ふぅ、終わりました。
昨日、日曜日は水道橋「RIJN」でギターの発表会。夏に続いて二度目の参加です。
MCでも言ったけれど、自分の中では12月の第一日曜日は「ラグビー早明戦の日」と
決まっており、もう30年近くライヴで試合観戦していて、これを外すとしたら”親の葬儀に
当たった時”だけ、と考える程の大事なイベント。なので、今回発表会の日程が決まって
早明戦とバッティングしている事が分かってからは、身の振り方に暫く悩んでおりました。
まず水道橋の発表会に行き、キックオフを見計らって千駄ヶ谷の国立競技場に向かい、
試合終了後に水道橋に戻り演奏する。そんな事も考えたのですが、結局は発表会だけに
する事に決めました。理由は参加者の演奏を全部聴きたかったから。単純に発表者の
皆さんと楽しみたい気持ちが勝っちゃいました。40歳台の後半に人的なネットワークが
拡がるというのは人生の中でも貴重な事だと思います。ギターが起点となって仲間が
増えていく。やっぱりその時間は共有したいのですね。
で、発表会そのものは楽しかったのですが、緊張の度合いは前回と変わらず、いや、逆に
"重症"になっておりました。(笑) 参加者の方々はワタクシ同様に緊張されているので
しょうが、聴いている限りそれは感じられません。そりゃ間違える部分もあるけれど、
自分のひどさに比べたらぜ~んぜん。皆さんホントに凄いです。だからこそ、また刺激を
受けて次回の発表会の15分に向け精進する訳。こんなふうに自分の中に熱中できる
ものがあるというのは、つくづく幸せな事だと感じるし、(上手い・下手のレベルは別として)
自分の中に少しでも積み上げられるものを抱えておく事は、どの年齢においても必要なの
ではないだろうか。だから「失敗」で終わらす15分にするのではなく「悔しさ」を感じる
15分にしたいのです。参加した皆さんも、きっとそう思っているでしょう。あんなに盛り
上がって楽しめる場はそうそうありません。一人に与えられた「15分」という短い時間。
限られた時間に向けて自分を高め、それが人を繋ぐ、そんないい感じで気の合った仲間が
増えていく・・・ホントにいいですね。
”たかが15分、されど15分”
今の自分にとって『15分』という短い時間は『30年』という歳月よりも貴重って事が
よ~く分かりました。(笑)
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