忍者ブログ

Goro・とおく

遺言代わりに書き留めています。 自分と自分の周りのこと・・・

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


それ、封鎖できません!



「ドキドキしていた」

旅行先である当地(が舞台のドラマ“北の国から”)に倣うなら
カミサンは斯様な心境であっただろう。

この写真は、宿泊した富良野のホテルの
フロント付近で撮った写真。
これからチェックアウト、という時のものである。
なんてことない写真を撮った理由はある。

写っている黒のコロコロは私のもの。
ビニール袋は、前夜、富良野の鉄板焼き屋で
食べきれずに包んでもらった“おみやげ”。
傘2本とこのビニール袋はカミサンが部屋からぶら下げてきたものです。
エレベーターでロビーフロアに下りると
カミサンが私にこう言います。

お土産見てくるから支払いしておいて。

  分かったよ。

荷物、ここに置いておくから見ておいてね。

  あぁ、いいよ。

あれ、私のコロコロは?

  俺に訊くなよ。自分で持ってたでしょ。

ウソ!? 

  お前、どこに置いたの?

えっ!?

(カミサンはまだ進んでいない柱の反対側に回った)

  そっち側には行ってないよ。

え~ッッ!!

  どこに置いてきたんだよ?

あっ、エレベーター?

  何、やってんだよ・・・。

(ここで、カミサンはエレベーターホールに向かう訳だが・・・)

フロントの人に言って!

  言うって、何、何を言うの?

(この時点で、私にはその意味が分からなかった)

猛ダッシュでエレベーター方面に走るカミサン。
一部始終が見えるので遠目に眺めていたのだが、
なかなか面白い行動が始まった。

まず、

エレベーターのボタンを
物凄い勢いで叩き始めた。 

しかも、

どのエレベーターに乗っていたのかは既に忘れていたようで、
4台全てに同じことを繰り返した。
叩きのピッチ、加えて、
ボタンを求めて順番に移動していくその様(さま)は
ホテルの森にいるであろうクマゲラそのもの。

すると、

一瞬目線を切ったタイミングで、私の視界からカミサンが消えた。
カミサンはある一台のエレベーターに乗り込んでいたのだ。
4台のボタンを押した意味はどこにあったのだろうか?

しばらくしてカミサンがエレベーターから登場した。
手ぶらである。

暗い表情のカミサンが言葉を発する。

無い・・・。

  エレベーター全部見ないと分からないんじゃない?
  エレベーターの中だけって限らないだろ。
  ちゃんと最後まで導線を遡ったの?

えっ・・・。

呻(うめ)くと同時に、
またもやカミサンは猛ダッシュ。
さすがに、今度はボタンを激しく叩く素振りはなかった。

待つこと三分。
果たして?

コロコロを転がしながらカミサンが
エレベーターから登場した。
満面の笑みでこちらに向かってくる。

  あったんだ。

あってよかったぁ。

  どこにあった? 8階のエレベーターホールだろ?

それが違うのよ。

  だって、それ以外、どこだっていうのさ?

最初に上がった時、8階のホールは見たのよ。

  慌てていたから見落とした?

違うのよ・・・。

  だって、それ以外、どこにあったっていうの?

それが・・・

  どこ?

部屋の前・・・。


凄すぎる。(笑)


支払いを終えてからカミサンに訊いてみた。

  あれ、突然言われて分からなかったんだけど、
  ほら、『フロントの人に言って!』 って言ったじゃん。
  あれ、どういうこと?

やっと分かったのだが・・・

カミサンの思惑としては、全エレベーターを停めるよう
フロントに要請して欲しかったらしいのだ。
踊る大捜査線じゃあるまいし、
「エレベーター、封鎖できません!」ってか?
それ、あり得ないだろ。

部屋の前に置き忘れたことも凄いけど、
こっちの方がもっと凄い。(笑)





PR

気になる“ナカジマなんとか”

ほぼ一ヶ月前に給湯システムをエコキュート(電気)に変えましたが、
電気メーターが替わらないと契約変更とはなりません。
かなり間も空きましたが、昨日、ようやくその工事があって、
休暇を取っていたカミサンが対応しました。

私が帰宅すると、待ってました!・・・とばかりに
昼間の工事の報告です。

  
今日、メーターの取り替えに来た人が面白いキャラだったの。

     へぇ。どんな?

二人で来たんだけど、片方のオジサンのほうの顔が
ほら、あの人。タレントの “
きたろう” にそっくりなのよ。

     ほぉ。

しかも、そのオジサンの声が “尾木ママ” なのよね~。

     (マネしなくてよろしい)

     それ、不気味な組み合わせだなぁ。
       
それでね、その “きたろう” がとにかく話し好きなワケ。

     (真面目に工事しろって)

で、その “尾木ママ” が、私が芸能人に似てるって言うのよ。

聞きたいでしょ?

     いや、別に・・・。

聞きなさいよ。とにかく、私にそう言うわけ。

   *
   *
   *

  『奥さん、芸能人の、ほら、あの人に似てますね』

「誰かしら?」
       
     (そんなことに応答せず、しっかり工事させろってば・・・)

  『そう、そう。【ナカジマなんとか】いう名前の・・・』

「誰? 私、分からないわ?」

  『今はよく旅番組に出てくる女性。昔、四人組のグループにいた人。
   何てったかなぁ、あのグループ・・・』

     (思い出す前に工事しろって!)

「分からないなぁ・・・」

  『そう、そう。シェイプアップガールズの人でしたよ』

「う~ん・・・。分からないなぁ・・・」

  『いやぁ、ホントによく似てますよ』

     (おい、工事しろ! それと、絶対に中島史恵には似てないぞ。
      俺は近くで見ているから断言できる!)

「似てる? 本当にそうなの?」

   *
   *
   *

カミサンは、
中島史恵もシェイプアップガールズも知らなかったようだ。

私に、

旅番組に出ている、その【ナカジマなんとか】とかいう女性芸能人。
あなた知ってる?

と、訊いてきた。

工事のオジサンによる適当な認定。
しかも、【ナカジマなんとか】という中途半端な情報。
でも、芸能人に似ていると聞けば気になってしょうがないのだろう。
それどころか、カミサン的には200%良いほうに捉えているに違いない。

ならば・・・。


     あぁ、知ってるよ。テレビ東京の旅番組によく出てるじゃん。

どんな顔の人?

     分かった。ちょっと待って。探してあげる。

その人、顔見れば分かるかなぁ?

     見れば分かると思うよ。
     健康美満載の超迫力ボディで有名じゃん。


そうなんだぁ♪♪

どんだけピチピチで綺麗なタレントが現れるのか?
カミサンは期待に満ちた目つきでスマホの画面が開くのを待っている。

     ほら、コレ、ナカジマさん。やっぱり健康的だねぇ。


開いた画面を見せたと同時に、
カミサンの表情が一気に冷めていったのが分かった。

       ・
       ・
       ・
      mute
       ・
       ・
       ・

またからかったでしょ?

     ナカジマさんでしょ。
     似てるっていうからこっちかと思ってサ。


あなた、絶対にふざけてるでしょ!

     ちょっと、待って。あぁ、こっちだったか!? 


カミサンの表情、再び激変して急上昇(笑)
  
分かりやすい。でも、絶対に似ていない。



   

10秒先を行くヒト

先日、自宅の給湯システムをガスから電気(エコキュート)に切り替え、
調理用のレンジもIHに変えました。
と言っても、衣類乾燥機だけは継続してガスを使うため、
オール電化ではありません。
それでもガス代はかなり低減されるはず。

現在の電気・ガス使用量から試算すると、
今回の設置費用は(市から出る3万円の補助金も含め)
7年弱で回収できる感じでしょうか。
ガス給湯を継続した場合、数年内で給湯器の故障~買い替えが
確実に予想されますし、長い目で見ると費用的にはお得な気がします。
まぁ、それ以前にキッチン周りで火災発生の
心配がなくなっただけでも設置した効果は大きいですし、
使用量を視認できるせいか何となくエコになっている感もあり、
そちらもヨロシイ感じ。

ただ、電化したことによるマイナス要素もあって、
例えば「水圧」は確実に弱くなりました。
特に顕著なのは浴室のシャワー圧。
もともと高水圧タイプのシャワーヘッドにしていたので
以前に比べだいぶ物足りない感じがします。

それと、もう一つは現在時間の表示。

キッチン側・浴室側ともに、
従来のリモコンパネルでは時間が常時表示されていましたが、
今度のパネルはメニューボタンを何度か押したり、
表示遷移を待たないと時刻が現われません。
些細なことですが、生活する上では後者(時刻表示)の影響が
意外と大きかったりします。
見たい時に時間が分らないのは結構なストレスです。
これを解消するために時計が必要になりました。

で、

キッチン用に設置したのがコレ。
IMG_0001.jpg
1,980円の電波時計をホームセンンターで買ってきました。
   
     *

取り付けてから二日目。

「ねぇ~、ちょっと来て~」

私を呼ぶカミサンの声が聞こえます。

『何?』

「この時計の表示が狂ってるのよ」

『どういうふうに?』

「遅れるのよ」

『そんなことないだろ。コレ、電波時計だよ』

と、言いつつカミサンの右手を見ると
電話の受話器が握られています。

「さっきから時報案内聞いてるんだけど、ずっと10秒遅れるのよね」

(繰り返すが、電波時計だからそんなことあり得ない)

『どれ、その電話貸してみて』

(117番を聞いてみたところピッタリ合っている。当然と言えば当然)

あっ・・・

ここで10秒遅れている理由が分った。

NTTの時刻案内は、
これから迎える時間を10秒毎にアナウンスする。
こんな具合に・・・

 "●●時●●分●●秒をお報せします"

が、

カミサンは通過した時間をアナウンスしたものと
早合点しているのだろう。

 "●●時●●分●●秒をお報せしました"

きっと、こう聞いた感覚でいるに違いない。


「ね、10秒遅れてるでしょ」

私は笑いをこらえながら受話器を返した。

そして、

『ホントだ。正確にピッタリ10秒遅れてるね』

と、いつものように反応する。

「もぉッ! 次、ホームセンターに行った時、絶対に言わなきゃ」

『そうだなぁ。これは厳しく言ってやったほうがいいぞ』


次の週末、
ホームセンターの店員に向かってカミサンがクレームをつける、
その直前までこの件には触れないことにした。





気に食わないので買い換える

サムスンのスマホと7インチのPadを使い始めて一年になるが、
最近の隣国の振る舞いが気に食わないので買い換えることにした。
(
マジ度90%!。10%は新しモノ好きの本性)

で、まず本日、Padを購入。

a5ce0ab1.jpeg












今度もAndro
idです。
最新OSのversion4.0で10.1インチ。
アッドコアの威力なのか、さくさく動いてストレス無し。
画面解像
度の高い一つ上のグレードも考えたが、
Padの寿命はもって
2年だろうし勿体ない。
今や3万円以下でこの性能のPadが手に
入ることに
満足した方が良さそう。


スマートフォンの方は、DocomoのXiパケホ料金の
新サービス予約が始まる9月になったら買い換える予定。


ちなみに今回のPadですが、こちらのメーカーのお国も
南の方の島では微妙に関わっているので、
今回と同様の理由で買い
換える時が来るかもね。(笑)




「ヒグマ高密度生息地」ならではの話

今回も先日の旅行の余談です。

道東、特に知床が気に入っており、
先日の旅行が夏・冬合わせて六度目の訪問になりました。
北海道はデフォルトで広いため、旅程は毎度忙しい。
アレもコレも・・・と、欲張って周ろうとするとどうしても駆け足になる。
そして、大抵はクルマを運転する時間の方が長くなってしまう。
斯様なこともあり “やっぱり良い処はじっくり楽しもう” と、考え方を変え
去年は落ち着いて知床五湖を一周しました。

ba6096e2.jpeg

その結果、

fea27599.jpeg

足早に通り過ぎていた今までなら
多分出遭えなかったかもしれない光景を目にすることもできたのです。
それで今年は、もっと "ゆっくり"  "じっくり" 知床を楽しみたいと思い、
半日の貸切ツアーを予定に入れました。

今回、清流の森を案内して頂いたガイドさんは、

定番的な観光ガイドに留まらず、
お客さんの要望に相応しい場所を案内したり、
アクティビティを紹介する。
現在、知床にはそういった観点のガイドツアーが無いので
提供していきたいし、もっとメニューも増やしていきたい。

・・・ という考えをお持ちでした。

それはとても頷ける内容で、そのご意志には大いに賛同した次第。
知床を知り尽くしたガイドさんに旅行者が自分の希望を伝え、
オーダーメイドで最適のアクテビティを実現してもらえるなら、
満足感、価値感共に高まります。
すでに、一般的な見物周遊では飽き足りなくなっている
私のような観光客にとってはタイヘンにありがたいことです。

さて・・・

知床は世界でも有数のヒグマの高密度生息地です。
去年、知床五湖を巡った際、同行のガイドさん(大ベテランの方です)から

『私たちがいるこの場所から半径100メートル以内に
 クマは確実にいると思われます』

と、説明がありました。
スタートゲートを抜けた直後の遊歩道に足跡が残っていたこともあり、
そのお話はとてもリアルだったのですが、
大げさではなく、実際に知床はそういう場所なんだと実感します。
人間の生活圏とヒグマの活動圏は近接している。

見たこともない景観を楽しみたい、
滅多に出来ないことを楽しみたい、

これらを実現しようと思うと、ヒグマの棲む領域にお邪魔することが多くなり、
当然、彼らと遭遇する確率も高まることになります。
「キャ~ッ♪」と喜んで遠くに見えるヒグマを写真に収めるのとは
全く違う状況に身を置くことになるワケです。

もともと私はアウトドアよりもインドア志向のタイプなので
一人で森に入って行くようなことはありませんが、
たとえガイドさん同行であったとしても、
本当にヒグマが至近距離で登場したことを想像すると、
そりゃ、やっぱり恐いです。
森を散策中、そのあたりをガイドさんに訊いてみたところ
なかなか興味深い話が伺えました。

「今まで、ヒグマと最接近した距離ってどれくらいですか?」

すると・・・

『3メートルです』

と、あっさり答えが返ってきました(笑)

3メートル!? 3メートルですよ! 

ガイドさんが話してくれたその場面は・・・

最初、30メートルぐらい離れたところにいるのを見つけた。
動向に注意していたところ、クマが急に自分に向かって突進してきたので
咄嗟に近くの立ち木の陰に身を隠した。(熊とストレートに対峙しないよう
障壁を作ることが重要なんだそうです) そして、目の前にいる
クマに向けてクマスプレーを放射して撃退した。

それはガイドになったばかりの時だったそうで、

『撃退した後、確かに足はガタガタ震え、心臓はバクバクしていましたが
  振り返ってみて、無意識の内に冷静に対処していた自分に気づきました。
  自分でも意外だったんですが、それで、あぁ、これならガイドとして
  やっていけるな、と自信がつきました』

こう、淡々とおっしゃる。
凄いなぁと、素直に感心しました。

それは天性のもののようにも思いますが、
知床でプロのガイドさんになるには、頭で考える前に動物的に反応し、
且つ、自らを客観的にコントロールする能力というか、素質みたいなものを
備えていないと厳しいんでしょうね。

もう一つ興味を持っていたことがあったので、それも訊いてみました。

「知床には多くのガイドさんがいるんでしょうけれど、
 実際のシーンでクマスプレーを使ったことのある方って
 何人ぐらいいらっしゃるんですかね?」

『●人ですね』

私はこれからも知床でアクテビティを楽しむと思いますが、
もう、ずっと今回のガイドさんにお願いすることに決めました(笑)


【補足①】
「●人」以外の皆さんもきちんと訓練を受けておられるので、
知床のガイドさんはどなたでも頼りになります。
ご安心ください。

【補足②】
本来、クマは人間を恐れていて、存在を知らしめることで
彼らの方から離れていきますが、
もし、不運にも双方が気付かずに出くわしてしまったら・・・。
雑学的にも興味深い 『ヒグマ対処法』です。
http://www.shiretoko.or.jp/bear/index.htm



 


グッジョブ!

先日の旅行の余談です。


トイレ休憩で立ち寄った「知床自然センター」の出入り口に
このような掲示がありました。

23923d89.jpeg

「一度でいいから、連絡できるような場面に出くわしてみたいものだよね」

カミサンとそんな冗談を交わしてセンターを出た後、
ウトロの市街地方面にクルマを走らせて直ぐのことです。
突然、助手席のカミサンが叫びました。

「クマ! クマ! クマ~ッ!」

先ほど見た掲示の状況が、いきなり目の前に現われました。(笑)
今回で知床は六度目ですが、これほど近い距離でヒグマを見たのは初めて。
至って普通の道路脇の斜面。エゾ鹿ならそれなりに見かけるような、
ヒグマとの遭遇ということでは確率が低いと思われる場所です。

クルマを停め、急いでカメラを取り出しました。
熊までの距離は30メートルぐらいだったと思います。
山に戻ってしまう前に撮らなきゃ・・・と、焦ってレンズを向けましたが
設定が不調でシャッターが切れません。
茂みで薄暗かったため、慌ててISO感度をMAXにして絞り開放。
望遠ズームのテレ端でやっとこさ二枚撮りました。

35b.JPG

36b.JPG

こうして写真を見る限り、個体は子熊のようなので、
あの時、すぐ近くにはもっと大きな母熊が潜んでいたはずです。

今回のカミサンには感心。
薄暗い場所にもかかわらず、走るクルマの中からよく発見したなぁ、と思う。
以前、山梨県にはいるはずもない水牛を見つける? という大ボケを
かましてくれました
が、あの時とは大違いです。(笑)

が、

たまたま自然センターの車が通り掛かり、
降車して熊の動向を確かめていた職員さんが、
熊のほうにちょっと近づき過ぎたカミサンを見つけました。

『危ないから車の中に入ってください』

と、職員さんからきっちり注意されたカミサンは、

「すみません・・・」

と、身を縮め、カメラを隠すようにしてクルマに戻りました。
結局、発見者本人はブレブレの山林の写真を一枚だけ撮って終了。

「私が最初に見つけたのに・・・」

グッジョブ!(笑)



 

「アレ」とか「ドン」とか・・・

『あっ、忘れた』

週末の買い物でスーパーの駐車場を出た直後のこと。
何かを思い出したらしく、カミサンが言葉を発した。

以下、その後に続いた会話。

   

   何を忘れたの?

アレよ、アレ。ほら。アレ買うの忘れちゃった。

   アレ、アレって、アレが何か分らないけど、そのアレはどうするの? 
   スーパーに戻る? 

いや、いいわ。

   戻ればすぐだよ。買っちゃえばいいじゃん。

ここじゃダメなのよ。最近、買う店が決まってるのよ。

   じゃ、そこに行こうか?

え~っとぉ・・・。何だったっけ?

(ちょっと言葉を挟んだだけで簡単に記憶がとんでしまう)

   いったい何買うの?   

だから、アレよ・・・。
そうっ! クリーム、クリームよ。
 
   クリーム!?

じゃない・・・。
違う、違う。
 
   お前、大丈夫?
 
思い出した! 柔軟剤だっ!
そう、そう、柔軟剤! 
ダウニー、ダウニー!
ダウニーが超安いのよ。

(ダウニーが超安い・・・と聞いて私は店を特定できているのだが、
言ってる本人がボケてる感じなので少し遊んでみることにした)

   で、どこで買うの?

ほら、え~っとぉ・・・。
アレよ、アレ、ほら・・・。

(案の定ボケてる)

   どこさ?

えぇっとぉ・・・。
そう! びっくりドンキーで買うって決めてるのよ。

(予想どおりの展開)

   それ、ファミレスだよ。

あ、違う、違う。
アレ、ほら、ほら、え~っとぉ・・・。
アレ、アレ。
そうっ! ドンキーコング!!

   それはゲームだろ。

違う、違う。
ほら、ほら、え~っとぉ・・・。
イヤだわぁ、最近、ホントに思い出せない。
アレ、アレ、アレよ。
えぇっとぉ、え~っとおぉ・・・。

   早くしろよ。

ちょっと待ってよ。

   ドンタコスか?

違う、違う。

   ドンキーカルテットか?

違う、違う。
そんなんじゃない。
ややこしくなってるんだから、ヘンテコな名前を出さないでッ!

   クルマの行き先はどうするんだよ? 
   このまま走って後で戻るの面倒だから早く思い出せよ。

えぇっとぉ~・・・。
えっとぉ~・・・。
あっ、分ったぁ~っ!!
ドンキホーテ! 
ドンキ! ドンキ!

   どうする? 行く? 行かない?

行ってくれる?

   しょうがないなぁ、行ってやるよ。


と、言ってあげたが・・・

カミサンがドンキを思い出す以前に、
すでにクルマはそっち目掛けて進んでおるのです。


 

 
 

ゆとり教育の先にあるもの

“ ゆとり教育 ” で育った人たちが会社員となって社会に出始めており、
朝のテレビで、それに関連する新聞記事を紹介していた。
彼らの特徴や傾向を解説していたのだが、
それを知ったところで特に役立つワケでもなし、
そもそも、“ ゆとり世代 ” なるものに興味も無いので、
出勤の身支度に忙しい私は真剣に見ていなかった。
朝のサラリーマンには “ ゆとり世代 ” よりも
画面の時刻表示の方が重要に決まっている。
 
が、ひとつ。
 
ある特徴だけ、印象的に聞きとめた。
どうやら、彼らは「コストパフォーマンス」を重視し、
お得感のある消費に敏感らしいのだ。
それを耳にして大いに納得してしまったのである。
 
『コスパ!? やっぱり!』 
 
   ・
 
自分には子供が三人いるが、下の二人は “ ゆとり世代 ” にあたる。
そして長男は、今、正にテレビで解説されている対象の若者である。
 
その長男が小学校五年生の時、「自分が、大事だとか大切だとか
思うこと(もの)を色紙に表現しなさい」という国語の授業があった。
このお題に対し、普通の小学生なら 『両親』 とか 『友情』 とか 『平和』、
今だったら 『自然』 などと書くのだろう。
が、当時、長男が魂をもってしたためたのはコレである。

070403_01.jpg
 
渾身の一筆。
 
“ ゆとり教育 ” は、正確には長男が中学生になってから始まっている。
が、本人はすでに五年生の時点で「コスパ重視」を主張していた。
文部省に先んじ、生活に直結した “ ゆとり教育 ” を
家庭内で施していたことの証明である。
 
・・・そんなワケない。(笑)
 
この色紙、家宝となっております。
 
 
 

56's hobby 【Photo】

写真撮影が好きです。 時々、以下のサイトに写真をアップしています。
-工事中-

56's hobby 【Guitar】

46歳の時からギターを弾き始めました。録音音源をアップしています。

◆Goro's guitar play



《所有ギター》
Hiramitsu-SJ 56's custom
Martin-M38
Morris-S55

56’s Theater

趣味で撮影した写真をBGM付きのスライドショーにしています。
-工事中-

最近のあれこれ

50歳を迎えた節目の記念にオリジナルギターを作りました。ルシアー(ギター製作家)は平光泰典さんです。
平光さんはクラシックギターの製作家として高名な一柳一雄氏に師事。独立され、現在は鉄弦(アコースティックギター)の世界に転じていらっしゃいます。私のような素人の下手っぴーがオーダーするなど失礼なことと思いましたが、快く引き受けてくださいました。

カレンダー

12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

プロフィール

最新コメント

Copyright ©  -- Goro・とおく --  All Rights Reserved
Designed by CriCri / Photo by Geralt / Powered by [PR]
/ 忍者ブログ
QLOOKアクセス解析