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Goro・とおく

遺言代わりに書き留めています。 自分と自分の周りのこと・・・

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知床の夕陽を浴びて

ドキドキしていた。でも、それは僕ではなく父さんの方だった。
父さん、いったい何を緊張しているの?

自分の息子が‘黒板純’だったら、‘黒板五郎’である私を見てきっとこう
言ったに違いない。(笑)

予定どおり25~26日で、知床まで一泊の弾丸ツアーに行ってきた。
今回は長男の達也と二人連れ。目的は流氷を観ること、というよりも
流氷を観せること。とにかく観せたかったのです。そのわりには
行く前から結構緊張していて、“二人きりになったら果たして会話が
成り立つのだろうか?”とか、“ずっと気を遣って楽しめないかも?”とか、
何故か心配をしている自分がいた。

実は(声を掛けた時はもともと)誘っても達也の方が嫌がるだろうと踏んで
いたのが、躊躇なく「行く」と答えられてしまい、逆に自分の方が慌てて
しまったのです。(笑)

子供たちが成長して各人が忙しくなり、かつて恒例だった家族旅行も
数年前に途絶えてしまった。それで(今では普通の事となったが)止むを得ず
カミサンと二人っきりで旅行することになった時があって、その時も今回と
同様の心配をしている自分がいた。不思議なものです。普段は普通に会話
しているワケだし、子供が出来る前は仲良く旅行していたのに、(その時は)
二人だけの世界に入ると思うと何故か構えてしまっていた。恥ずかしいのかなぁ、
自分でもよく分かりません。

で、今回も緊張感に包まれて出発。(笑)

夏に北海道に行く時は台風に邪魔されることが多いのに、冬は逆。
前回同様に今回も「晴れ!」です。大雪山や日高山脈まで、雪をかぶった
山々が機上から綺麗に見える。ホントに美しい! 女満別空港についたのが
10時。それほど寒くない。レンタカーでウトロ(知床)に向けて走り出す。
途中、網走の街を抜けて行く時、二十四年前の新婚旅行の想い出話をした。
前日に食べた蟹のせいでカミサンが全身に「じんましん」を発症し、ここ網走の
病院の世話になったこと。その後、行く先々で自分が二人分の蟹をイヤに
なるくらい食べ続けたこと、宿泊した網走湖畔のホテルの担当仲居の名前を
何故か今でも良く覚えていて、それが「トミ子」だったことなどなど、くだらない
話で笑いまくった。達也はその頃の両親の様子に興味が湧くらしくいろいろと
訊いてくる。なので“お前のお母さんは若い頃はこういう人だった”と、目一杯
けなしてあげた。いや、いや、逆説的にホメテあげた。(笑) 

網走を抜けるとオホーツク海が目に入ってくる。ところが流氷は見えない。
今年は知床側から接岸していると知ってはいたが、このポイントで見えない
流氷に少し不安がよぎる。天気はいいけれど肝心の流氷が無かったら
どうしよう・・・。けれど、斜里→ウトロと進んでも海の風景は全く変わらず。
岸に流氷はあるが、遥か拡がっているのは大海原。ちょっと残念。

それでも流氷ウォークは出来ました。混んでいたようで、予約の時間を後ろに
ずらされたが、これが良かったみたい。参加者が4人だけになってゆっくり
楽しめたし、丁度、陽が沈み始める時間帯で、夕陽を浴びた流氷は違った趣が
あってこれもまた印象的だった。マイナス1.5度の海に入って海中を覗いたり、
流氷を渡り歩いたり、1時間半くらい遊んだ。(一面の氷世界がメモリされている
自分には)流氷が物足りなくて心配したけれど、達也は十分楽しめたらしい。

060301_01.jpg

常宿にしているホテルも、かつてなく良い部屋が取れてラッキーだったし、
北海道内No.1と言われる夕食バイキングも二人ともたらふく食べた。
食事中に周りを見やると我々のような組み合わせの客はおらず、自分には
それが何かスペシャルな状況に思えてちょっと誇らしくもあった。
流氷は確かに少なかったけれど連れて来た甲斐があったなぁと、とても嬉しく
感じられた。自分の気持ちは、恋人と初めての旅行をしている感じに近かった
ようにも思える。(笑)

屋外イベントを楽しみ、日が変わろうかという時間帯に揃って風呂に行った。
この旅行、自分は達也といろいろ話したいことがあり、『露天風呂に入った
時にでもじっくり・・・』と企み、楽しみにしていた。だから「一人で入ってくるよ」
なんてアッサリ言われたらどうしよう?と危ぶんでいたのだが、達也の方から
「風呂行く?」って訊いてきた時は正直ホッとした。(笑)

真っ暗なオホーツクの海を目の前にして露天風呂に並んでつかる。

家庭での達也は風呂の入り方があっさり目。あっというまに『もう出る』なんて
言われぬよう、そんな間の悪いことにだけはならぬよう、正直に言って
おきたいことだけ先に伝えた。

「達也さぁ、俺がお前の年頃だったら絶対に親父と二人で旅行になんか
行かないよ。お前はスゴイな。立派だと思うよ」

さらに、

「寒いのもキライなはずなのになんで一緒に来ようと思ったの?」

と、問うてみた。すると、ちょっと考えたようだったが間をおいて

「暇だったから・・・」

こう答えてきた。ストレートに感じてしまえば失望するコメントかもしれない。
でも、自分にはこの答えが心地よかった。自分に置き換えて想像すれば、
この知床の風呂で親父から同じことを言われたら、同様に返すだろう。
息子は父親に対して常に反発心を持ち続けているはず。そうじゃなきゃ
おかしい。そんな対象に従順な向き方を見せることはしない。だから父親も
空気のように受け止めてあげればいいのです。

「ははっ。そうだよなぁ」

そう言って終わらせた。案の定、直後に「先に出るね」と言って達也は露天
風呂を出て行った。私は一人置かれてしまい、(企てていた)「恋」の話や
将来の夢、人生観、はたまた“結婚の相手は水野美紀みたいな娘にしてね”
とか、“老後の面倒はみてね”というお願いまで、一切触れることも
できなかったがそれは野暮というもの。次回の楽しみにしておきましょ。

帰りの空港でお土産を購入した。達也は前日の行きがけに祖母から餞別を
もらっていたようで「おばあちゃんには何がいいかな?」と私に訊いてきた。
その時私は「適当なものが見当たらないから船橋に帰ってから買えば?」と
答えたのだが、後で考えるとそれはとても恥ずかしい応答だった。結局
達也のバッグの中には卓球部の部員へのお土産と共に、祖母へのお土産も
しっかり入っていたのです。当地で手に入れてこそお土産。達也は自分で
相応しいものを探して購入していた。他人に気を回せているのが感じられて
嬉しかったし、しかも、達也自身のお土産は?と探ってみたら、帰路立ち寄った
網走監獄で購入した「網走刑務所産馬鈴薯」使用の限定ポテトチップス1袋のみ。
これは知床に行く前から『絶対にゲットしたい』って言ってたやつだ。
でも、これっておやつじゃん。(笑) 他人用は分かったけど自分の分は
ホントに無くてもいいの!? やっぱり偉いよお前は。(笑)

親父は完敗!です。


話したいことの半分も満たされなかったけれど、確実に充実感を得られた
二日間。逆光で上手くは撮れていないが、お気に入りになった写真がある。

060301_02.jpg


眺めるだけで楽しいし、嬉しくなる。
少なくとも自分には想い出の一枚になりました。


あの知床の夕陽は忘れられないなぁ。 


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チキンラーメンは誰の物?

下の写真は言わずと知れたチキンラーメンである。袋だけで中身は入っていない。 

060223_01.jpg

数日前に撮ったものである。これでひと悶着があった。

その日は飲んで帰った日で、小腹(こばら)がすいていて何か食べるものは無いかとキッチンを
探っていた。

おっ、発見! チキンラーメンがあるじゃない。ラッキー!

毎日食べたいとは思わないけれど、チキンラーメンって、時々無性に食べたくなりますよね。
飲んだ後はこれがまた、とっても美味しいのです。あっという間に平らげてテレビを見ていたら、
帰ってきた長女がキッチンで何か探している。

娘:ここにあったチキンラーメンしらない?
父:食べたよ
娘:何でワタシのラーメン食べたのよ!
父:なんでお前のなの?知らないよ、そんなの
娘:袋に名前が書いてあったでしょ!
父:ウソつけぇ~!?書いてなかったよ

こう言ってゴミ箱に捨てた袋を出してみた。よく見たら“ともえ”って書いてあるワ。

あっれ~!? やばッ・・・。

娘:信じられない!
父:いいじゃないの、ラーメンぐらい
娘:弁償してよ!
父:弁償!? そんなこと言うなら、今までお前が食べた俺のデザート全部返せ!
娘:知らないわよ、そんなの
父:知らないとは言わせないぞ!だいたい、主張の仕方が弱いんだよ
娘:ちゃんと名前が書いてあるじゃない
父:綺麗に収まっているからデザインに見えて気付かないだろ、これじゃ
娘:何言ってんの! 最低!
父:これからはもっとハッキリ、大きく、たくさん、全体に書け!甘いんだよ、お前は。
  サイン程度じゃダメッ!

と、ロジック無し、威圧だけの逆ギレ親父が勝利したのであるが、我が家ではこのような弱肉強食の
場面が幾度となく繰りひろげられている。かつて、ワタシのデザートが冷蔵庫内から行方不明になる
のは決して珍しいことではなかった。帰宅してニコニコしながら冷蔵庫を開けたのに目指すものが
見えず、ゴミ箱にモンブランやティラミスの“亡骸(なきがら)”を発見した時の悲しさ、怒り、虚しさ・・・。
そんな痛い目に何回も遭っている。犯人は複数で、だいたい長女が多いのであるが、長男、二女、
カミサンも。要するに全員にやられているのである。買ってきた時にすぐ食べればいいのに、美味しい
ものは後にとっておくという性格が災いとなる。そこで、最近では所有権を主張するため、商品にでか
でかと“としゆき”と万遍なく名前を書き込むことにしている。例えば、こんな感じ。

 060223_02.jpg

この無法地帯では、このように『耳なし芳一』状態に仕立て上げないと極めて危険。さすがにこの
レベルにしておけば大丈夫なのだが、反面、つまらなくもある。こんな馬鹿げたバトルも、実は
とても楽しんでいる自分がいたりするのです。(笑)

ともえちゃん。チキンラーメンよりも君に食べられた私のデザートの方が高いのだよ。
これぐらい我慢しなさい。



岡崎朋美さんの笑顔

トリノオリンピック、女子スピードスケート500Mの岡崎朋美さん、惜しかったですね。0.05秒の差で
メダルを逃した訳だけれど、これは距離にするとたった65センチぐらいのことらしい。残念、残念。
テレビで観たけれど、あの人のトレーニング風景には感動します。競技に対する取組姿勢、気持ちの
出し方も含め、私の好きなタイプのアスリート。ストイックなのに明るいのがいいなぁ。特にあの笑顔。

スポーツライターの増島みどりさんが東京中日スポーツ新聞のコラム「心の旅」で、この岡崎さんに
ついて触れていた。目にとまったテキストがあったので忘れない内に感想を書いてしまおう。

それは岡崎さんの言葉。

「(オリンピック出場)4回なんて私が一番驚いています。私は不器用なのが才能じゃないかって最近
思うんです。失敗をたくさんするから競技に飽きない。達成したはずがすぐに次が見えるんですよね」

   “不器用が才能”

素晴らしい言葉だなぁ、これ。

単純に言い換えれば、「上手く(強く)なるには練習するしかない」ってことですよね。練習すれば
練習するほど足りない部分が見えてくる。心・技・体、アスリートの究極ポイントに向かって自分を
高めていく人間の美しさを感じます。あの橋本聖子さんと同じチームに所属していて、当時全盛期の
橋本さんについて行く為、岡崎さんはいつも泣きながら練習していたらしい。今、彼女が見せるあの
笑顔は、自分を向上させる中で発見した本人だけが味わえる楽しさそのもの。人に見せる為ではなく、
納得できるまで追い込んだ自分を確信できている表れ・・・そう思えるほどいい表情です。

取組対象も違うし、もちろん岡崎さんのように高いレベルでもないけれど、これってギターの練習
にも繋がりそうだ。一歩、一歩、確実に自分を向上させる意志を持ち続けるのが大事ってことです。
やっぱり何をやるにも自分なりの究極を求めることが必要なんだ。

忙しくなったり、いろいろことで精神的スランプに陥ったり、このところの自分は気持ちが落ちっぱなし。
ダメですね、これじゃ。

まずはギターで切っ掛け作って調子を上げよう。練習に没頭しているうちに自然と笑えるように
なるかもしれない。

岡崎さんを見習って気合入れ直し! 練習、練習。




やりなおし

落ち込むなァ・・・。

気遣いが足りず、いや、そうじゃなくて
そこに悪い結果が有り得ることも予測できたはずなのに・・・。

立ち止まらず行動してしまった自分が許し難い。
「先を読める方だ」などと自覚している自分がとっても醜い。

何で肝心な時に自分から悪い方に転ぶワケ?

結局、自制心が全く足りないってこと
人間が出来ていないってこと
どうしようもないってこと
そこに弱っている“人”がいたということ
少なからず人を傷つけてしまったこと・・・。


結局、自分本位なんだよなァ。


で、振り出しに戻るのデス。


もう一回人間やり直し。

いつまでたってもやり直し。




秩序は自分でつくるもの

倫理感の欠如から発生する企業の不祥事や不始末が、最近は本当に多いですね。ヒナ壇に
ズラッと並んだ経営側の人達が深々と頭を下げる・・・というテレビから流れるあのお決まりの画。
珍しくもなくなってきちゃいました。コンプライアンス(≒法令遵守)という言葉も一般的な名詞に
なっているけれど、これは何も企業に限ったことではなく、個人にも同様のことかと思います。

カミサンが保育士をしているので、福祉関係の救済措置を悪用していると思われる現実を山ほど
耳にしている。世の中には宜しくない人が多すぎますね。

保育に欠ける状態にある児童を保護者の代わりに保育するのが保育園。ということは、親は日中
働いている訳でしょ。なのに、ある母親はひと月に数千円(なんと片手以内!)程度の支払証明で
子供をあずけているらしい。そんな金額で確たる労働状況があるとは思えない。その人にとって、
昼間は自分の好きなことをして過ごすフリータイムなのでしょう。その為に子どもを保育園にあずけて
いるのである。自分の遊び時間を確保するべく公的な福祉を利用し、子供の保育を放棄する・・・。
挙句、病気だろうと何だろうと平気であずけ入れる。子どもが熱を出したのでお迎えしてもらうよう
連絡しても、イエデン・ケータイどっちにも出ず(こういう人に限って)夕方BMWに乗って悠々と
お迎えにいらっしゃったりするらしい。可哀そうなのは本当に保育に欠けている状況の人がワリを
食うこと。こういうのって、もう絶対に許せない。かと思えば、内縁関係で確実に世帯が構築されて
いるというのに、法的には母子家庭状態を続けて保育料を免除されているなんてのは、今や珍しくも
ないようです。いつからこんなひどい人たちが増えちゃったのかな? 

子どもも可哀そうですよ。こういった人たちの子どもの素行はというと、カミサン曰く、たいがいは
「推して知るべし。私たちが代わりに育てているようなものよ」子どもは親を見て育つということです。
結局そこに尽きるのでしょう。

“秩序”っていう言葉のニュアンスが好きです。「社会の諸要素が相互に一定の関係・規則によって
結びつき、調和を保っている状態」という意味合い。 “秩序”というとガチガチに縛られた状態を想像
しがちだけれども、実は違うように思う。助け合う、補填しあう、支えあう。何も言わなくてもそんな風に
出来上がっていく、人間性豊かに正直に形成される世界を私はイメージします。

社会の一員として生活する以上、秩序の中に身を置くのは当然のこと。子どもにそれを教えられる
のはやっばり親。自分の子ども達はもう大きくなっていますが、どこまで行っても教え続けることに
なるのでしょう。秩序は個人が常に倫理観をもってみんなで作るもの。それには背中で物言える
くらいの自分であり続けないといけませんね。



けど、これがだらしない親なんだよなぁ・・・。




大事にしないとね

広いスペースの中、そこだけが重い空気に包まれている。こぶりのガラス瓶を手に取り、物憂い
表情でラベルを凝視している賢妻がいた。私はおもむろに彼女と向き合い、じっと瞳を見つめたあと、
彼女が掛けているメガネのフレームに手を伸ばす。優しく触れた瞬間、急にいとおしくなりキスをした

・・はずがない。(笑)場所はイトーヨーカ堂で、こぶりのガラス瓶は桃屋の「ザーサイ」の瓶である。

何をするかと言うと、鼻の先の方までメガネをずり下げてあげるのである。“横山やすし”、古くは
“大村昆”の状態にしてあげる、と表現すれば分かりやすいでしょうか。でも、何故? 

このところ、カミサンは老眼が結構進んでいるらしく、商品の品書きの文字が読みずらいようです。
というよりも、全く読めないらしい。年齢的には早めに始まってしまったみたいで、少しカワイソウ。

近視でメガネを使う老眼の人に特徴的な「メガネをずらす」という微笑ましい動作がありますよね。
視点をレンズから外すことで近くの文字や物が見やすくなる訳ですが、私は気を利かし、日頃の
罪滅ぼしに・・・とすすんでお手伝いしてあげているだけなのに、彼女にとってはかなりの屈辱らしく、
「やめてよ!」と私の手を払いのけて本気で怒るのである。当たり前か。(笑) カミサンはずっと
コンタクトレンズを装用しているが、このような不便(ズラせない)が生じるために最近はメガネに
変えていることが多い。

眼が悪いというのは不便なものです。私は使い捨てのソフトコンタクトレンズを装着していますが、
近視の矯正は中学一年から始まりました。どんどん進んで、今の視力は両眼共に“0.03”程度。
強度の近視なので矯正しないと生活できない。その分老眼の始まりは遅いらしく、同い歳の会社の
同僚が・・・「ウソ!? 信じられない。お前ホントにそれ読めるの?」と驚くほど、小さなExcelの
文字も楽勝で読める。それだっていつかは確実に老眼になるのであり、そうなったらカミサンをいじる
訳にもいかなくなってしまう。以前、ギタリストの中川イサトさんがライヴのMCで、ギターネックの
上側に入っているポジションマークが見えなくなってきたので特別に大きくしてもらった、ということを
仰っていた。自分にもそういう場面が直ぐにやってくるのでしょう。正直、余り嬉しく無い。(笑)

考えてみると、もう30年間も毎朝コンタクトレンズを装着している訳です。(30年×365日×2個=)
21,900回も眼にレンズを入れてきたのです。こりゃ凄いことだなぁと思う。でも、最近は付けっぱなしで
寝てしまう事が多くなってきた。疲れてウトウトしている内にとり忘れるのだが、最長3日間連続装用
しても平気だったことがある。(笑) ただ、この頃は疲れているのか、朝の寝ぼけた状態が重症。
レンズを付けたまま起床し、更にその上にレンズを付けることもしばしば。そんな時は全然焦点が
合わず、「見えない! 見えない! 見えない!?」と手をバタバタして狼狽している自分がいる。

う~ん、こっちの方がよっぽど“横山やすし”っぽいかぁ。(笑)


まだ若いのにカワイソウなカミサン。4月の結婚記念日には凄く立派な老眼鏡をプレゼントして
やろうか? 


きっと怒るなぁ。でも、大事にしないとね。(笑) 




いい子にしますから・・・

ちょっと前に「子供に流氷を見せたい!」と書きました。

http://blog.goo.ne.jp/dad-gad/e/294e1b1b7c257f266dcc9360f892828e

で、先日予約を完了した。2月の中頃に行きたかったのだが、会社の研修が入ってしまったので
止むを得ず遅らせ、結局2/25~26で行く事になった。多分流氷は見れる状態にはあると思うが、
問題は旅程。元々、長男は学校があるので金曜日は休めないし、私の方はそろそろ4月からの
新年度に向けた仕事が過密になってくるので平日に休暇がとりずらい。よって、土曜日早朝発~
日曜日夜帰宅の弾丸ツアーになっているのである。覚悟はしていたものの、こりゃ結構キツイ!
なにしろ北海道の一番右上、目の前に北方領土が見えるところに向かうのであって、決して
熱海に行く訳ではないのである。(笑)

毎日、流氷のサイトをチェックしているのだが、既に知床には接岸している。流氷は北海道の
地図で見ると一番てっぺん(稚内)の右下、紋別方面から流れ着いて来るのだが、今年はずっと
右端のウトロ(知床)方面から接岸しているよう。すでに知床半島と国後島の間、根室海峡に
入って羅臼側まで到達しています。

ホントに凄いなぁ。シベリアのアムール川が結氷して流れてくるのが流氷。確かアムール川の
源流は遥か先のモンゴルにあるので、実はとってもグローバルなシロモノなんです。氷の中には
蒙古平原の羊のオシッコやウンチが混ざっているかもしれない。(笑)

今、気にしているのは天候。ウトロの1月の天候(雲の動き)を流氷の状況と併せて一ヶ月間見続
けたところ、雲のかかっていない日は一ヶ月の中で5~6日。前回行った時のように、無風で気温も
暖かくて一面のブルースカイなんて日は珍しい。要するにあまり期待出来ないってこと。(笑)

旅程が三日あれば可能性もひろがるが、二日間ではちょっと危ない。最悪、一泊二日の只の温泉
旅行になってしまうことも十分有り得る。さらに、そんな天候になっていたら、移動の車も危険。
あぁ、イヤだなぁ・・・。実際、かなり注意して運転していてもコワイです。前回は移動している際、
ちょっとブレーキを踏んだ瞬間にコーナーでコントロールを失い、“心臓が凍りついた”状態で
対向車線と歩道を横切りながら反対側の民家のすぐ横の雪溜まりに突っ込んだ。(笑)
あのブラックバーンと呼ばれる真っ黒に固まった凍結路面を走るくらいはいいにしても、猛吹雪で
視界が全く効かなくなるホワイトアウトって言うのもあるらしい。そんなことになったら空港から
知床の宿にも行けん。一泊の温泉旅行さえできずに終わる? そんな事になりませんように。

道路はブラックでもホワイトでも何色でもいい。とにかく流氷の観れるところまで行かせて欲しい。 


絶対にいい子にしますから、お願い・・・。 



笑う門には福が・・・来た!

■ことわざ■  【笑う門には福きたる 】

いつも笑い声が聞こえるような仲の良い家庭には
自然と幸福が来ると言うことから、
いつも明るく楽しくしている人やそのような人の集まる場所には
いいことがあると言うこと

               
               
               
               




何がたいへんって、とにかく買い物がタイヘンだよね~! 
●●なら車で行ってドカっと一週間分まとめ買いができたのにィ。
閉店しちゃうから、もぉッ。この白菜ホントに重いのよ全く!!




昨日はお互いの帰りの時間が一緒になったので、
連絡を取り合ってカミサンと駅で待ち合わせた。
買い物をしてから帰ることになって、駅地下のスーパーに
行ったのである。ひと通りカートに商品を投げ込み、
レジを済ませ、私が商品を袋に詰め始めると、後からついて
来たはずのカミサンの姿が見えない。

カミサンはその時、少し離れた場所でまったく見ず知らずの
男性に冒頭のセリフを吐き続けていたのである。(笑) 
男性の楽しそうな笑い声が聞こえたので、私が顔をそちらに
振ったと同時に、顔を真っ赤にしたカミサンが慌てて私の方に
向かってくるのが見えた。

素晴らしい。
いや、恥ずかしい。
30秒近く語っていたのが、恥ずかしい。
いや、いや、やっぱり素晴らしい。


でも、普通はもっと早く気付くよなぁ。(笑) 
だが、30秒で気付いて良かったようでもある。
カミサンに聞いたら何と・・・

“だから笑ってばかりじゃなくて、自分のことくらいちゃんとやりなさいヨ!”

・・・そう続けるところだったらしい。ひぇ~! 

「ワタシゃ毎日こんなタイヘンな買い物を続けているんだから、
アナタは自分のことぐらいきちんとしなさいよ」

カミサン的にはそんなことなのだが、間違えたついでにその男性に
キッチリ言って欲しかったなぁ。(笑)


で、問題の白菜を含め(笑)、荷物も多かったため、そのあと
タクシーで帰ることになった。


車中でどんな会話があったかというと・・・


妻:てっきりアナタだと思ったのよ。

夫:いやぁ、いいもの見せてもらったよ。よくやってくれた。
  サンキュー! 確か・・・前にもこんな場面あったよなぁ。

妻:財布にお金詰めながら下を向いてたのがいけなかったのよ。
  ホントに恥ずかしい。

夫:ああいう感じでバカな奴に付き合って笑ってくれる人って
   いいよね。俺の理想だよ。

妻:そう、そう。あの人すごく楽しそうに笑ってたのよ。

夫:でも、俺があの人と同じ場面に遭ったらもう少し違う反応を
      すると思うなぁ。

妻:大笑いするってこと?

夫:違う、違う。『じゃ、その白菜お持ちしましょうか?』って言う。
  それで完璧でしょ。

妻:アッハッハッ!


ってな具合に馬鹿っぽい会話を繰り広げていると、
今度はタクシーの運転手さんが入ってきました。


運:失礼ですけれど、ご夫婦ですか・・・?

夫:えぇ、そうですよ。

運:いやぁ、失礼かと思ったんですけれど、とても楽しそうに
  話されていたんで、ずっと聞いてしまったんです。

夫婦:お恥ずかしい!

妻:私が知らない人を主人と間違えて話しかけちゃったんです。

運:最初、あまりに楽しそうに話されているんで、てっきり御友人
     なのかと思っていたんですよ。

夫:そうですか。いや、いや夫婦ですよ。
   でも、とにかく楽しかったんで。

運:いいですね、そういうの。私なんかカミサンとはそんな会話を
     したことが無いんですよ。今の奥さんの話みたいに話し
     かけられても、私はそういう風に返せないんですよ。
   子供とは良く話すんですけどね。カミサンがいろいろ話し
     かけてきても、ぶっきら棒に応えるだけで・・・。

夫:そうなんですか。でも、それで通じているってことは逆に
   素晴らしいと思うけどなぁ。

運:そんな具合に会話できるのはいいですね。いやぁ、本当に
   いいですね。この頃はカミサンも諦めちゃったみたいで・・・。
     やっぱり話してあげた方がいいかなぁ。
     でも、もう遅いですね・・・。

妻:まだまだ遅くないですよぉ。

夫:「お前が言うな!」って~の。


・・・で、最後は三人で “アッハッハッ~ ” です。


ここ暫く気持ちが弱まってたけれど、間抜けなカミサンの
おかげで一気に盛り返した。

知らない人に話しかけたカミサンそのものが可笑しかったのは
勿論、カミサンに話しかけられて楽しそうに笑っていた男性、
そしてタクシーの運転手さんからも助けられた感じです。

逆にあの男性も(ちっぽけだけど)幸せな気持ちになれただろうし、
運転手さんも新しい自分を発見できる可能性を見つけられたようだし、
万事メデタシ!メデタシ!

こんないい日は滅多に無いでしょ。


極上の幸福って案外こんなものなのかもしれません。 

56's hobby 【Photo】

写真撮影が好きです。 時々、以下のサイトに写真をアップしています。
-工事中-

56's hobby 【Guitar】

46歳の時からギターを弾き始めました。録音音源をアップしています。

◆Goro's guitar play



《所有ギター》
Hiramitsu-SJ 56's custom
Martin-M38
Morris-S55

56’s Theater

趣味で撮影した写真をBGM付きのスライドショーにしています。
-工事中-

最近のあれこれ

50歳を迎えた節目の記念にオリジナルギターを作りました。ルシアー(ギター製作家)は平光泰典さんです。
平光さんはクラシックギターの製作家として高名な一柳一雄氏に師事。独立され、現在は鉄弦(アコースティックギター)の世界に転じていらっしゃいます。私のような素人の下手っぴーがオーダーするなど失礼なことと思いましたが、快く引き受けてくださいました。

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