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Goro・とおく

遺言代わりに書き留めています。 自分と自分の周りのこと・・・

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花嫁の父・雑感

先週の土曜日、長女が挙式。
すでに昨年12月に入籍も済ませ、新居に移って半年経つが
やっぱりこれが節目なんだろうと思う。
私は“花嫁の父”になりました。(笑)

暑く、そして、熱く、多くの水分が流出した日。
その大半は汗でしたが、少し多目の涙も含みます。

   ・

目白台のカテドラル大聖堂で式を挙げ、
道を挟んだ向かい側の椿山荘で披露宴を開きました。

   ・

椿山荘でモーニングに着替え、控え室で待っていると
準備を整えたウェディングドレス姿の娘が入ってきた。

  うわっ、綺麗

本気で驚いた。
親の身びいきから言うわけでもなく、
本当に綺麗な花嫁だったと思います。

   ・

カテドラル大聖堂に場所を移し、バージンロードの前に立つ。
28年前にカミサンと退場した紅い絨毯の上を今度は娘と入場する。

  こんな感じに娘と腕を組んで歩くのは初めてだなぁ・・・

そんなことをしみじみ思いながら祭壇に進む。
娘は隣で泣いていた。

果たして父親は、

  友絵、この日を迎えられて良かったよなぁ

そんな、祝福する気持ちのほうが勝っていたような気がする。

   ・

無事に式を終え、椿山荘に戻る。
親族や友人との写真撮影の後、ブーケトス。
そして、披露宴。

   ・

二日後は私の誕生日。
サプライズで二人からプレゼントを頂き、
更に私のケーキにはメッセージプレート付き。
ありがとさん。

   ・

凝った作りのスライドショーが二回。
一回目は新郎・新婦の生い立ちからここに至るまでの紹介、
二回目は「お父さん、お母さんへ」とタイトルが付けられた
双方の両親に向けた構成。

お決まりのコースとは言え、あれ、反則だよなぁ。
写真で想い出させておいて、
続けざまに娘から両親への手紙と花束贈呈ですよ。(笑)

   ・
   ・
   ・

長女が反抗期の頃はよく叱った。

友人・知人に対しては違っていたかもしれないが、
娘は生活節度が緩いというか、例えば、親との決め事を間単に
流すようなタイプだった。
人の注意は聞き入れないが、そのくせ、自分にも甘い。
父親そっくりのいい加減な性格。それは忠実に継承していた。(笑)
放っておけば自ら失敗するだろうし、身内はともかく
他人に嫌な思いをさせることになるかもしれない。
そうならぬよう、社会のモラルを教えるのは親の仕事。
だから、甘いところは厳しく叱った。

自分の分身であるから、娘の行動は簡単に予測できる。
結果が見えてしまうから、口を出す。
ところが、その場では『分かった』とは言うもののそのとおりに行動しない。
約束は反故(ほご)にされるどころか、同じことを二度、三度繰り返す。
そして、また、私が強く当たる。

けれど、自分と同類の父親から高圧的に出てくる忠告など
反抗期の少女が素直に聞くはずは無いのです。
その結果、ぶつかる。
何度か思いっきり手も上げたし、それが『暴力』と受け取められ、
ひどく軽蔑された時もあった。
あの頃、娘は私のことを心底大嫌いだったはずです。

   ・

その娘が手紙を読み上げている。

   ・

自分は父親の性格と似ている。
反抗するだけで忠告を素直に聞き入れようとしなかった。
でも、今、仕事と家事を続ける毎日の生活の中で、
叱られた意味がやっと分かってきた。
同じように、共働きである母親のたいへんな苦労も
実際に暮らし始めてようやく実感できた。
お父さん、お母さん、ありがとう

   ・

こんな内容の手紙を読まれて熱くならない両親はいないだろう。
結局、“花嫁の父”は泣きましたよ。
花束をもらった時、自然に娘の手を握り締めていたものなぁ。
   
   ・
   ・

料理は作れるのか?
家計を回せるのか?
そもそも結婚式の準備が上手く出来るのか?

不安はたくさんあったのです。
でも、予想以上に頑張っている最近の娘を見て、ちょっと見直していた。
手紙の内容も決して付け焼刃ではない、
正直な実感が込められていたように思えた。


お前の父親で良かったよ。
二人でガンバレ。

そう言ってあげたい日になりました。

・・・恥ずかしくて言えないけどね。(笑)
 

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無題

・酉年の6月生まれⅡ号さん

ありがとうございます。
何かと楽しい日々が続いていますが、
歳を重ねると、ある時期、このように
各種のご褒美が頂けるようです。
もろもろ含めて「歳の功」ですよ。(笑)

DNA

この度は誠におめでとうございます。

トモちゃんはご両親から、いろいろなことを受け継がれ、ご両親と同じ場所から、その日をスタートされましたね。

たっちゃんはご両親から、いろいろなことを受け継がれ、やはりお父さんと同じ場所から、その日をスタートされる予定ですね。

さて、カオちゃんは、ご両親から、どんなDNAを受け継がれるのでしょう!?

頼もしく、頼りなく…嬉しくて、寂しくて…
新しいギターでまた一曲…。
まだまだ楽しみがたくさんですね!

おめでとうございます!

無題

本当に本当におめでとうございます。
自分の父親も1年前は同じような心境だったのかなぁ~なんて、心がジィ~ンと温かくなりながら拝見させて頂きました。
また機会があったら、お写真とかみせて下さい。

Re:無題

・なでしこさん

ありがとうございます。
こんな時が何回もあるワケではなく、貴重な一日でした。
結果から言うと自分には「嬉しい日」。
なでしこさんのお父さんにはどんな日だったんでしょうかね?

無題

・myoさん

ありがとうございます。
娘を持つ父親だけが経験できる一日は、
佳き日でございました。
ほら、ほら、myoさんも近いですよぉ。(笑)

無題

おめでとうございます。
ちょっとウルっと来ております。

そう遠くないうちに、うちにも同じような自体が起こるのではないかとも思います。
うーむ、、、

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50歳を迎えた節目の記念にオリジナルギターを作りました。ルシアー(ギター製作家)は平光泰典さんです。
平光さんはクラシックギターの製作家として高名な一柳一雄氏に師事。独立され、現在は鉄弦(アコースティックギター)の世界に転じていらっしゃいます。私のような素人の下手っぴーがオーダーするなど失礼なことと思いましたが、快く引き受けてくださいました。

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