遺言代わりに書き留めています。 自分と自分の周りのこと・・・
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
本当にこれだけで良いのか?(笑)
社会人ルーキーである長男は、
毎朝、玄関の張り紙をチェックしてから家を出ます。
・
昨年の就活シーズンの際に書きましたが、
複数の選択肢を持っていた中で、
長男は、何故か私の勤務先に入社することを決めてしまいました。
たいへんな就職難の時代です。
職に就いたことを単純に喜びながら、反面、
私の普段の生活に会社の空気が充満することも気になりました。
何しろ、どちらかが会社を辞めるまで
四六時中同僚が近くにいるわけです。
私は、会社“命!”・・・ という人ではありませんし、
これはちょっと辛いのです。(笑)
で、いざ毎日が始まってみると、
当初の想像以上に気にしてしまう自分がいることに気付きます。
想像以上になったのは、同僚であり、且つ、
やはり、それ以上に父親であるからでしょう。
そして、昨日はとても気になる日でした。
先週までの集合研修期間を終え、
昨日は各人の仮配置部門が決まる日だったのです。
ドラフト会議の結果を待つ野球選手の心境と同じで、
この日、同期入社の誰もがドキドキしながら運命の宣告を受けます。
「仮」 とはいいながら、6月1日の正式配属先が動くことはありません。
よって、ルーキーにしてみれば極めて重大なことなので、
本人の意志を確認する機会も事前に設けられます。
100%叶う訳ではありませんが、
そこで希望を申告することができます。
実は、その時のやりとりを聞いてちょっと心配していました。
と、言うのも
その場では第一希望だけ返答すれば良いものを、
『第二希望はありますか?』 という人事担当者の質問に
本人は第二希望の事業部門を加えてしまったようなのです。
志望時と入社後で興味を惹かれる事業部門が変化することは
不思議ではありません。実際、本人の志望は変わっていました。
ところが本人は、
志望時に言ったことを簡単に翻すのはいけないことなのでは?
そう考えてしまったようなのです。
正直者というか、融通が利かないというか、律儀というか、
結局、父親と違って真面目なんですね。(笑)
その話を聞いて嫌な予感を覚えたのですが、
案の定、第二希望の事業部門に仮配置されてしまったようです。
本人は、正直落ち込んでおりました。
・
31年前、
同じように自分も第一希望の部門には配置されませんでした。
分かった瞬間、当時の自分も同じように落ち込みましたが、
それでやる気を失うこともありませんでした。
そもそも、ルーキーの時は毎日、毎日、覚えることばかりで
他に気を回す余裕なんて無いし、
そうしているうちに仕事が段々面白くなってきちゃうのです。
・
肝心なのは 「配置先」 じゃなくて
仕事を通じて自分を磨いていくことだよ。
そうじゃなきゃ、仕事は面白くない。
今は何もわからないんだから、
目の前のことを一生懸命やり続ければ良いのさ。
『結果的に第一希望じゃないところに配置されて良かった』
俺がそう感じたように、後年、お前もそうなるから安心しろ。
長男にはそんなことを伝えたくて、
昨日は寝る前に二人で暫く会社の話をした。
「まぁ、今日だけは落ち込ませてよ」
部屋に戻る間際、苦笑いしながら長男が言った
このセリフについ笑ってしまったのだが、
会社の空気を常にまとわっているにしても、
こういう “社内会議” 自体は結構面白いかも? と、思えてきた。(笑)
COMMENT