遺言代わりに書き留めています。 自分と自分の周りのこと・・・
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3分の砂時計を毎日使っている。
カップめん用ではない。(笑)
前々回に書きましたが、
先日、母親の眼(左右両眼)の白内障手術が終わりました。
術後、かなりヘビーになったのが目薬の点眼です。
主に、患部への抗菌が目的で、
最低一ヶ月(状況により二ヶ月)の間、ずっと続けます。
毎日、朝・昼・夕方・就寝前の4回、
朝・昼・夕方は四種類、就寝前は五種類の目薬を3分間隔で注します。
種類が多くて間隔を忘れそうなので、
時間を測るのに便利な砂時計を買いました。
点眼には決め事があって、
・手を清潔に保つこと。
・清浄綿で下まぶた周辺を清拭してから点眼すること。
・各目薬の点眼には3分の間隔を置くよう必ず守ること。
・点眼後は目頭を1分間押さえ、涙腺から鼻に流れ落ちるのを防ぐこと。
・点眼期間が終了するまで首から上の入浴は絶対不可。
・先髪は眼に水滴や飛沫が入らない状態であればOK。
(眼の保護必須、且つ、美容院スタイル以外はダメってことです)
・左右同じ目薬であっても必ず左右別々に取り扱い、
いっぺんに左右同時に連続的に注してはいけない。
これを忠実に実行しようと思うと、幾つか問題点が生じます。
まず、都度の投薬に30分程度時間が掛かる。(笑)
それと、
①母親は自力では点眼できないので、家族の手伝いが必要。
②加えて、週に三回利用しているデイケアの日は、昼の一回分を
施設に依頼し、同様の手順で点眼してもらわなければならない。
③カミサンもフルタイムで働いているので、朝と就寝前は
対応できても、昼と夕方は二人ともまず無理。
④どちらも出勤が早い日は、相当な早起きが必要。(笑)
⑤大勢の人の面倒を見なければならない施設の方々に、
特定個人のややこしいお願いをするのは難しいし、こんなことで
手を煩わせたくない。
(シャワー浴は出来ても、先髪の依頼は無理ということです)
など、など。
たかだか目薬の点眼に、
挙げるとキリがないぐらいの懸念要素がある。(笑)
中でも特に弱ってしまうのが、
私とカミサン、両者とも不在時の処理です。
どうしようか?
もし点眼が4月まで延長したら、
ヘルパーさんに頼むことも考えなければなりませんが、
まずは、当面、確実にこなさなきゃならない
目の前の3月をどうするか? です。
ここは子供たちを使うしかありません。
今、長男と二女は卒業前で3月は基本的に在宅。
もちろん、バイトや用事で出かけることもありますが、
四人で頑張ってやりくりしないと、とても回せません。
二人には点眼の手順を教えて実際に練習させ、
ローテーションに入ってもらいました。
毎日、各人の予定を確認し、
基本的に昼の分は子供たちにお願いすることにした。
以来、点眼漏れが無いようにチェック表を作って、
点眼した人が時間と名前を記入しているのだが、
夕方の回も厳しい私とカミサンに代わって、
二人が自発的に対応してくれているのが良く分かる。
自分たちのおばあちゃんの手伝いです。
当たり前といえば当たり前。
なんてことないのかもしれない。
でも、当たり前に普通にやってくれていることが
ちっぽけなことだけど結構うれしい。
核家族化していなかったことの功って
知らないうちに積まれているんだろうなぁ、と思ったりする。
どこから見てもただの砂時計。
でも、おばあちゃんのために家族皆んなで使っていると思うと、
これはこれでかなり味わい深いです。
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