遺言代わりに書き留めています。 自分と自分の周りのこと・・・
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“ 君には娘はやれん。帰りたまえ ”
ドラマに出てきそうなこのセリフ。娘を持つ父親にとっては、ある意味
憧れの言葉ではないだろうか。(笑)
長女は現在23歳。いいお年頃です。
今晩、近い将来、娘の旦那になるであろう青年とお会いすることになった。
このタイミングで場を設定して会うということは、それなりの意味を持つ。
同級生だった自分とカミサンは24歳の時に結婚した。それを考えれば
23歳の “娘の結婚” という現実が目の前に現れても、何ら不思議な
ことではない。でも、父親としては正直、構える部分もあります。
カミサンも含めて四人、果たしてその場はどんな感じになるんだろう?
緊張するところもあるが楽しみでもある。どちらかというと後者の方かな。
以前、「正吉」を飼い始めた時、娘の友人達が犬見物に来たことがあった。
その中に彼も含まれていたらしいが、まるで思い出せない。だが、当時、
結構遅い時間帯の来訪を (けしからん奴らだなぁ、と) かなり不快に
感じていたことはよ~く覚えている。(笑)
それからは、娘の携帯から漏れる声に聴き耳を立てたりするだけで、
当然、彼(か)の青年とは会話など交わしたことがない。つまり、今晩は
お互い初めての対面です。きっと向こうは相当緊張するだろうなぁ。
自分に置き換えて思い出してみると・・・
初めてカミサンの両親に会った時、(すでに亡くなった)義父はどんな目で
自分を見ていたんだろう。至極普通に振る舞っていたけれど、目に入れても
痛くない可愛い末娘を取られてしまうのだ、穏やかでいられるはずがない。
それについて特に訊いたことは無いが、私の発する言葉一つ一つ、態度、
何から何までさり気なく観察していたと思う。
時は巡って今晩。自分があの時の義父の立場になる。
さて、どうしようか。(笑)
不安はある。娘は自分に似ていて、生活振りがホントにだらしない。
性格も適当で非常に軽い。(笑) だから、二人の経済的な設計の部分に
どうしても目を向けてしまう。それは親として当然のことです。
反面、彼とはもう五年も真剣に付き合っている。相手のことは娘も良く分って
いるだろう。子どもだと思っていた娘も、もうしっかり考えを持てる大人です。
親が口を出すべきことではない。これも当然と言えば当然。
詰まるところ、
娘を 「心配する」 と 娘を「信じてあげる」
親としてどちらに気を遣ってあげられるか? ということなんだろう。
稚いなりに、既に二人は将来に向けて準備も初めている。
生活は苦労しながら作り上げていけばいい。『苦労しろ』 とは言わないが、
そのプロセスをきちんと踏んで共有できる二人だと理解できれば、親は
つまらない「心配」などしなくていい。それよりも、幸せになろうとしている
娘と彼を「信じて」応援してあげようと思う。
“ 君には娘はやれん。帰りたまえ ”
父親の貧弱なプライド。一度は言ってみたいけど・・・。
絶対に言えねぇなぁ。(笑)
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