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Goro・とおく

遺言代わりに書き留めています。 自分と自分の周りのこと・・・

カテゴリー「家族」の記事一覧

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28年後の二周目

二週続けて写真の建物に出向いた。

614f2e52.jpg

目白にある東京カテドラル聖マリア大聖堂。
有名な建築家である丹下健三さんが設計した建物です。
私たち夫婦は27年前にこちらで挙式しました。

友人の誰もが列席できる式を望んだ結果、
必然的に教会を選ぶことになり、
それならば雰囲気のある荘厳な教会が良いと考え
二人で決めたのです。

私たちはキリスト教徒ではありません。
ゆえに、当時、この教会に決めたのは、
言ってしまえばファッション的願望からでした。
理由は軽薄。(笑)

でも、

「あの時 “軽い” 向き方をしていて良かった」

年を追うごとに、そう思うようになってきました。


この大聖堂にはいつでも入ることが出来るので、
思い出したように、時々二人揃って足を運びます。
そして、当時と同じ鎮まった空間に身を置くと、
何か気持ちが新しくなるように感じられるのです。

起点があるというか、そこに戻るというか、思い起こすような行動。
こんなこと、カテドラルで式を挙げなければ
味わえなかっただろうと思います。


来年、幸いにも、長女がここで挙式することになりました。


子どもたちも同じ場所で結婚式を挙げられたらいいなぁ、と
ずっと思っていたので、ちょっぴり嬉しい。
 
“28年後の二周目” です。
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赤い靴下のカメ君

18日の日曜日15時頃、車を走らせていた時のことです。
目白の方から江戸川橋方面に向かう途中の椿山荘の前、
車の進行方向と反対側の歩道に動くものが見えた。
周辺に数人の人が群れていて目が惹かれたのです。


  えぇッ!? 今、見た?

     何? 何かいたの?


【助手席のカミサンは気づいていなかった】


  ビックリしたぁ~。カメだよ。カメ。
  カメが赤い靴下を履いて散歩していた。

     あなた、私が信じると思って又からかってるでしょ。
     カメが散歩するワケないじゃない。
     おまけに赤い靴下履いてただなんて、馬鹿じゃないの?

  ホントだって!!

     絶対ウソだ。

  ウソじゃないって! カメの周りに4~5人いた。
  あれ、家族で散歩していたんだよ、きっと。
  大体、俺がそんなウソ付いて得するものないでしょ。

     何言ってるのよ、いつも私をあざ笑って得してるじゃない。

   
【そんなやりとりをしている内に、車は江戸川橋の交差点まで進んだ】
  

  じゃ、戻って確かめようか。
  相手はカメだぞ。まだ、そんなに進んでいないはずだ。

     ホントなのぉ?


【私のマジぶりにようやくカミサンも信じ始めたようだ】

急遽、クルマをUターンさせて戻ってみると
案の定、カメ君は見つけたポイントから20メートルほどしか
進んでいなかった。さすがにカメである。 歩みがのろい。 (笑)
 


  ほら見ろよ。あそこ、歩道を歩いているじゃん。

     ホントだ。何、あれ? あっはっはっ、可愛い~!
     携帯忘れて持ってないから写真撮ってきてよ。


クルマを路肩に止め、降りてカメ君のところに向かった。
カミサンはクルマの中から観察。
(家族かと思った)周辺の人たちは見物の衆だった。
カメ君、凄い人気者です。

【男性のオーナーさんと暫しの間会話が成立】

※こんな内容。


  撮らせてもらっていいですか?

     どうぞ。

  このカメは何という種類なんですか?

     リクガメだよ。

  へぇ~っ。  


※カメの話はこれだけだった。(笑)


     クルマ、習志野ナンバーだね。懐かしいなぁ。
     俺、昔、習志野の第一空挺団(落下傘部隊)にいたんだ。
    
  へぇ、そうなんですか。
  じゃ、パラシュートで降りたんですよね。

     まぁね。

  何回ぐらい降りたんですか?

     118回降りたよ。

  そりゃ、凄いなぁ。(と、言っても何が凄いか自分でも分かっていない・笑)

     まぁね。

  写真撮らせてもらって、どうもありがとうございます。

     はい、どうも。


【撮影を終えてクルマに戻り、再びUターン】

※するとカミサンが・・・


     面白い人がいるよねぇ。あれ、リクガメでしょ。
     
  うん、リクガメだって。種類はナントカ言ってたけど忘れた。

     何、楽しそうに喋ってたの?

   ・
   ・
【ここでオーナーさんとの会話内容は全く別の内容に変更(笑)】
   ・
   ・

  カメのことをいろいろね。
  あのスピードだから散歩はタイヘンみたい。

     遅いものね。

  散歩の日は朝の9時に家を出るって。
  今日も6時間掛けて、ここまで辿りついたらしい。

     え~ッ、6時間も!? 

  だろ? 
  家は坂の途中だって言うから、たかだか200メートルに
  6時間掛かるってこと。タイヘンだわ。

     マジ!? 辛抱強い人だね。(笑)

  カメ飼うと忍耐力が強くなるって笑ってた。

     そんなに長い時間、トイレはどうするんだろうね?
     リードは無いし、公衆トイレを使うにしても
     待てないから逃げちゃうでしょ?

  あ、それも訊いた。
  その時は外でカメを逆さまにしてから用を足すらしい。

     あッ、そうすれば空中で足をジタバタして逃げないから!
     へぇ~、なるほどね。

【そんなこと、あるはずが無い・笑】

     靴下は何で後ろ足だけなんだろうね?

  カメは前輪駆動なんで、前足に履かすと滑って歩けないらしいよ。

     あぁ、後ろ足は引きずるだけだからかなぁ。なるほどね。


【クルマは飯田橋の交差点まで進んでいる】


  お前さぁ、今の会話量があの時間の中であったと思う?
  相変わらず思考スピードはカメ並みだなぁ・・・。

        ・
        ・
        ・
       mute
        ・
        ・
        ・

     うるさいッ!!! 



カメ君の話がウソで無い証拠はコチラ。
進むスピードは遅いのに、手と首の動きは意外と早ッ!
シャッターが追いついていません。
後ろ姿が実に可愛い。(笑)

kame_04.JPG

kame_06.JPG

kame_02.JPG

kame_03.JPG

kame_05.JPG

 


いつのまにか家族紹介に・・・

以前、Yちゃん(達也がお付き合いしている娘さん)に
「見たいです!」と言われたこともあり、
デジカメで撮り始めた1997年からの達也のスナップを集めて
簡単なHPを作ってみた。


過去の画像を選別していると、

おぉ、これはディズニーランドで散々駄々こねまくってた時の写真だ

とか、

これは那須の牧場だ。この日は風が強くて寒い日だったなぁ

とか、

達也が抱えているこの“網走監獄のポテチ”、
お土産はこれで良いって本人が選んだんだよなぁ。
『安上がりで家計思いの出来た子だわ』って、網走の空港で
カミサンと大笑いしたっけ

とか、

あっは~! 泥酔して絡んだハセガワ(会社の同僚)に
制服のネクタイを締め上げられて、半ベソかいた後の泣き顔だ

とか、

いろいろ想い出す。過去を見直す作業は面白い。


結局、40点以上選んで単純なサムネール体裁の構成にした。
ホントは達也の写真だけになるはずだったけれど、
画像を選んでいるうちに何故か、夫婦や姉・妹・飼い犬まで登場の
家族紹介ページみたいになってしまった。
せっかくなので、20歳頃のカミサンの恥ずかしい水着写真なんかも
入れて遊んでみたのです。(笑)

が、きっと、Yちゃんもこっちの方が楽しいだろう。


・・・と信じたい。(笑)

 


一礼×三回

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   【お報せ】   ※右側のフリーエリアを修正しました。(変更と追加)
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我が家の女子グループ三人の北海道旅行。

チケットが準備できたと連絡があって、昨日、旅行代理店まで
行ってきました。係の女性の懇切丁寧な旅程説明を聞き、
カミサンは都度うなずいて返事をしていた。
当然、内容を理解して「ハイ、ハイ」と答えていたものと
私は思っていたが、それはちょっと違ったようだ。

チケットを受け取って車に乗ると、
カミサンが私に訊(たず)ねてくる。


  ねぇ、あの飛行機の番号の説明はどういうことか教えてよ

    あれっ!? この旅行のリーダーとして、
    俺に「アナタは口出ししなくていいです」って、言ってた人は
    誰だったっけ?

  しょうがないじゃない。
  だって、旅程表の字が小さくて見えなかったんだから



(言葉で受けた説明に老眼をこじつけるのが笑える。
だったら、帰ってからメガネ掛けてゆっくり読めばいいじゃん)

ならば・・・

ということで、からかっちゃおうモードに突入。(笑)


      そういえば、確かに搭乗手続きのことは詳しく説明して
      いなかった気がするなぁ。
      今時、飛行機を利用するには当たり前のことだから、
      最早(もはや)説明も不要なんだろう、きっと。
      じゃ、教えるけど、面倒くさいから一回しか言わないよ


   どうしたらいいの?

      チェックイン機を使えばそれでおしまい。それだけのこと。
      空港にあったでしょ。それぐらい知ってるよね。
      
   どうやって操作するの?

      お前、過去に何回も俺が操作してるの見てるじゃない

   自分がやらないと分からないものなのよ

      それもそうだな。じゃ、詳しく教えてあげる。
      いいか、先ず手数料30円が必要

   手数料? 何、それ? どこに払うの?

      機械の右横に投入口があるからそこに入れる

   分かった

      手数料を払い終えたら、機械の案内通りの手順に沿って
      番号をパネルから入力する

   その時、あの説明を受けた部分の番号を使うってこと?

      そう。そういうこと。
      それと、30円は一人分だから合計で90円だよ。いい?

    うん、分かった

      あ、大事なこと忘れてた。
      番号を入れる前にもう一つやることがある


   何するの?

      機械の前でおじぎ。一礼が必要

   一礼? そうなんだぁ・・・

      ・
      ・
      ・
    MUTE
      ・
      ・
      ・

   それ、ウソでしょ?

      ホントだよ。三人だから、三回ペコリだよ

   あなた、手数料30円もウソでしょ!

      マジだよ。手順通りやらないと飛行機に乗れないぞ

   絶対、ウソだ! あなたがそんなことしてるの見たことない!

(見たことないから訊ねられたはずなのに・笑)

  あなた、私が何も知らないと思って馬鹿にしてるでしょっ!

    そんなこと無いって。困るなぁ、真剣に教えてるのに

  私が信じると思ってるの?

(途中まで信じてたくせに・笑)

    それから、飛行機に乗る前には靴を脱いでから・・・

  うるさいッ!!  もういいッ!!!


カミサンには『もうちょっと早く悟れよ』と言いたい。(笑)
 


時空を超えたボケっぷり

1985年の御巣鷹山・日航機事故を題材にした「クライマーズ・ハイ」が
テレビで放映されていた。
終盤、放送の途中でカミサンと食事に出かけたのだが、
その時のこと。

車に乗り込み、車中のテレビで続きを観ていたら
ある場面で登場した役者が(画面サイズが小さくて)一瞬、
金城武に見えた・・・ような気がしたので、
そのことについてカミサンに訊いた。

(画面は切り替わり、主役の堤真一が事件当時から時間を経た
 後年の場面を演じていた。時間軸は変わっている)


  これは事故の後日シーン?

     そう。堤真一がお祖父さんになって、
     外国にいる息子一家に逢いにいくところ。
     あなた、劇場で観たのに覚えてないの。

  あぁ、思い出した。

     私は全部覚えてるよ。(そんなはず無いだろう)
     映画に入り込んで観るタイプだから何でも訊いて。

  あの場面の新聞社員の役、金城武に見えたけど違うよね。

     どの場面?

  ほら、堤真一が記事を社会面以外にも載せるために
  紙面割りの色々な担当者に内緒で交渉してた場面。

     違うよ。その場面、よく分からないけど。(全部覚えてない)
     劇場で見た時だって、カネシロタケシは出て無かったでしょ。

  そうだよな。
  あんな端役で出るはずないし、カネシロにしては若過ぎるかも?

     当たり前じゃない。
     カネシロタケシは、あの頃まだ小学生ぐらいでしょ。

(ゆっくりとクルマ発進)

  小学生? いくら何でもそんなことないだろう。
  この映画、公開されて未だ二年も経ってないんじゃない?
  堤真一とだってそんなに歳の差はないでしょ?

          ・
          ・
                      MUTE 
          ・
          ・

瞬間、吹き出すものがあって思わずブレーキを踏んでしまった。(笑)

現実の事故と映画が一体化している。
堤真一がお祖父さんになったシーンを境にそうなったんだろうか。


“映画に入り込んで観るタイプだから” 

納得。

が、正しくは・・・

“時空を超えた只の大ボケ”


突っ込むことも出来ないボケっぷり。
さすがだ。(笑)

旅のレクチャ

8月末、我が家の女子グループ(カミサン+娘二人)が
恒例の夏休み旅行に出かけます。
旅行のプランはいつも私が作りますが、
この旅行だけはプランナーがカミサンです。
私は手を出さずに、口だけ出すことにしています。

いろいろなパンフレットを集めたカミサンは、
内容を検討して調整に入りました。

が・・・

沖縄方面はどう? と、娘たちに訊けば

 「日焼けしたくない」「台風来たら困る」

早朝の飛行機でもいい? と、問えば

 「朝早く羽田まで行くのダルい」「電車の方がいい」


スンナリ話がまとまりません。


あ~だ、こ~だ、繰り返して、結局
エアー利用で二泊三日の能登旅行が決定しました。

いざ、予約ッ!

・・・というところで、私の出番です。

   プランが甘いね。全然分かってない。
   だいたい、ルートと時間配分をきちんと考えてないでしょ。
   (三人共ペーパードライバーゆえ)レンタカーは使えないよね。
   車以外の移動手段で回るのはキツイし、効率悪いよ。
   逆に、移動しないで楽しもうと思うと、狭い範囲で行き場所も限られる。
   お前はいいにしても、若い二人は直ぐに飽きるね。
   よっぽど北海道のほうがいいんじゃないの?
   札幌~小樽ぐらいなら交通手段も不自由しないし、移動も楽。
   観光も買い物も、たくさんポイントがあるじゃない。
   それに、娘は二人とも北海道に行ったのは一度だけで 
   しかも7~8年前でしょう。
   俺だったら絶対に北海道チョイスだね。


 結構です。アナタは口を出さないで。
 アナタみたいに、相棒を引き回して自分だけのん気に
 写真を撮っている人に言われたくありません。
 男と女は旅の楽しみ方が違います。

 ワ ・ タ ・ シ  が、決めます。


   でも、涼しいし、費用も変わらないと思うけどね・・・。


すると、翌日・・・

何故かプランは<札幌・二泊三日>に変わっていた。(笑)


予約を済ませたカミサンは帰宅するなり、
同行しない私に機関銃の如く行程の説明を始めた。
カミサン的には、数あるパンフレットの中から
「札幌⇔旭山動物園・美瑛・富良野 1日バス周遊」を1,000円の
オプションで取り込めるツアーを見つけたこと・・・とにかくそれを
認めてもらいたいようで、しきりに強調する。

こういう時は先ず褒めることにしている。

   おぉ、それは凄いね。よく見つけたよ。(ホントはどうでも良い)
   あとは前後の行動を予習しておいた方がいいよ。
   旅番組を見て勉強しとこうか?(これもホントはどうでも良い)

そう誘って録画の再生を始めた。

   お前、忘れやすいからメモをとっておいた方がいいぞ。
   ほら、早く取ってきて。

*パタ、パタ、パタ


画面は小樽である。

   ほら、小樽駅。ここだよ、ここ。札幌から40分だって。
   書いて、書いて。“札幌・小樽40分”だよ。

*カリ、カリ、カリ

     小樽駅、4番線ホーム。“裕次郎ホーム”って言うんだって。
   ほら、書いて、書いて。“裕次郎”書いた?

*カリ、カリ、カリ

   へぇ~、「4」がヨットの形に似てるから“裕次郎”だってさ。
     なぁ~るほど。
   あ、ホームにある裕次郎のパネルと記念撮影してるよ。
   いいなぁ、この感じ。
   ほら、書いて、書いて。“記念撮影”、“記念撮影”。
   「4」と「ヨット」の関係も書いておいた方がいいよ。


*・・・・・・。


 うるさいッ!!!



楽しい。(笑)

 


エディ?

基本的にカミサンはメカとか新しいモノに疎(うと)い。
携帯電話もその一つ。
購入当時の余計なモノ、使う価値のないオプション契約などが
そのまま継続されている。
自分で設定を解消すれば良いのに、術(すべ)を知らないので
放置しているものがある。

例えば、メールの設定。

PCメールは届かない。
飛行機のeチケットのバーコードの自動送信も届かない。

で、

先週の土曜日、娘二人も連れてランチに出かけた際、
本人に代わって携帯の設定を確認してみた。
案の定、迷惑メール対策が「強度」になっており、
その場で解除することになったのだが、
本人は出来ないので私が操作することになる。

当然、暗証番号が必要となる訳です。
ここからが楽しかった。

「暗証番号を教えて」

私がこう言うと、カミサンは、前後左右のテーブルに
座っている人たちの動きを確かめるように見回し、

ひと呼吸置いて・・・

『ヨン・ロク・ハチ・キュウ』

と、用心深く私の耳元に口を近付け、蚊の泣きそうな声で
囁(ささや)いたのです。

笑える。

カミサンは暗証番号が他人に漏れるのを嫌がっていたのだ。
娘たちからも「謎・・・」と、評されたこの一連の動きがとても面白かった。

となると、私としては、どうしてもからかいたくなる。

「エッ、何? 4689? 4689 でいいの?」

と、わざと大きな声で確かめる。
すると、こんな番号、この場で携帯を盗まれない限り
何の危険も無いのに、カミサンは本気で慌てる素振りを
見せるのです。(笑)

更に笑える場面が続く。

カミサンはメカとか新しいモノを理解しようとはしないが、
世間で聞こえる単語には敏感に反応する。

が、

残念なのは、その単語をきちんと理解できていないところである。
言ってみれば、中途半端な“耳年増”。


この場合で言えば、耳元囁(ささや)き行動の発進点になる単語は
本来、“セキュリティ” であるはずなのだが、
慌てるカミサンから発せられたのは、

『 “個人情報” が漏れるよ』

だった。

しかも、再び、囁(ささや)きである。(笑)

     ・
     ・
     ・

さっきと似た感触、昔、確か何かあったよなぁ・・・。
帰宅後、暫らく考えて思い出した。


「この電話、盗聴されてるぞ。  ト・ウ・チョ・ウ、 ト・ウ・チョ・ウ・・・」

と、

盗聴されているのが分かっているのにヒソヒソ声で呼びかける
スネークマンショーの“盗聴エディ” でした。(笑)
 


プラチナチケット

先週土曜日の午後、夫婦喧嘩勃発。
互いに凄い剣幕で応酬。
久し振りに激しかった。(笑)


夫婦に限らず、二者間のコミュニケーション・トラブルには、
それを引き起こす原則があると思う。

まず、

①何らかの理由でどちらかの機嫌が悪いこと。

そこに、

②言葉の受取り違いが加わること。

この二つが揃っただけで揉め事は簡単に始まる。
ただ、我々の場合、より火が点きやすくなっている事情があって、
それは・・・

■カミサン視点に立った場合、

原則①に関して、

機嫌を損ねる要素の大半を私が作り上げているということ。
これは家事に関する協力度の低さに由来する。

要するに、私は・・・

ガソリンを満載したタンクローリー。しかも、タンクは穴だらけで
そこらじゅうからガソリンが漏れているという状態。(笑)

とは言え、自分としては完全に否定できないので、
この事実だけを指摘された時は素直に謝ることにしている。


逆に、

■自分視点に立った場合、

原則②に関して、

相方は軽率な発言が多く、私に真意を伝え難くしている。
正確に伝わらないことですれ違う場合が多い。
例えば、

・言葉を省く
・過剰、過大に装飾する
・感情的に言葉を吐く

特に過大装飾された言葉が出た場合、発言者の本意と違う
受け止め方をする。膨らまされた分、私のはね返り具合も
大きくなる訳で、過去の喧嘩の大半はそこを起点にしていた
ように思う。

要するに、カミサンは・・・

意味無く無闇に弾を撃ちまくる、天才バカボンの目玉の警官
“ホンカンさん”と同じである、ということ。(笑)


そして、今回も原則どおりだった。
本人は言ったつもりでも、明らかに抜けていた単語があって、
それをキッカケにゴングが鳴った。
3ラウンド分ぐらいに相当する時間を戦っただろうか。(笑)


かつて、このレベルの大規模ファイトを繰り広げた場合、
修復するまでにかなりの時間を要した。
丸々二週間、会話を交わさなかったこともあるのです。

が、

近頃はそんなことに時間や労力を費やすのが無駄に思えて、
仮に不本意であっても、なるべく早く停戦を持ちかけるように
している。コミュニケーション上の諍い(いさかい)など普通の事、
いや、逆にそうあるべきだ、と思えば、長引かせることそのものが
とにかく面倒くさくなってくるのである。

数時間後、今回もそんなキモチになった。

  そう言えば映画の500円券があったなぁ。
  『天使と悪魔』を観に行こうかって言ってたし、
  あれ使ってちょっと振ってみるか?

そう思った時、背を向けていたカミサンから

  映画/どうするの/行くの/行かないの/どっちでもいいけど

背中越しで顔を反対に向けたまま、極めて紋きり口調の言葉が
こちらに投げられた。


言い方が可愛くねえなぁ、と感じつつ、
先に停戦を申し入れてきたことは尊重してあげるか? 
そう思って、

  じゃ、行きますか。

と、極めてぶっきら棒に返してあげた。
これをもって、一応停戦である。


同じタイミング、同じ材料を使って関係の修復を考えたこと。
互いに長く時間を重ねてきた結果だと思えば、偶然では
ないのかもしれない。ただ、映画をエサに使おうとした理由となると
果たしてどうだろうか?
私は(前述の通り)、単純に面倒くさかったからであるが、
カミサンのほうは少しばかり違うような気がしている。

きっと・・・

“券の期限が5月末で、今晩使わないと無駄になる”

・・・そう計算したのだろう。(笑)


いずれにせよ、たかだか500円の券2枚に大きなチカラ。

これぞ、プラチナチケット?

そして、トム・ハンクスに感謝。

56's hobby 【Photo】

写真撮影が好きです。 時々、以下のサイトに写真をアップしています。
-工事中-

56's hobby 【Guitar】

46歳の時からギターを弾き始めました。録音音源をアップしています。

◆Goro's guitar play



《所有ギター》
Hiramitsu-SJ 56's custom
Martin-M38
Morris-S55

56’s Theater

趣味で撮影した写真をBGM付きのスライドショーにしています。
-工事中-

最近のあれこれ

50歳を迎えた節目の記念にオリジナルギターを作りました。ルシアー(ギター製作家)は平光泰典さんです。
平光さんはクラシックギターの製作家として高名な一柳一雄氏に師事。独立され、現在は鉄弦(アコースティックギター)の世界に転じていらっしゃいます。私のような素人の下手っぴーがオーダーするなど失礼なことと思いましたが、快く引き受けてくださいました。

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