遺言代わりに書き留めています。 自分と自分の周りのこと・・・
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カミサンの保育園で連続発生していた事件が、
先週、めでたく解決したらしい。
事件とは・・・。
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犯行現場は公共団地の一階にある保育園の壁脇。
植栽柵との間、およそ1メートル強程度の空きスペースの
奥まった人目につかないところ。
およそ半年ほど前から、朝方、ここにある種‘爆発物’とも言える
怪しげなモノが置かれるようになった。
複数の発見者の証言では、
この‘爆発物’は切れ目なく週に1~2回、
まるで測ったかのように定点に置かれていた。
遺留品は危険物とも言えず、
警察に通報することもできなかったことから、
止むを得ず保育園関係者が発生するたびに処理を施した。
その甲斐もあり、園児と保護者は危険な目に会うことなく
平穏に通園することができた。
一方、この半年の間、保育園職員の間では、
事件が起きるたびに犯人のプロファイリングを進めていた。
・Aさん
犯行現場を押さえられないってことは
私たちが出勤する前、かなり早い時間帯の犯行かしら?
・Bさん
多分、単独犯じゃないと思います。
・Cさん
そう。絶対にリーダーがいて、監視下に置いていたはずです。
・Dさん
犯行の実行ポイントが寸分もずれていないから、
行動パターンが規則的に出来上がっていますよね。
・Eさん
‘爆発物’の量から想定すると、かなり大柄な犯人だと思います。
このように、犯人像はかなり絞り込めていたが、
実行犯を特定できないまま時間だけが過ぎていった。
それどころか、保育園関係者を嘲笑うかのように
犯行は繰り返されていたのである。
が、
が・・・、
遂に先週、ある職員が現場を目撃し、事件の全貌が判明した。
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これが事件のあらましだが、間単にまとめると・・・。
放置されていたのはかなり立派「ウ●チ」。
‘爆発物’の防犯処理にコーヒーの豆カスなどを散布して
対処したものの全て効き目無く、職員は毎度、
『また、やられた!』
『見て見ぬフリしてるなんて、何てマナーが悪いの!』
と、憤り、犯人探しに躍起になっていたそうだ。
職員は、その形状と落とし場所が固定されていることから
犯人を犬に特定し、
【あのスペースに侵入できて、且つ、あの量を落せる】
犬種を探り、
最終的にレトリバーと断定し、
被疑者(犬)を二頭に絞り込んで内偵を進めていたらしい。
その二頭の散歩現場を押さえ、目の前での現行犯逮捕を
目指していたのである。
ところが、驚いたことに、この二頭は無関係だった。
真犯人目撃の場面を再現してみると・・・。
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朝、園舎の廊下を歩いていた職員が、何気なく壁側ドアの
窓に目をやると、ピンク色の小さな物が動いて見えたらしい。
あらっ、●●ちゃんだ!?
何であんなところにいるんだろう?
そう思った職員が窓越しに覗き込むと、
●●ちゃんがしゃがみこんでいて、こちらに向かって
ニコッと微笑んだそうです。
足元には、いつもの遺留品と同じ形状の「ウ●チ」が
落とされていたことから、その場で職務質問を執行。
すると、●●ちゃんは過去の事件についても
自分の仕業であることを素直に認めたことから、
厳重注意に留め、優しく指導して釈放。
対策本部管理官(園長ですね・笑)に報告して
めでたく一件落着となった。
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●●ちゃんは、保育園が入った団地の同じ棟の上階に
自宅があり、母親が準備をしている間に、一人で降りてきて
そこで用を足していたのでしょう。
管理官は、保護者には事実を伝えたようですが、
「私も小さい頃は、外でしてましたね」 と、
お母さんは全く驚いた様子もなかったようです。
エッ!!!!
真犯人よりも、こっちのほうに驚愕。(笑)
保育士であるカミサンが担当するクラスには、
対応に苦慮させられる保護者(親)がいるそうだ。
いわゆる‘モンスター’と呼ばれるほどの脅威ではないが、
ほぼそれに近いタイプと思われる。
昨日、カミサンから園であった話を聞かされた。
その人(母親)は、
子供を保育園に預けている時間帯全般にわたり、
何か起きた場合には必ず母親本人に電話連絡することを
求めているらしい。
親は大事な子供を委ねているので、
これ自体は特段におかしい要求ではない。
実際に何かあったら保育園は保護者に連絡する。
この保護者に限ったことではなく、そんなことは言われなくても
保育園側は業務モラルとして認識している。
但し、そこには程度というものがある。
何かあったら・・・は、決して全て連絡するという意味ではない。
例えば、自分の子供が園庭で転んだとしよう。
子供なので時には転んで多少の怪我もするでしょう。
仮に、親である私が見ている前で自分の子供が転び、
顔にスリ傷が付いたらどうするか?
当家じゃツバを付けておしまいです。(笑)
カスリ傷ごときで、その都度医者に行く親はまずいないだろう。
流血したり、手術が必要になったりする怪我で無い限り、
保育園の親(=保育士)だって同様です。
消毒して薬を付け、バンドエイドを貼れば「親」として十分な処置。
自分の子供と同じ感覚になってツバを使わないだけでも上等。(笑)
決してクレームを付けられる内容ではないし、
スリ傷程度でその都度保護者に連絡を入れるなんてありえない。
が、この母親には通じないらしい。
実際に転倒して顔に傷が付いたその翌日、
いつもより1時間も早く保育園に乗り込んできて、
どうして連絡をくれなかった。
何かあったら電話で伝えて欲しいと言ってあるはずだ。
早朝からツンツン状態で、こう捲くし立てたそうだ。
どうしても直接文句を言いたかったのだろう。
スリ傷程度でマジか!?
過去、子供同士で引っかき合って顔に傷が付いた時にも
この母親は吼えていったことがあるという。
引っかき合いはよくあることとは言え、
こちらはカスリ傷以上のレベルなので、
保育士としても真摯に受け止めざるを得ない。
程度がひどければ連絡もするだろう。
ただ、他の子供から引っかかれるタイプの子供は、
もともとその子に(引っかき屋の)素地があることが多いそうだ。
この女の子も然り。
先に手を出すのは大抵はこの母親の子供らしい。(笑)
では、逆に、それで相手に傷をつけた場合はどうなる?
保育士は被害者側の親に丁重にお侘びをすることになる。
この母親は、そんな逆の立場の加害者になっていて
その代行で保育士が真剣に謝っている事実を
果たして知っているのだろうか?
ひと通りクレームを付けた後、この母親は
転んだ時、園庭の砂が目に入ったかもしれないので眼医者に行く。
こう言い放って、都心にある自分の勤務先に向かって行ったそうです。
きっと、「医者に診てもらう」って持ち出せば、
相手を威嚇できるとでも思っているんだろう。
円滑な保育の実現には、
預ける側と受け入れ側がリアルな肌感覚で
コミュニケーションを取らなきゃいけないはず。
そこにビジネスライクな駆け引きを持ち込んでいるのが見え見えで
安っぽく、いやらしい。
キャリアウーマンか何か知らないが、とても癪にさわる。
医者も迷惑だろうなぁ。
そもそも、こんなことで本当に困っている他の患者さんが
待たされることのほうが問題でしょ。
それに、こんな過保護の親に育てられたら、
いつかきっと子供だって息苦しくなってくるだろう。
「その母親、聞いてるだけでマジに腹立つ。
人間の眼からは何のために涙が出てくるのか?
どうして目ヤニが出るのか?
医者に行く前に勉強しろ、このアホ! って、諭してやれよ」
そう言ってあげると、
いきさつを披露するにつれ、怒りのマグマを上昇させていた
カミサンが口を開いた。
『でも、あの子、五木ひろしソックリの細い目だから
絶対に砂なんて入るはずないのよ。あの隙間じゃありえない。
今度会ったら言ってやる!』
そこかいッ!?(笑)