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Goro・とおく

遺言代わりに書き留めています。 自分と自分の周りのこと・・・

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うらやましいぐらい・・・デス

私には三人の子供がいます。上から順番に女・男・女の組み合わせ。長男は高校三年生なので
来春はもう大学受験です。自分が一番楽しくしていた時期がすでに自分の息子の代に移って
いるわけで、時間というものは真に恐ろしく速く過ぎていくものですね。

長男の高校受験が佳境に入った頃、丁度自分はギターを始めた。当時、この全く自分勝手な
オヤジは長男の切迫した状況を知っていながら夜中に平気でギターを弾いていた。当然息子に
反感をかって注意されるが、その言い方が気に食わないという理由だけで馬鹿なオヤジの方が
キレて、組み合って激しくもめたことがあった。カミサンが泣いて仲裁に入り、ようやく収束した後、
長男の部屋から“ドカン”と大きな音がした。ドアに目一杯の力で蹴りを入れたようで、と~っても
でっかい穴が開いていた。(笑) 昨日のことのように思っていたが、あれがもう二年半前の
ことになるんだもんなぁ。時が過ぎるのはホントに速い。そのあと、誰が悪いのか分かっている
くせに正直になれない意地の悪いこのオヤジは、長男に「自力で稼げるようになったら自分の
金でドアを直せ」と命じ了解させた。しかも機に乗じて、自分にはサイレントギターまで買って
あげたのである。(笑) 

で、現在、長男の達也は再び受験シーズン。

受験予備校に通っていて、今は夏季講座の毎日。前にも書いたけれど、達也が本気モードに
入った時はホントに凄いモノがある。この夏休み、実際にどういう生活をしているかというと・・・

朝は毎日8時に家を出る。持参品は勉強道具とおにぎり三つ。チャリを使って予備校に向かう。
帰ってくるのは夜の11時頃。講座が無い時間は自習室で勉強しているらしい。それを休むこと
なくずっと続けていて、今は一日の内の半分は勉強に当てているのだろうと思う。決してガリ勉
ではないけれど、やったことは確実に身に付けるタイプ。一旦こうと決めたら真剣なのである。
これが自分には絶対に真似のできないところ。受験に関して言えば、何しろ自分が本気モードに
入ったのは11月だし、深夜放送のラジオばかり聴いていて、勉強したのは得意な科目だけ。
しかも、少し勉強すると寝ちゃう。(笑)

受験の動機自体もしっかりしている。私は文系志望といいながら、文学部以外ならどこでも
よかった。要するに大学で何を学ぶのかなんて何も考えていなかった。ところが達也にはきちんと
した動機があって、大学で史学を勉強したいらしいのである。本当に自分の息子なのか?、と
考えてしまうほど“人間力”に差がある。(笑)ホントに立派なヤツです。


親から見る今の達也はとてもキラキラしている。

大きくなってもいいものですね、子供の一生懸命な姿。

そして、こういう人間には必ず成功が訪れて欲しいと思う。


最近受験のことで会話すると、自分は達也に「学校のレベルは関係ないよ。とにかく大学も学部も
どこでもいいから現役で入った方がいいよ」と話すようにしている。本人のモチベーションを
落とす訳にはいかないので緩く言ってあげるのだが、それは浪人した本人がまた一年同じことを
続けるのがタイヘンだろうと心配するからでもなく、自分が経済的にタイヘンになるからでも
ない。一生懸命頑張れるヤツはいろいろな頑張れる時間を見つけて欲しいと思うからなのです。

多分浪人しても達也はまた一生懸命勉強して、次はきっと成功するだろう。でも受験勉強は
一生に一度、一年で十分。私は違うことでキラキラする息子を見てみたいのです。


「頑張れる人間」には“頑張る“ に相応しい時間をたっぷりとあげたい。


「頑張れない人間」の羨望の先に自分の息子がおります。(笑)





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爪は凶器なんだからサ

いっや~、昨日は久し振りにやられた。最近はそんなにやり合ったこと無かったのに・・・。
反省しきりデス。


060820_01.jpg

















怒らせた自分がいけないことは分かっているんで謝るけれど、だからって俺の大事な顔を爪で
引っ掻くのは絶対に止めて欲しいよなぁ。爪は危ないんだよ。出血して今でも結構痛いし、
かすり傷じゃすまないことになるんだからさ・・・。

頼むよ正吉・・・

ってなことで、写真の傷あと(三本)は飼い犬につけられたものです。(笑)


昨日、正吉の爪を切ってあげた。私が抱っこしてカミサンが爪切りをしたのだが、一旦終了
した後に「もう少し切れそうだね」ということになって再び抱っこをした。その時、正吉の手を
掴んでからかったのがいけなかった。瞬間的に不意を突かれて写真のようになりました。(笑)
一度切った後だったのが余計にまずく、正吉の爪はかなり鋭利な状態になっていて、やられた
直後の傷跡は実はもっと凄い状態だったのです。

こんな時、当家で登場するのがこの軟膏。


060820_02.jpg
















漢方薬で商品名を「タイツコウ」と言います。

この薬、傷口の肉芽を形成することに関して抜群のチカラを発揮します。カミサンの所属する
自治体の保育園では常備薬になっており、その効能を知ってからというもの一般的に使われる
“O軟膏”などの大手製薬会社の塗り薬をウチでは使わなくなりました。

軟膏の色に特徴があって、まるでカレーペーストのよう。不思議なことに匂いもカレーそのもの
なんです。まぁ、漢方薬で使われる生薬と香辛料要素って何となく繋がる気もしますね。保育
現場では怪我をした園児が「せんせい、カレーのおくすりつけて」と申告してくるらしい。(笑)

漢方薬のお店ならどこでも売っていると思いますが、ある店では購入時に商品名を告げたら
「何でこれを知っているんですか?」と逆に訊かれたこともあったので、メジャーな薬品では
ないのかもしれませんね。でも、ホントに効きます、これ。家庭に一つ傷治療の万能薬として
是非オススメです。あぁ、でも・・・

『あたしの爪痕には効かないと思うよ』

今朝ほど、私の傷口を確かめながらこのような恐ろしいことを申された人がいることも付け
加えておきましょう。(笑)



※製薬会社の回し者ではありませんが、参考までにURLをご紹介しておきます。

http://www.melsmon.co.jp/prd_taitsu.html








そんなに凄いの?

一昨日、眼科医に行った。

ここ数日目やにがひどくて、起床すると目の周りに固まっていたりする。日中も常時目やにが
出ているので、視界がとても気になっていた訳です。以前もそんなことがあった。

自分の目は比較的頑丈に出来ているようで、近視との付き合いは歴史が長いが、いわゆる
眼にまつわる病気はこの歳になるまで一切経験したことがない。「ものもらい」さえ患った
覚えがなくて、逆に中学生の頃は友達の眼帯姿にあこがれていたりしたのです。あれって、
なんかカッコイイんですよね。(笑) 

で、目やにの話に戻しましょ。私は普段、使い捨てのコンタクトレンズ(1dayタイプ)を装用
しています。ただ、頑丈な目ということを自覚しているせいか、複数日に亘って着けっぱなし
ということが結構ある。朝、寝ぼけた状態でコンタクトの上にコンタクトを着け、見えなくなって
狼狽することもたびたび。最長ではフルに三日間着けたまま生活したこともあります。以前は
それでも平気でしたが、最近はそんなことがあると今回のような事態が起きる。

コンタクトの装用を一時的に止めてしまえば改善されるのは分かっている。が、目薬を貰った
方が早いので眼科医に行ったのです。ところが、高齢の女性医師からは「炎症はありません。
(見ることで)目に負担が掛かるだけでも目やには出ますから」ということで、目やにの影響で
ピリピリして痛くなっていた目の周囲の皮膚を保護する塗り薬だけ出してもらった。

で、この医師との診察中のやりとりがとても面白かったのです。

G:普段は1dayタイプのコンタクトを着けています
医:視力はどれくらい出ているの
G:両方とも1.2ですね
医:えっ、何でそんなに見える必要があるの?
G:いけないんですか?
医:歳をとってきたら見えない方がいいのよ。目に負担を掛けないことが大事です
G:へぇ~
医:だいたい近くを見たら疲れるでしょ
G:いえ、全然。まだ表計算の小さい字なんか平気で読めますけど
医:フッ、そう言いたいのは分かるけどねぇ(『貴方は自分の老眼を認めたくないのでしょ』って感じ)

医:じゃ、これ読める?(近くにあった印刷物を出してきました)
G:ええ、普通に見えます(差し出されたのが膝の高さだったのでその位置のまま)
医:それ、目から遠いわよね(『遠いから見えるのよ』って言いたいようです)
G:いや、近くでも見えますよ(目から15cmくらいまで寄せました)
医:でもそうやってずっと見てると見えずらくなるでしょ?(どうしても老眼を私に納得させたい様子)
G:全く普通に読めます
医:え~ッ!! でも、日常で近くの物がそんなに見えたら肩が凝ったり、頭痛がするでしょ
G:いえ、なりません。まぁ、最近は光が足りなくなると見えずらくなってはきましたが・・・
医:ウソでしょ。信じられない。え~っと・・・(カルテを覗き)貴方来年は五十じゃないの!
G:そうですね
医:信じられない。凄い調節能力(のある目)を持っているのね。常識じゃ考えられないワ
G:そんなに凄いんですか、私の目は?(ワッハッハ)
医:ちょっと検眼してみようか(目やにに検眼は必要ないのに私の目に興味が湧いたらしい)
G:お願いします(自分も興味が出てきた)

で、検眼・・・・

医:何、これ!
G:どうしたんですか
医:乱視の数値が凄いのにそれでも本当に普通に見えているの?
G:ええ、普通に
医:信じられない!凄い調節能力だワ
G:見え過ぎちゃうといけないんでしょうか?

・・・患者の問いかけには興味が無いらしく

医:もう一度検眼してもいいかしら(検査結果が間違いだと思いたいらしい)
G:はい、お願いします
医:エッ・・・。乱視がもっとひどい数値になってる・・・
G:乱視は全然気になっていないんですけど
医:・・・・。
G:今のままだといけないんですかね
医:コンタクトはあとどれぐらい残っているの
G:あと、一ヶ月分くらいでしょうか?
医:じゃあ、次に作る時は弱く作るようにしてください
G:はい、分かりました
医:それにしても・・・(信じたくないご様子)
G:ありがとうございました

結局、診断結果は・・・“コンタクトの度を弱く作る“ ってことみたいです。

ウ~ン、目やにとはどういう因果関係があるんだろうか?(笑)


診察室に入った時には誰もいなかったのに、気がつくと待合室には三人の患者さんが順番を
待っていた。時計を見たら診察開始から30分近く経っていました。(笑)


こういう日は理由も無く嬉しい。






ボクを挟んでください

甘いものに目が無いのである。昔からそうなのである。そして、どちらかと言えば和菓子系に
惹かれてしまうのである。さらに、その中でもアレが特に大好物なのである。いつまでも幾つ
でも食べていられそうな気がするのである。

どら焼き大好き! ・・・なのである。  

どら焼きはつくりこそ単純だが奥の深いお菓子だと思う。要素はふたつしかない。皮と餡。
餡の中に栗が入ったりするものもある。それも確かに美味しいし、目の前に登場すれば幾つ
でも食べてしまうのは間違い無いのだが、やはりどら焼きの本質はプレーンなモノにあると
思う。単純ゆえに感動が大きい。ただし餡がよくても皮がダメ、そして、その反対も・・・。
ベストマッチにはなかなかお目にかかれません。

・・・なんて、

まるでお菓子グルメのように書いているが、実際に今までそれほどの種類を食してきた訳では
ない。なので、あまり大きなことは言えないが、私が最高の評価をしているのがコレです。

060804_01.jpg

















060804_02.jpg

















060804_03.jpg


















浅草「亀十」のどら焼き。前に書いた神楽坂「亀井堂」の栗あんぱんと共に、ワタクシのお気に
入りスウィーツの一つ。浅草の本店で購入したことは無い。時々自宅の最寄駅である船橋の
Tデパートに出張販売で出店してくれる。このどら焼き、まず皮が軽く柔らかい。かといって
決して薄っぺらではなく、まるでワッフルのようでもありホットケーキのようでもある。餡はワタシ
好みで少しアッサリ目。ただし豆の皮の風味もきちんと感じられる。ホントに最高の組み合わせ。
焼き具合も含め、特に皮は芸術品。「ボクを挟んでください」とお願いしたいほどです。(笑)


改札を出て店の幟(のぼり)を発見した日は至上の幸福を得た気分になる。それほど美味しい! 
出店している期間は閉店までに間に合う限り、毎日基本的に5個は買う。間に合わない時は
カミサンにメールを入れて忘れず購入するように命令する。時々気を利かせたカミサンが買って
きてダブる場合もあるが(笑)、いずれにしても、その大半は私が食べるのです。

そして、とても“シ・ア・ワ・セ”な気分になる。


1個 263円。エンゲル係数を高めても、「子供だ」と言われても、体重が増えようとも、いい歳を
して虫歯になろうとも・・・


やっぱり亀十のどら焼きが好きッ!!


世の中にはこれ以上のどら焼きもあるのだろうか。


■■■■■             

亀十のどら焼きも紹介されているHPを紹介しておきます。
(どら焼きに限らず興味深い項目もたくさん! 結構面白いです)

http://www.tokyo-kurenaidan.com/index.htm




Rijnのライヴの後は必ず・・・

日曜日は夕方からカミサンを連れて水道橋Rijnに。代田幸子さん と NUDE VOICE
ジョイントライブ です。凄くよかったなぁ。

新鮮に聴けたのは決してギターのインストを聴くことに馴れてしまったせいではないと思う。
そんなこと以前に歌がとても、とても心にしみた。あらためて言葉のチカラはとてつもない
ものであることを教えられた。


まず、代田幸子さん。

代田さんは大阪をホームに活躍されているシンガー・ソング・ライターです。今回は初めての
東京ツアー。私は全く予備知識も無いまま初めて聴かせてもらいました。曲、歌詞、そして
チカラのある声。胸にビンビン届きました。言葉が生きているというか、着飾っていないというか
とにかく自然に入り込んできた。どの曲も良かったけれど、特に大阪弁剥き出しの歌詞で歌
われた「おばあちゃんの唄」にはやられた。泣けました。


そして、NUDE VOICE。ライヴは以前ブログに書いた時以来二回目。更に好きになっちゃった。

Chikaちゃん(鈴木智佳子) とKoheiくん(酒井康平)。ギター二本。シンプルでナチュラル。
素晴らしいハーモニー。最高! ワタシの世代、サイモン&ガーファンクルを知る人達には
たまりませんね。懐かしく心地よい響き。ホントにいいデュオです。二人の声質はとげとげ
したキモチを平らにしてくれる。1stアルバム“SLOW WAVE”に入っている「蒼い鳥の島」が
大好きで、今回そこに上乗せで曲の成り立ちを知ってしまった故・・・目を閉じて聴いていたら
かなりしみてしまった。この半年、そのイメージがかぶってしまうことがあったせいか泣けて・・・。


こうやっていいライヴを観れること、聴けること、つくづくシアワセだと思う。ギターを弾き
始めて二年半。その頃、自分にこんな世界が待っているとは思いもつかなかったものなぁ。
Rijnのますた、Rijnファミリー、素晴らしいプレーヤー、人生を半分進んだところで出逢えた
「人」と「音楽」に素直に感謝したい。そして何よりもギターを弾く切っ掛けを作ってくれた
大切な友人に“ありがとう”。


Rijnのライヴの後はいつもそういう気持ちになれるのです。






お馬さんがやって来ました

興味をそそられて「馬」を買うことにした。待ち続けること三週間。
今日、我が家にメデタク入厩した。
一頭、29,800円。勿論本物ではない。

馬名は『RODEO BOYⅡ』。
テレビショッピングでよく売っているアレ、アレですよ。(笑) 
060729_01.jpg 
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従来の『RODEO BOY』に改良が加えられた新型です。

深夜、ギターを弾きながらテレビを観ていた時に目に入った。
一日15分間、このお馬さんに乗るだけで
ウェストと太もも周りがアッという間にスリムになるらしい。
大体、このたぐいの商品を全く信用していない自分なのだが、
コイツには何故かとても興味を惹かれた。
多分、このところお腹の周りがかなり怪しくなっており、
知らず危機感を感じていたのでしょう。

(過去に実績もあって)

「ダイエットなんていつだってできるよ」

・・・そう思っているのに、なかなかその気にならない
タイヘン“立派な”自分をアザケ笑いながら、
女性顧客主体の某通販会社に会員登録を済ませて注文した。
人気商品だったらしく、その時点では入荷待ちとのご案内。
結局、注文したこの会社以外でもそれは同様の状況だった。
PCに向かい、一番早く入手出来そうなところを
必死に探し求める自分はかなり哀れな姿だったろうと思う。

「注文したいんだけけど・・・」と小声でカミサンに持ちかけた。
大笑いされるのかと思ったら、意外にも「すぐ注文してよ」と返された。
今、彼女はダイエットに張り切っていて、ワタシを笑うことよりも
自分のスリム化の方が優先するみたいですね。(笑)

で、使ってみたが・・・

家族全員に大笑いされた。

スピード(四段階あり)を上げるたびに笑い声が大きくなる。
揺れ方がかなり滑稽な姿らしい。
おまけに下に敷いたシートとの相性が悪く、
本当の馬みたいにズルズルと前に進むんです。(笑)

でも、乗ってただ揺られているだけなのに、
腹部と大腿部にそれなりの負荷が掛かっている感じはする。
宣伝はあながちウソではなさそう。

乗っている間、
テレビを観ながらボケッとしているのは勿体無いなぁ、と思って、
ギターの練習が可能かどうか実際にやってみた。
最低速で岸部さんの「花」を試してみたが、全然弾けませんでした。
到底無理だワ。(笑)

ホントに三週間で結果がついてくるのか?
今後が楽しみです。

ユウキのこと・・・その②

昨日、カミサンから面白い話を聞いた。

彼女の職場(保育園)であった出来事です。話題の主は“ユウキ”。ユウキはカミサンの受け
もちの園児で五歳児の年長さんです。以前、このブログにも書いたことがある。勿論会った
こともないが、ワタクシはこのユウキが大好きです。エピソードを聞かされる度にその大人
びた振る舞いに大笑いしている。一言で表現すると「イカしてるガキ」。(笑)


今回の話はこんなもの・・・


保育園でもこの時期にはプールに入ります。で、場面はプールサイド。みんなキャーキャー
言いながら楽しく遊んでいるのでしょう。そんなざわめきの中、ちょっと疲れたのか一人の
女の子がみんなの輪から外れ、気だるい雰囲気でプールの端にポツンと座ります。名前は
“フウカ”とでもしておきましょうか。さて・・・


プールの中で遊んでいたユウキはそんなフウカの姿に気付きます。

※以下、ユウキとフウカの発言はワタクシの想像です。ご了承ください。


“おっ、フウカがひとりでつまらなそうにしてるじゃん”

ユウキは仲間に気付かれないようにフウカに近づきます。


実は最近、ユウキはずっとフウカのことが気になっていて寝ても覚めても頭から離れません。
いつのまにか快活で可愛いフウカのことが好きになっていたようです。

ユウキはフウカの隣に腰掛けました。座った腿(もも)の下に両手を差し込み、プールの中で
足をブラブラさせながら優しく声を掛けます。

『どうしたの?』

『別に・・・』

フウカは考え事をしていたのか素っ気無く答えます。その仕草にいつもと違うフウカを感じた
ユウキはそれをとても愛おしく受け止めました。

“可愛いィッッッッ・・・”

もう感情は抑えられません。ユウキは首をゆっくりと傾け、フウカの表情を見つめながら顔を
近づけます。

“自分のキモチを届けなきゃ・・・”

もう確信しました。キモチのお届け先はフウカの「ク・チ・ビ・ル」です。だんだんと接近する
距離、近づく唇・・・。あと数センチでフウカの唇を自分のものにできる。あと少し、あと少し、
もう少し・・・。

その時、その時です。自分とフウカの間にあった甘い空間を引き裂くように、絶叫ともいえる
大きな声がプールの中から発せられました。


ダッメッッッッッッッ~ッッッッッ!!!!


カミサンです。(笑) これでユウキの願いは壊されてしまいました。


「カワイクほっぺになら分かるけど最初から唇よ。それも手馴れた動作なのよ。信じられる!?
フウカもフウカで、ぼぉッとしてないで拒絶しなきゃだめなのにィ」

どうやらカミサンはユウキの不穏な動きを監視していて、土壇場で“指導”したらしい。私には
幼児の行動にそんな目くじら立てなくても?と思えるのだが、カミサン的には当然の指導で
あったようです。実はユウキには日ごろから良からぬ行動が多く、例えばクラスの中では、

「せんせい! ユウキくんがチ●チ●をつけてくる~」

と、一人ならずたくさんの女の子から苦情が出ているそうな。ま、それならしょうがないね。(笑)
でも、そんなことは知らなかったので、この話を聞いた私は最初、

「いいじゃん、それくらい。許してやれよ。別に押し倒した訳じゃないんだろう?」

こう言ったのです。そうしたらカミサンから間髪入れずにこう切り返された。


『下衆!』


一刀両断。ワタクシも“指導”していただきました。(笑)




いい旅になりますように

夏休みにカミサンと娘二人はオンナ三人で旅行に行くらしい。

目的地・交通手段・現地での過ごし方などなど、毎日のように打ち合わせをしている。
・・・が、決定まで時間の掛かること、掛かること。(笑)


カミサンはそんな場面を、ワタクシに積極的に見せたがっている・・・ような気がする。(笑)
楽しそうに打ち合わせをしながらチラチラとこちらを伺っていて、これがとても笑える“画”に
なっているのです。なぜかというと・・・

2月にワタクシが息子と二人で知床に流氷を観に行った時、カミサンは旅行に入れなかった
ことから、どうも(旦那にではなく)可愛い息子にヤキモチを妬いていたようで、“被”疎外感を
たっぷりと含んだ悲しげな表情を見せていました。(笑) そのせいだろうと思うのですが、

「今度は私の番よ。娘と行くのよ。いいでしょ~ぅ。羨ましいでしょ~ぅ。フン!」

てな声が聞こえるぐらいの気迫をプンプンと発している。まるでワタクシに見せつけるように
打ち合わせをしているみたいで、それは、それはカワイイ。(笑)


ただし、見せつけている割に実際の打ち合わせの内容は?というと、かなりイカしており、
こんな会話が・・・


長女:一泊だし、近いところの方がいいよね
カミサン:そう、2時間ぐらいで行けるところがいいね。あっ、函館に行ってみない?

★確かにフライトだけなら2時間とも言えるが、もう既に距離の概念がぶっとんでいる★

二女:エ~、飛行機で行くの面倒だヨ。それはやめようヨ
長女:箱根あたりにしようヨ。岩盤浴のできるホテルがいいナ
カミサン:あ、それいいかも!

★わざわざ箱根に行かなくても岩盤浴なら船橋でも楽しめるじゃん★

カミサン:ねぇ、広島もいいんじゃない? 2時間で行けるでしょ

★ぷッ! 今度は広島!? 突然に何だそれ!?★ 

Goro:「のぞみ」使ったって2時間じゃ大阪辺りまでしか行けないでしょ
カミサン:私たちの話に首突っ込まないでよ。でも広島ってそんな遠かったっけ?

★位置関係も分かってないのに、よく唐突に広島って言えるなぁ・・・★

カミサン:あなた、又笑ったでしょ
Goro:いいえ、笑ってません。あきれてました

長女:「じゃらん」で探したら鬼怒川のこれもいいよ
カミサン:どれどれ。じゃ、ここに決めちゃおう
長女:お父さん、鬼怒川ってどうやって行くの?
Goro:自分たちで研究してみれば?
カミサン:いいのよお父さんに頼らなくても!

★おぉ、じゃ、お前が仕切ってみろ。お手並み拝見(笑)★

長女:お父さん、東武の特急だよね?
Goro:しりまっせ~ん
カミサン:いいのよ訊かなくて。柏から特急で大宮で乗り換えでしょ?

★エッ!? いつの間にそんな特急ができたんだ!? あっ、同じ東武だから東武野田線で行けると
思ってるんだ。すっげぇ~ッッッ! 単線のところがあるから衝突事故になるぞぉ~★

Goro:死ぬまで鬼怒川に着けないよ
カミサン:あなた馬鹿にしてるでしょ
Goro:い~や、柏の駅でうろたえる三人がカワイソウだなぁ、と思っただけ 

こんな会話が続いた挙句、結局鬼怒川に決まったらしい。(笑)


次の日、たまたま帰宅時間が合って駅で一緒になった。途中で日光・鬼怒川方面のガイド本を
購入していたらしく、

「このレストランいいでしょ。ほら、こっちも」

としきりに話しかけてくる。楽しい旅行になるであろうことを認めて欲しいらしい。(笑)

「いいねぇ、楽しそうで。ホントに羨ましいよ」

こう返してあげた。一瞬気を良くしたようだったが、ワタクシが

「いいねぇ。あっ、この店もいいねぇ。これも、これも、これも。あらら、こっちもいいねぇ~」

と、続けたところ


「ウルサイッ!」


    ・・・ですと。



いい旅でありますようお祈りいたします。(笑)



56's hobby 【Photo】

写真撮影が好きです。 時々、以下のサイトに写真をアップしています。
-工事中-

56's hobby 【Guitar】

46歳の時からギターを弾き始めました。録音音源をアップしています。

◆Goro's guitar play



《所有ギター》
Hiramitsu-SJ 56's custom
Martin-M38
Morris-S55

56’s Theater

趣味で撮影した写真をBGM付きのスライドショーにしています。
-工事中-

最近のあれこれ

50歳を迎えた節目の記念にオリジナルギターを作りました。ルシアー(ギター製作家)は平光泰典さんです。
平光さんはクラシックギターの製作家として高名な一柳一雄氏に師事。独立され、現在は鉄弦(アコースティックギター)の世界に転じていらっしゃいます。私のような素人の下手っぴーがオーダーするなど失礼なことと思いましたが、快く引き受けてくださいました。

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