遺言代わりに書き留めています。 自分と自分の周りのこと・・・
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先週末、久し振りに夫婦喧嘩をした。
・
最近は喧嘩の件数自体減っているし、
勃発しても以前ほどの激しさや重さは無い。
終結した際の認識(私:一件落着 カミサン:許した訳じゃない)に
相違はあるものの、歳のせいか、どちらも早い幕引きを
考えるようになっている(気がする)。
こう書くと、揉め事が絶えない険悪な関係の夫婦のようですが、
そんなことはありません。
結構、仲は良い。
・
そこそこ重い内容の争点でゴングが鳴らされた。
が、今回の喧嘩は応酬の様子が従来とは少し違った。
それは交戦した場所が “深夜24時のスーパー” だったから。(笑)
買い物に出かける直前に起きた喧嘩が車中の序盤戦を経て、
スーパーの売り場に場所を移したのであるが、
公衆の場という環境が影響したのか、両者、いつもと違う闘いぶり。
・争っていても声高にならない。
相手を思いっきり責めたいはずなのに、お互いの声は何故か弱い。
・他の買い物客の視線が気になり、言い争いしている最中なのに
やたらキョロキョロする。
・他人のカートが近づくと、それまでの険しい顔が一転。
穏やかな表情で相手を糾弾する。
(竹中直人の「笑いながら怒る人」状態)
要するに、揉めている風を露(あらわ)にせず、
買い物途中の会話を装って言い争っていた感じ。
事情を知っている人が傍から見ていたら、
結構面白い光景になっていたと思う。
言い合っている内容は結構激しかったのです。
本質的にはお互いにキレている状態なので、
もはや、二人がそこにいる理由は “買い物” ではなくなる。
カートは確たる商品棚を目指すこともなく夢遊病者のように進み、
口論しながら同じ売り場をグルグルと何度も回遊した。
その間、カミサンは(それが私に対してなのか、それとも
自分に向けてなのかは不明だが)
「何を買いたいのか分からないじゃないッ」
と、ブチ切れながら品物をカートに次々と投げ込んでいった。(笑)
買うわ、買うわ、結局、いつもの三倍近い時間を買い物に
費やしたのだが、無思慮、無造作にカートに投げ込む行為が
怒りの解消に幸いしたのか、帰りの車中、カミサンは至って平穏だった。
が、もう家に着こうかというところで
「やっぱりアナタのせいよ」
と、突然、再び切り出してきたのだ。
『 まだ何かあるの! 終ったんだからいいじゃない 』
そう返そうと思ったら、
「食パン買うの忘れた」
と、カミサンが言うではないですか。
喧嘩を始める前のことを思い出した。
そもそも買い物に行くキッカケは、一枚しか残っていなかった
翌朝の食パンの補充だったのです。
これぐらいで丁度良いのかも。(笑)
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