土曜日は横浜の赤レンガ倉庫にフィンガー・ピッキングのコンテストを観に行った。皆さん
ホントに上手い。決勝大会だもの、そりゃ当然か。(笑) 先ずは、これからフィンガー・
ピッキングの世界を背負っていくであろう21名のプレーヤーに拍手です。
で、ゴメンナサイ。書きたいのはギターの話ではありません。(笑)
横浜から移動し、ひとつ用事をこなして帰宅すると、まだカミサンが帰っていなかった。
「そういえば、クラス会とか言ってたなぁ」
実はワタクシ、カミサンとは中学校の同級生です。カミサンのクラスは結構頻繁にクラス会を
開いている。当然帰宅は遅くなる訳だが、カミサンにはいつも迷惑を掛けているので、たとえ
朝帰りになろうとも特に文句はつけないことにしている。
ギターを弾いて遊んでいると24時過ぎに携帯が鳴った。
「今、三次会で品川から深川に戻って●●クンのお店にいるの。悪いけれど迎えに来てくれる?」
こう、仰られます。まぁ、共通の友人も多いので迎えに行くことは苦にもならない。っていうか
クラス会の時は、これ、お決まりのパターン。
車を走らせ旧友が経営している深川の飲食店に到着。しばし懐かしい友人と会話を交わした後、
カミサンを助手席に乗せ船橋に戻る。
「今週疲れていたせいかな? そんなに飲んでないけれど少し酔ってるみたい」
少し!? おい、おい。結構匂ってるじゃん。
「でも大丈夫だから!」
そんなことないよ。この種類の匂いは明らかに危険な兆候でしょ?
「ヤバかったら、早く言えよ。直ぐ停めるから」
・・・で、結局間に合わなかった。
『だめッッ・・・』の後に続く、『ウッゥッッ・・プ』という悪魔の音を聞いた瞬間に急停車したが、
動き出しが一瞬遅かったのか間に合わなかった。カミサンはドアを開けると同時にリヴァースし、
大半は道路に放出されたものの、ハシリの“一番搾り”の分がドアの内部に・・・。
悔やんだ。ここに行き着く前に、ある場所を通っており、それが必然を呼んでしまった気がした。
19年前、当時ワタクシは江東区の大島に住んでいた。正月のある日、カミサンのお義母さんから
電話がかかってきて、
『おとうさんが旧友の(経営している)寿司屋で酔っ払っちゃったらしいの。車で送迎してくれる?』
と、SOSされて深川まで救出に向かった。思い出したくもないが、あの時も“悪魔の音”を聞いたあと
リヴァースされたのだった。あの日、あの時、カミサンのお義父さんは車の「ドア」を開かずに、
自分の「膝」を左右に大きく開いて、その隙間にキモチよ~く大量のリヴァースを施された。
あれ、新車だったんだよなぁ・・・。フロアマットはダメになるし、しばらく芳香剤の効き目がなくなる
ほどの・・・。あぁ、思い出したくない。
なのに・・・
カミサンが事に及んだ直前に通ったそのポイントで車を停め、
「そう、そう、ここだったよ。良~く覚えてる。お前のお義父さんの首を絞めてやろうと思ったのは」
こう言ってしまったのである。要らぬことを思い出したがために怨念をよんだのか・・・。
でも、ひどい・・・。
親子二世代に渡り、俺に同じことするなんて。
バカ・・・。
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