唐突ではありますが、本日の当家の朝の様子を時間軸に沿って
紹介してみようかと思います。
まず、各人の今日の行動予定です。
ワタクシ ⇒ 朝からいつものように出勤する日。帰宅は夜
長男 ⇒ 朝から大学に行く日。帰宅は夜
二女 ⇒ 沖縄に旅行中。本日は帰らず
母親 ⇒ 朝からデイケア施設に行く日。帰宅は夕方
正吉 ⇒ シャンプーで昼からペット業者さんに行く日。帰宅は夕方
カミサン ⇒ 休暇。外出予定は特になし
要するに、日中はカミサンだけ在宅という日でした。
さて、
07:00 ワタクシが家を出発
08:00 カミサン起床
08:15 (同) 正吉に朝の餌やり
08:30 (同) 居間から正吉を外に出し、いつものように窓を施錠
カチッ
08:40 母親がお世話になるデイケア施設の送迎車が到着
08:45 母親を見送ったカミサンは、そのまま外で正吉のケージを清掃
08:55 長男が外出。いつものように玄関ドアを施錠
ガチャッ
08:56 ケージを清掃中のカミサンに長男が「行ってきます」と声掛け
08:56 カミサンが「何時に帰るの?」と、質問
08:56 (同) 帰りが夜になることを確認して長男を見送る
そして・・・
ここからです。
09:00 ケージの清掃を終えたカミサンは家の周りの掃除を開始
09:15 掃除終了。朝ご飯を食べようと玄関に向かう
09:16 が、玄関ドアが開かない
あれ、閉めて出たっけ?
09:16 ポケットを探る。が、鍵も携帯も財布もない
09:17 自分が置かれている状態にやっと気付く
締め出されたのね、ワタシ
09:18 居間以外の部屋の窓鍵を確認・・・どこも戸締り十分
09:19 裏の勝手口に廻る・・・当然、こちらも戸締り十分
呆然。混乱。錯乱。
家に居るのに家に入れない。
珍しいタイプの “難民” となったカミサン。
さぁ、どうする?
09:21 庭先のサンルームにぶら下る洗濯物用の針金ハンガーに着目
09:24 勝手口に舞い戻り、針金ハンガーの先端を使って鍵穴と対峙
志村けんがやりそうなコントだろ、それ。
開いたら大したものだ、誰でも泥棒になれる。
しばらく格闘するも、そんな技術など有していないことにようやく気付く。
09:28 ガラスを割ってみようかと真剣に考察
09:29 いや、待て。泥棒に間違えられるかもしれない・・・と、翻意
「窓ガラスの修理代」よりも「泥棒に疑われる」方を先に心配するボケぶり
09:35 ほとほと困って隣家に駆け込み、事情を説明
09:37 「2万円くらい掛かったって聞いたことあるけど業者に頼む?」
と隣家の奥さんが提案
半分、提案に乗りかかる。アホか!
09:38 「先ず御主人に連絡してみれば?」と隣家の奥さんから助言
が、携帯も無く、番号不明。
電話をお借りし【104】に問い合わせる
09:40 会社の大代表番号に到達
09:41 が、私の所属部門名が思い出せず、電話口で暫(しば)し沈黙
09:41 以前所属していた部門の名前を必死の思いで捻り出す
昨日のことは直ぐ忘れるのに4年前のことは記憶しているという、
全く使えない能力を他人に披露
09:41 が、部門名称は変化されて現存せず。受けた社員が大混乱
09:44 私の職場に電話が転送され、ようやく繋がる
カミサン一人で大興奮!
・・・の状況下、事情説明が始まる。
焦りっぷりが実に面白い。
09:46 「で、分かったけど、俺は何をすればいいの」
09:46 「誰でもいいから、鍵を持ってこれる可能性のある人に連絡してッ!」
09:46 「夕方になれば、おばあちゃん帰ってくるじゃない」
09:46 「ずっと、待ってろって言うの!?」
09:46 「って言うか、誰も動けないでしょ」
09:46 「そんなことどうでもいいから、とにかく早く連絡してッ!」
09:47 嫁いだ長女、外出中の長男にスクランブル発動を要請
09:50 お茶の水にいた長男に連絡がつき、事情を説明
10:47 折り返しUターン帰宅した長男が解錠して一件落着。
「あんた、なんでカギなんか締めたのよ!」
コレが救出された“自宅難民”の第一声だったらしい。
・・・という平和な午前中。
たった1本の鍵だけで結構楽しめる。
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