今はG1レースを買うぐらいですが、競馬(と言うよりも「馬」)が好きで
高校生の時から「勝馬投票券」をたしなんでおりました。知ってしまうと
本物を見たい性格なので大学の時には、仲間と北海道の日高に牧場巡りにも
出かけました。新婚旅行では日高を優先した日程を作ってカミサンからひどく
嫌がられた想い出もあります。
そんなワタクシには、ちっぽけな自慢がありまして・・・
中央競馬会の「優駿」という月刊雑誌を1976年の4月号からずっと
買い続けてバックナンバーを29年分持っているのです。自分で言うのも
ヘンですが、結構凄いことだなぁ、と思います。
"テンポイント"という名馬が死んでしまった時の追悼号は凄い売れ行きで、
入手の為に本屋を何軒も回り、結局場末の小っちゃな書店で表紙の折れた
最後の一冊をやっとこさキープしたこともありました。それに懲り、
予約購入に変えたことで29年間も継続している訳です。
ところが・・・
本の中身にはここ20年近く一切目を通したことがありません。(笑)
先日、同じ読者である友人から「付録のDVD、見た?」と言われ、
(これとて確かめた訳ではないのですが)「えっ、あれって新年号だけでしょ」
・・・そう答えたら「毎月付いていますよ」と返され、「優駿」はワタクシにとって、
もはや書物ではなくなっている事をあらためて実感しました。要するに即物的に
"コレクション"しているのですね。
本って、大量にあるとかなり厄介。特にウチのように狭い家ではスペース占拠の
元凶です。しかも「優駿」は書籍ではなく雑誌。さらに、読んでいるならともかく、
覗きもしない。で、確かに時々邪魔だなぁと思うこともあるし、当然、カミサンからは
「何とかならないの?捨ててよ」と指摘され続けている訳です。
ところが"あまのじゃく"のワタクシとしては、そう言われると
「意地でも買い続けてやるッ!」と考えてしまう訳であり、月を追うごとに
またスペースが埋められていきます。
いっそ休刊になってもらった方が楽になれるのに・・・。
でも、なかなか止めるキモチにはなれません。ワタクシと同じような人って
必ずいるんだろうなぁ。
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