遺言代わりに書き留めています。 自分と自分の周りのこと・・・
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通勤電車の中吊りで実に幼稚なポスターを目にした。
感じたことを少し書いてみます。
写真が撮れなかったので、
そのポスターに表記されていたコピーを並べてみると・・・
(大きな文字で)
東京ドームの巨人戦
ナイターついに解禁。
巨人軍は、
2位じゃダメなんです。
あくまでもトップを目指す人は→
(これに続いて東京ドームの巨人戦ナイター予定が案内され)
(最下部に小さな文字で)
東京ドームの巨人戦は「節電」に努めます。
職場やご家庭の電気を「オフ」にして、皆様でご来場ください
という構成の宣伝告知ポスターです。
・
まず、
“ あくまでもトップを目指す人は → ”
という、このコピーを巨人戦観戦に無理やり関連付けて
いること自体稚拙だが、目をひかれたのは当然ながら
“ 2位じゃダメなんです ”
の部分。
『2位じゃダメなんですか!?』
事業仕分けの際の有名なあのフレーズを使い、
件(くだん)の節電対応のやりとりとつなげて
「お前の言うことなんか聞かないよ」 と
反攻しつつ、上手い宣伝文句をつけたとでも思っているんだろうか?
多分、トップのお墨付き、いや、もしかしたらトップ直々の
指示に基づいたキャッチコピーの採用?
仮に制作サイドのクライアントに対するヨイショで
ことが進んだものだとしても、公に掲示されている以上、
内容確認は出稿側も関知しているはず。
その前提で感じたことを言わせてもらうなら・・・
実にくだらない。
まるで子供のようだ。
当時、世間の多くが納得していた節電協力の動きを感じとることなく
自己本位の考えを主張していた大新聞です。
その後、諸施策をひねり出してナイター開催時の節電を
実現させたはずなのに、今更こんなキャッチをつけたところで
いったい何の意味がある?
反目していたのなら、
少なくとも身内の宣伝に相手を利用するなと言いたい。
やるならば自分の新聞を1ページ全面使って掲載するぐらいの
気骨、気概が必要だろう。
それがジャーナリズムの真髄だと思うのだが、
この大新聞様はそうでないらしい。
思えば、
この大新聞は自身が関わるスポーツに対して
あまりに商売に走り過ぎてはいないか?
サッカーもしかり。
地域振興を基本とするJリーグ構想に反して
チーム名に企業名を入れるよう主張し、
認めなければリーグを脱退すると脅しをかける。
それだけじゃない。
プロ化して間もない頃、技術、実力が到底見合わないのに
1億円以上の年俸を多くのプレーヤーにばらまき、
リーグ全体に悪しき影響を与えたのもこの大新聞だった。
そして、法外な報酬を大盤振る舞いした結果、採算が取れなくなって
手放し、喧嘩を売った相手(Jリーグ)の支援を受けることになった。
スポーツの純粋な部分を軽視しているというか、
そもそも関わっちゃいけない人たちなんだと思う。
東京ドームの巨人戦
ナイターついに解禁。
大丈夫。
ファールボール、
ちゃんと見えてます!
これぐらいの余裕を見せるほうが
大人だと思うんですけどね。(笑)
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