遺言代わりに書き留めています。 自分と自分の周りのこと・・・
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
最近、たまたま読んでいた漫画のコマで目にした二文字の単語から
一つ、雑学の知識を得た。
「口福 (こうふく)」
二文字とは言えなかなかの意味を持っているようで、読んで字の如く
中国語では
・食に関する幸福
・おいしいものを食べた時の幸せ
を表す語であるらしい。
「幸福」の当て字に簡単に使いそうだし、あらたまって感心するほどのことじゃ
ないかもしれない。でも、「口福」って含みのあるいい文字だなぁ。
勿論、自分が美味しいものを食べているときは間違いなく 『シアワセ~!』
なんだけれど、他人が食べている姿を見て嬉しくなることも多い。
それがガツガツであろうとパクパクであろうと、ニコニコしながらモグモグする
人が目の前にいれば幸せな気分になれる。自分の場合、それは経験上から
女子に限られているのだが(笑)、そういう人って必ずいますよね。
私の周りにはそんな人が結構いて、とてもありがたい存在です。自分が
弱っている時など、同席して一緒に食事をするだけで元気が出たりする。
“食べる”という姿で他人に幸福感やパワーを提供できるというのは才能で
あって、ある種のアーチストかもしれません。
これ、身体の部位が「指」から「口」に替わっただけでギターと同じこと?
自分一人で弾くだけでも嬉しくなれちゃうし、それが他人であっても(技術の
レベルに関係なく)思いを感じさせる演奏を耳にすると幸せな気分になれる。
「指」をキーにしてギターから得られる最高の幸福って間違いなくあるものね。
ギターの場合は「至福」⇔「指福」ってところ?
最近、ちょっと “口福” 不足。そろそろ「食の女神」にお会いしたいものです。
と・・・
岸部さんのアクシデントで “指福” の方も足りないことに気がついた。
“福” 欠乏。(笑)
今、流れているDoCoMoのCM。
TOKIOのナガセが周りの発言で熊のイメージをコロコロ変える
「基本料半額編」が楽しい。
で、似たような感覚が私にもちょびっと・・・。
今日、末の娘の香織が “彼氏” を家に初めて連れてきたようだ。
『友だちを家に連れてきたいんだけどいい?』
昼過ぎ、本日休みを取っていたカミサンに香織がそう言ってきたらしい。
そんなことは勿論知らない。夕方、別件で電話した時にカミサンから聞いて
分った。
「今、来てるのよ。早く帰ってくれば貴方も見れるわよ」とカミサンは楽しそう。
それは見たいなぁ、と思う。オヤジとしては興味津々なのである。
(未だ家にいるという時間帯に)船橋の駅までカミサンに車で迎えにきて
もらった。ちょうど長女の帰宅と重なっただけで、決してその為に一刻も早く
帰りたかったワケではない。
車の中では当然その件が持ち上がる。長女も含めた三人で、ひとしきり
賑やかな状態になった。
妻:未だいるはずよ。どうする?帰る?
G:いいよ、今日は
妻:ついでだから外食しようよって誘ったけれど、
香織は行かないって
G:そりゃ、そうさ。そいつもそこで “ヘイヘイ” って付いてくるようじゃダメだ
妻:違う、違う。何、勘違いしてるの。もう帰る頃だから駅まで送りがてらって
いうこと。食事に誘ったのは香織だけよ
娘:ぷぷぷっっっ。お父さん、先走り
妻:でも、ヘンなのよね。家を出る前、出掛けに外から見たら部屋の明かりが
見えないのよ。普通、カーテンの隙間から光が漏れるじゃない
G:自分の老眼をヘンなところでリンクさせるなッ! 暗かったら電気を
つけてから出て来い、バカッ!
妻:普通に大丈夫でしょ
G:どうしてお前にそんなことが分るッ!
妻:貴方、ソフトバンクのCMの “犬のお父さん” みたいになってるわよ
G:うるさいッ!
妻:何、マジになってるのよ、アホ
G:で、どんな感じのヤツなんだ?
妻:家に来た時は「これ、どうぞ」ってサーティーワンのアイスクリームを
持ってきてくれたよ
G:「父親はどら焼きの方が好きだから受け取れません」って、ちゃんと
断ったんだろうな?
妻:何、バカなこと言ってるのよ
娘:普通の感じの男の子だよね
(*既に写真で見たことがあるらしい)
妻:身体つきも普通だし、野球部って感じじゃなかったわ
(*元々は球児だったと聞いている)
G:顔の感じは?
妻:リスみたいだった
リス?
小顔でカワイイ? まぁまぁか・・・
娘:リスっていうよりウサギでしょ
ウサギ?
色白で耳がデカイ・・・?
妻:分りやすく例えると、そう! 金八先生の・・・
金八?
今時の高校生で長髪・・・
妻:違う。そうじゃなくて、金八のほら、“チュー” よ。
何て言ったっけ、あの生徒役の俳優
娘:中尾・・・ナントカ・・・でしょ
中尾アキヨシか?
微妙、ちょっとビミョー・・・
妻:でも、どっちかっていうとジャニーズ系よ
ジャニーズ?
カッコいいのかよッ!
一体どっちなんだよぉッ?
えぇ~いッ、もういいッ。
次来る時にどら焼きさえ持ってくれば、どんな顔でもいいや。
とは思うものの、やっぱり気になるよなぁ・・・。
先週の土曜日、会社の後輩の実家が営む八千代の梨園にお邪魔した。
この梨園は観光農園ではないので、本来は梨狩りが出来ません。そこを
上司の権力に物言わせて強引に実現させたというワケ。半分ホント。(笑)
行く前は「2トン車を借りて行く」とか、「根こそぎ狩って積み込んでそのまま
船橋の駅前で売る」とか、「来年は桃も作ってもらうよう進言する」などと
冗談をかましていたが、小心者ゆえ・・・
現地に着くと途端に大人しくなって、
結局、梨は10個ほどしか持ち帰れず、却って持参したお土産代の方が高く
つくことになった。(笑)
以前、自宅(船橋)近隣の鎌ヶ谷で梨狩りをしたことがあって、もぎたての
梨が本当に美味しいのは分かっていたが、それにしてもホントに美味い。
冷えていなくても問題なし。やっぱり採りたてに優る物はないのです。
で、今回は糖度14の「幸水」を頂きました。
チョ~ッッッ、美味いッ!
みずみずしくて果汁の量が凄く、食べるというよりは口の中で崩して “飲む” に
近い感じ。
いいねぇ。やっぱりもぎたては最高です。
梨狩りも良かったけれど、今回は他にも楽しいことがあった。
梨園は後輩のオジイチャンとオバアチャンが切り盛りしているのだが、
このオジイチャンが素敵。手先が器用で、収穫・販売作業の合間にそこらに
ある素材でいろいろなモノを作ってしまう。竹とんぼ、草鞋(わらじ)、昆虫の
フィギュアなどなど。
たとえばこのバッタ。
シュロの葉を切り裂いてテープ状にして編み上げたモノ。10分ぐらいで
チャチャッと完成。常連客の中には、『子供が喜ぶので、宅配の箱の中に
これを入れてもらいたい』 とリクエストする方が多くいらっしゃるらしい。
これはカタツムリ。
竹で作っています。
そして、これがカブトムシ。
ボディの素材は梨の根。足は竹箒(たけぼうき)を流用している。
ちゃんと目玉も動くのです。凄い!
楽しくて全部もらっちゃいました。(笑) それと、ついでにこんなモノも。
デカイ瓢箪!
梨の棚の隣で作っている瓢箪。商品として加工する製作家からの注文で
栽培しているそうです。
オジイチャンは葡萄も栽培していて、
これは “ポートランド” という種類で、当日計った糖度は17。要求した訳では
ないが、何故かしっかり手に入ってしまった。帰宅後、冷やして食べたら最高。
ものすごく甘くて美味い。
梨だけじゃなくて、お土産もいっぱいで単純に嬉しい。
梨園の場所も、「幸水」と「巨峰」の棚の位置も把握できたので、これからは
いつでも採りにいける。夜、暗くてもOK!
・・・じゃ、なくって(笑)
来年からはきちんとお客さんとしてお邪魔することにします。
後輩、そしてオジイチャンとオバアチャンには
ありがとうございました。
と、 感謝しつつも
やっぱり来年は桃も欲しい・・・。(笑)