遺言代わりに書き留めています。 自分と自分の周りのこと・・・
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私のギター Hiramitsu-SJ を平光さんから提供頂いた
画像でご紹介します。
先ず全体のシェイプ。
下は製作段階の画像。ボディ内部のブレーシングです。
こちらも製作段階の画像。そのまんまボディ。
Hiramitsu-SJ には Type-east と Type-west の二種類があって
east の方はコンサバで west がゴージャス、って感じでしょうか。
双方の形状で明らかに違うのはヘッドとブリッジです。
私のギターは Type-east の方。
で、ヘッドはこちら。
ブリッジはこちら。
次にオプション仕様部分。
コンター加工。簡単に言うとアームレストです。
カッタウェイ。ハイポジションでも指が無理なく届くようにえぐってあります。
以前お伝えしましたが、エンドピンも加工してもらいました。
そして、どうしても入れたかった指板のインレイ。
モチーフは飼い犬の正吉です。
拡大して頂くと分かりますが、舌、歯茎、鼻の先、目も象嵌(ぞうがん)
されています。インレイだけで黒蝶貝・白蝶貝・黄茶系の木・赤系の木、
「材」が四種類使われています。厚さ1ミリでの加工を考えると、
たいへんな作業になっていたのではないでしょうか。
特に、目の部分は凄い作りになっていて、
黒目が5弦の太さと同じくらいの径、更によく見ると、周りの白目も
加工されています。こちらは2弦の直径程度の狭い幅です。
厳しい細工ゆえ、「諦めても構いませんので・・・」と伝えてありましたが、
平光さんは完璧に仕上げています。職人魂に感服!・・・です。
そして、サウンドホール周辺。ロゼッタは標準仕様です。
ネックジョイント部からボディはこんな感じ。
板目の色も自分の希望にフィットしており、とても気に入っています。
※Serial No.1062
【Spec】
Nut:width 44.5mm (E to E 37.5mm)
Saddle:4.6mm width (E to E 56mm)
Scale:645mm
Top:スプルース
Back:ローズウッド
Fingerboard:エボニー
Neck:マホガニー
Pegs:gotoh 510
次回は音をご紹介します。
厚かましく、自慢話です。(笑)
このたび、株式会社インプレスジャパンのフォトコンテスト
【デジタルカメラマガジン本誌 2010年6月号選考】の
入門投稿部門で入選し、「佳作」を頂きました。
「佳作」の場合は残念ながら本誌(月刊誌)に掲載されませんが、
Webページの方ではアップされております。
興味ありましたらご覧になってみてください。
http://ganref.jp/photo_contests/winners/174
ページの一番下、『走る、舳先』(作者:Goro)が私の作品です。
通常、印象を変えるほどの調整は滅多にしませんが、
この写真は青色トーンで固めたかったので、
私としては珍しく、意識的にレタッチしました。
正解だったようです。
多分、全体の応募点数は桁違いに多いと思われ、
先日のローカルなフォトコンの入選の時とは異質の嬉しさがあります。
写真は楽し。
50歳になった記念にギターを作ろうと考えてから三年。
最初に打診した時から一年半。
仕様を打ち合わせてからちょうど一年。
ついに出来上がりです。
15日の土曜日 「Tokyoハンドクラフトギターフェス」の会場で
平光さんから受け取ってまいりました。
今回、平光さんに繋いで頂いたのは丸山ももたろうさんを通じてのこと。
フェアにも来場されると聞いていたので、前日、
「会場に先に着いたら構わず弾いちゃって下さい」と
連絡を入れておきました。
その際、ももたろうさんから
『平光さんのギター、作るごとに良くなってるよ』と
聞いたこともあって、期待が高まります。
で、当日。
平光さんのブース目掛けて一直線。(笑)
展示台の上に置かれた My Guitar。
完成体とは初めての対面です。
いざ、手にして弾いてみる。
自分は素人なので腕もありませんし、ギターにも詳しくありません。
(ギターごとの出来の差が分かる人間では無いということです)
でも、このギターが良いことは直ぐに分かりました。
ざわついている会場の中でしたが、出てくる音が違う。
いわゆる“鳴っている”状態。
平光さん、製作パートナーのもたいさん、
お二人から揃って『鳴ってますよ』と事前に言われましたが
それが実感として良く分かる。
当初の打合せで「甘い音色を好みます」とお伝えしましたが、
間違いなくその仕上がり。
特に、1弦・2弦の音には失神しそう。(笑)
自分は、MartinのM-38というギターを持っていますが、
これもやはり甘い音色です。
でも、同じ“甘い音”でも種類が違っています。
平光さんのギターの方が響きにしっかり感がある。
甘くても軽くなく、且つ、透き通っている?・・・そんな感じの音です。
試奏したももたろうさんにも高い評価を頂きました。
平光さんによると、現在、ももたろうさんが
四本目をオーダーされているとのことで、
『このGoroギターの音の感じに仕上げて欲しい』と
要望があったそうです。
で、帰りがけに、ももたろうさんからは
『いつでも買い取るよ』と言われました。(笑)
それは冗談半分にしても、本当に良いギターなんだと確信した次第。
引渡しで、平光さんともたいさんが
ケースにギターを収めるところを見ていて、
何か、大事な娘さんを嫁に奪っていくような感覚に陥りました。
たくさん弾いて可愛がっていきたいと思います。
自分にとっては実に嬉しいことです。
そして、こんな素人のオーダーにお付き合い頂き、
平光さんには大感謝です。
各種画像は、次回、ご紹介させて頂きます。
内定を受諾した会社に応募していたことは一次面接の後に
初めて聞きました。それまでは知らなかったのです。
で、
最終的に長男が選んだというその会社、
う~ん・・・
何故か私の勤務先。(笑)
内定受諾を返事した時点では、もっと規模の大きい
同業他社の最終面接も残していたのに辞退した。
勿論、そちらの内定が出たかどうかは分かりません。
でも、親としては「なんで簡単にこっちを選んじゃったの?」
というぐらいの驚き。その時の気持ちとしては、
複雑・・・というよりも、嬉しくない・・・が近いものでした。
選んだ理由を本人に訊いたところ、三つありました。
①メーカーの営業ではあるが単純なモノ売りでないこと
②転勤の可能性が薄いこと
③会社(=社員)の雰囲気が良かったこと
なるほどね。(笑)
私の勤務する会社は製造業で、
業態としては受注産業にあたります。
そして、製造物件のほとんどがカスタマイズ品であることが
通常のメーカーとは違うところ。
ここがポイントで、
型に嵌った製品を作るワケではないので、
様々なプロセスを踏むことになる。
設計通りに進まないのも特徴的で、途中で仕様がコロコロ変わる。
ゆえに、営業はいわゆる「セールス」っぽい存在ではなく、
売った(=受注獲得した)物件の入口から最終の仕上げまで、
自分の担当製品が出来上がっていく様(さま)に
ずっと向き合うことになる。
元々メーカー志向が強い長男にはそれも含めて、営業と言えども
モノづくりに関与できるこの業種が大いに魅力的だったようです。
それと、確かに勤務地は基本的に東京で固定だし、
会社の雰囲気も柔らかい。(それが良いかどうかはともかく・・・)
昔、よく言われたような“モーレツ社員”的な人間は
ほとんど見かけない。
結局、三つの理由を言い換えると
①自分が仕事に関わっている実感を得たい
②東京周辺に腰を落ち着けて人生設計をしたい
③窮屈な環境で自分をすり減らしたくない
ってことです。
そして、これらを実現できると思えた会社なんだろう。
『青年よ! 大志を抱かないのか?』と、問いたいところだが
これって振り返ってみると、30年前に自分が入社を決めた時と
全く同じ理由だ。(笑)
・
・
・
で、オヤジの方の30年後の感想はどうかというと・・・
・
・
・
イヤなことの方が圧倒的に多い業種、職種のはずなのに
会社自体は嫌いではない。逆に、好きかも?(笑)
なぜ?
簡単に言うと、自分という人間を磨いてくれたから。
自分を成長させてくれるネタは、
会社に行けばそこらじゅうに散らばっているのです。
・対人交渉
・部下の統率
・生産事故の対応
・高難易度の選択判断
・クレームの謝罪
・お客さんの罵倒
・納期遅れのリカバリー
などなど、こんな場面が毎日時間刻みで代わる代わる登場する。(笑)
でも、手を抜かず真剣に正直に対応していれば、
そこに必ず自分の成長が付いてくる。
この会社だからこそ遭遇する難題も多いし、
また、それゆえに自力で解決できることも多いのです。
地位が人間の格を決めるのではない。
大小に関わらず、難題の解決にしっかり向き合った人間に
人の信頼が集まり、ポジションも付いてくるのだよ。
出世なんて考えないで、仕事を通じて自分を成長させること。
それを目指していけるなら、君の選択は正解。
相応しい会社だと思う。
同じ会社の先輩として言えるのはこれぐらいでしょうか。
息子の就職は一年先になりますが、頑張って欲しいものです。
でも、一緒に出社するようなことは絶対にしません。(笑)
長男の就職活動が終了しました。
今年も「超氷河期」と呼ばれるような厳しい年でしたが、
何とか切り抜け、早い段階で落ち着きました。
取りあえず親としてもひと安心です。
多少気になるので就活中は時々状況を訊きましたが、
企業選択に関しては一切相談を受けておりませんでした。
本人なりの思惑なのか、超一流企業には手を出さず、
かといってレベルを下げ過ぎず、概ね身の丈に合った判断を
していたように思います。
結局、21社に応募して11社で最終面接まで残りましたので、
息子は対人応答が意外と上手いのかもしれません。
それでも序盤は内定をもらえるところまで進めず、
本人は連日弱音を吐きまくり、大いに憂(うれ)いておりました。
が、
その後、先週になって内定の連絡がポンポンと五つ続き、
今度はそれまでとは違う悩みが始まりました。
複数社から一社を選択しなければならなくなったのです。
未だ内定の出ていない学生さんにしてみれば、
息子の悩みはとんでもない贅沢なものに見えるでしょう。
でも、大げさに言えば一生の問題ですし、
その判断は老後の面倒を見てもらうつもりの私にも
大いに関わってくることです。(笑)
だからこそ、リミット一杯迄しっかり考えてもらいたいと
思っていましたが、
今週の初め、判断期限を五日残した段階で
「依然として最終面接に残っていた2社を辞退し、
すでに内定の出ている4社もお断りして某社に決めた。
もう、内定受諾の連絡も入れたよ」
と、息子が言うのです。
その瞬間、
私は 『エ~ッッッ!』 と、呻(うな)ってしまいました。
サバッとした決め方にビックリしたこともありますが、
息子が最終的に決めたというこの某社、ワタクシ的には
ちょっと問題有り・・・で、複雑なキモチに陥ってしまうのです。
<続く>
フォトコンの事務局から問い合わせの電話を頂きました。
『念のために確認致しますが、作品提出表(本人の手書き)に
書かれたタイトルは当て字でしょうか?』
「は?」
『普通はノギヘンの<穏>という字だと思いますが、
どう致しましょう?』
「ノギヘン???? ア~っっっ!」
『訂正しますか?』
「はい、すみません。ご面倒をお掛けします。
申し訳ありません。たいへんに恐縮です」
提出表の題名が、
【隠やかな瀬に佇む(オダヤカナセニタタズム)】
と、なっていたようです。
作者実名でHPに一年間掲載されるところでした。
お、ねだん以上♪ ・・・のフォトコン。
頂いた賞金に納得。