この写真、花のように見えませんか?
オーダーしていたペンダントトップが出来上がってきました。
単純に嬉しい。
実際には・・・
こう見えたり、
こんな感じになります。
もともと去年の銀婚式に合わせて記念のアクセサリーを作ることに
していたのです。ところが、デザインをあれこれと考えている内に
肝心の結婚記念日を迎えてしまうという、たいへん間抜けな
事態になりました。(笑) 緊張感に欠ける如何にも私たち夫婦らしい
“ゆる~い” 出来事ではあるのですが、格段に “ゆる~い” 私たちは
直ぐに切り替えます。
「別にいいじゃん。銀婚式イヤーは一年続くんだから、来年の
結婚記念日までに作ればOK、OK!」
このように簡単に方針を変えました。
更に、筋金入りで “ゆる~い” 私たちは、自分たちのだらしなさを
正当化すべく後付けの理由を考えます。(笑)
「よぉ~く考えてみると、もう子供が三人いて二人だけの人生でも
ないよななぁ。いっそのこと家族五人の記念品にしちゃおうか」
こんなふうにちょっとだけ綺麗な話に仕立て上げることにしました。
で、
ようやくのこと、Rijnファミリーのギター仲間である80(エイティ)さんに
製作を依頼しました。80さんはシルバーショップを経営されており、
販売だけでなくオーダー品も受け付けてくれます。
いろいろと素敵なアクセサリーを作られていて、完成品は「作品」と
呼ぶのが相応しいほどの腕をお持ちです。
今回、オーダーするに当たっては・・・
フェザーを花びらに見立て、五枚で一つの花になるデザイン
というリクエストをしました。
最初にラフスケッチが上がってきた時からいい感じで、
仕上がりを予測して楽しみに待っていました。
爪の隙間にヤスリを突き刺す(痛ッ!)などの格闘の果て、80さんは
写真のように気合のこもった素晴らしいモノを作り上げてくれました。
イメージ通りの仕上がりにもう 『感謝! 感謝!』 です。
このペンダントトップ、一つずつはこんなデザインになっています。
色とか形とか、同じ種類の花の構成って皆んな揃っていますよね。
けれども、各々の花を良く見ると個々では微妙に違っています。
“個” が基本にあって、そこから作られていく “一体感” のある姿。
それが自然界の生き物の美しいところです。
ということで80さんは、
五人分が揃って一つの花になることを念頭に
一つ一つのフェザーの形を変えることで花の持つ「個性」を、
そして、ターコイズの位置を揃えることで併せ持っている「一体感」を
表現されたそうです。
次に裏側。
燻(いぶ)してもらった面に各々の名前を入れてもらいました。
それと80さんの発案で、打刻跡は消さずに敢えて残しています。
五人五様に刻まれている傷は正真正銘でオンリーワン。
これがいいですね。
五枚の花びらで一つの「家族の花」が出来上がりました。
ただし、花は散るものです。家族も同じようなものでしょう。
近い将来、娘二人はいずれ嫁ぎます。
息子だって新しい家族を持つことになるのです。
でも、
花は散っても、今、五枚で咲いている花の中心にあるもの、
それはどこまで行っても変わらないし、消えないはず。
五人それぞれが花芯にあるものを忘れさえしなければ良いのです。
アクセサリーを “忘却ストッパー” として用意した訳ではありませんが、
首に下げた1/5 の花びらを見るたびに、各々が「家族」を
思い起こすかもしれない。
そうなればいいなぁ、と思います。
と、いうことで、今、心配なのは・・・
子供たち三人が簡単に花びらを紛失すること。
それぞれ独立しても正月ぐらいは集まるだろうから、
毎年チェックして、無くしたヤツには絶対に実費の倍額を請求する。
危ない順に挙げると長女、長男、次女・・・だろうなぁ。
っていうか、結婚指輪もどこに行ったか分からなくなってるし、
一番危ないのは自分かもしれん。
その時はナイショで80さんにもう一個作ってもらおう。(笑)
家族の花、散ることなくずっと咲き続けますように。
※Silver Accessories Shop 80
http://space.geocities.jp/silveraccessoriesshop80/index.htm
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