遺言代わりに書き留めています。 自分と自分の周りのこと・・・
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基本的にカミサンはメカとか新しいモノに疎(うと)い。
携帯電話もその一つ。
購入当時の余計なモノ、使う価値のないオプション契約などが
そのまま継続されている。
自分で設定を解消すれば良いのに、術(すべ)を知らないので
放置しているものがある。
例えば、メールの設定。
PCメールは届かない。
飛行機のeチケットのバーコードの自動送信も届かない。
で、
先週の土曜日、娘二人も連れてランチに出かけた際、
本人に代わって携帯の設定を確認してみた。
案の定、迷惑メール対策が「強度」になっており、
その場で解除することになったのだが、
本人は出来ないので私が操作することになる。
当然、暗証番号が必要となる訳です。
ここからが楽しかった。
「暗証番号を教えて」
私がこう言うと、カミサンは、前後左右のテーブルに
座っている人たちの動きを確かめるように見回し、
ひと呼吸置いて・・・
『ヨン・ロク・ハチ・キュウ』
と、用心深く私の耳元に口を近付け、蚊の泣きそうな声で
囁(ささや)いたのです。
笑える。
カミサンは暗証番号が他人に漏れるのを嫌がっていたのだ。
娘たちからも「謎・・・」と、評されたこの一連の動きがとても面白かった。
となると、私としては、どうしてもからかいたくなる。
「エッ、何? 4・6・8・9? 4・6・8・9 でいいの?」
と、わざと大きな声で確かめる。
すると、こんな番号、この場で携帯を盗まれない限り
何の危険も無いのに、カミサンは本気で慌てる素振りを
見せるのです。(笑)
更に笑える場面が続く。
カミサンはメカとか新しいモノを理解しようとはしないが、
世間で聞こえる単語には敏感に反応する。
が、
残念なのは、その単語をきちんと理解できていないところである。
言ってみれば、中途半端な“耳年増”。
この場合で言えば、耳元囁(ささや)き行動の発進点になる単語は
本来、“セキュリティ” であるはずなのだが、
慌てるカミサンから発せられたのは、
『 “個人情報” が漏れるよ』
だった。
しかも、再び、囁(ささや)きである。(笑)
・
・
・
さっきと似た感触、昔、確か何かあったよなぁ・・・。
帰宅後、暫らく考えて思い出した。
「この電話、盗聴されてるぞ。 ト・ウ・チョ・ウ、 ト・ウ・チョ・ウ・・・」
と、
盗聴されているのが分かっているのにヒソヒソ声で呼びかける
スネークマンショーの“盗聴エディ” でした。(笑)
岸部さんの曲をRijnファミリーの皆さんが演奏し、
CDに収めてご本人に贈呈する。
Rijnのますたが考えたそんな企画。
今回が二回目になります。
前回同様、私は今回も最後まで手付かず。
締め切り日の5月31日になって、それも夕方から録音開始。
こんな余裕の無い時には色々あります。
思わず「ウソッ!!!」っていう声を漏らした場面が都合三回。
まず、
和尚アンプ(・・・って言っても分かりませんね・笑)
ま、そういうアンプがあるのですが、
それを久し振りにセッティング。
ところが、継いで音出しするとステレオチャンネルの
片方が死んでいる。
ウソッ!
これ、入手時に一回使っただけなのに。
こんな時に限って・・・。
いろいろ試してみたが、結局不通。
で、
AD-1(こちらもアンプです)を使うことに。
いざ。
夕食を挟み、長短合わせて何回か録音。
この時点で夜11時くらい。
テイク順に一旦聴いてみるが、全然ダメ。
何かしっくりこないなぁ・・・。
ギターの構え位置に違和感があるから? と、
脚台をゴミ箱からシュレッダーに変更。
これがすこぶるいい感じ。
再開。
が、何度弾いてもやっぱりイマイチ。
これは技術(ウデ)では無く、張りっぱなしゆえに
指が滑り辛くなっている弦が原因では? と、
道具のせいにする。
で、
この期に及んで今度は弦の張替え。
もう日付が変わっています。
弦を張り終わり、ペグ側の余った部分をいつものように
ニッパーでカットしていく。
⑥⑤④③②弦・・・と進み、最後の①弦を切った瞬間
目の前を銀色に光る線が横切っていった。
膝の辺りで何かプラプラ揺れている。
ウソッ!!
①弦じゃん。何やってんだよぉ・・・。
また張り替え、気を取り直し再開。
音がブライトで演奏していて気分が宜しい。
そして、数テイク目。
今度は良さそう。
曲の終わりが近づいてきて、心臓がバクバクしてくる。
こりゃいいかも。もうすぐ、もうすぐ終りだよ、あと少し・・・。
「ガンバレ!」と、自分に気合を入れた瞬間、
遠慮なしの言葉と共に風呂上りのカミサンが
部屋に入ってきた。
『アナタ、お米四合洗っておいてね』
ウソッ!!!
っっっざけんなよなぁぁぁ・・・。
これが一番きつかった。
涙の果ての成果物はコチラ。 【3-追】がそれ。
お米を洗う前に録った分です。
先週の土曜、カミサンが久し振りにパーマをお掛けになられました。
本人的には気分転換したくて髪型を変えたようですが、
明らかに失敗作かと思われます。(笑)
帰宅後、こんなやりとりが・・・。
どう? 久し振りにパーマを掛けたのよ
そうみたいだね
そういうことじゃなくて、(見た目が)どうか?って訊いてるのよ
まぁ、本人もうすうす感じていたのでしょう。
でも、それを認めたくないので、周囲の好評価の声を聞くことで
失敗感を打ち消したがっている。
ウソでもいいから「いいね」って言ってもらいたい様子がアリアリ。
でも、俺は絶対に言わない。(笑)
間違えちゃったんでしょ。最初に見た時、誰かと思ったよ。
失礼ね。どこが、おかしいっていうのよ?
どこが?っていうより、本物のおばさんになった
そんなこと、ないでしょ。ほら、このへんいい感じでしょ?
い~や、どこを見てもおばさん。
お前さぁ、やっぱりショートでセットだけのほうが良いって。
そんなことないわよ。
いや、絶対に失敗。
絶望的な評価を得たカミサンは、
もぉっっ!!
おばさんに見えるのは貴方が家事に非協力的で
ストレスが溜まってるからよ。
もういいッ、頭に来た! 頭、洗ってくる!
そう言って洗面所に向かい、本当に頭を洗い始めた。(笑)
こういう時のカミサンは楽しい。
納得いかないのか、夜になって子供たちが帰ってくるたび,
懲りずに反応を確かめていた。
どう? どう? どう?
三人に訊いても欲しい答えが返ってこない。
カワイソウなカミサン。
そして、一昨日の夜。
どうしても気分転換を“成功”に導きたいカミサンは、
職場じゃ評判いいのよね。やっぱり、パーマ掛けて良かったのよ。
そう思わない?
もう四日も経ったというのに、まだ気にしているご様子。
そもそも、職場の人に良いって言われたら、それでいいじゃん。
同意を求めなくても・・・と、思うのだが、
家族が評価を変えない限り、本人的には“成功”と
ならないのだろう。(笑)
ならば・・・と、マジな顔して言ってあげた。
所詮、他人の髪型なんて自分のことのように気にしないよ。
だから、職場の人の反応にはお世辞も入るのサ。
やっぱり、お前はショートの方がキレイだよ。
結局、四六時中見ている人にしか、真実は分からないってこと。
カミサンの表情が一気に変化した。極めて嬉しそう。
そうよね。そうなんだよね。
こういう時のカミサンは更に楽しい。
が、
接している時間は、職場の人たちの方が圧倒的に多いこと、
それと、何よりも・・・
目の前の詐欺師の存在にカミサンは一向に気付いていない。(笑)
栗城くんがダウラギリ登頂に成功した。
18日の行動は・・・
■01:00 *7,238m
C3を出発。気温マイナス20度、風速20m。
※C=キャンプ
4,700m地点のスタッフ常駐ベースキャンプ(BC)から
7,238mのC3まで4箇所に設営。
C3は、登頂アタックに向かう最終のテント設営地点。
C1から上は、食料など必要な全てのモノを登頂者が荷揚げする。
単独登頂ゆえ、栗城くんは一人で運ぶことになります。
■06:00 *7,600m
低酸素状況からか、目の前がかすみ始める。
・膝まで沈む雪をラッセルして登り続ける。
■08:00 *7,733m
・目がかすむ状況がひどければ、撤退も選択することを確認。
■10:00 *7,844m
■12:00 *8,000m
■13:50 *8,100m
頂上の稜線上に出る。気温マイナス18度、強風。
■14:00 *8,167m
登頂成功。頂上で号泣。気温マイナス15度、快晴無風。
が、陽が落ちる時間を考慮し、直ぐに下山行動。
一気にC1(5,800m)まで下りる計画。
■20:00 *7,238m
C3に到着。気温マイナス10度、微風。
「体力低下で歩く力が残っていない」とBCに連絡。
C3で一旦休息して体力を回復した後、翌朝に再出発
する行動に計画を変更。
しかし、
最終アタックの為に設営されたC3は、(荷揚げの軽量化により)
テントの材質が薄くて寒さをしのげず。
更に、湯を沸かすガスボンべの容量も少なく、却って体力を
失うとの判断から、そのままC2まで下りることに再変更。
・夜間の下山。
途中で滑落するが幸いにも顔に擦過傷を負っただけですむ。
が、体調は低下し、嘔吐しながら山を下りる。
■23:00 *6,700m
C2に無事到着。気温マイナス10度、快晴無風(満天の星空)。
「もうパワーが残っていない」とBCに連絡。
凄い。
氷点下20度、風速20メートルの風と闘いながら、
1/3の酸素しか得られない高地で、生身(なまみ)の身体が
急傾斜する氷と雪の世界をひたすら前に進む。
22時間ぶっ通しで、登って、下りた2,396m。
ただ、ただ、凄い。
栗城くんが号泣した登頂のその時、
頂上は快晴無風だったらしい。それが自分のことのように嬉しい。
何にも変えがたく素晴らしい景色だっただろう、と思う。
満天の星空の下で休息する栗城くんに “オメデトウ!”
そして、最後まで無事に下りてきて欲しい。
本当に凄い青年です。
「感動」・・・他に言葉無し。
昼休み、12:30。
『ナマステ!』の声でスタート。
世界で七番目に高い山。
ヒマラヤ山脈、ダウラギリ(8,167m)からのネット配信。
アルピニスト栗城史多(くりき・のぶかず)くんから
登はん途中のリアルタイム映像が届いた。
酸素密度は地上の1/2。
雪崩(なだれ)多発、雪に隠れたクレバスだらけの地点、
高度6,530メートルからの30分間の生中継です。
凄いッ!!
遠く離れているのにライブ感、共有感がある。
空、雪、山、といった背景。
ベースキャンプとの交信、風の音、息使い、といった音声。
目にしている画面や音声はアップ済みのコンテンツと同じようでも、
やっぱり録画映像とは何かが違う。
どうしてもこれが見たくて・・・というか、
ただ、ただ、共感し、応援したくて、“追っかけ”のように
躊躇(ちゅうちょ)無く 「yahoo!ファンクラブ」に入ってしまった。(笑)
でも、良かった。
栗城くんから発せられる「元気の素」で
充分、活力を頂きました。
中継の最後、せっかく登ったところを栗城くんはスキーで滑降した。
経由キャンプに機材を置いて、再び登り始めるためです。
いよいよ真のアタック。18日にはダウラギリのてっぺんに
単独・無酸素で登頂する予定。
成功し、無事に下山できますように。
あぁ、ドキドキする。
東京で生まれ、ゴミゴミとした下町で育った反動からか
谷津田とか里の風景が好きである。
とは言いながら、田舎暮らしをしたことは無い訳で、
そんな自分に大変な農作業の苦しさなど分かるはずがない。
故に極めてミーハー的であり、日々リアルな生活を送られている
方々に申し訳無いとは思うのだが、それでもやっぱり
里山の匂いとか風景には癒される。
カミサンと棚田を観に行ってきました。
外房の鴨川にある「大山千枚田」という棚田です。
連休前、ネットを飛び跳ねているうちに、同じ千葉県内に
素晴らしい里の風景があることを知り、
どうしても観たくなったのです。
事前にGoogle Earthで周辺を眺めてみたところ、
曲線を描く田んぼが画面上では幾つも連なっていた。
その量たるや、関連HPで知った田んぼの数(375枚)どころじゃ
ないように見える。現地に行って分かったが、確かに周辺の
地域は棚田だらけ。車でどこを走っても綺麗な景色が連続していた。
「大山千枚田」とは、幾つもある棚田の中で限定された場所の
呼称のようです。
本格的な棚田を目にしたのは初めて。
本当に素晴らしい“画”が目の前にありました。
今は田植えが終わったばかりなので、張られた水に
いろいろな景色が映りこむ。加えて、時間の経過に伴い
陽光の色が変化して水面の様子も変わるのです。
景観を楽しみながら夕方まで3時間ほど滞在したが、
田んぼだけでなく、山全体の緑色の変化が実に美しい。
時間が許す限り眺めていたい気分だった。
写真愛好家の人たちが夕方から集まってきて
皆さん、三脚に付けたカメラのレンズを下に向けていた。
どうやら土曜日は丁度満月の日だったようで、
水面に写る有名な「田毎(たごと)の月」を月光だけで
撮影するらしい。きっと綺麗だろうなぁ。
勉強して来年は挑戦してみたいものです。
そう、そう。
「田毎の月」って、千枚の田んぼ全てに月が映るものと
思っていた人間が同行者に約一名おりました。
相変わらずのボケぶりに感心。(笑)
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写真をアップしています。
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『房総鴨川・大山千枚田』をクリックしてご覧になってみてください。
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※BGM付きです。音量にご注意下さい。