遺言代わりに書き留めています。 自分と自分の周りのこと・・・
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帰宅途中にカミサンからメール着信。
今日は疲れたから外食にします。
クルマで出るから、F駅に着く時間が分かったら教えて。
F駅から私鉄に乗り換える手間が省けるので私は助かります。
到着予想時間を伝え、駅まで迎えにきてもらうことにしました。
が、
ピックアップしてもらうはずの場所に行くとクルマが見えない。
涼しい駅ビルの地下で待ちましょ、と移動している途中に
携帯が鳴った。
『クルマがおかしいよ。エンジン掛からない。
ボタン押しても掛からない』
ウチの車はスマートキー仕様で、ボタンを押せば
エンジンが掛かるタイプです。
「ランプが付いてるボタンを押してる?」
『分かってるよ』
「しっかり押してる?」
『ずっと押し続けても掛からない』
「ちゃんとブレーキ踏んでから押してる?」
『ブレーキ踏んでるよ。でも掛からない。
これ、バッテリーのせいじゃないの?』
「クラクションは鳴る?」
『鳴るよ』
「じゃ、バッテリーじゃないよ。キーの電池切れかもしれないから、
スペアキーでもう一回試してみて」
『分かった』
・
・
・
『ねぇ、やっぱり掛からないよ』
「おかしいなぁ。じゃ、いいよ、とりあえず家に帰るから」
意味不明の車の故障って気になるじゃないですか。
結局タクシーを拾って帰ることにした。
でも、F駅からだと1,200円ぐらい掛かるのです。
勿体無いなぁと思いつつ、乗り込みました。
タクシーが走り出してから、もう一度考えてみた。
やっぱり変だ。
買い換えて一年経ってないし、クルマは大丈夫な気がする。
おかしいのはカミサンの方じゃないのか?
確か『ランプが付いてる、このランプ何? 何?』 とか
電話の向こうでパニクってたなぁ。
アッ!
エンジンが掛からなかった理由は
多分・・・
そう思った瞬間、携帯が鳴った。
『エンジン掛かったよ。今から行くから』
「遅いよ。もう、タクシーに乗っちゃったって」
多分・・・
何故エンジンが掛からなかったのか、「・・・」のところの
予測はついていた。100%間違いない、あれだ。確信。
車で其処まで来るように伝えて、途中でタクシーを降りた。
程なくカミサンが到着。
『やっぱりカギを回して掛ける方がいい。
この、クルマ分からないから嫌い』
「そんなこたぁどうでもいいから、何でエンジンが掛かったか教えろ」
『別にいいじゃない、掛かったんだから』
「いいから言ってみ」
・
・
mute
・
・
「じゃ、代わりに言ってあげようか。お前が押してたボタンで
エンジンを掛けた人間は世界中探しても絶対にいない」
『うるさいッ! 何だって言うのよ』
「ドアミラーのボタンを押してただろう」
『だから、何よ』
「“ランプが付いてるボタン押してる?”って訊いた時
分かってるって言ってたじゃない。それに、このクルマは
もう何度も運転してるじゃないの」
『暗くて見えないし、焦ってたんだからしょうがないでしょ』
「ここまでのタクシー代、返せ」
『いいでしょう、迎えに来てあげたんだから』
「しょうがない。反応しないボタンを必死に押し続けてたんだろう。
その馬鹿っぷりに免じて今回は特別に許してやる」
実際、電話の向こうから聞こえてくる様子は
墜落間際のコックピットみたいだったのです。(笑)
COMMENT
無題
進入角度に間違いがなかったようで
ひと安心です。(笑)
無題
無題
離陸後も結構イケるんです。(笑)
無題