カミサンが一昨日から体調を崩していて辛そう。彼女は保育士をしていますが、勤務して
いる保育園で消化器系の流行性疾患が蔓延しており、それでかかってしまったようです。
昨日は職場を早退したほど。具体的にはひどい「下痢」と「嘔吐」の症状です。受け持ちの
クラスではかなりの園児が休んでいて、預けられている子供も途中で変調を訴えるし、
保育士も何人か罹患していてタイヘンらしい。多分、園児が嘔吐した物を始末している内に
もらっちゃったんだろう。
子供に「将来なりたい職業は?」と聞くと、女の子の何人かが必ず『保母さ~ん!』って
答えますよね。でも現実は、このように業務上でも病気を移されてしまう事がある、結構
タイヘンな職業なのです。それと、例えば・・・
・子供が不注意で転んで怪我しても保護者に「スミマセン」
・素行の悪い子供が友達に手を出し、反撃を受けて傷つけられても保護者に「スミマセン」
(不測要因なのに)先ず謝ることが仕事だったり、或いは・・・
・加減を知らない子供からパンチとキックの雨嵐
・両手に一人ずつ抱え、背中にも一人。計三人あやすのは当たり前
・門を締める当番日(保育時間終了なのに)お迎えが2時間遅れている連絡不通の親を
子供と一緒に待ち続ける
・(宗教上の問題で)子供が出血していても治療行為ができない
・明らかに仕事が休みの親から子供の保育を受け入れる
など身体は酷使するし、精神的にもかなりストレスが溜まる職務環境でもある訳です。
それでも26年間も保育士を続けているのは(経済的な側面はあるにしても)結局子供が
好きだからなんでしょうね。
園児は保育園で保育士と接している時間の方が、自宅で親と過ごす時間よりもきっと長い
はず。まさに”親”同等の立派な職業。カミサンは偉いですね。尊敬しますよ。
一昨日の夜、ぐったりしているそんな立派な方に「伝染りたくないなぁ。空気感染するの?」
って訊いてしまった事、たいへん反省しております。申し訳ございませんでした。
COMMENT