忍者ブログ

Goro・とおく

遺言代わりに書き留めています。 自分と自分の周りのこと・・・

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


よくできました。

三連休の真ん中の日曜日。
勤務する自治体が開催する市民祭りの
「キッズステージ」という企画にカミサンが借り出されました。
“キッズメイト” とネーミングされるグループの一員として
訪れるたくさんの子供を相手に、一日中、
ステージパフォーマンスを披露したのです。

“キッズメイト” には保育士を一人ずつ派遣するよう、
毎年、各保育園に指令が出されます。
こんな部分にお金を掛けたくない自治体は、
所有する人的資源を当たり前のように簡単に使いますが、
選ばれた保育士にとっては、ほぼ一日拘束されるこのイベントが
思った以上に過酷です。

カミサンにプログラムを見せてもらったところ、
体操、踊り、寸劇、手遊びなど、演目数がめちゃくちゃ多い。
更に、出し物である以上、全員で合わせるためには事前の練習も
数回実施されるワケであり、通常業務以外に掛かる個人の負荷は
半端じゃありません。

当日のセットリストはこれ。

■サンサン体操
■アンパンマンマーチ
■へそへそパワー
■グーチョキパー
■パンダ・うさぎ・コアラ
■昆虫太極拳
■動物体操
■はたらくくるま
■秘伝ラーメン体操
■ピーマンマン体操
■スズメバチに気をつけろ
■昆虫太極拳(二回目)
■月夜のポンチャラリン
■はたらくくるま(二回目)
■おおきなかぶ
■サンサン体操(二回目)
■アンパンマンマーチ(二回目)

マジか? っていうぐらいの多さです。

加えて、

ただ、体操したり、踊っていればよいというものではなく、
例えばアンパンマンマーチの場合、
ちょっとしたストーリー仕立てで演技も入ります。
おまけに、参加する保育士はそれぞれの担当キャラのお面も
自作しなければなりません。カミサンはメロンパンナの役だったらしいが、
こんな作業はお手の物とはいえ、
事前の準備にはそれなりに手もかかります。

通常、こんなイベントには若手が派遣されるはずですが
カミサンの自治体では保育園の民営化が進んでおり、
保育士の新規採用はずっとストップしています。
当然、保育士は高齢化しており、
いい歳してこんなところに行きたがる人はまずいません。
かと言って、必ず誰かは出さなければならない。
誰も立候補しないことが分っているから、
カミサンは去年も今年も自発的に手を挙げたようだ。

当日の夜、
カミサンは目一杯疲れた様子で帰ってきた。
すぐに、大きなバッグから自作の小道具を出し、
処分するものと、この後、自分の保育園でも使えるものを分け始めたのだが、
その中に 『こりゃよくできてるなぁ』 と、感心したものがあった。
それが、このラーメン。
084fa5d8.jpg
これの使い方を聞いて、
普段の自分なら速攻でカミサンをからかうところなのだが、
今回ばかりはとてもそんな気が起こらなかった。
五十を過ぎたオバサンがこれを頭に乗せて公衆の面前で
「秘伝ラーメン体操」を踊っていたのです。

立派で凄いことだと思うよ。

だいぶ感動。




 

PR

ご対面

今年の4月、長男が偶々(たまたま)同じ会社に入社。
以来、社内では遭遇することもなく、あっという間に半年が過ぎた。
意外と会わないものです。

それが昨日の朝、

早朝の会議を終えて部屋に戻る途中、
出社してきた本人と廊下で初めてすれ違った。

目が合った瞬間に思わず

「おぅ」

と、声を掛けてしまったのだが

「おはようございます」

と、至極丁寧に返された。

社内の見知らぬ先輩(私)に対する素直な挨拶そのもので、
全く嫌みもなくクール。
どっちがベテラン社会人と呼ぶに相応しいか・・・。

   すみませんでした。
   もう馴れ馴れしくしません。

・・・って感じですよ。

ちょー、やりづらい。(笑)









「仕打ち」という名の伝承芸 

Facebook のリンク用に別ブログを開設しました。
こちらと同一の記事をアップしますが、内容的には
「つぶやき以上独白未満」のネタに限ろうかと考えています。
過去記事の流用掲載も多くなりますが、
その分はコチラでも気まぐれに再アップするつもりです。

早速ですが、2006年4月の記事の再アップです。

-------------------------------------------------------------

外出から帰宅するとカミサンが家にいなかった。

「そういえばクラス会とか言ってたなぁ」

実はワタクシ、カミサンとは中学校の同級生。
彼女のクラスは結構マメににクラス会を開催していて、
当然その日の帰宅は遅くなる訳ですが、
カミサンにはいつも迷惑を掛けているので、
たとえ朝帰りになろうとも特に文句はつけません。

ギターを弾いて遊んでいると、日付が変わった直後に携帯が鳴った。
カミサンです。

   『今、三次会で品川から深川に戻って●●クンのお店にいるの。
     悪いけれど車で迎えに来てくれる?』

これ、クラス会の時はお決まりのパターン。
で、旧友が経営している深川の店まで車を走らせました。
深川は二人が生まれ育った場所で、
隣県F市にある今の住まいからは車で1時間弱ほどの距離になります。

到着後、しばし懐かしい友人と会話を交わした後、
カミサンを助手席に乗せてF市の自宅に戻ります。
車を走らせてすぐ、見た目はしっかりしていそうなカミサンがつぶやく。

   『今週疲れていたせいかな? そんなに飲んでないけれど
     少し酔ってるみたい』

少しだとぉ!? おい、おい。結構匂ってるじゃん。

   『でも大丈夫だから!』

そんなことないよ。
この種類の匂いは明らかに危険な兆候でしょお? 

   「ヤバかったら、早く言えよ。直ぐにクルマ停めるから」

が、結局間に合わなかった。

   『分った・・・』

に続き、間髪置かず

   『だめッッ・・・』

そして、促音の「ッ」が消えたと思った瞬間、

   『ウッゥッッ・・プ』

という悪魔の声を聞いた。

急停車させたものの一瞬遅かったようで、わずかに間に合わなかった。
カミサンはドアを開けると同時にリヴァースし、
大半は道路に放出されたもののハシリの “一番搾り” の分が
しっかりドアの内部に・・・。

直前の言動を悔やんだ。

ここに行き着く前にある場所を通過しており、
それが必然を呼んでしまった気がしたのである。
   ・
   ・
   ・
19年前のことです。
当時、ワタシたちは今の住まいに転居する前で、
生まれ育った深川にも近い同じ区内に住んでいた。
正月のある日の夕方、

『おとうさんが深川の●●さんのところ(馴染みの寿司屋)で
 酔っ払っちゃったらしいのよ。一人じゃ帰れない様子なので、
 申し訳ないけれど車で送迎してもらえるかしら?』

隣県に住むカミサンの実家のお義母さんから電話でSOSがあった。
言われるがまま私は店に向かい、お義父さんを介抱して
やっとこさ車に乗せ、カミサンの実家まで車を走らせたのである。
が、お義父さんは見事に酩酊しており、
不気味なリズムで怪しいシャックリを繰り返していた。
こういう時の予感は実のところ99%確信であり、

案の定、走り出して直ぐ・・・

助手席の悪魔は “恐ろしい音” を響かせた後、思いっきりことに及んだ。

あの日、あの時、
カミサンのお義父さんは車の「ドア」や「窓」を開く代わりに、
自分の「両ひざ」を大きく開き、
その空間にキモチよ~く大量のお年玉を投下した。

正月だというのに滅茶苦茶悲しい気持ちになり、
自分の隣に座る物体を一刻も早く “納品” したくて、
真冬の高速を窓全開でぶっ飛ばし、カミサンの実家に向かったのである。

あれ、納車されてまだ一週間の新車だったんだよなぁ・・・。
フロアマットはダメになるし、
しばらく芳香剤の効き目がなくなるほどの・・・。
あぁ、思い出したくない。

そう、思い出したくないはずだったのに・・・

   ・
   ・
   ・

カミサンが事に及ぶ直前、クルマはその “お義父さんポイント” を通過した。
私が悔やんだのは、そこでわざわざ車を停め、

「そう、そう、ここだったよ。よ~く覚えてる。
 お前のお義父さんの首を絞めてやろうと思ったのは」

こう言ってしまったことである。
要らぬことを思い出したせいで怨念を呼んだに違いない。

でも、二世代に渡って俺に同じ仕打ちするなんてなぁ・・・。
もう伝承芸だろ、これ。

Choo Choo TRAIN

昨日、帰宅途中の電車内で面白い場面に遭遇した。
もう下車駅に着こうかという時、座席でスマホをいじっていると
左前方で人影が動いた気配を感じた。
顔を上げてそちらに目を向けると、ドアから入ってすぐ先のスペース、
車両の中央で中年のバーコードおじさんが上半身を大きく捻転している。
見たところ、どうやらおじさんには虫がまとわりついており、
それを避けるために身体を動かしているようだった。

おじさんが太っていたせいでそう見えたのかもしれないが、
私には「動かす」というよりも「踊っている」ようにしか見えず、
虫から逃げ惑う切羽詰った表情も加わり、
それは、半ばトランス状態かと思わせるほどの激しいパフォーマンスだった。
その動きの様から、私はてっきりスズメバチのような
かなり危険な虫がおじさんに絡んでいるのだろうと推測した。

が、

目を凝らして見ると、それはホバリングしておらず、
少なくとも蜂のような危ない虫ではなさそうであった。
ただ、おじさんの様子からして、危険ではないが相当に大きな
得体の知れない虫だろうと想像していた私は、
一瞬、壁に止まったその虫を見て思わず吹き出した。
おじさんを踊らせていたのは、ただの「蛾」だったのだ。
それも決して大きくない、ちっちゃな蛾である。

脅威を感じさせないモスラとそれに逃げ惑うおじさんの動きには
見事なコントラストが付いており、当然の如く乗客の視線が集まった結果、
車両の中央は一転して立派なセンターステージと化した。
モスラが再び飛び立ち、おじさんに向かう。

おぉ!

乗客がおじさんに注目する中、
ステージではちょっとした変化が起こり始めていた。
おじさんの周囲には他に四人の乗客が立っていたのだが、
驚いたことに、その人たちもおじさんに合わせて動き出したのである。
多分それは、(おじさんの動きと表情から)ひどく危険なものが
自分の近くで飛んでいると瞬間的に誤った想像をした結果の、
自然な行動だったのだろうが、逆にその動き方が微妙に不自然。

人間の行動は直前に見たものを真似しやすいのだろうか?
ちょっと捻ればよいものを、他の四人もおじさん同様の
かなり激しい円周運動に突入したのである。
ステージは一層賑やかになり、おじさんを中心に据えた五人組は
なんてことないちっぽけな蛾に翻弄され、
まるでEXILE(エグザイル)のようにシンクロして踊り始めた。

なんだか、とても凄いシーンになっていた。

時間にしてほぼ一分間ほどのステージだったと思う。
電車は速度を緩め、駅に進入し、佳境の極みで停車した。

おじさんは通勤カバンを乙女チックに両手で抱きしめ、
今にも泣き出しそうな表情で隙間を突き破るように
ダンサーの輪の中心から飛び出した。
ドアまでの距離はそのまま花道となり、
小走りでホームに降り立ったおじさんの背中からは
「もうイヤ~ッッ!」という心の叫びが聞こえたような気がした。
ステージを退いた後も蛾がついてきた感触があったのか、
おじさんはホーム上でも何度か首をクネクネ、肩をカクカクしていた。
あのおじさん、相当の虫嫌いだったんだろうなぁ。

まさに『Choo Choo TRAIN』
こういう電車に乗車できた日はとても得した気分になれる。


雑感:「誇り」

東日本大震災と台風12号。
自然の脅威に晒(さら)されている今年の日本。
大きな自然災害を目(ま)の当たりにして
最近、自分なりに感じたことがある。
  ・
  ・
日本という国は凄い  と、思うのです。
  ・
  ・
地震しかり、台風しかり、洪水しかり。
自然災害は今年になって初めて起きたわけではない。
日本に住んでいる人なら、個人の一生の中では何らかの
自然災害を直接的に体験するだろうし、間接的にも見聞きする。
また、連綿と語り継がれてきた過去の被災事実から、
客観的な知識も取り込んでいる。大げさではなく、この国に暮らす
ほとんどの人は危険と隣り合わせの土地に住んでいることを認識し、
被災の可能性を自覚しながら暮らしていると思う。

で、あるならば、

津波や洪水に繰り返し襲われる地域や
周期的に大地震の被害に見舞われる地域に住む人は、
命の保障のために十分な安全を確保したいと考えるのが普通だ。
少しでも危険性の低い地域に移り住むという選択に
落ち着くのが自明の理であるはず。
ところが現実的にはそんなことにならず、
同じところに留まるのである。

どうしてなんだろう?

平時の暮らしやすい生活には地理的条件も関わる。
生活に適する平野部がこの国の中では限られているから
そうせざるを得ない背景もある。また、生まれ育った場所に
戻りたいと思うのは、人間として当然の心情だ。
が、そんな事情よりも、日本人はそもそも

災害に対して知恵で対処しようとする気質を
DNAとして根本に持っているのではないだろうか。

何度同じ被害に遭おうとも、日本人はその都度立ち上がり、
真剣に考え、再び襲ってくるであろう次の災害に対向する。

家具に転倒防止を施す。
大量の土嚢を用意する。
津波からの避難にランドマークとして神社を置く。
ハザードマップを作る。
巨大な防波堤を造る。
建築物に免震構造を組み込む。
巨大地震発生を直前で知らせ、寸前の数秒を生かそうとする。
地震の発生を感知して新幹線を自動停止させる。
地震予測の技術を進化させる。

家庭内の小さな備えから、先進的なシステム構築まで
皆んながあらゆることを考える。
日本人は自然災害で全てを失い「無」になっても、
それを知恵で克服して新しく造り直し、
将来に起こりえる損害を減らすために方策を講じる。
大陸的な論理では理解不能だろう。
でも、ここは島国であって逃げ場は無いことを誰もが理解している。
だからこそ知恵を使って危険な島に住み続けてきたのだ。
地盤が動こうが、土手が決壊しようが、田畑が埋没しようが、
そこから逃げられないことを認めた上で災害に向き合い、進歩する。
  ・
  ・
ゆえに、日本人は凄い  と、思うのです。
  ・
  ・
多くの犠牲者を出した災害から気付かせてもらうなんて
全くもって不謹慎かもしれないが、
最近、何か、その民族気質は世界中のどの国にも負けない
とても素晴らしいものであり、
日本人として日本に生まれたことは
とてもありがたいことなんだと思えてきたのです。
漠然とそんな気持ちになっていたところ、
タイミングよく興味深い記事を読んだ。

-------------------------------------------------
■YOMIURI ONLINE 9月3日

東日本大震災を機に日本国籍の取得を決意し、
1日、成田に到着したドナルド・キーン米コロンビア大名誉教授(89)が
2日、東京・北区の自宅で読売新聞のインタビューに応じた。
「東北は必ず、復興する」。そう信じる理由などを語った。
3月11日直後は、ニューヨークでテレビ画面を通じて「黒い津波」の
脅威に打ちのめされた。しかし、「家が流されても取り乱さず、
人を思いやる日本人の姿を見て誇りがわき上がった。
私から日本をとったら何も残らない。
日本人として残りの人生を生きたい、と強く思いました」。
大地震、台風、洪水。災害の多い日本では、「すべては移り変わる」という
仏教的な無常観が根づいているが、
「不思議なことに、和歌や物語には古来、地震や津波がほとんど出てこない。
自然の無慈悲を嘆いて廃虚のまま放っておかないで、
何度でもそれまで以上のものを立て直してきた。それが日本人です」。
-------------------------------------------------

読んですっきりした。そう、キーンさんの言う「誇り」です。
正にこういうことなんだと共感した。


Amazonに完敗

『Amazonプライム』の無料お試しキャンペーンを利用していた。
これ、期間中に一度でも利用するとプロモーション会員登録となり、
後は、設定期間内に解除申告をしない限り正登録に切り替わって
自動的に年会費3,900円がチャリンとAmazonに落ちるという、
よくありがちな仕組みです。

このプライム会員サービスは確かに利点があるものの、
年会費を払ってまで使うほどの効果は感じられず、
お試し期間内だけ使って自動延長になる前に会員登録を
解除することにしていた。

で、

日にちを忘れないように・・・と、
Googleカレンダーにも、期日のラスト七日間全てに
【プライム解除】と書き込み、備えていた。
こんな分りやすいAmazonのトラップに嵌(はま)る
ワケにはいかないのである。

が、

案の定・・・
登録解除期間が終わったことに気付いたのは
日付が変わった1時間後だった。

多分、Amazonのマーケティングでは、

・必ず助平心を出す
・備えはしても実行しない
・脇がゆるゆる
・ムダな支出に痛みを感じない

このようなタイプのユーザーが格好のターゲットだと思われ、
想定通りの私は簡単にAmazonに負けてしまった。

まず、これで一敗。

PCに向かい、「くそっ!」 と思いながら、最近CSで再放送され
耳について離れない『金曜日の妻たちへ』の挿入歌を検索。
Youtubeでは物足りなくなり、PP&M(ピーター、ポール&マリー)の
CDが欲しくなって、気がつくとAmazonのカートにベスト盤を投入。

二敗目。

しかも、

レコメンドでS&G(サイモン&ガーファンクル)のベスト盤を目にして、
多分持ってたような気がするなぁ・・・と思いつつ、これもカートへ投入。

気がつけばあっという間の三敗目。

翌日、きっちりAmazonから品物が届いた。
やっぱり『Amazonプライム』は早くていいかも?
どんどん使った方が便利だなぁ、と思い始める始末で
早速、カミサンが欲しがっていた文具も購入してみた。

ここまで、タイムオーバーから16時間で都合四連敗。

I am a good loser.  

これ、日本語にすると「騙されやすい上客」だっけ?

夏の想い出

夏休み明け。
なにやら休み中の友だちの話で盛り上がり、
ワイワイと賑やかに私の前を歩く中学生グループがいた。
彼らを見ていて、ちょうど同じ年頃に夏休みの盆踊りで
仲間と馬鹿笑いした日があったことを思い出した。

それは待ち合わせの呼びかけを頼むと放送してくれるぐらい
広い会場で開かれる盆踊りで、その案内サービスを使って
他愛もないいたずらをしたことがあるのです。

まず、同級生にいたずらをした。
盆踊り会場で別のグループの男子を見つけたことで、
その男子が片想いしている女子の名前を騙(かた)り、
そいつを引っ掛けてみようということになった。

男子を[タカクラケン]、
そいつが好きになった女子を[クロキメイサ]とすると、
こんな感じになる。

  ポン、ポン、ポ、ポ~ン♪
  
       (ピーーーッ♪)
  あ。あ。あ。
  (ピーーーーー♪)
  え~っ。
  ちょっ。ちょっと待って・・・。
  ・・。
  あ。あ。
  (キィーーーーーーン♪)

  あ~。あ、案内係から、お、お知らせいたします。

  ●●町のタカクラケン様、タカクラケン様、
  ■■町のクロキメイサ様が公園入り口でお待ちです。

  あ~。く、繰り返します。

  ●●町のタカクラケン様、●●町のタカクラケン様、
  ク、ク、クロキメイサ様が公園入り口でお待ちです。

案内係のおじさんの緊張気味の声が会場のスピーカーから流れる。

すると・・・

メイサからの呼び出しなど有り得ないのに、すっかりその気になった
タカクラケンは待ち合わせ場所である公園入り口に向かう。
そして、下町の盆踊りのトリの定番である
都はるみの “ 好きになった人” が終わるまで、
来るはずのないメイサをソワソワしながら待ち続けたのである。

面白くなった私たちは、
その案内係のおじさんにもいたずらしてみた。

当時、(理由は分らないが)やたらにツバを吐く同級生がいて、
仲間内では彼を「つば仙人」と呼んでいたのだが、
そんなおかしな名前でも放送してくれるかどうか試してみよう
ということになり、今度は待ち合わせの人物名を[つば仙人]で
依頼してみたのである。

  『これは、苗字が[ツバ]で名前が[センニン]でいいのかな?』
  「はい、そうです」
  『分かりました。じゃ、放送します』

  難易度が高く、且つ、かなり危険な試みになるだろう、と
  身構えて案内係のおじさんに頼んだのだが、町会の役員と思われる
  見るからに不器用そうなおじさんは、意外にも簡単に引き受けてくれた。

  ポン、ポン、ポ、ポ~ン♪

  あ。あ。あ。
  (ピーーーーーーーーッ♪)
  ・・。
  あ。あ。
  (キィーーーーーーーン♪)

  あ~。あ、案内係からお知らせいたします。

  ●●町のツバ・センニン様、ツバ・センニン様、
  ▲▲町の◎◎様が公園入り口でお待ちです。

  繰り返します。
  あ~。

  ●●町のツバ・センニン様、●●町のツバ・センニン様、
  ◎◎様が公園入り口でお待ちです。

  一度騙(だま)せれば恐いものは無い。
  5分後、再びおじさんのところに行き、

  「さっきアナウンスしてもらった[ツバセンニン]ですけど、
  来ないのでもう一度放送してもらえますか?」と、頼んでみた。

  おじさんは気持ちよく引き受けてくれて、再び・・・、

  あ~。あ、案内係から、お、お知らせいたします。

  ●●町のツバ・センニン様、ツバ・センニン様、
  ▲▲町の◎◎様が先ほどから公園入り口でお待ちです。

  あ~。繰り返します。

  ●●町のツバ・センニン様、●●町のツバ・センニン様、
  ◎◎様が公園入り口でお待ちです。

あの時、8回も読み上げてくれた[ツバ・センニン]って、
おじさんは一体どんな漢字で想定していたんだろうか?

大人をからかった、懐かしい夏の想い出。


節電を実感した人

豪雨だった金曜日は帰りに駅でカミサンと待ち合わせをして、
私鉄に乗り換えず、タクシーで家まで帰った。
その時の車内でのやりとり。

※ H:ワタクシ  W:カミサン

W:今はどこもちゃんと節電してるよね。
H:そうだな。
W:この辺りはこの時間でも、もう結構暗くしちゃうみたいだね。
H:そうかぁ?
W:ほら、あのロイヤルホストだって、あんなに暗くなかったでしょ。

    カミサンに言われて目を向けたが車は進んでおり
    私の位置からはロイホを後部の窓越しに見る格好になった。
    いつもと何ら変わりなく見える。

H:節電って言うほど節電してないんじゃないの?
W:そんなことないよ。ほら、みんな、どの店も暗いもん。

    あぁ・・・。
    なるほどね。
    そういうことか。

H:そう言われてみれば暗く見えるワ。
W:でしょ。
H:確かに。
W:ほら、あのラーメン屋も暗いし。
H:あぁ、そうだね。
W:ずいぶん徹底してるよね。
H:っていうか、全体的に窓が暗いんだよ。
W:そう、どの店も窓がみんな暗いのよ。
H:じゃ、なくて。
W:何?
H:お前の目の前が暗いんだよ。
W:ん?
H:その窓がブラックスモークだっていうこと。
W:へ?

カミサンのこのへんの能力には目を見張るものがある。

56's hobby 【Photo】

写真撮影が好きです。 時々、以下のサイトに写真をアップしています。
-工事中-

56's hobby 【Guitar】

46歳の時からギターを弾き始めました。録音音源をアップしています。

◆Goro's guitar play



《所有ギター》
Hiramitsu-SJ 56's custom
Martin-M38
Morris-S55

56’s Theater

趣味で撮影した写真をBGM付きのスライドショーにしています。
-工事中-

最近のあれこれ

50歳を迎えた節目の記念にオリジナルギターを作りました。ルシアー(ギター製作家)は平光泰典さんです。
平光さんはクラシックギターの製作家として高名な一柳一雄氏に師事。独立され、現在は鉄弦(アコースティックギター)の世界に転じていらっしゃいます。私のような素人の下手っぴーがオーダーするなど失礼なことと思いましたが、快く引き受けてくださいました。

カレンダー

01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28

プロフィール

最新コメント

Copyright ©  -- Goro・とおく --  All Rights Reserved
Designed by CriCri / Photo by Geralt / Powered by [PR]
/ 忍者ブログ
QLOOKアクセス解析