽しさを感じた。
自然の多い土地で暮らしている人には珍しくないこんなことも、都会育ちの人間に
とってはとても新鮮。何しろ下町の密集地では蛇さえ見たことが無かったのです。

自宅のある場所は密集地ではないが住宅街である。近辺に地目で称するところの
山林があり狸はそこに住まっていたのだろう。でも最近は姿を見なくなっていた。
それは宅地の開発で山林が消えたからに他ならないのだが、追いやられた狸は
果たしてどこに行ったのだろう? 人間が家を作ることで狸の家が無くなる。

車で10分弱のところに地元で「海神山」と呼ばれる場所がある。普通に住宅が
並ぶその場所で、かつて道路沿いに『このあたりには野生の狸が暮らしています。
車の走行に注意』といった内容の手作りの看板が掲示されていた。狸が飛び出して
くることがあるから撥ねないように気をつけてあげましょう、というこの看板が
微笑ましかったが最近見なくなったような気がする。あの辺りでも“先住民”は
きっと追い出されてしまったのだろう。

昨夜自分は実に“いい感じの酔っぱらい”だった。あれがハクビシンでなく、もし
綺麗な女性に化けた狸であったら簡単に騙(だま)されたと思う。そんなお伽話の
ようなことが実際にあったら楽しそう。騙されたいと思う日もあるのだ。(笑) 
でも、それにはやっぱり狸がいないとね。


あのハクビシンと狸たちが平和に暮らしていける環境が続きますように。そして
いつの日か、尻尾をつけた水野美紀と出逢えますように。






尊敬すべき人

昨夜帰宅後、カミサンから聞いた話でとてもいいキモチになった。で、眠いけれど
こういう時はどうしても書きたくなってしまう。(笑)


夏の限定した時期、カミサンの勤務する公立保育園にアルバイトとして働いていた
Nさんという女性がいる。彼女は宮崎出身の45歳。御主人の仕事の関係で今年に
なってから東京に引っ越してきた。御主人の東京勤務は2年間の予定。転居する迄
宮崎の公立保育園に25年間勤務していたが、転勤に合わせて退職したらしい。
人それぞれの考え方というものがあるので何とも言えないが、自分なら単身赴任を
してもらって保母の職(正職員の公務員)を続けると思う。が、Nさんはキッパリ辞めた。

それというのも・・・

彼女は高校卒業後、本当は東京の音楽大学に進みたかったのだが、将来の就職を
心配する両親の強い反対にあってやむなく断念。地元の保育短大で保母の資格を
取って職に就いた。そんな経緯から、東京という都会での生活をどうしても経験
したくて、例え2年間であってもご主人と一緒に東京に行くことを決めたのだ。
27年前の希望や憧れを実行するNさんの意志に先ず感心した。

アルバイトで働いていた彼女はとても有能で、正規職員として直ぐに活躍して欲しい
ほどだったらしい。間違いなく宮崎でも優秀な保母だったのでしょう。

でも、彼女が本当に凄いのはそんなことではない。

失業保険の関係で保育園でのアルバイトは8月末までの期間限定。以降は11月
からでないと働けないらしい。それなのにNさんは9月に入っても度々、そして10月
からは連日、本人の意思で引き続き保育園の仕事を続けている。勿論、無給です。
完全なボランティア。これには理由がある。

まず・・・

カミサンの保育園ではもう直ぐ運動会が開かれる。この時期、保育園は超多忙であり、
それこそ猫の手も借りたいほど。保育園の勤務経験がある彼女は、通常の保育に
加えて運動会の準備が入り込むこの時期がどれほど大変なものかを理解していて、
既に8月のアルバイトの時点から手伝いをするつもりでいたようだ。しかも運動会
当日だけの手伝いは(プログラムの理解とそれに伴う準備や動きなど事前にすべき
ことがたくさんあるので)何のヘルプにもならないことも知っており「自分も予め準備
する必要がある」として、毎日8:00~16:00迄しっかり働いているのです。

そして・・・

このボランティア行動にも理由がある。宮崎の保育園に勤務していた際、豪雨で
(おそらく去年の夏の14号台風かと思われます)保育園が浸水したことがあった
らしい。職員が途方に暮れていたその時に、多くの人たちがボランティアで詰めて
修復に協力してくれた、というのです。Nさんは「あの時のことは忘れられない。
いつかどんな形でもいいから何かお返しがしたかった」と仰られたそう。

凄いなぁ。

結果としての偉業を残した人は勿論尊敬の対象です。でも、真に尊敬に値する人物
とはNさんみたいな人かもしれない。自分の中に綺麗なキモチを持てる人、意思を
もってさり気なく行動に移せる人、ホントに素敵です。


素晴らしい人って身近にいるんですね。


いい夢見れそうです。


おやすみなさい。





私の “春” はこれからです

ワイシャツを長袖に変えた。朝、出勤の時に周りをながめると、もう半袖は
小学生しか着ていないことに気付いたのがその理由。まだ半袖でも大丈夫なん
だけれど、やっぱり恥ずかしくなりますね。でも、袖はめくっている。(笑) 

この時期の通勤電車が自分には一番辛い。外気温が低いとエアコンの設定が
弱くなり、微妙な温度差に敏感な体質の自分にとっては最悪。結局、汗の量は
何ら変わらないのです。特にここ数日のように雨が降って湿度が高いと、首筋から
肩口にかけて異常に発汗する。車内で汗を拭きまくる姿は更に恥ずかしい。
タレントの石塚英彦さんがよく言うセリフ「デブの衣替えはお正月」というのは
実に正しい。私の身体はまだ秋に切り替わっていません。(笑)

けれど季節は確実に変わりましたね。

朝、給湯した時、お湯に変わるまでの時間が僅か延びた。そんな些細なことに
「秋」を感じる。空気の透明感、空の高さ、風の感触。すべての“湿り“ が取り
除かれて自分の周りがクリアになっている。

ここからの季節が自分は一番好きです。

普通、人間は寒い冬から温かい春に向かうにつれ高揚する。身体が目覚め、内面の
キモチも盛り上がってくる。が、自分の体内季節計は逆のようだ。晩秋に向かって
身体が活性し、キモチが研ぎ澄まされていくみたい。だからこの時期をぼぉッと
やり過ごすのは勿体無い。

観たい、聴きたい、感じたい、考えたい。仕事も遊びも、全てに真剣になれそうな
期待感を持てているのが嬉しい。


とりあえず今日から新しい曲の練習じゃ。





オバQの魔法の手

もう長いこと腰痛と付き合っている。文字のつくりの通り「要」であるからして、腰は
大切な部位であるが、遺伝のせいなのか腰が弱い。どうも母方の血筋に腰曲がりが
多いようです。

もう5~6年前になるが、状態がかなり悪くなった時がある。通勤の電車で吊革に
掴まっていても、同じ姿勢が続くと痛みが始まる。その当時は、駅の数で三つ目を
過ぎると立っているのも辛くなるほどでした。それで、どうしようもなくなってカミサンの
同僚の紹介で整体医に通うことにした。

初回の治療の時が衝撃的だった。施術前に先生は脈診をする。少しの間私の手首を
握っていた先生が「肝臓・胆嚢系がかなり悪いわねぇ」と言ったのである。当時の
私は胆嚢結石を抱えており、手術の為の病院の空きを待っていた状況。そんなことも
申告しない内にズバリと指摘されて驚いた。カミサンに紹介してくれた方も同様に
「貴方、二回流産してるでしょ」と脈診で言われ『なんで分るの!?』とビックリした
らしい。恐るべし東洋医学って感じですね。(笑)

当時の私は両足の長さが4センチ半ずれていたのだが、週一回ペースで二ヶ月通っ
て完璧に治った。でも、身体というものは生活の中で再びずれてくる。三年経過した
あたりから、立ちっ放しや床に座りっ放しといった(長時間同じ)姿勢が続いたり
すると又腰痛が出るようになった。本当は直った後に定期的に整体すればよかった
のかもしれません。で、今も酷くなると先生に診てもらう。施術は痛い。(笑)

身体の各所にあるリンパの部位(・・・だと思う)をグリグリされます。よく隣のベッド
から悲鳴に近い声が上がる。いけないのは分っているけれど、いかつい男性から
呻き声が出たりすると、どうしても笑ってしまう。まぁ、それぐらい痛いということです。
その代わり、ギックリ腰で動けなかった人が施術後には普通に歩いて帰れる、なんて
いうのは当たり前の風景。自分はお腹を触られて「あなたの腰痛は小腸からきている
のよ。冷えると腸が縮癒着して周りを引っ張る。そのせい。だからポンポン冷やしちゃ
ダメよ」と言われたこともある。脈診のこともあるし、ホントに先生は“魔法の手”を
持っているようです。

ここでは針治療もやる。だいたいは電気針と整体のセットですが、場合によっては
長い中国針も打ちます。

こういう職業はいいなぁ、と思うことがある。ツボが分っているので、先生は自分の
身体の調子に合わせて自身で針を打てるんですよね。羨ましい。(笑) なので、
針を刺したままの先生が患者に針を刺す場面は珍しくないのだが、先日面白く感じた
ことがあった。私の施術が始まった時、先生は助手の人から「先生、針(時間的に)
刺し過ぎです」と指摘されていた。

実はこの先生、お孫さんもいらっしゃる女性。お歳を訊いたことはないけれど、見た目
では60歳台後半ぐらい。ヘアスタイルから身体つきまで全て丸く、体系的に漫画
チックでカワイイ。(笑) 助手の人の言葉に反応して、うつ伏せの状態から顔を上げ
ると(そのツボがどこに効くのか自分には分らないのだけれども)先生は頭のてっぺんに
三本の針を打っていた。

白衣を着ていた先生が自分には“オバケのQ太郎”に見えてしまい、それだけで完全に
“ツボ”に入ってしまったのです。

手も使わずに施術。


まさに『魔法の手』(笑)




自分の目次に栞を挟む

自分はそれほど本を読まない方ですが、それでも書店で立ち読みして面白そうに感じたモノは
買う。もう売れ行きも下火になりましたが、そうして購入した本の中に「生協の白石さん」という
ベストセラーがあります。

この本、読まれた方も多いと思いますが、東京農工大生協職員の白石さんと(主に)学生さん
とのやりとりをまとめた内容。生協の扱い商品に対して要望や質問を投げる“ひとことカード”
というモノがあり、白石さんはそれに真面目、且つ軽妙に回答していきます。そうするうちに
商品とは関係のない質問も多くなり、例えば「愛は売っていないのですか?」とか「友達同士の
仲が悪いけれどどうしたらいいか?」とか「レポートかけません。ネタください」などという質問にも
拡張していく。各々に対して白石さんは洒脱に答えるワケですが、ひとつひとつ読んでいくと
実にホンワリとさせられます。

中にこんな質問がありました。

   『青春の1ページって 
   地球の歴史からすると 
   どれくらい 
   なんですか?』

白石さんは・・・

地球の歴史におくと分らないが、自分の歴史からすると目次のかなり前の方で、いつでも呼び
出せるように栞(しおり)を挟んでおきたいもの、と答えていました。

なるほど。

自分の人生を目次化し、その時々のエポックでサブタイトルを付けるとどうなるのだろうか? 
面白そう。(笑)


序章  「胎児期」~渡し舟で産院へ~
一章  「幼児期」~初めての麻酔~
二章  「幼少期」~お医者さんごっこ~
三章  「少年期」~磨けば光る石~
四章  「思春期」~年上の誘惑~
五章  「青春期」~身の上相談室~
六章  「成人期」~ミステイクも楽し~
七章  「夫婦期」~カテドラル大聖堂~
八章  「家族期」~いろいろな涙~
九章  「自立期」~やっと芽生えた好奇心~
十章  「青秋期」~自分という傍観者~
   ・
   ・
   ・
   ・
 まだまだ続く


一生懸命考えればもう少し変わってくるだろうけれど、一瞬の思いつきで並べるとこんな感じ
かなぁ。「夫婦期」とか「家族期」とか、勝手につけた言葉や「自立期」が何故か後ろの方に
あったりしてとってもヘンですが・・・。(笑)

で、“直ぐに取り出せるように栞をはさんでおきたい”、という白石さんと同じ見方が出来る自分の
ページっていうのはどのあたりになるのかしら?

自分的には多分、第十章「青秋期」の“今”ですね。

白石さんと同じ視点の“青春”っていう捉え方ではないのだけれども、意味は近い。今の自分は
喜・怒・哀・楽、何があっても新鮮。自分は他人より成長速度が遅くて、ここにきてやっと人並みに
追いついた・・・最近そんな風に感じている。(笑) 


一般的に「青春」と呼ばれる時期を花に例えて“桜”とするなら、自分が勝手につけた「青秋期」の
花は“秋桜(コスモス)”ってことになるのだろうか。


花は春に咲くものと決まっているワケでもないし、秋に咲く花もいいですよね。

それとも狂い咲き?(笑)





56's hobby 【Photo】

写真撮影が好きです。 時々、以下のサイトに写真をアップしています。
-工事中-

56's hobby 【Guitar】

46歳の時からギターを弾き始めました。録音音源をアップしています。

◆Goro's guitar play



《所有ギター》
Hiramitsu-SJ 56's custom
Martin-M38
Morris-S55

56’s Theater

趣味で撮影した写真をBGM付きのスライドショーにしています。
-工事中-

最近のあれこれ

50歳を迎えた節目の記念にオリジナルギターを作りました。ルシアー(ギター製作家)は平光泰典さんです。
平光さんはクラシックギターの製作家として高名な一柳一雄氏に師事。独立され、現在は鉄弦(アコースティックギター)の世界に転じていらっしゃいます。私のような素人の下手っぴーがオーダーするなど失礼なことと思いましたが、快く引き受けてくださいました。

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